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「オールスパイス」って知ってる?
オールスパイスは、クリストファー・コロンブスがジャマイカから持ち帰ったスパイスで、ヨーロッパや地中海沿岸の国々には、16世紀に伝わりました。
スパイスは当時大変貴重なもので、コショウ、ナツメグ、シナモン、クローブは四大スパイスと呼ばれていますが、オールスパイスは、シナモン、ナツメグそしてクローブの3種のスパイスを混ぜ合わせた香りと言われています。
オールスパイスの魅力を紹介!
今日は、世界中でとても大切なスパイスとされて使われている「オールスパイス」についてご紹介しましょう。オールスパイスというと、いろいろな種類のスパイスをとり混ぜて作ったスパイスだと思っている方もいらっしゃるかもしれません。
オールスパイスは、シナモン、ナツメグ、クローブに代用できると言われる、3種類のスパイスの香りが混ざり合った、ピメントという木の実から作ったスパイスです。料理や酒、デザートやクッキーを作る時にも使われる、とても便利なスパイスで世界各国で愛用されています。
オールスパイスはどんなスパイス?
オールスパイスとは、どのようなスパイスなのでしょうか?オールスパイスはフトモモ科オールスパイス属の植物で、別名をジャマイカペッパー、マートルペッパー、またはピメントとも呼ばれています。
オールスパイスは、まだ熟しきっていない緑の果実を天日干しにしたもので、乾ききるとペッパーコーンに似た茶色の実になります。
シナモンやナツメグなどを合わせたような香り
All spice(オールスパイス)とは、3種類のスパイス(シナモン、ナツメグ、クローブ)が全部混ざったような良い香りとされる、素晴らしい芳香からから名付けられた名前で、アジアでは百味胡椒、三香子と呼ばれます。
オールスパイスは、トンガ、ハワイ、カウアイ、マウイなどで多く栽培されていてますが、やはりオールスパイスをふんだんに使うジャマイカで最も多く作られています。
オールスパイスはどこに売ってる?
オールスパイスは大きなスーパーや香辛料の専門店などで購入することができます。もし近所のスーパーで手に入らないようでしたら、オンラインで検索してみてください。楽天やアマゾンなどでも購入できます。
オールスパイスがないときは?代用はできる?
オールスパイスは、シナモン、ナツメグ、クローブが合わさったような香りですので、シナモン、ナツメグ、クローブをオールスパイスの代用品として使うことができます。
ただナツメグを代用した場合は、ナツメグを大量に摂取すると、幻覚症状を起こすことがあります。成人の場合は、5g~10gで呼吸困難に陥ったり幻覚症状に襲われたりすることがありますので、使う量にはくれぐれもご注意ください。
オールスパイスのおすすめの使い方は?
オールスパイスは、カリブの国々ではもっとも頻繁に使われているスパイスです。オールスパイスは「ピメント」という名前で、ジャマイカのジャークシーズニングの中に必ず入れられます。
ジャークシーズニングはジャマイカの料理に使われるとてもスパイシー調味料で、ネギ、唐辛子、塩、オールスパイス、タイム、ニンニク、ブラックペッパー、砂糖、酢、油などが混ぜわせてあるもので、肉や魚の下味やドレッシングなどに使われます。
西インド諸島ではオールスパイスをラム酒につけた、「ピメントドラム」という酒が作られ、オールスパイスは大変多くのメキシコ料理に使われます。オールスパイスは国によって色々な使い方があります。
オールスパイスは中東ではなくてはならない、大変よく使われるスパイスで、アラブの料理にはあらゆるものにオールスパイスを色々な使い方で調理します。
北ヨーロッパやアメリカ北部では、商品として販売されているソーセージ、カレーパウダー、パプリカなどにオールスパイスが使用されていて、アメリカ合衆国、イギリスでは甘いものにオールスパイスがよく使われています。オールスパイスの使い方は様々です。
ポルトガル、そして特にアゾレス諸島では伝統的なテラコッタの鍋で作るシチューにオールスパイスが使われます。ポルトガルでは大変おすすめの料理です。
ご家庭のキッチンで作れるオールスパイスを使った料理をいくつかご紹介しましょう。簡単に作れるおすすめお手軽レシピをご覧ください。
オールスパイス活用レシピ:肉料理編
オールスパイスの使い方はとても簡単です。ナツメグ、シナモン、クローブと香り高いスパイスが入り混じったような素晴らしい香りのスパイスなので、いろいろな材料に合わせる使い方ができます。
肉も、豚肉・鶏肉・牛肉・ラム肉・合鴨と、各種の材料によってそれぞれの個性を引き出す使い方ができます。オールスパイスを色々な素材に使ってみるのがおすすめです。スパイスの使い方に慣れれば、料理のバラエティーが大きく広がります。
これはおいしい!豚のスペアリブ
オールスパイスを活用して、肉料理を作ってみましょう。オールスパイスの使い方は簡単です。他のスパイスと同じように食材にもみ込むだけです。
用意する材料は、豚のスペアリブ5〜6本、オールスパイス、ブラックペッパー、パプリカ、塩、醤油、潰したニンニクひとかけ全て小さじ1/2、オリーブオイル大さじ1です。
オリーブオイルと醤油以外のスパイス、調味料を全て豚肉のスペアリブに揉み込んだらビニール袋に入れて、醤油とオリーブオイルを加えてさらに揉み込みます。そして冷蔵庫に六時間ほど入れて味を染み込ませます。
フライパンに入れて両面に焼き色をつけて、全体に火を通せば出来上がりですが、200度に熱したオーブンで20分ほど焼いてもとてもおいしいです。
簡単ステーキ
オールスパイスを使って、一味深みのあるステーキを焼いてみましょう。材料は、牛肉ステーキ150gほどのものを2枚、塩胡椒、オールスパイスをそれぞれ適量、ニンニクひとかけです。ステーキソースは、玉ねぎ1/4個、酒大さじ2、みりん、醤油各大さじ1です。
室温に戻したステーキ肉の赤身と脂身の間に包丁で何本か切り込みを入れます。あまり切れ込みを多く入れると旨みが逃げ出してしまいますので、およそ2cm間隔に入れてください。
両面に、塩、胡椒、オールスパイスを全体に振りかけます。しょっぱすぎないように、辛すぎないように、自分の好みで加減してください。塩は150gのステーキでしたら小さじ1/4くらいを高い位置から振りかけます。
フライパンに油を敷いて、スライスしたニンニクで油に香りを移したら、一旦ニンニクは油から引き上げます。フライパンはよく温めてください。肉を入れて片側を1分ほど焼いたらひっくり返して、同じようにもう片面も1分ほど焼きます。
肉の表面から水分が出てきたらミディアムのステーキの焼き加減はこれぐらいでいいでしょう。焼いた肉をアルミホイルの上に置いて包み、ガス台の空いている暖かいスペースで5分ほど休ませます。
ステーキを焼いたフライパンに、酒とみりんを入れて煮立てたら、すりおろした玉ねぎと、肉を焼く前に油に香りをつけたニンニクのスライスと醤油を加えて、もう一煮立ちさせたら完成です。焼き上げたステーキを温めたお皿に乗せて、ソースを全体にかけてください。
ジャークチキン
オールスパイスといえば、本家本元ジャマイカの料理「ジャークチキン」にトライしてみましょう。スパイシーでカラッと揚がったジャークチキンは、あっという間にみんなのお気に入りになること間違いなしの、おすすめレシピです。
オールスパイスの使い方の基本中の基本です。まずはオールスパイスの正統派の使い方とされる、ジャークシーズニングを作ってみましょう。
ジャマイカのジャークシーズニングに使うのは、エスカリオンという春ネギなのですが、これはタマネギで代用します。スパイスが効いているので代用の玉ねぎでも、とても美味しいジャークチキンが出来上がります。
玉ねぎ半個とニンニク2かけ、生姜もニンニクと同量で、全てをすりおろします。風通しの良いところで玉ねぎをすりおろしてください。
すりおろした玉ねぎ、ニンニク、生姜に、オールスパイス、ガラムマサラ、チリパウダーを各大さじ2、シナモンパウダー、タイム、塩、レモン汁を各小さじ1、全てを混ぜ合わせます。
鶏もも肉2枚をジップロックに入れ、ジャークシーズニングを流し入れ、袋の外からよく揉み込みます。袋を冷蔵庫に入れて丸一日寝かせます。鶏肉に味がよくしみこむと美味しさが倍増します。
フライパンにたっぷりの油を引いて、鶏もも肉の皮側から、カリッとするまで強火で焼きこみます。皮が焼けたら中火にして肉を裏返して、反対側から中まで火が通るようによく焼きます。
鶏もも肉をつけておいたジャークシーズニングも火を通して、ご飯や野菜にかければ肉の代用になるくらい美味しいです。ジャークチキンをバーベキューで焼いても大人気という人気のおすすめレシピです。
ジャークシーズニングは魚もOK
オールスパイスを使ったジャークシーズニングは、肉だけではなく魚にもよく合います。塩胡椒をして小麦粉をまぶした魚の切り身をフライパンで焼いて、ジャークシーズニングを大さじ1入れ全体になじませると、ジャマイカの魚の郷土料理に似た味に仕上がります。
オールスパイス活用レシピ:スイーツ編
オールスパイスは魚や肉の料理だけではなく、クッキーやケーキなどのスイーツにも使うことができます。
オールスパイスクッキー
オールスパイスを使った、全粒粉のクッキーを作ってみましょう。とても簡単で全粒粉を使っているのでちょっとヘルシーなクッキーです。オールスパイスの良い香りは、甘いものにもとてもよく合います。
もしオールスパイスが手に入らなかったら、ナツメグ、シナモン、クローブをパウダーにしたもので代用してみてください。
オールスパイスを使ったクッキーの材料は、薄力粉120g、全粒粉70g、室温に戻したバター100g、モラセス60g、卵1つ、オールスパイス小さじ1です。
室温に戻したバターにモラセスを入れてよく練り混ぜたら、溶き卵を何回かに分けて流し入れ、よく混ぜ合わせます。薄力粉、全粒粉、オールスパイスを漉して、バターと溶き卵の中に切るようにして合わせます。
クッキーの生地をラップで包んで、一時間冷蔵庫に寝かせます。寝かせ終わった生地を5ミリくらいの厚さに伸ばして、型抜きをします。
180度に温めたオーブンに型抜きしたビスケットを入れて、20分ほど焼いたら出来上がりです。オーブンによって焼く時間が微妙に違いが出るので、焼き加減を確かめて調節してください。
スパイスドレモンパウンドケーキ
次に、レモンの香りと酸味に加えて、スパイス香味をまとったパウンドケーキのレシピをご紹介しましょう。スパイスドレモンパウンドケーキの材料は次の通りです。
バター、砂糖、小麦粉各100g、アーモンドプードル30g、レモン半分、レモンスライス5枚、卵2個、ベーキングパウダー小さじ1。オールスパイス、ナツメグ、シナモン各小さじ1、ブラックペッパー少々です。
室温に戻したバターに、砂糖を少量ずつ加えて練り混ぜます。卵を溶いて、数回に分けてバターに加えもったりするまでかき混ぜ機で混ぜます。
小麦粉とベーキングパウダーをふるって、バターに切るようにして混ぜ合わせます。次にアーモンドプードルとレモン汁を入れます。オールスパイス、ナツメグ、シナモンを全部合わせて、その半量を加えます。中の空気をつぶさないようにさっくりと混ぜ合わせるようにしてください。
クッキングシートを敷き詰めたパウンド型(18センチ)に生地を入れて真ん中を少しへこませたら、残りのスパイスを全体にかけ、レモンのスライスを重ねて並べ、グラニュー糖小さじ1を全体にかけます。
180度に温めたオーブンで40分ほど焼けば出来上がりです。オーブンによって火力が異なり掛かる時間に違いがあるので、焼き具合を確かめてください。
オールスパイス活用レシピ:おつまみ編
オールスパイスの香りは、お酒のおつまみを作るのにもぴったりです。普段お酒のおつまみとして食べている、冷奴やサラミ、スナックなどの代用品として、オールスパイスを使った手作りのおつまみを作ってみましょう。おすすめのおつまみレシピを幾つかご紹介します。
スパイシーニューポテト
新ジャガイモに調味料とスパイスを和えて、オーブンに放り込むだけでできてしまうおすすめおつまみレシピです。材料は、新ジャガイモ300g、オリーブオイル大さじ1杯半、オールスパイス小さじ1/4、クミンパウダー、塩、各小さじ1/3,
チリパウダー少々です。
新ジャガイモをよく洗って/1/4に切ったら、オリーブオイルをかけて、スパイスと調味料を全体によくまぶします。焼き皿にオーブンシートを敷いて新ジャガイモを並べ、200度に熱したオーブンで30分焼いたら出来上がりという、簡単でおすすめのレシピです。
オールスパイス風味のインスタントスモークサーモン風
このオールスパイスの使い方は、便利で簡単なとてもおすすめな方法です。刺身用のサーモンに、酒とグラニュー糖を少々、そして全体にオールスパイスをふりかけて冷蔵庫にしばらく寝かせてみてください。
紫玉ねぎのスライスとケッパ、フェンネルのみじん切りをかけたら、お見事!スモークサーモンの代用おつまみが出来上がりです。
こんがりおいしい手羽先の焼き物
オールスパイスの香りは、複雑な料理なのかと疑ってしまうほど、見事にその味を代用してくれるおすすめスパイスです。オールスパイスの使い方によって、料理の腕もぐっとレベルアップしてしまいます。オールスパイスをかけると、びっくりするほど旨みが増します。
用意するものは、手羽先10本と塩、胡椒にオールスパイスだけです。きれいに洗って手羽先の関節から先を切り落とします。手羽先をよく拭いて、塩・胡椒をまぶし、オールスパイスを全体に振りかけたら、ロースターにアルミホイルを敷いて、10〜15分ほど焼き上げてください。
オールスパイスを活用してワンランク上の料理を!
オールスパイスでシナモンやナツメグ、クローブなどのスパイスを代用した料理を色々と作ってみましょう。シナモンやナツメグ、クローブの代用として使えるスパイスは、オールスパイスしか考えられません。肉や野菜、スイーツなど色々なオールスパイスの使い方を試してみましょう。