宮崎の美味しいチキン南蛮の店13選！発祥の地で本場の味を体験しよう

宮崎県は、九州の南に位置する都道府県で、一時期芸能人の東国原英夫氏が県知事を務めていたことでも有名です。「どげんかせんといかん」という言葉と高級マンゴーで一世を風靡した宮崎ですが、実はチキン南蛮発祥の地としても有名な場所でもあります。

チキン南蛮が生まれたと言われている宮城県延岡市は、その他にもやぶれまんじゅうや地ビール等が有名です。21世紀に残したい日本の自然100選に祝子川渓谷、日本の夜景100選に愛宕山公園が選ばれており、観光スポットとしても目が離せません。

揚げたてサクサクの鶏肉に酸味のある甘酢とクリーミーなタルタルソースをかけてある、このチキン南蛮という料理は、非常にご飯に合うおかずのひとつです。宮崎で生まれたチキン南蛮は、今では全国的にレストランや弁当屋でその名前を目にします。

この記事では、宮崎名物「チキン南蛮」を堪能できるおすすめ店舗13選お伝えしていきます。延岡市を中心に、チキン南蛮発祥のお店やランチで召し上がるお店、弁当としてお持ち帰りできるお店等、個性的なお店が登場します。チキン南蛮の名店をお探しの方は必見です！

上でも述べたようにチキン南蛮の発祥は宮崎県延岡市と言われていますが、発祥を掲げるお店が2店舗存在しており、どちらのお店も地元の方からの信頼が厚いため信憑性は高いようです。

一つのお店は鶏肉を揚げたものに甘酢をかけて、まかない料理として生まれたと主張しています。もう一つのお店は、鶏肉を揚げたものにタルタルソースをかけて生まれたのが、チキン南蛮のはじまりと主張しています。

どちらも作り方が異なり、ハッキリしていないのが事実です。ただ、宮崎にある2つのお店の発明が合わさって、現在の様なスタイルのチキン南蛮になったという認識で間違いはないでしょう。そんな全ての始まりになったお店では、どんなチキン南蛮が味わえるのでしょうか？

このパートでは、先ほど話した宮崎のチキン南蛮発祥のお店や古くから愛されている老舗の洋食屋をご紹介します。県内外からたくさんの人が訪れる名店で、チキン南蛮の起源に触れられたり、他にはない洋食屋さんのチキン南蛮を味わえます。

ビストロアデンは、店舗の外観、内装ともにおしゃれな雰囲気のあるレストランで、大衆的なイメージとは真逆な印象を受け、どこか特別なものを感じさせてくれるお店です。宮崎名物のチキン南蛮はもちろん、洋食屋では定番のハンバーグ等もあります。

チキン南蛮以外のメニューにも定評があるので、家族や友達、カップルで訪れ、様々なメニューをシェアするのもおすすめです。ビストロアデンのチキン南蛮は甘酢がたっぷりとかけられていて、甘酸っぱくて濃い味付けは、ご飯が進むこと間違いなしです。

アクセスは、国道11号線から北権現通りを西に曲がっていただくと、通りのすぐ裏手に見えます。定休日は基本的には無く、営業時間は午前11時から午後9時30分までとなっております。

元祖チキン南蛮 直ちゃんは、先ほど話したチキン南蛮発祥のお店の一つで、他のお店にはあまりない特徴があります。それは、小麦粉と卵だけでなく、パン粉を使ったチキンカツに直ちゃん独自の甘酢ソースをかけてあり、タルタルソースを使ってないという所です。

元祖チキン南蛮 直ちゃんでは、甘酢にタルタルソースという一般的なチキン南蛮のイメージを覆したものを味わうことができます。

初めて行った人は、普段食べているチキン南蛮の先入観から、カルチャーショックを受ける人がほとんどですが、直ちゃんオリジナルの甘酢ソースは鶏肉と衣に強烈なアクセントを加え、ご飯との相性もバッチリです。直ちゃんでは、チキン南蛮のお持ち帰りも可能です。

瞬く間に食べた人を虜にするチキン南蛮発祥のお店 直ちゃんオリジナルのソースは、反響も大きく好評なため、他のお店ではしていないソース単体での販売もしています。ご家庭で直ちゃんの味を思い出せるお土産として、宮崎を訪れた際にお持ち帰りしてはいかがでしょうか。

アクセスは、JR日豊本線延岡駅から西に出ていただき、徒歩5分ほどで到着です。定休日は火曜日で、営業時間は、午前11時から午後1時45分、午後5時から午後7時45分です。

上で紹介した「元祖チキン南蛮 直ちゃん」は、甘酢ソースのみをかけたチキン南蛮発祥のお店でした。このパートでは、初めて鶏肉にタルタルソースをかけ、馴染みのあるオーソドックスなスタイルを生み出したと言われているチキン南蛮発祥の有名店をご紹介します。

味のおぐらチェーン おぐら本店は、タルタルソースで食べるチキン南蛮の元祖のお店で、昭和31年に宮崎市で開業した老舗です。当時のシェフだった甲斐義光氏が、鶏肉に小麦粉と卵を使って揚げたものに、タルタルソースをかける食べ方を考案したのが始まりだそうです。

お店はレトロで落ち着いた雰囲気が特徴的です。店内はこぢんまりとしており、人気店という事もあって常に混雑しています。

チキン南蛮セットは1010円ですが、コスパが良く、大満足のボリュームで食べきれない人もいるそうです。発祥のお店という肩書は伊達ではなく、タルタルソースは定評があり、口当たりもよく、ご飯に合う丁度良い甘さ加減です。その他のメニューにも人気があります。

ランチの時間帯も営業していますが、行列に並んでも店内で食べることができず、泣く泣くお持ち帰りで召し上がる方も多いので、早めに並ぶことをおすすめします。

アクセスは、JR日豊本線宮崎駅から徒歩10分ほどで到着です。定休日は火曜日で、営業時間は午前11時から午後2時30分、午後5時から午後8時までです。

味のおぐらチェーンには、宮崎市瀬頭に支店もあり、本店よりも営業時間が長いです。本店に並んだけど店内に入れなかったという方には、支店に行くという方法もありますのでご紹介します。

味のおぐらチェーン 瀬頭店も「チキン南蛮」・「ランチ」・「チャンポン」が大人気で、本店と変わりない味を提供している名店なので大変おすすめです。また、お時間のない方はこちらでもお持ち帰りできます。

アクセスは、JR日豊本線宮崎駅から南下していただくと車で10分ほどで到着です。定休日は無く、営業時間は午前11時から午後10時までです。

このパートでは、宮崎のチキン南蛮の中でも、特にチキン南蛮の生命線といっても過言ではない、「タルタルソース」に定評のあるお店3選に焦点を当てご紹介します。

お食事処 田舎家は宮崎県児湯郡都濃町にお店を構えており、宮崎市内から離れているものの、その人気はクチコミでもかなり評価が高く、隠れた名店です。わざわざチキン南蛮を食べるためだけに県外から訪れる人も多いそうです。

チキン南蛮定食は950円とやや高い印象を受けますが、大きなもも肉を使ったチキン南蛮は柔らかくボリュームもあり、なめらかなタルタルソースと相性抜群で大満足の一品です。洋食屋さんとは違った、うな重や天丼などの別メニューがあるのもおすすめな点です。

アクセスは、都農町の塩付郵便局から10号線沿いに車で5分ほど北上していただくと左手に見えます。定休日は火曜日で、営業時間は午前11時から午後2時、午後5時から午後8時までです。

たかちほ食堂は、その名の通り、宮崎県西臼杵郡高千穂町にお店を構えています。名物はもちろんチキン南蛮で、タルタルソースは卵のうま味がコクを際立たせた、つぶのある食感がなんとも独特です。

こちらも大衆食堂ですので、和定食が豊富です。ニンニク醤油で下味をつけた唐揚げ定食や、麺にこだわりを感じるかぐらうどんもダシとの相性が良く、ランチタイムや夕食時等、何回足を運んでも飽きないおすすめのお店です。

アクセスは、県道218号線から総合公園前三差路を県道325号線に曲がっていただくと、すぐ左手に見えます。定休日は木曜日で、午前11時から午後3時、午後5時から午後8時までです。

グリル爛漫は、宮崎市中央通りにお店を構えています。お店の名前からもわかるように洋食屋さんで、ランチタイムや夕食の時間には行列のできる名店です。

チキン南蛮は滑らかなタルタルソースが印象的で、セットの中には胸肉ともも肉を選べるようになっているものがあります。また、洋食屋さんならではの、ハンバーグやエビフライも丁寧に作られていていますので、それら全て食べられる爛漫ランチがおすすめです。

グリル爛漫はランチ以外にもカツカレーに定評があり、野菜のうま味とスパイスのバランスが丁度よく、こちらもおすすめです。

アクセスは、JR日豊本線宮崎駅西口を出て、国道10号線をまたぎ一番街に入っていただくと右手にあります。定休日は火曜日で、営業時間は午前11時30分から午後1時30分、午後6時から午後9時30分までです。

宮崎には、チキン南蛮を食べられるお店が非常に多いのですが、「旅行先で定食屋や大衆食堂に入るのはちょっと」と考える方や、夜は旅館などでの食事を予定しているという方もいるのではないでしょうか。

そこで、このパートでは、お店の雰囲気がおしゃれで入りやすく、家族やカップルでランチメニューが堪能できる店舗5選をご紹介します。

クレイトンハウス 大塚店は、宮崎市大塚町にお店を構えています。こちらもハンバーグやステーキに定評のある洋食屋さんですが、一番人気はやはりチキン南蛮です。チキン南蛮の味は文句なしで、ランチセットには、スープとサラダ、飲み物にケーキまでついてきます。

家族や友達、カップルでの旅行で訪れた際には、店内の雰囲気もおしゃれでコスパが良く、大満足できる事で有名ですので、大変おすすめなカフェレストランとなっています。

アクセスは、大塚町の大淀古墳第6号墳を目指していただくと、県道17号線を挟んだ反対側の路地の中にあります。定休日は無く、営業時間は午前11時から午後10時までです。

とんかつ大晃は、宮崎県日南市上平野町にお店を構えています。こちらは定食屋さんで美味しいチキン南蛮もありますが、宮崎県産の豚ロースを使ったとんかつにもタルタルソースがかけられており、大変美味なことで有名なお店です。

揚げ物のランチメニューが豊富なので、家族や友達と大人数で訪れた際には、様々なメニューを注文してシェアすることをおすすめします。

とんかつ大晃にしかないメニューのひとつとして、「モッツアレラ膳」が有名です。自慢のとんかつの中にモッツアレラチーズが大量に詰め込まれており、一切れカツをとりだすと、とろーりチーズが溢れ出す贅沢な一品となっております。

ランチは、全てご飯とお味噌汁、キャベツまでお替り無料で、お財布にも優しいのがとんかつ大晃のおすすめポイントです。こちらもお持ち帰りが可能となっております。

アクセスは、JR日豊本線日南を出て、県道222号線を南下していただくと徒歩10ほどで到着です。定休日は月曜日で、営業時間は午前11時から午後10時までです。

赤ずきんは、宮崎市新別府町前浜にお店を構えています。名前の通り、可愛らしい雰囲気を醸し出している洋食屋さんで、宮崎県外からランチを楽しみにやってくるリピーターも多いようです。

チキン南蛮は、優しい酸味が特徴のタルタルソースを使用していて、お子さんや女性客にも大人気です。がっつり食べたい男性客や、酢が効いたチキン南蛮が好みの方には少々物足りなさも感じるかもしれません。赤ずきんもチキン南蛮のお持ち帰りが可能です。

その他には、スパイス香るハンバーグやエビフライ、オムライス等ひとつひとつのメニューが丁寧に作りこまれている印象です。

アクセスは、イオンモール宮崎から前浜方面へ北上していただくと、徒歩10分ほどで到着です。定休日は水曜日で、営業時間は午前11時から午後3時、午後5時から午後9時までです。

レストラングラバー亭は、宮崎県日向市上町にお店を構えています。店内は暖色系のライトでおしゃれな雰囲気を作っており、隠れ家的な印象を受け、ランチでもディナーでもおすすめのお店です。元気な夫婦が経営しているのも特徴的で、何とも忘れ難い洋食屋さんです。

印象だけが先立つこともなく、唐揚げグランプリで金賞を取ったチキン南蛮も非常においしく、タルタルソースの手作り感が懐かしさを感じさせます。その他のメニューは、お手製の絶品デミグラスソースを使用したメンチカツや洋食屋さんにはないチャンポンも大人気です。

アクセスは、JR日豊本線日向市駅から徒歩5分で到着です。定休日は月曜日で、営業時間は正午から午後9時までです。

グリル風媒花は、宮崎市阿波岐原町前浜にお店を構えています。こぢんまりとしたお店でテーブル数も少ないですが、日曜日の閉店間際に行っても行列があるほど人気の洋食屋さんです。シェフの方はグリル爛漫で修業されていたそうです。

チキン南蛮は、一部の方から、味のおぐらやグリル爛漫よりも美味しいとの評価もあるほどで、お肉やソースのひとつひとつが洗練されています。また、ハンバーグも肉汁たっぷりで好評で、エビフライやサイコロステーキ等も外れがないと評判です。

子供用の高めの椅子もあり、お子さん連れでやってきたきた主婦の方々からも感謝の声が上がっています。お客さんへの配慮も素晴らしく、家族でランチを楽しむのにはおすすめのお店です。

アクセスは、阿波岐原森林公園から車で10分ほどで到着です。定休日は水曜日で、営業時間は午前11時45分から午後2時30分、午後6時から午後8時30分までです。

宮崎のチキン南蛮の有名店に行きたくても、旅行等の時間に限りがあり、行列に並ぶことができず諦めてしまう方もいるでしょう。そんな方には、店頭で弁当としてお持ち帰りができる店舗がおすすめです。宮崎でチキン南蛮弁当をお持ち帰りできるお店2選をご紹介します。

押川弁当は、宮崎市の淀川3丁目にお店を構える、地元ではかなり有名なお弁当屋さんです。一見、どこにでもあるごく普通のお弁当屋さんですが、チキン南蛮の味は驚きを隠せないほどの美味しさで、地元の人だけでなく、県外の人にも愛されているほど人気です。

「時間もなく、お店の中で食べる時間もない」、そんな方には押川弁当でお持ち帰りをすることをおすすめします。押川弁当のチキン南蛮にはお店で食べるレベルと同じか、それ以上の価値がある一品ですので、夜食に弁当をお持ち帰りするのもありです。

アクセスは、JR日豊本線南宮崎駅から西に出ていただき徒歩10分で到着です。定休日は月曜日で、営業時間は午前9時から午後9時までです。

チキン南蛮亭は、宮崎市祇園2丁目にお店を構えています。チキン南蛮弁当は、チキン南蛮らしくない唐揚げ風の大きさに調理された見た目ですが、タルタルソースが2回3回と、回を重ねるごとに病みつきになるほど美味と好評で、お持ち帰りにはぴったりのお弁当です。

お持ち帰りもできますが、このお店の特徴として店内でお弁当を召し上がることもでき、お弁当についてくるお味噌汁も喜ばしいポイントです。時間のある方もお持ち帰りされる方にも、ぜひ行っていただきたいお弁当屋さんのひとつです。

アクセスは、宮崎県立美術館より西に向かって頂くと徒歩5分ほどで到着です。定休日は火曜日で、営業時間は午前8時30分から午後8時30分までです。

いかがでしたでしょうか？今回は、宮崎の美味しいチキン南蛮を味わえるお店13選をご紹介しました。チキン南蛮発祥のお店や一風変わった定食屋、ランチで楽しめる洋食屋やお弁当としてお持ち帰りができるお店等があり、チキン南蛮ひとつとっても様々な個性があります。

この記事を参考に、お好みに合うお店や味を見つけていただき、宮崎のチキン南蛮をじっくり味わってみてはいかがでしょうか。