久安寺は季節の花々が美しい大阪の人気スポット！紅葉の見頃やアクセスを徹底調査

大阪にある久安寺は、関西屈指の紅葉スポットであると同時に、一年中美しい花に囲まれていることでも有名なお寺です。久安寺は725年に作られた真言密教道場「安養院」が前身にあるため、現在でも西国霊場として多くの信者が訪れます。

そんな久安寺は1年じゅう開山しているので、拝観時間内であればだれでも絶景の紅葉や癒しの花を見ることができます。

広い境内にさまざまな花や木が植えられている大阪・久安寺なので、境内の花や木が一番のおすすめです。そんな大阪・久安寺には、重要文化財に指定されている建造物もたくさんあります。そのため寺自慢の花や木のほかにも、見逃せないポイントがあります。

別名「花のお寺」と呼ばれる大阪・久安寺では、秋の紅葉以外にも四季折々の花が楽しめます。春は百花の王と呼ばれる牡丹やツツジ、初夏は涼しげなアジサイとスイレンが咲きます。

秋は「幸せの再来」の花言葉を持つ酔芙蓉や鮮やかな紫色のヤマハギ、冬はロウバイやサザンカが見頃となります。なお春におすすめの牡丹は4月下旬～5月初旬、ツツジは、4月下旬～5月下旬が見頃です。

初夏の大阪・久安寺で人気のアジサイは、大阪府内でもよく見られるアジサイやガクアジサイのほか、久安寺本堂前に植えられている真っ白なカシワバアジサイ咲きます。なお大阪・久安寺のアジサイは、例年6月～7月が見頃です。

大阪・久安寺の秋は紅葉が人気ですが、寺の紅葉をより美しく演出してくれるのが、酔芙蓉やヤマハギなどの花です。大阪・久安寺の酔芙蓉は7月～10月が開花時期なので、夏から秋にかけて楽しめます。

また具足池の前に植えられているヤマハギも、見頃は酔芙蓉と同じです。酔芙蓉やヤマハギの見頃が終わる頃に、大阪・久安寺では少しずつ紅葉が始まります。そして秋の花の見頃が終わると、大阪・久安寺名物の紅葉が見事となります。

一年を通してさまざまな種類の花が楽しめる大阪・久安寺ですが、初夏のアジサイと秋の紅葉は特に人気があります。

そんな大阪・久安寺では、例年6月に「青葉まつり」、11月に「もみじまつり」が行われます。いつもは静かな大阪・久安寺ですが、祭り開催期間中は多くの拝観者で境内もにぎやかになります。

美しい花と自然に囲まれた大阪・久安寺の入口にあるのが、国の重要文化財に指定されている桜門です。間口約5.4mの入母屋造となっており、門の奥には金剛力士像が安置されています。

桜門は、大阪・久安寺で最も古い建物でもあります。昭和34年に行われた調査によると、室町時代初期に再建されたことがわかっています。

江戸時代～明治時代にも数回修復が行われた大阪・久安寺の桜門は、京都の寺を思わせるような趣があります。さらに軒反りという技法で作られた優雅な屋根と、仏堂形式の風格ある佇まいも見どころです。

境内の至る所に花や木が植えられている大阪・久安寺ですが、別名「曼荼羅の庭」と呼ばれる場所も人気の絶景スポットです。曼荼羅の庭とは、本堂の近くに広がる虚空園、ア字山、バン字池のことを言います。曼荼羅の庭は、本堂に向かう参道一帯にあります。

北側にあるのが、大阪・久安寺で最も美しいといわれる庭園「虚空園」と「バン字池」です。参道の東側には「ア字山」と呼ばれる小山があり、庭園・池・小山の調和によって生まれる絶景が、曼荼羅の庭と呼ばれる所以（ゆえん）でもあります。

大阪府内で人気の紅葉スポット・久安寺では、例年11月中旬～12月上旬が紅葉の見頃です。その年の気温によって色づき始めるタイミングが若干異なりますが、11月初旬には境内の所々で葉が秋色に色づき始めます。

大阪・久安寺の境内には随所に紅葉の絶景スポットがありますが、その中でも一番人気があるのが、別名「曼荼羅の庭」と呼ばれる虚空園の紅葉です。燃えるような赤に染まったもみじは、虚空園の紅葉の象徴でもあります。

さらにバン字池の水面に映った虚空園のもみじも、見どころの1つです。虚空園の横にあるア字山も紅葉で色づくため、全身が紅葉に包まれているような不思議な感覚になります。なお大阪・久安寺には四国八十八カ所のお砂踏み霊場があります。

お砂踏み霊場とは、一周すれば四国八十八ヶ所巡りをしたことと同じご利益が得られるといわれており、大阪・久安寺でも人気のスポットです。

大阪・久安寺のお砂踏み霊場は境内を1周するコースですが、コース上にも随所に絶景紅葉スポットがあります。約1時間の参拝コースなので、絶景の紅葉を楽しみながらお砂踏みを体験するのもおすすめです。

秘仏の千手観音が安置されている本堂と紅葉のコラボも、大阪・久安寺で見逃せない紅葉スポットです。本堂と周囲の紅葉の絶景は、虚空園側から見ることができます。

美しい紅葉を水面に映したバン字池に、朱塗り柱が特徴の本堂が浮かんでいるように見えます。そのため本堂の近くで紅葉を見るのとはまったく異なる感動があります。

虚空園や本堂周辺の紅葉に注目が集まるため、虚空園から本堂の紅葉が眺められるスポットは穴場になっています。そのため紅葉のピーク時でも、タイミングが合えば絶景を独り占めすることができます。

秋の紅葉だけでなく一年中美しい花や自然を楽しむことができる大阪・久安寺は、境内を散策するだけでなく、写経や写仏、真言禅などの修行体験もできます。

また多くの重要文化財を保有している久安寺では、一般公開していない貴重な文化財を拝観する修行体験もできます。そこで大阪・久安寺を拝観する前にチェックしておきたい基本情報をまとめました。

大阪・久安寺は通年開門するので、拝観時間内であればいつでも大阪・久安寺の絶景を見ることができます。なお大阪・久安寺の拝観時間は、9時～16時です。

大阪・久安寺の紅葉や花を見物するには、拝観料が必要です。拝観料は1人300円なので、入山時に拝観料を支払えば予約なしでも境内の紅葉や花が見物できます。

なお久安寺で行っている修行体験を希望する場合は、拝観料とは別に修行体験料が必要です。写経・写仏・真言禅の体験修行は、拝観料込みで1000円です。文化財拝観は、約15分の所要時間となります。1人200円ですが、拝観料が別途必要です。

大阪で花と紅葉の人気スポット・久安寺は、土日祝日がかなり混雑します。そんな久安寺なので、拝観者が多い紅葉のピーク時は、公共交通機関でのアクセスがおすすめです。公共交通機関でのアクセスには、阪急宝塚線と路線バスを利用します。

久安寺行きの路線バスに乗車できるのが阪急宝塚線・池田駅なので、まずは池田駅に向かいましょう。駅からは久安寺行きの路線バス（阪急バス）に乗り、久安寺バス停で下車すると、目の前に大阪・久安寺入口があります。なおバスの乗車時間は約15分です。

池田駅から久安寺までの距離は約5kmなので、駅からタクシーを利用するアクセスもおすすめです。車の場合は、「阪神高速11号からアクセスする方法」「新名神高速からアクセスする方法」があります。

阪神高速11号からアクセスする場合、木部第1出口から一般道におり、約3km直進すると寺専用駐車場が見えます。新名神高速からアクセスする場合は、箕面とどろみ出口から一般道に合流し、池田方面に向かって約3km進むと到着します。

紅葉シーズンの大阪・久安寺へのアクセスには、混雑に注意してください。大阪府内で有名な紅葉スポットなので、シーズン中は平日でも混雑します。特に紅葉のピークを迎えると、平日でも駐車場が満車になることがあります。

このように平日でも紅葉シーズンになると多くの参拝客が訪れるので、土日祝日になると駐車場が満車になることもよくあります。また大阪・久安寺があるのは、大型トラックの往来も多い幹線道路なので、交通量も多く混雑しやすいです。

そのため車でアクセスする場合は、交通情報を事前に確認するのがおすすめです。特に天気の良い土日祝日は参拝客が集中するので、早い時間に見学するとゆっくり楽しめます。

大阪・久安寺の駐車場は、バス停（久安寺停留所）のすぐ近くにあります。広場のようになっている場所が寺専用の駐車場なので、久安寺バス停を目印にして探すとすぐに見つかります。なお駐車場は無料です。

京都のような優雅な紅葉が人気の大阪・久安寺は、拝観料300円を払えば、誰でも気軽に紅葉狩りが楽しめます。大阪・久安寺は桜とアジサイの名所でもあるので、紅葉だけでなく、季節ごとに異なる景色を楽しむのもおすすめです。

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