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桃太郎伝説発祥の地、岡山の観光スポット5つ目は、岡山県岡山市北区高塚に鎮座する矢喰宮です。このスポットも、桃太郎伝説のルーツである吉備津彦と温羅の伝説にゆかりがあります。
吉備国平定に派遣された吉備津彦と温羅との戦いの最中に、吉備津彦の放った矢と温羅が投げた岩がぶつかり、落ちた場所がこの矢喰宮であるという伝承が残っています。矢喰宮の境内にはその時に落ちてきたとされる岩が大小4つに割れた形で残っています。
また、その岩のすぐ近くには大竹が生えていて、これは吉備津彦が放った矢であるとの言い伝えも残っています。小さな神社ではありますが、桃太郎のルーツを巡るのであれば欠かせない観光スポットですので、是非参拝しましょう!
住所 | 岡山県岡山市北区高塚 |
電話番号 | 086-803-1332 |
岡山の夏は桃太郎まつりで盛り上がる!
桃太郎伝説発祥の地と言われる岡山県岡山市では、毎年8月第1土曜、日曜におかやま桃太郎まつりという夏まつりが行われています。
元々、岡山では、4月の岡山桃太郎まつり、8月の夏まつりおかやま、10月のうらじゃという3つのお祭りが開催されていたのですが、2001年から3つの祭を合わせて1つの祭になりました。
岡山でも最大級のお祭りですので、このお祭りに合わせて岡山観光の予定を立てるのも良いかもしれません。温羅にちなんだ踊りも披露されますので、特に桃太郎のルーツに興味がある人には必見のイベントと言えます。
街中が温羅一色に染まる「うらじゃ」
うらじゃとは元々は10月に開催されていた秋まつりとその祭で踊られた音頭のことで、1994年から始まり、2001年に夏まつりである岡山桃太郎まつりに統合され、そのメインイベントとなり、現在に至っています。
音頭としてのうらじゃは温羅の伝説を元に作られたもので、90年代当時流行し始めていたYOSAKOIの一種とされていますが、他のYOSAKOIと異なる特色も多く見られます。
温羅化粧と呼ばれる独自のメイクをし、定められた楽曲に合わせて踊るのが参加ルールで、踊りを行うグループである踊り連は岡山県内外に140グループ近く存在し、メンバーは6000人を超えます。観客動員数は50万人と山陽地方でも有数の祭となっています。
おかやま桃太郎まつり詳細
前述のうらじゃや例年パレードや踊りなどで盛り上がる、岡山における夏の一大イベントであるおかやま桃太郎まつりですが、2019年からは、金曜と土曜の夜に岡山城を会場とする烏城(うじょう)夏まつりも実施されています。
天守閣のプロジェクションマッピングで彩ったり、城下町をイメージしたビアガーデンなどを出展していて、夏まつりがより盛り上がる楽しいものとなりました。ちなみに烏城とは岡山城の別名で外観が黒漆塗で美しく飾られていることから名づけられたと言われています。
また、うらじゃが夏まつりに統合されてから、しばらくの間、岡山では秋まつりが行われませんでしたが、2007年から新たに秋のおかやま桃太郎まつりが行われるようになりました。
岡山観光のお土産に桃太郎のきびだんごはいかが?
岡山観光のお土産として最も有名なものの一つはきびだんごです。その名前から穀物の黍(きび)を主原料としていると思われがちですが、もち米の粉が主原料で黍は風味付けに使用される程度に留まっています。
現在では漢字で書く場合も吉備団子とされることが多く、黍団子と書かれることはあまりありません。ただし吉備団子のルーツとして、黍を使った黍団子が吉備津神社でふるまわれていたという伝承も残っているようです。
和菓子としての吉備団子は桃太郎伝説とは直接関係しませんが、そのルーツとなった黍団子は岡山が桃太郎伝説発祥の地であると考えられる根拠の一つに挙げられています。
現在、吉備団子には様々なバリエーションが生み出されていて、岡山県特産のマスカットのシロップを使用したマスカットきびだんごや白桃きびだんご、きな粉をまぶした、きなこきびだんごなどが販売されています。
オーソドックスな吉備団子もおいしいですが、これらのバリエーションも大変美味しいので、是非色々なバリエーションを試してみてください。
桃太郎に会いに行こう!岡山へのアクセス
ここでは、岡山観光へ出かける際の岡山へのアクセスを、出発地は東京、大阪、福岡、移動手段は自家用車、新幹線、飛行機を使用する場合を例にご紹介していきたいと思います。
各移動手段にはそれぞれ利点や欠点がありますので、観光プランや予算などご都合に合わせて、最適な移動手段を選択してください。
車を利用
まずは、東京から自家用車を利用して岡山へ向かう場合のルートをご紹介します。出発地は八重洲インターチェンジ、目的地は岡山駅とします。