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淡路島はどんな所?
今回は、淡路島のグルメの中でもおすすめの穴子について紹介します。その前に、まず淡路島とはどんな場所なのでしょうか。淡路島は、瀬戸内海に浮かぶ島で、兵庫県に含まれます。
日本の離島の中では最も人口が多く、約13万人とされています。瀬戸内海の穏やかな気候に恵まれ、海の幸や山の幸が豊富に採れ、農産物の生産も盛んな場所です。
淡路島といえば、玉ねぎを連想する方も多いのではないでしょうか。淡路島では露店で玉ねぎを販売する場所も多く見かけられます。他にもびわや乳製品の生産も盛んで、自然豊かで生活しやすい環境の島です。
グルメに歴史・観光・ビーチと色々楽しめる人気観光地
淡路島の主要産業である農業や漁業、養殖業などのおかげで、淡路島内ではたくさんのグルメを楽しむことができます。海の幸を活かした海鮮丼やしらす丼などが有名です。乳牛の生産も盛んで、「淡路牛」という名称のブランドで人気を博す牛肉もとてもおいしいです。
1998年に設営された明石海峡大橋の影響もあり、本州との連絡もスムーズになり、多くの観光客が訪れるようになりました。淡路島内には、水仙郷やフラワーパーク、植物園など、自然を活かした観光スポットがたくさんあります。
昔からの伝承も多く言い伝えられている地域でもあります。「くにうみの島」という神話で、神様の手により淡路島が生まれた伝記は昔から今でも語り継がれています。
淡路島の中の主要都市である洲本市のシンボルでもある洲本城が山の上にあります。登山ルートとしても地元民から愛されています。
淡路島といえば、ビーチを連想する方も多いかもしれません。多くの海水浴場が夏場になるとオープンして営業を行ないます。瀬戸内海の穏やかな気候の影響で、海も穏やかですので、子供連れのファミリーでも比較的安心して海水浴を楽しむことができます。
釣り好きの方が遠方から淡路島に釣りをしに来るケースも多いです。休日になると、海岸線には釣りをしている方が並ぶ光景がよく見られます。様々な種類の魚が生息していて、釣りマニアの方でも満足できる釣りの時間を過ごせます。
淡路島の穴子の旬は年に2回
淡路島の紹介を行ないましたが、続いて淡路島の名産である穴子について紹介していきます。淡路島では穴子が多く取れ、美味しい穴子寿司や穴子丼が食べられます。
穴子は、ビタミンを豊富に含んだ健康に効果のある食材として知られ、最近はコラーゲンが豊富な点からアンチエイジングにも効果があるとされ、人気になっています。穴子の生産地は全国各地にありますが、瀬戸内海の砂泥地は穴子にとっては最適な生息場所になります。
穴子の血液には毒が含まれているため、刺身で食べられる店は少なくなっています。徹底的に血液を抜く作業をしないといけないためです。ただ、淡路島の中には穴子の刺身を提供する店もあります。淡白で上品な味わいが刺身の状態で楽しめます。
マアナゴなど通常の穴子が6~8月
穴子をおいしく楽しむためには、やはり旬の時期を押さえておくことをおすすめします。穴子の旬は、一般的には6月から8月といわれています。
この時期の穴子は、脂身が少なくあっさりと淡白な味わいが特徴です。マアナゴなどがたくさん収穫され、マアナゴは、天ぷらや焼き調理などで料理されることが多いです。
穴子は昼間よりも夜になると活発に活動を開始します。そのため、夜に収穫を開始するケースも良く見られます。投げ釣りや沖釣りなどの釣り方が定番になっています。
伝助穴子は11~2月
淡路島の穴子には、夏場の旬に加えもう一回旬があります。11月から2月の頃です。このころ収穫される穴子は「伝助穴子」と呼ばれ、夏場の穴子に比べて脂身が多く濃厚な味わいを楽しむことができます。
他の穴子の収穫地では夏場にしか旬はないので、冬場で新鮮な穴子を楽しむなら淡路島で食べるのがおすすめです。夏場の穴子とは全く違う食材とも感じるくらい、味わいが異なります。冬場の穴子はとても濃厚で脂身をしっかりと楽しみたい方におすすめです。
「伝助穴子」は300g以上で体長120cm以上の大型の物
「伝助穴子」は重さ300g以上、体長120cm以上で、通常の穴子に比べて大型であることが特徴です。冬の穴子は産卵期を迎えるため身が大きくなり脂身が乗ります。夏場の旬の穴子は淡白でさっぱりした味わいが魅力ですが、一転して冬には濃厚で味わい深い穴子が楽しめます。
瀬戸内海の優良な環境で育った「伝助穴子」は、全国的に見ても穴子のブランドとしては有名です。「伝助穴子」というユニークな名称の由来には、昔話に出てくる身体の大きな「伝助」という人から来ているといわれています。
穴子は、昔は骨が多く食べづらいことから捨てられていたと言われています。昔話の伝助が、身体ばかり大きくて役に立たないことと関連されて「伝助穴子」と呼ばれるようになりました。
淡路島で人気の穴子丼のお店
ここからは、穴子を使った料理を振る舞ってくれる淡路島内の店舗を紹介していきます。最初に、淡路島で人気の穴子丼を食べられるおすすめの店舗を3カ所紹介します。
穴子の食感と味わいがご飯と良く合うので、丼の形で振る舞われる穴子丼はとても美味しいです。各店舗ごとに用いられる秘伝のたれの味わいによって印象が変わってきますが、今回紹介する3店舗はいずれも品質が高くとても美味しい穴子丼を振る舞ってくれます。
あさじ
淡路島で人気の穴子丼を食べられるおすすめの店の一軒目は、「あさじ」です。「あさじ」という名前は、初代の方の名前である「浅治郎」から取られたとされています。明治初期から穴子に携わった営業をしている業者です。
穴子丼をはじめとして、寿司や炭焼きの穴子などが販売されています。持ち帰りがメインですが、併設された建物でイートインにて食べることもできます。
穴子の数には限りがありますので、訪れる日程が決まっている場合は、予約をしておくことをおすすめします。店自体は17時までオープンしていますが、商品が無くなり次第閉店となるので注意が必要です。
住所 | 兵庫県淡路市浅野南101-6 |
電話番号 | 0799-82-0757 |
おさかな共和国 えびす丸
淡路島で人気の穴子丼を食べられるおすすめの店の二軒目は、「おさかな共和国えびす丸」です。淡路島の北の端にある道の駅の中に店があります。明石海峡大橋を眺めながら食事ができる景観の良さが魅力です。
穴子丼だけではなく、海鮮丼やしらす丼もとても美味しいと評判になっています。店の中の座席数は限られていますが、室外にオープンスペースとして200席分の用意がされているので、来訪者が多くても安心です。
おさかな共和国 えびす丸は道の駅の中にあるので、観光客の方々がお土産を選ぶ場所としても充実しています。「えびす丸」の近くにお土産販売店も併設されているので、観光の帰りに立ち寄って食事を楽しみ、お土産を見て回ることができます。
住所 | 兵庫県淡路市岩屋1873-1 |
電話番号 | 0799-72-0001 |
山武水産
淡路島で人気の穴子丼を食べられるおすすめの店の三軒目は、「山武水産」です。淡路島の中でも南あわじ市という南側にある店舗です。
新鮮な具材をふんだんに使った海鮮丼が人気です。穴子丼も大変人気が高く、多くの観光客が訪れ食事を楽しみます。もちろん地元の常連客の方も多く、にぎわっています。
住所 | 兵庫県南あわじ市福良港 |
電話番号 | 080-3036-9284 |
淡路島で穴子寿司を食べられるお店
続いて、淡路島の中で美味しい穴子寿司を食べられる店を紹介します。淡路島は新鮮な海の幸が豊富にあるので美味しい寿司を提供してくれる店が多いです。
美味しいお寿司を提供するお店の中でも、特にお勧めできる店舗を3つ紹介します。老舗の寿司専門店も多く、昔から地元民に親しまれている人気寿司店も多いです。穴子寿司は、寿司専門店でも定番のメニューとして昔から人気があります。
松葉寿司
淡路島で美味しい穴子寿司が食べられるおすすめの店の一つ目は、「松葉寿司」です。松葉寿司は昭和7年創業という淡路島の中でも老舗の寿司店です。昔から地元民に愛され、親しまれ続けています。慶事や法事で利用されることも多いです。
産地直送で品質の高い食材を集め、腕のいい職人が作ってくれる寿司は絶品だと多くの人が訪れるお店です。淡路島の名産である冬の穴子を使った穴子寿司は、濃厚で味わい深く、それに加え秘伝のたれを使った味付けが絶妙です。
住所 | 兵庫県南あわじ市広田528-1 |
電話番号 | 0799-45-1019 |
林屋
淡路島で美味しい穴子寿司が食べられるおすすめの店の二つ目は、「林屋」です。淡路島の北の端、岩屋にある寿司専門店です。もともとは魚屋として営業しており、創業80年以上を数えます。
漁港にほど近い立地条件の店舗で、常に新鮮な食材が使われています。穴子も新鮮素材の一つで、明石海峡で獲れた穴子を新鮮なまま調理し、穴子寿司として楽しむことができるおすすめの店です。
住所 | 兵庫県淡路市岩屋1168 |
電話番号 | 0799-72-5544 |
正寿司
淡路島で美味しい穴子寿司が食べられるおすすめの店の三つ目は、「正寿司」です。正寿司も淡路島の北の端、岩屋にある店舗です。店の中からは明石海峡大橋が見えて、食事をしながら橋の雄大さを感じることができます。
食材は漁港で揚げられた新鮮な状態で店舗に運ばれ調理されるので、とても美味しく安全に食べられます。様々な海の幸が取り入れられた中で、穴子寿司も多くの方に愛される人気メニューです。
住所 | 兵庫県淡路市岩屋松帆3607-6 |
電話番号 | 0799-72-4700 |
淡路島の穴子弁当お持ち帰り専門店
続いて、淡路島で利用できる穴子弁当専門店を紹介します。弁当で穴子を楽しめる貴重なサービスです。淡路島の穴子は、特に冬場の穴子においては調理後冷めて時間がたっても十分に濃厚な味わいを保持しているので、美味しく食べられます。
穴子弁当の持ち帰り専門を一つ紹介します。持ち帰り弁当の販売だけで、店舗内で食事をすることはできませんが、とってもアットホームな雰囲気のする店舗で、居心地が良い雰囲気です。
亘
淡路島でおすすめの穴子弁当持ち帰り可能な店舗は、「亘(わたる)」です。弁当持ち帰り専門店とはいえ、カウンター席が数席あり、食事をしていくことも可能です。
弁当として冷めた状態でも十分に濃厚な穴子の味わいが感じられる美味しい弁当です。持ち帰りをして自宅で品質の高い穴子を存分に楽しむことができます。
テイクアウトのみですが待合い席あり
「亘」では基本的には持ち帰りのみの対応ではありますが待合席が設けられています。待合席で購入した持ち帰り弁当を食べることも不可能ではありません。
ただ、弁当の持ち帰りが専門の店舗なので、あまり店の中で食事をすることは考えずに、弁当を購入して自宅などでゆっくりと濃厚な穴子を楽しむことをお勧めします。
住所 | 兵庫県淡路市志筑3266-1 |
電話番号 | 0799-62-3737 |
地元グルメから人気になった焼穴子のお店
最後に、焼き穴子のおすすめのお店を紹介します。焼いて調理した穴子を丼でもなく寿司でもなく、そのまま食べるという楽しみ方になります。
お酒好きの方には、おつまみ代わりに利用するのもおすすめです。しつこくないさっぱりした味わいと食感の穴子に甘めのたれをつけて食べると、それだけで十分に満足できる一品になります。
魚増鮮魚店
焼き穴子を食べられるおすすめのお店は、「魚増鮮魚店」です。淡路島の北西地域にある店舗です。通常の魚屋ですが、生魚だけでなく調理した魚も販売しています。
魚増鮮魚店で購入できる焼き穴子は、食感はさっぱりとしていますがしっかりと脂身が乗っていて味わい深く食べられます。持ち帰りをして周辺の景色がいい場所で綺麗な景観を眺めながら穴子を食べるという方法もおすすめです。
魚増鮮魚店がある周辺には、淡路島の中でも景色がきれいな場所や草花が生い茂っている場所など、観光スポットになっている箇所がたくさんあります。ぜひ景観とグルメを両方楽しんでみてください。
住所 | 兵庫県淡路市富島392−3 |
電話番号 | 0799-82-0609 |
淡路島で美味しい穴子を食べよう!
以上、淡路島の穴子について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。淡路島の穴子には、旬が年に二回あることを説明するとともに、おすすめの店舗を、穴子丼・穴子寿司・弁当・焼き穴子それぞれについて紹介しました。
淡路島に観光などで立ち寄る際には、ぜひ穴子を試してみてください。淡路島には美味しいものがたくさんありますが、淡路グルメの中でも穴子は人気の食材です。