佐世保観光のおすすめスポット25選！定番の観光地にご当地グルメも堪能しよう

平戸藩のお殿様が愛でた「平戸八景」のひとつと言われている眼鏡岩（めがねいわ）は、高さ10m、横幅が20mのびょうぶ状をした岩に、巨大な穴が自然にくり抜かれて眼鏡状になった奇岩です。とても大きく、鬼が作ったという伝説もある佐世保の名所です。

数十万年前、まだ海の中だったこの場所は、波の侵食によって大きな洞窟状になり、天井部分が石橋のように残って現在の形になったと言われています。しかし、自然が造ったとは思えないような奇妙な姿は、下から見上げると圧巻の光景です。

ポットホール公園は、佐世保市吉井町を流れる佐々川（さざがわ）河床の岩石にできた、円筒状の穴が無数にあるポットホール群が並ぶ、子どもたちでも遊べる河川公園です。全長500mあり、佐々川の美しい自然を活かして綺麗に整備されています。

河床にある岩盤の割れ目や窪んだところに渦流が生じ、そこでできた小さな穴に小石がはまって削られ、長い年月を経て円筒形、ポットホールに変化していきます。ちょっと立ち寄って散歩をしたいときなどにおすすめなスポットです。

佐世保の観光地を多数紹介しましたが、まだまだおすすめの定番スポットがあります。次に紹介するのは、佐世保のご当地感満載の5つのスポットです。地元の人には定番の場所であり、生活に根付いたローカルなグルメや佐世保の文化を五感で楽しめるスポットです。

佐世保市街地近くの万津町にある佐世保朝市には、獲れたての鮮魚や水産加工品、野菜、果物、漬物のお店が軒を連ねています。営業時間はとても早く、早朝から朝の9時までです。年末になると特に賑わいをみせ、大勢の人がお正月準備の食材を買い求めに訪れます。

魚市で獲れた新鮮な魚を、目の前でさばく光景も見られます。地元の一般人や飲食店の料理人が利用する佐世保朝市ですが、観光地としても定番のスポットとなっています。買い物はもちろん、散策しながらご当地の食材を眺め、お店の人と会話をするのも楽しい観光のひとときです。

さるくシティ4〇3アーケードは、佐世保の中心市街地である、四ヶ町商店街、百貨店の佐世保玉屋、三ヶ町商店街のことです。四ヶ町から三ヶ町までの７つの町をまたぐ全長約1キロのアーケードとなっていて、一直線のアーケードとしては日本一の長さを誇ります。

さるくとは佐世保の方言で「散歩する」や「歩き回る」という意味で、雨が降ろうと風が吹こうと、快適に歩きながら、買い物をしたり食事を楽しんだりすることができます。近代化した観光地や商業施設と違って、ご当地感や懐かしさのあるスポットです。

ハンバーガー伝来の地と言われる佐世保は、ご当地グルメとして佐世保バーガーが有名です。佐世保バーガーは大きなサイズと手作りの美味しさが人気で、たくさんのお店がありますが、中でも「ハンバーガーショップ ヒカリ」は、佐世保バーガーのお店として長い歴史を持つグルメスポットです。

テイクアウト専門店ですが、店内にカウンター7席がありイートインも可能です。車でのアクセスは西九州自動車道の佐世保中央ICを降りてすぐです。公共交通機関の場合は松浦鉄道「佐世保中央駅」から歩いて約15分です。注文を受けてから作るため、できたて熱々のご当地グルメを楽しめます。

佐世保のご当地グルメを食べたいなら、ハズせないのが創業100年を超える「ささいずみ」です。佐世保は海鮮がとても美味しい地域で、ささいずみでは、佐世保自慢のご当地海鮮グルメが食べられます。地元の人にも観光客にも人気のお店です。

脂が上品な長崎ハーブ鯖など、新鮮な海の幸をお刺身でいただけます。中でもおすすめなご当地グルメはイカのお刺身です。注文が入ると店内の生け簀から揚げて、活きの良い状態で運ばれてきます。鮮度抜群のイカは、身が透き通っていて歯ごたえが違います。

佐世保のご当地グルメ「レモンステーキ」の発祥のお店として知られていて、1955年から続く老舗のレストランです。さるくシティ4○３アーケードから、一歩おしゃれな路地に入ったところに位置し、歴史を感じる落ち着いた雰囲気の店内です。

レモンステーキは、かつてアメリカ兵が食べていたステーキを、日本人が食べやすいよう薄切りにして、香ばしいソースとレモンの風味でさっぱりいただく佐世保のご当地グルメです。元祖レモンステーキを味わえる、おすすめの名門店です。