佐世保観光のおすすめスポット25選！定番の観光地にご当地グルメも堪能しよう

「石岳展望台」は、九十九島動植物園から歩いて約15分の距離にある、標高191mの石岳頂上に立つ展望台です。360度の展望がきき、眼下に望む島々の迫力に魅了された多くのカメラマンが訪れます。ハリウッド映画「ラストサムライ」に出てくる島々の風景は、石岳展望台から撮影されたものです。

富士山のように整った愛宕山や、佐世保の造船所、通称「SSK」も、石岳展望台から見える風景として美しく彩ります。九十九島では牡蠣や真珠などの養殖が盛んで、それらを育てている無数のイカダや遊覧船も見ることができ、展望台で穏やかな時間を過ごせます。

「弓張岳展望台」は、佐世保の展望台の中で最も標高が高いところにあり、大自然と佐世保の街全体を一望できる、おすすめの定番スポットです。西側には五島灘と九十九島の島々、南側には深い入り江の佐世保港、東側には美しい佐世保市街地を見渡すことができます。

夜になると市街地の夜景や漁火が灯され、展望台から幻想的な風景が楽しめます。また、春は桜が周辺の山々に咲き乱れ、訪れる人々の目を楽しませてくれます。「日本の展望スポット ランキング 2017」で14位に選出されています。佐世保駅前から路線バスで約25分で到着します。

九十九島パールシーリゾート近くの「船越展望所」は、西海国立公園「九十九島動植物園森きらら」へと向かう道の途中にあります。佐世保の九十九島を望める展望所の中で、最も標高が低い分、九十九島との距離が近く、迫力のある眺望を楽しむことができます。

道路沿いにある小さな展望台なので、ドライブの途中に気軽に立ち寄って、休憩がてら美しい眺めを満喫できます。駐車場も4台完備されています。段差のないバリアフリー仕様のウッドデッキ風になっていて、気持ちの良い海風を肌で感じられます。

ここまで定番のスポットを紹介しましたが、次は佐世保の穴場となる観光地を厳選して、おすすめのスポットを5つ紹介しましょう。観光客が殺到する場所と違い、静かにゆっくりと訪れることができて、のんびり癒しの時間を過ごせる場所です。

佐世保市北部の江迎町（えむかえちょう）にある寿福寺（じゅふくじ）は、紅葉の時期になると色彩豊かな「逆さ紅葉」が期間限定で一般公開されます。この時期は、お寺の広間の畳を一部はがしてアクリル板をはめ込み、庭園の景色が逆さに映るような仕掛けをします。

逆さ紅葉が見られるのは数日間ほどで、11月中旬から下旬まで、約10日間の公開となります。期間限定ですから、日程のチェックをして寿福寺へ訪れましょう。初夏も秋同様におすすめの「逆さ新緑」が期間限定で公開され、趣のある鮮やかな光景を楽しめます。

無窮洞（むきゅうどう）は、佐世保市街地から南へ移動し、ハウステンボス近くにある、太平洋戦争末期に彫られた防空壕です。太平洋戦争の戦縮図が垣間見える佐世保の戦争遺跡として、戦時下の時代背景を知ることができます。

無窮洞内は幅約5m、奥行き約20mで、当時の生徒が500人避難できたほどの大きさがあります。避難中でも授業や生活ができるように、教壇を備えた教室やトイレ、炊事場、食料倉庫などが設けられていたとわかります。

当時の小学生ほどの児童たちが手彫りで造った防空壕で、 天井は小学生の手によるものとは思えないほど、美しいアーチを描いています。

「三浦町カトリック教会」は佐世保駅近くの高台にあり、平和都市・佐世保のシンボルとなっています。戦時中の軍部から異教として圧迫を受けていましたが、三浦町カトリック教会は、空襲の目標にならないよう黒く塗って戦火を免れた貴重な教会として、今も尚、地元の人の身近な存在です。

教会の美しいゴシック建築は、初めて佐世保へ訪れた人の目にも焼きつく存在感があります。礼拝堂は自由に見学でき、万華鏡のように輝くステンドグラスは必見です。夜には教会の外観がライトアップされ、昼間とは違った雰囲気を楽しめます。