本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています
店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。
レザークラフトとは?
レザークラフトとは、動物の皮革を素材に手芸をする事をいいます。レザークラフト皮工芸、皮手芸、革細工とも呼ばれています。皮は動物の表面を覆う組織で、人間は昔から動物の皮を利用してきました。かつてはネズミやウサギなどの小動物の皮が利用されていました。
皮は高温多湿の環境では腐ってしまうので、腐らないようなめして加工したものが「革」となります。その後なめし加工が発達し、牛や豚、馬など哺乳類のほか、ワニやヘビなどの爬虫類、ダチョウなどの鳥類、サメなどの魚類も革として加工できるようになりました。
動物の皮革はプラスチックが発明されるまで、人類にとって大変強靭で貴重な素材の一つでした。皮革は現在、衣料品や装身具に利用されています。コートや革靴、財布、カバン、ベルト、椅子など耐久性が求められるものに多く使われます。
レザーを使った小物や財布は素敵ですが、レザークラフトは難しそうと考える方も多いでしょう。最近では簡単に始められる初心者キットも販売されており、レザークラフトの敷居は低くなりました。
レザークラフトに必要な道具は?
レザークラフトに必要な道具をご紹介します。レザークラフトに使用する革は、最近では100円ショップでもはぎれが販売されています。レザークラフト専門店や手芸店でも豊富に手に入ります。
革にはなめしという工程がありますが、どのようななめしを施したかによって処理方法が変わります。例えばタンニンなめしやヌメ革ならコバ磨きという革切断面を滑らかにする処理ができますが、クロムなめしを施した革はできません。革を購入する際にスタッフに尋ねてみましょう。
革を切る道具には革包丁という革専用の用品がありますが、100均のカッターでも代用できます。カッターマットも100均で購入できます。革をすくためのセフティーべべラなどの皮すき器具もあると便利ですが、カッターでも代用可能です。
革に穴をあける菱目打ちも必要です。初心者は一つ一つ穴を開ける菱錐があれば十分です。レザークラフトで様々な作品を作りたくなったら、3mmピッチの2本菱目、4本菱目を購入すると良いでしょう。
ハンマーは革の素材を傷めないよう、木やゴムのハンマーを使用します。100均でも手に入ります。革に穴を開ける際に使うマットは、専門店で購入できますが100均のコルクマットやコルクの鍋敷きで代用できます。
革を接着するためには、革用の接着剤が必要です。先に革を接着してから縫う場合には接着剤も揃えておきましょう。使用する接着剤はゴム糊です。ゴム糊は手芸店やホームセンター、100均でも揃います。100均では自転車のパンク修理用品として売られている事が多いでしょう。
革の縫い糸は、裁縫用の糸ではなく蝋引きされた革用品専用の糸を使用します。縫い針は普通の手芸と違い、2本の針を同時に使用しながら塗っていきます。革製品専用の針を使用しましょう。
ゴム糊を使用した後、圧着するために使うローラーは専門店で購入しましょう。固定する道具は100均のダブルクリップで代用可能です。革を磨くには液体の床面処理剤であるトコノールやトコフィニッシュなどを使用します。
コバを磨くためのツールはコーンスリッカーがおすすめです。コバを磨く前に使う紙やすりはホームセンターや100均で揃えられます。
レザークラフト初心者は道具のセットがおすすめ
レザークラフトの材料一覧を見るとレザークラフトは材料集めだけでも大変で高額になるイメージですが、道具のセットを購入すればすぐにレザークラフトに取り掛かれます。
レザークラフトの道具のセットは、例えば穴あけ道具、溝を作ったり革の角をきれいに落としたりするために使用する溝堀・ヘリ落とし、蝋引き糸、縫い糸や指ぬき、コバを磨くために使用するコーンスリッカー、コバを仕上げるためのサンドスティックなどがセットになっています。
レザークラフトの材料のセットを購入しておけば、あとは革さえあればすぐにレザークラフトに取り掛かれる為おすすめです。
レザークラフトに必要な材料は?
レザークラフトに必要な材料は、上記のレザークラフトに必要な道具のほかに、革やカシメ、ホック打ちなどのパーツです。レザークラフト初心者なら革は扱いやすく縫いやすいものを選ぶとよいでしょう。
初心者キットならレザークラフト初心者に扱いやすい布をチョイスしてあります。財布などにつけるホックやカシメも必要なら別途揃えましょう。
レザークラフトで財布を作るのに適している革は?
レザークラフトで使用する革は様々な種類があります。レザークラフトで財布を作るのに適している革は、手縫いのしやすさと処理のしやすさで決める事をおすすめします。
財布を縫う際には、手縫いに適した厚さがポイントです。1mmの革は財布の内装などに適しています。一方厚さ2mmの革は財布の外装やカバンの外装などに使用するといいでしょう。どちらにせよ、革専用ミシンなどではなく手縫いで簡単に財布を縫える厚さの革を選ぶとよいでしょう。
また、レザークラフトをするうえでコバ処理のしやすさも重要です。コバがきれいに仕上がるかどうかは革の繊維の閉まり具合やタンニンの量によって変わります。
簡単!レザークラフトで作る長財布
ここからは簡単にできるレザークラフトの長財布についてご紹介します。初心者にとってレザークラフトの長財布はハードルが高いように思いますが、初心者セットを使えば初めてでも普段使いできる長財布が簡単に作れます。
【クラフト社】革キット ロングウォレット 長財布
レザークラフトで簡単に作る長財布、1つ目はクラフト社から販売されている「革キット ロングウォレット 長財布」です。こちらの長財布のキットは、長財布用の革パーツ11枚、ジャンパードット、コンチョ、トチカンがセットになっています。
財布の手縫いガイドブックもセットになっているので、ガイドに沿って進めていけます。別途用意が必要なものは前の章でご説明したレザークラフトに必要な道具のみです。革はサドルレザーで、財布を使い込むほどに味わいが深まり革の経年劣化を楽しめます。
レザークラフトで使う革の特性や財布などに使うジャンパードット、コンチョの取り付け方の勉強にもなります。クラフト社では財布以外にも革のキットが数多く販売されているので、好みの長財布や小物入れのキットが見つかるでしょう。
こちらの革キット ロングウォレット 長財布で長財布の作り方を覚えたら、色違いで長財布のキットを購入してアレンジしながら長財布を作ってみてもいいでしょう。
革キット ロングウォレット 長財布を実際に使用した方は、革の状態もよく寸法も完璧なので安心して使えるという声や、長財布の練習も兼ねて購入したが、基本の仕組みも分かって勉強になるといった声がありました。
【誠和】makeU ロングウォレット レザーキット
レザークラフトで簡単に作る長財布、2つ目は誠和から販売されている「makeU ロングウォレット レザーキット」です。makeUは、上質なヌメ革を素材に、革のカット、縫い穴開け済みで簡単に革製品を作れるレザーキットのシリーズです。
何も道具がなくてもこのキットだけで長財布づくりを楽しめます。makeU ロングウォレット レザーキットは、シンプルながら普段使いにぴったりの本格長財布が簡単に作れおすすめです。こちらの財布はお札と硬貨がたっぷりと収納でき、カードポケットは4枚分です。
レザークラフト長財布のセットには手縫い針、手縫い糸、ギボシ、本体の革、コインケース用の革、カードポケット用の革、ファスナー、両面テープが入っています。カラーで分かりやすい財布の作り方の説明書も同封されています。
完成すれば幅19.5×高さ9.5×長さ2.5cmの長財布になります。makeUシリーズは長財布の他にもコインケースや眼鏡ケース、巾着ポーチなどのキットがあります。
おすすめ!レザークラフトで作る小銭入れ
レザークラフトで長財布はハードルが高いなら、まずは小銭入れを作ってみましょう。長財布に比べレザークラフトで作る小銭入れはパーツが少ない分、あっという間に制作でき、レザークラフトのノウハウも学べます。おすすめの小銭入れレザークラフトのキットをご紹介しましょう。
【誠和】レザーキット makeU×.URUKUST コインケース
誠和のレザーキット makeU×.URUKUST コインケースは、前章でご紹介した長財布と同じメーカーのキットです。長財布と同様、小銭入れのキットもすでに革は断裁され、穴も開いています。専用の縫い糸や縫い針もセットになっているので他の道具は必要ありません。
小銭入れづくりの丁寧な説明書が入っているので迷わずに制作できます。小銭入れのでき上がりサイズは約H9×W11.5×D2cmです。小銭入れの色はナチュラルとブラックがあるので好みで選びましょう。
【クラフト社】革キット レザーワークショップ コインパース
こちらの小銭入れも、前章でおすすめしたクラフト社が販売している「革キット レザーワークショップ コインパース」です。小銭入れの革パーツは2つだけなので、初めてのレザークラフトに最適です。セット内容は、カット済みのサドルレザー、手縫いのガイドブック、制作説明書です。
別途レザークラフトの基本の道具が必要です。革キット レザーワークショップ コインパースのでき上がりサイズは約7.5×10cmです。
レザークラフト上・中級者向け!人気の財布型紙
レザークラフトの初心者キットで慣れてきたら、好みの革を使って型紙から作ってみましょう。「レザークラフト用 革細工 型 型紙 アクリル製板(長財布 3/4ファスナー)」は、ラウンドファスナー長財布制作用のアクリル型のセットです。
財布のでき上りサイズは約20x10cm、厚み約2.5cmです。カードポケットが9つ、札入れと小銭入れに分かれています。縫製用の穴の印もつけられるようになっているので、均一に美しく縫う事ができます。アクリル板なので何度も使用でき便利です。
レザークラフトで財布を手作りしてみよう
レザークラフトはハードルが高いようで簡単に始められるハンドメイドの一つです。材料をすべて揃えるのは大変ですが、初心者キットを上手に使えば値段も抑える事ができます。レザーに興味を持ったら、初心者キットで財布にチャレンジしてみてください。