超簡単【さつまいもチップス】のレシピを伝授！ノンフライで作るならコレ

不足しがちな栄養素を補いやすく、とても食べやすいと話題になった野菜チップスの中でも、特に人気が高いものがさつまいもチップスです。

慣れ親しんだポテトチップスと食感が近いため食べやすく、ほんのり甘みを感じる味わいも野菜っぽさを感じにくいため子供や野菜嫌いな人でも食べられます。さつまいもチップスは、野菜チップスの中ではナンバーワンといってもいいほどに人気を集めています。

しかし、さつまいもチップスは普通に買うと案外値が張り、もっと気軽に食べたいと思っている方もいるでしょう。そんな方におすすめしたいのが手作りです。さつまいもチップスは、案外簡単に手作りできるのです。本記事では、簡単なさつまいもチップスの作り方を紹介します。

さつまいもは、栄養面でも非常に優れた食品です。特筆すべき点は、豊富な食物繊維とビタミンCです。食物繊維は腸の調子を整えてくれるのに役立ち、ビタミンCは肌の調子を整えてくれるのに役立ちます。

ビタミンCは熱に弱いという特性がありますが、さつまいもの場合、豊富なでんぷんがビタミンCを熱から守ってくれるので、焼き芋やさつまいもチップスのように加熱してもビタミンCが壊れないという凄い一面があるのです。

また、豊富な食物繊維にも注目です。さつまいもには、食物繊維の他にヤラピンという成分が含まれております。ヤラピンには食物繊維の働きを助け、より腸の動きを活性化させてくれる力があります。

そして、ヤラピンはさつまいもの皮近くに最も多く含まれていますので、皮ごと調理するさつまいもチップスはビタミンC、食物繊維、ヤラピンの栄養を余すことなく摂ることが出来る最高の調理法なのです。

子供のおやつには美味しくて安全な物を、と考えている方もいるでしょう。さつまいもチップスはそんなご家族にもピッタリです。

さつまいもは上記のような優れた栄養面に加え、とても腹持ちが良いという特徴があります。健康を気遣いつつ、おやつとして空腹もしっかり満たしてくれる、とても優秀なおやつなのです。

本記事で紹介する方法で手作りしてあげれば、無添加で安心かつ、市販のさつまいもチップスよりも大幅にコストを低く抑えられるのでおすすめです。腹持ちの良さを活かして、子供のおやつだけでなく、ダイエットしている方にもぴったりですので、様々な層に嬉しいおやつといえます。

それでは、さつまいもチップスの作り方を紹介していきます。まずは最も基本的な作り方である、油で揚げるレシピをご紹介します。

材料は、さつまいもとたっぷりの油です。味付けは塩のみでもよいですが、砂糖大さじ2、水大さじ1、醤油小さじ1/2を合わせた甘辛い大学芋風のタレを作っても良いでしょう。

さつまいもは良く洗い、薄くスライスします。スライサーを使うと非常に楽になりおすすめです。スライスしたら水にさらし、アクを抜きます。アク抜きにかける時間は5～6分で良いでしょう。あまり長く水に浸けると、せっかくのビタミンCが溶け出てしまいます。

水から上げたら、クッキングペーパーなどを使ってしっかり水気を切ります。水気が残っていると、揚げる際に油がはねて危険ですので、しっかり水気をふき取りましょう。油の温度は170℃です。あとは、水気をしっかり切ったさつまいのもをカリカリになるよう揚げます。

揚がったら余分な脂を切り、塩やタレを絡ませて味付けしたら手作りさつまいもチップスの完成です。味付けは熱いうちにした方が、味馴染みが良いのでおすすめです。

さつまいもチップスは、塩やタレだけでなく様々な味付けが出来る点も魅力です。味付けを変えることで、よりさつまいもチップスの楽しみ方の幅が広がります。

例えば、シナモンパウダーを使ったシナモンシュガー味があります。揚げたて熱々のさつまいもチップスに砂糖とシナモンパウダーをまぶすことで、ちょっぴりエスニックな大人のさつまいもチップス簡単に早変わりします。

他にも、はちみつを使ったハニーバター味もおすすめです。溶かしたバターとはちみつを混ぜたシロップに、さつまいもチップスをあえるだけで出来上がります。バターの塩味とはちみつの優しい甘みがたまらない、子供のおやつにぴったりな味に仕上がります。

良い点ばかりのように見えるさつまいもチップスにも1つ欠点があります。それは、油で揚げていることによるカロリーの高さです。さつまいもチップスに限らず、野菜チップスは、確かに野菜の栄養が詰まった食品です。

ですがカロリー面でみると、同じく油で揚げたハイカロリーお菓子の代表格、ポテトチップスとさほど変わらない数値なのです。野菜チップスは、存外ヘルシーとは言い難い食品なのです。

しかし、手作りさつまいもチップスならば、そんなカロリー問題もクリアすることが出来ます。さつまいもチップスは、家庭で簡単に、油を使わないノンフライ製法で作ることが出来ます。本項では、カロリー面に配慮したノンフライさつまいもチップスの作り方をご紹介します。

最初にご紹介するノンフライさつまいもチップスのレシピは、電子レンジを使ったレシピです。油で揚げる作り方の時と食感に違いは生じますがが、電子レンジで作った場合、よりヘルシーに仕上がります。ダイエット中のおやつにしたい方にはとくにおすすめしたい作り方です。

作り方は、さつまいもをスライスしたら水にさらし、水気をしっかりと切るところまでは、前述した油で揚げるレシピと同様です。違いはその後、水気を切ったさつまいもをクッキングシートに並べて電子レンジで加熱する点です。

加熱はおよそ3分ですが、さつまいもの様子を見て適宜延長すると良いでしょう。電子レンジで作る場合、何も手を加えないと加熱にむらが出て仕上がりにばらつきが出てしまいますので、加熱中定期的に取り出し、裏返したり位置を変えたりして微調整してあげる必要があります。

調整しながら様子を見て、全体がカリッとなるように加熱していきます。目安は3分ですが、足りないと感じるようならば延長し、もう十分だと思ったならば3分経過していなくとも電子レンジを止めてよいでしょう。

少々手間はかかりますが、電子レンジは家庭の普及率の高い家電ですので、最も簡単かつ多くの方がチャレンジしやすいさつまいもチップスの作り方といえるでしょう。

ノンフライさつまいもチップスは、電子レンジだけでなくオーブンでも作ることが出来ます。オーブンの方が電子レンジよりも均等に火が入るため、電子レンジノンフライさつまいもチップスよりも簡単に作ることが出来ます。

手順はアク抜きしたスライスさつまいもをクッキングシートに並べ、オーブンに入れて焼くだけです。オーブンの温度設定は160度、焼き時間は12分ほどで焼き上がります。

焼き時間は、オーブンによって多少差が出る可能性もありますので、さつまいもチップスの両面に焼き色がつく程度を目安にすると良いでしょう。

さつまいもチップスが焼きあがったら取り出し、粗熱を取ります。オーブンで焼いた場合、熱々のうちは若干しんなりしていることが多いです。冷めてくるとパリパリ感が出てきますので、熱いうちに少々柔らかくても失敗ではありませんので安心してください。

さつまいもチップスは、おやつ以外にも様々な活用法があります。そのうちの1つが、サラダのトッピングです。サラダにフライドオニオンなどをかける場合がありますが、同じようにさつまいもチップスを砕いてトッピングするのもおいしいのでおすすめです。

さつまいもチップスの黄色が視覚的にアクセントとなりますし、カリカリとしたさつまいもチップスは、食感の面でもアクセントになります。オーブンや電子レンジで作ったノンフライさつまいもチップスであれば、カロリーも抑えることが出来ますのでおすすめです。

さつまいもチップスは栄養豊富で美味しく、さらにレシピによってはノンフライで低カロリーに仕上げることも出来る、実に小回りの利く手作りおやつです。

さらに、さつまいもチップスは味付けの種類も豊富ですので、たくさん作っても飽きずに食べることが出来ます。さつまいもがたくさん手に入ったら、是非手作りさつまいもチップスで秋の味覚を堪能してみてください。