チーズフォンデュに使えるチーズおすすめ7選！人気の種類や余ったときのレシピも

チーズフォンデュの「フォンデュ」には、「溶かす」という意味があります。その名の通り、フォンデュ鍋の中でとろとろに溶けたチーズがバゲットや野菜に絡まる様子はたまりません！チーズは様々な食材と相性が良く、好きな食材を用意して楽しめるチーズフォンデュは子供も大人も大好きな料理です。

日本でもすっかりメジャーであるチーズフォンデュの発祥は、ヨーロッパです。スイスを中心に、ドイツやフランス、イタリア北部の山間部など、アルプス山脈一帯の家庭で古くから親しまれてきました。

今や日本でチーズフォンデュを提供している飲食店は珍しくなく、スーパーではチーズフォンデュのセットが販売されていて、自宅でも手軽にチーズフォンデュが楽しめます。身近な料理となったチーズフォンデュですが、使われているチーズに種類があることを知る人は少ないのではないでしょうか？

チーズフォンデュに使われるチーズは、実は1種類ではありません。基本的には、2～3種類のチーズをブレンドして使います。ブレンドするチーズの種類やその配合によって、チーズフォンデュの味わいは大きく変わるため、チーズフォンデュに使うチーズ選びはとても重要なのです。

チーズフォンデュに使うチーズはヨーロッパで作られることが多く、チーズの種類によっては、日本ではなかなか手に入りづらいものもあります。大型のスーパーや輸入食材を扱うお店でなら購入できますが、中程度の規模のスーパーなどではあまり取り扱われていません。

近くに大型のスーパーや輸入食材を扱うお店がない場合は、通販サイトを利用しましょう！チーズ専門店のネットショップでなら品揃えが良く、求めるチーズのフレッシュなものが手に入ります。

元々はヨーロッパの家庭料理であったチーズフォンデュは、レシピも簡単で自宅で楽しむのにぴったりの料理です。自宅でチーズフォンデュを手作りする際におすすめの、人気のチーズ7選をご紹介していきましょう！まずは、初心者でも失敗が少ないおすすめのチーズ3選からです。

チーズフォンデュにおすすめの人気チーズ、1つ目はチーズの本場であるスイス産のグリュイエールチーズです。濃厚なミルキーさとまろやかな口当たりで、「チーズの女王様」と呼ばれています。ナッツに似た風味が感じられ、フルーツを思わせる爽やかな甘みも特徴です。

グリュイエールチーズは加熱することで旨みがアップするため、スイスではチーズフォンデュに使うチーズとして定番です。初心者がチーズフォンデュに使う際には、熟成が比較的若いものを選ぶと良いでしょう。若い方が風味が柔らかで、どんな食材の味も邪魔しません！

チーズフォンデュにおすすめの人気チーズ、2つ目はエメンタールチーズです。グリュイエールチーズと同じくスイス産で、グリュイエールチーズの女王様に対し、「チーズの王様」と呼ばれています。アニメでお馴染みのボコボコと穴の開いたチーズと言うと、わかりやすいのではないでしょうか？

チーズ特有の塩味が控えめで、ミルクの優しい甘みが感じられるエメンタールチーズもまた、チーズフォンデュに使うチーズとして定番です。加熱すると旨みが増し、とろりとよく伸びる点もチーズフォンデュに最適と言えるでしょう。グリュイエールチーズと組み合わせて使うのがおすすめです！

カマンベールチーズは表面を白いカビで覆われた、とてもクリーミーなチーズです。滑らかな口当たりと上品な味わいは日本でも人気で、おつまみやオードブルなどによく使われます。カマンベールチーズも、チーズフォンデュに使うチーズとしておすすめです。

本格的なチーズフォンデュに使うチーズは入手困難なものもありますが、カマンベールチーズは比較的手に入りやすいでしょう。そのまま食べても美味しいですが、熱を加えるとクリーミーさが増します！

チーズ好きの中には、クセのあるチーズを好む人も少なくありません。次に、チーズフォンデュにおすすめのチーズの中でもクセのある人気チーズをご紹介します。しかし、味わいにクセのあるチーズのみをチーズフォンデュに使うことは、風味が強くなりすぎておすすめできません。

チーズフォンデュの基本の組み合わせ、グリュイエールチーズとエメンタールチーズでのチーズフォンデュを堪能した後に、エッセンスとして追加して味の変化を楽しむのがおすすめです！

ゴーダチーズはクセのあるチーズの中でも、そこまで風味が強くないタイプでおすすめです。オランダで生まれたチーズですが日本人の舌に合うと言われており、クセのあるチーズは苦手という人でもチーズフォンデュを美味しく楽しめることでしょう。

ゴーダチーズはチーズフォンデュ以外の様々な料理にも使えます。プロセスチーズの原料にも使われており、そのまま食べても美味しいチーズです。チーズフォンデュには、北イタリア産の黒トリュフが入ったとても香りの良いゴーダチーズを使うと本格的な味わいになります！

青カビが入ったブルーチーズは、チーズの玄人向けと認識している人が多いのではないでしょうか？鼻をつく強い香りと独特の風味もまた有名です。ブルーチーズならではのその味わいは青カビに由来しているもので、時間が経つごとに少しずつ強くなっていきます。

ブルーチーズの主張の強い味わいは好きな人にはたまりませんが、あくまでエッセンスとして組み合わせた方がチーズフォンデュをより堪能できるでしょう。風味が強いブルーチーズをチーズフォンデュに使う際は、ブロッコリーやレンコンなどあっさりとした食材が相性抜群でおすすめです！

チーズフォンデュにおすすめの人気チーズ7選、最後にご紹介するチーズは、本場のチーズフォンデュを楽しみたい場合におすすめのチーズ2選です。チーズフォンデュの本場で人気のチーズを使って、自宅にいながら本格的な味わいを楽しみましょう！

本場のチーズフォンデュにおすすめのチーズ、1つ目はボーフォールチーズです。聞き慣れない名前のチーズは、雪深く冬が厳しいスイスとフランスの国境近くで生まれました。側面に大きなくぼみがある、強い旨みと濃厚な味わいが特徴のチーズです。

ボーフォールチーズはその香り高さから「プリンス」と賞賛されています。独特の香りはやはり使う量に注意が必要で、多く入れすぎてしまうと食材の味わいを活かし切れません。ゴーダチーズやブルーチーズと同様に、チーズフォンデュにエッセンスとして加えると良いでしょう。

コンテチーズもまた、スイスとフランスの国境近くで生まれたチーズです。フランスを代表するチーズの1つで、チーズフォンデュに使うとたちまち本格的な味わいになります。口当たりはとてもまろやかでコクがあり、ナッツのような香ばしさと甘みも特徴です。

しっかりと熟成されたコンテチーズは、チーズフォンデュだけでなくグラタンやクロックムッシュなどにも最適です。手頃な大きさにカットして、そのままおつまみとしていただいても美味しく楽しめます。芳醇な香りで、ワンランク上のチーズフォンデュを味わえることでしょう！

チーズフォンデュを自宅で楽しむと、余ったチーズの処理に悩むという人は意外と多いことでしょう。余ったチーズは、元々のチーズの旨みに食材の旨みも溶け出した美味しいソースです。捨ててしまうなんてもったいないことはできません！

チーズフォンデュで余ったチーズを絶品メニューに変身させる、おすすめのレシピをご紹介しましょう。電子レンジとトースターを活用した簡単なレシピです！

チーズフォンデュで余ったチーズを使った、ポテトとベーコンのグラタンのレシピです。2人分でじゃがいも2個、ベーコン5枚、オリーブオイル小さじ1を用意しましょう。じゃがいもは洗って皮が付いたまま、厚めの輪切りにします。ベーコンは1cmほどの大きさにカットしておきましょう。

耐熱皿にじゃがいもを入れてラップをかけ、750Wの電子レンジで2分半ほど加熱します。オリーブオイルを塗ったグラタン皿にベーコンとじゃがいもを並べ、その上からチーズフォンデュで余ったチーズを適量かけましょう。トースターで表面がこんがり焼き色が付くまで焼いたら完成です！

チーズフォンデュのレシピには、チーズの他に白ワインやコーンスターチ、ニンニクなどが必要です。白ワインでチーズを伸ばし、コーンスターチはチーズに塗って分離を防ぎます。ニンニクを鍋に塗ると風味が倍増です。おすすめのチーズで、絶品チーズフォンデュを楽しみましょう！