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オープン以来人気が絶えない「下呂プリン」
2019年3月に誕生した、食べ歩き&お土産スイーツのお店「下呂プリン」は、オープン以来人気が絶えないプリンの専門店です。
下呂温泉の新名物として、注目を集めているプリン専門店・下呂プリンでは、どんなプリンを販売しているのでしょうか。この記事では、下呂温泉街で人気の下呂プリンの魅力や特徴などをご紹介します。
下呂プリンって?
下呂プリンは、地元の精肉店・株式会社天狗が運営するプリンの専門店です。下呂温泉は多くの若い観光客が訪れる温泉地であることから、スイーツの需要が高いという点に社長が着目し、温泉街の活性化に役立てればという思いからプリンの専門店が出店となりました。
いまや全国各地で続々と誕生しているご当地プリンですが、下呂プリンも、話題のご当地プリンの一つです。オープン以来、開店数時間で完売してしまうほどの人気ぶりで、1個約400円の下呂プリンは飛ぶように売れています。お土産として持ち帰りもできる人気商品です。
下呂温泉初のプリン専門店
1000年以上の歴史を持つ岐阜県下呂温泉は、儒学者・林羅山(はやしらざん)より、有馬温泉(兵庫県)・草津温泉(群馬県)とともに「日本三名泉」と称された名泉です。全国的に有名な下呂温泉には、温泉街に初めてできたプリンの専門店・下呂プリンがあります。
下呂プリンは、店舗併設の工房で一つひとつ丁寧に作られています。材料には、新鮮な牛乳や卵、マダガスカル産のバニラビーンズ、宇治の最高級抹茶など、こだわりの食材を使用しています。
カエルがモチーフ
昔ながらの素朴な味わいを追及した「思ひ出の味」下呂プリンは、カエルのキャラクターをモチーフにしています。観光客に人気の可愛いカエルのキャラクターは、「下呂」を声に出した時の「ゲロ」と、カエルの鳴き声の「ゲロゲロ」からイメージされています。
下呂温泉では、下呂温泉ファンクラブの公式イメージキャラクターで、カエルの男の子「げろぐるくん」が活躍しているのをご存知ですか?下呂温泉街では、あちこちでカエルを見かけますが、表情やポーズが異なる可愛らしいカエルを探してみるのも楽しいものです。
下呂プリンの店頭でも、愛くるしいカエルが訪れる人を出迎えてくれます。店内に置いてあるカエルやアヒルのおもちゃは、撮影用に自由に使えます。
店内は昔懐かしいお風呂屋さんをイメージ
人気のプリン専門店の店内には、下呂温泉の湯船をイメージしたイートインスペースがあり、昭和の銭湯を思わせるレトロな空間を楽しめます。
入り口の壁は、熟練の職人さんによる手書きで、温泉のロッカー風に作られています。昔の懐かしさを思わせる空間で美味しいプリンを楽しむことができます。
レトロなマッサージチェアやブラウン管のテレビ
店内のベンチは、レトロな浴槽をイメージしたタイルで仕上げらており、現役で稼働しているレトロなマッサージチェアや扇風機、ブラウン管のテレビも置かれています。下呂温泉の思い出に、写真撮影を楽しむ観光客も多いです。
プリンを運ぶトレーはケロリン桶
プリンを購入すると、ケロリン桶に入れてくれます。ケロリン桶は、全国の銭湯や旅館などで使われている黄色いプラスチック製の風呂桶です。ケロリン桶は、持ち帰りができませんのでご注意ください。
持ち帰りもOK
購入した瓶入りのプリンは、イートインスペースで食べるのはもちろん、お土産として持ち帰りできます。行列のできる下呂プリンは、家族や友人などへのお土産品としても喜ばれる絶品のプリンです。下呂プリンの日持ち期間は、「2日」となっています。
下呂プリンの種類
下呂プリンは、レトロ・まろやか・抹茶・珈琲ゼリー・メロンソーダの全5種に加え、季節限定で登場するプリンや、限定商品「下呂プリン ア・ラ・モード」など、種類が豊富にあります。
カエルのキャラクターがモチーフになっているプリンは、可愛いだけでなく、珈琲ゼリー味やメロンソーダ味といった、変わり種の味が楽しめるのも魅力です。
下呂プリンのオープン当初は、5月中旬までの限定販売で、旬の苺を使用した「いちごジュレプリン」を販売していました。季節限定プリンは、季節ごとに旬の果実を使ったプリンが登場します。それでは早速、下呂プリンの種類や味をチェックしていきましょう。
下呂プリン(レトロ)
お土産として持ち帰りたい下呂プリン・1種類目は「レトロ」です。レトロ(税込400円)は、昔のプリンを再現している少し固めのプリンです。オープン以来、一番人気といわれています。
なめらかプリンが発売されて以来、なめらか系のプリンが続々と登場しましたが、昭和系の昔ながらの固めプリンが今再び注目されてきています。
タピオカの次に再ブームになるのでは?と注目を集めている固めプリンは、しっかりした食感を楽しめるプリンです。下呂プリン「レトロ」は、甘さ控えめでカラメルの苦さを楽しめます。
下呂プリン(まろやか)
お土産として持ち帰りたい下呂プリン・2種類目は「まろやか」です。レトロ同様に人気が高いまろやか(税込400円)は、下呂プリンの基本の味となっているプリンで、なめらかな食感を特徴としています。
下呂プリン「まろやか」は、地元産の新鮮な下呂牛乳に、マダガスカル産の天然バニラビーンズを贅沢に使用しています。少し固めなレトロとの食感の違いを楽しんでみてはいかがでしょうか。
下呂プリン(抹茶)
お土産として持ち帰りたい下呂プリン・3種類目は「抹茶」です。抹茶(税込450円)は、宇治の最高級抹茶と丹波産の黒豆を使用した絶妙な風味のプリンです。
丹波産の黒豆は収穫量が少ない貴重な豆といわれています。粒が大きく高たんぱくで、カルシウムやビタミンB1・B2、食物繊維を豊富に含んでいる最高級品です。丹波産の高級な黒豆が、抹茶の程よい苦味を引き立てています。
下呂プリン(珈琲ゼリー)
お土産として持ち帰りたい下呂プリン・4種類目は「珈琲ゼリー」です。珈琲ゼリー(税込450円)は、風呂上がりのコーヒー牛乳をイメージして作られたプリンです。
銭湯には昔からコーヒー牛乳や牛乳が置かれています。銭湯に一度も行かれたことがない方でも、銭湯といえばコーヒー牛乳、という組み合わせを聞いたことがあるのではないでしょうか。
電化製品が普及していった昭和30年代、一般家庭での冷蔵庫普及率が低かったこの時代に、銭湯ではマッサージチェアや冷蔵庫には冷えた飲み物がありました。当時の入湯料よりも、コーヒーは高価なものだったのです。
いつもよりも贅沢気分を味わえるお風呂上がりのコーヒー牛乳は、下呂プリンの「珈琲ゼリー」でも楽しめます。昔懐かしい銭湯をイメージして作られた店内で、コーヒーゼリーとプリンを混ぜて、風呂上がりのコーヒー牛乳の味を楽しんでみてください。
メロンソーダ
お土産として持ち帰りたい下呂プリン・5種類目は「メロンソーダ」です。メロンソーダ(税込400円)は、レトロとまろやかに続いて3番目に人気があります。さくらんぼを入れて、昔懐かしいメロンソーダの味を再現している下呂プリンのイチ押し商品です。
メロンソーダは、下呂プリン「まろやか」の上にメロンソーダジュレが入っています。プリンにメロンソーダ?と思われる方もいるでしょうが、甘すぎず美味しいと評判です。お風呂上りに食べたくなる「思ひ出の味」を楽しんでみませんか?
下呂プリン ア・ラ・モード(1日30食)
1日30食の限定商品「下呂プリン ア・ラ・モード」は、イートイン限定の商品です。プリン専門店・下呂プリンは、持ち帰りと店内飲食を併設している営業形態ですが、こちらの商品は、持ち帰りできない店内限定となっています。
「下呂プリン ア・ラ・モード」は、下呂プリンの「レトロ」をベースにしたプリンに、厳選した極上の生クリームが使われています。固めプリンが好きな方におすすめです。
その他季節限定メニュー
季節限定メニューとして登場する人気の季節限定プリンは、旬の果実を使ったプリンです。季節の限定プリン(税込500円)は、お土産としても持ち帰りできます。下呂温泉のお土産に、贈ると喜ばれる専門店ならではの味を選んでみてはいかがでしょうか。
2019年夏季限定プリンでは、6月中旬に下呂プリン「まろやか」と芳醇な甘さのマンゴージュレのハーモニーが楽しめる「完熟生マンゴー」が登場、9月下旬にはマンゴープリンとバトンタッチして「シャインマスカット」が登場しました。
冬期間の限定プリンでは、フランス産の栗を使用した「モンブラン」も販売されました。下呂プリンは、下呂温泉でしか食べられない絶品のプリンです。季節に応じた限定プリンもまた、その時期でのみ出会える貴重なプリンです。とろりと滑らかな季節限定の下呂プリンをぜひ味わってみてください。
下呂プリンの味の特徴
続いては下呂プリンの味の特徴を見ていきましょう。一つひとつ丁寧に作られている下呂プリンは、常時6種類あります。子どもから大人まで、幅広い世代から人気のある下呂プリンの味には、どんな特徴があるのでしょうか。
サッパリし過ぎずほどよい甘さ
下呂プリンの味の特徴・1つ目は「サッパリしすぎないほどよい甘さ」であることが挙げられます。下呂プリンのベースとなっている「まろやか」の上に乗せられている果実のジュレは、後味を爽やかにしてくれます。
とろりとしたなめらかな食感
下呂プリンの味の特徴・2つ目は「とろりとしたなめらかな食感」です。固めの「レトロ」と、なめらかな「まろやか」では食感に違いがありますが、下呂プリンの基本の味「まろやか」は、柔らかでなめらかな食感が特徴です。
「まろやか」のなめらかな食感は、地元の新鮮な下呂牛乳とマダガスカル産の天然バニラビーンズが作り出しています。
ふわり鼻に残るバニラの香り
下呂プリンの味の特徴・3つ目は「鼻に残るバニラの香り」です。プリンの味と香りを作るバニラビーンズは美味しさの秘密です。下呂プリンでは、1キロ12万円前後する天然バニラビーンズをふんだんに使用し、品質第一の美味しいプリンを提供しています。
下呂プリンの店舗情報
最後にご紹介するのは、下呂プリンの店舗情報です。下呂プリンを訪れる前に、営業時間や定休日、アクセス方法などを確認しておきましょう。
営業情報・定休日
下呂プリンの営業時間は、午前10時~午後5時までです。毎週水曜日が定休日となりますが、不定休もあります。平日でも行列のできる人気店ですので、時間に余裕を持って訪れましょう。
たくさんの客が訪れる下呂プリンでは、スタッフ全員で美味しいプリンを製造していますが、午前中に完売となる日も多く、営業時間内であっても売り切れ次第閉店となります。下呂プリンを楽しみにされている方は、早目にお店を訪れることをお勧めします。
場所・アクセス
東京から電車で下呂駅へ向かう場合は、名古屋駅まで新幹線で行き、名古屋駅で乗り換えるのが最適なルートです。名古屋駅からは、特急「ワイドビューひだ」や普通列車などを利用します。
大阪から下呂駅へ電車で行く場合は、特急「ワイドビューひだ」が直通運行(1日1往復)しています。それ以外の時間帯に移動する場合は、名古屋駅まで新幹線などを利用します。名古屋駅から下呂駅は、直接アクセスできる特急「ワイドビューひだ」がおすすめです。
「下呂プリン」へのアクセスは、JR東海高山本線・下呂駅から徒歩約10分です。店舗の場所は、温泉博物館の隣、鷺の足湯(さぎのあしゆ)のすぐ近くに位置します。
下呂発温泉博物館は、全国でも珍しい温泉をテーマにした博物館で、道向かいにある鷺の足湯(24時間・無休)は、下呂温泉街に最も早く誕生したヒノキ造りの足湯です。下呂プリンを訪れる際は、足湯と下呂プリンの両方を楽しんでみてはいかがでしょうか。
東京から車でアクセスする場合は、中央自動車道・中津川ICで降りるルートを利用します。中津川ICからは、約54km・約1時間50分の所要時間です。
駐車場情報
下呂温泉街には、公共の駐車場があります。なかには終日無料となる駐車場もありますので、下呂温泉へお出かけする前に駐車場の情報もチェックしておきましょう。下呂温泉街のマップや駐車場情報は、下呂市公式観光サイト「下呂たび」で確認できます。
車を利用して下呂プリンを訪れる場合は、お店の向かいにある有料の「下呂中央駐車場」を利用できます。こちらの駐車場は収容台数22台で、普通乗用車のみ駐車可能です。
駐車場料金は、8:00~22:00が60分100円、22:00~8:00は60分50円です。大正15年から続く大衆浴場・白鷺の湯(しらさぎのゆ)と、温泉博物館の利用者は、1時間無料となります。
住所 | 岐阜県下呂市湯之島545-1 |
電話番号 | 0576-74-1771 |
見た目も可愛い「下呂プリン」はお土産にもおすすめ
今回は、行列の絶えないプリン専門店「下呂プリン」で販売しているプリンの種類や特徴などをご紹介しました。可愛いカエルのキャラクターが出迎えてくれる店内は、昔懐かしい銭湯を思わせる空間が人気です。下呂を訪れた際は、お土産にもおすすめの下呂プリンをぜひ堪能してみてください。