水道橋のおすすめ本屋さん特集！大型店から専門書が揃うこだわり店まで

「有文堂書店」はJR水道橋駅より徒歩2分の距離にあります。終戦直後に建てられたという歴史を感じさせる貴重な町屋の木造住宅には、店の外や脇の路地にまでずらりと本が並べられ、通りすがりの人たちの目を引きつけます。

哲学、経済、法律の他に全集、辞典、文芸、写真集などあらゆるジャンルの本が整然と本棚に納められ、その在庫は膨大です。古書なら何でも揃うといった品揃えの良さと、ほとんどが1000円以下というその価格の安さが魅力的な本屋です。

そんな中でも古書店としては珍しく、特徴的なのが歌舞伎関連の専門書です。二代目の店主の伝統芸能好きが高じて仕入れられていたようで、なかなか出会うことのできない専門書を見つけることもできます。

「有文堂書店」は古書店好きにはたまらない空間となるに違いありません。一度ぜひ足を運んでみてください。

白い大きな看板が目印の「英山堂書店」はJR水道橋駅より徒歩5分の場所にあります。昔ながらのレトロな雰囲気を醸し出す木造モルタル造りの建物の中に入ると天井まで続く本棚にあらゆる種類の本がずらりと並べられ、入りきらない本が中央に積まれています。

その蔵書は1000冊を超え、文庫本や雑誌、全集などそのジャンルは多岐にわたります。店主こだわりの古書が古書組合の市場で仕入れられ、全集や初版本を除いてその価格はほとんどが1000円未満で購入することができます。

客層はサラリーマンや学生などが多いですが、これといった目的のない古書店初心者にもぜひおすすめしたい本屋です。ぜひ一度立ち寄ってみてください。

「古書」と掲げられた大きい看板が目印の「富士鷹屋」は「探偵小説専門店」と呼ばれるほど、国内外を問わずほとんどのミステリー全般が揃います。

戦前から近代までミステリー好きの店主こだわりの古書が店内に膨大に敷き詰められ、その在庫の多さから以前の店舗では手狭となり、現在の店舗に移転してきたという逸話もあります。

最近は「鮎川哲也」や「都築道夫」などの本格ミステリーが多いですが、その他本格派やハードボイルド、探偵やSFなどほぼ全般のジャンルが揃っています。

客層は中高生やサラリーマンなどさまざまですが、共通しているのは無類のミステリー好きということです。同じくミステリー好きの店主との会話やアドバイスを聞きながらお気に入りの小説を探すこともファンの楽しみの一つとなっています。

そんな素敵な「富士鷹屋」に機会があればぜひ気軽に立ち寄ってみることをおすすめします。きっとあなたにぴったりの本が見つかるはずです。