福島・二本松のおすすめ観光スポット！定番のイベントや人気の穴場もご紹介

あだたら高原に咲く花は四季折々に美しく種類も豊富です。4月中旬からカタクリの花が咲き始め、コブシ、ヤツオツツジ、ウラジロヨウラク、ハクサンシャクナゲと春から夏を彩ります。短い夏に一斉に咲く花は力強い美しさがあり、そして紅葉が始まる頃安達太良山に雪の便りが届きます。

ここから二本松のおすすめ観光スポット9選を紹介していきます。長い歴史に育まれた数多くの観光スポットや、新しい時代にマッチした観光スポットなど、一度は訪れてみたいスポットばかりです。二本松の数多い観光スポットの中でも、選りすぐりのおすすめ観光スポットをご紹介します。

安達太良山は二本松を代表する観光スポットです。登山口は全部で6ヵ所あります。登山初心者であれば、ロープウェイを使用する「奥岳登山口薬師岳コース」がおすすめです。所要時間は約1時間30分で、登りやすいコースです。ゆっくりと安達太良山の大自然を楽しみながら歩いてみましょう。

奥岳登山口からはロープウェイを使わない「五葉松平コース：3時間30分」「勢至平コース：2時間30分」もあります。「横向温泉登山口：3時間40分」「沼尻登山口：4時間10分」は猪苗代湖から安達太良山を目指すコースで、こちらもおすすめです。

さらに、登山上級者には「石筵(いしむしろ)登山口：4時間30分」「野地温泉登山口：4時間30分」がおすすめです。また、「塩沢登山口：4時間」では、登山道に一部危険な場所があります。気軽に登山が出来る安達太良山でも標高は1700ｍになります。充分な事前準備は必要です。

2つめの二本松おすすめ観光スポットは「稚児舞台」です。稚児舞台は、阿武隈川を隔てた旧安達町と、対岸になる島山に連なる奇岩怪岩の景勝地です。阿武隈川の流れが作り上げた自然の景観は、県十景にも挙げられています。稚児舞台を一望できる展望台からは四季折々の景観が楽しめます。

「稚児舞台」の由来にはいくつかあります。安達野むかし物語には「稚児舞台」の由来となる話しが残っています。「稚児舞台悲話」の中で、源義家が安倍貞任との戦いが語られています。「田舎の稚児には舞も出来ないだろう」と挑発された貞任は、娘ふたりに稚児の姿をさせて舞を踊らせました。

しかし、娘は断崖から身を投げてしまい、不憫に思った義家が稚児の塚を建てたそうです。稚児が踊った舞台から稚児舞台と名付けられました。由来の1つ「稚児舞台悲話」です。さらに、この舞の見物で、断崖から落下した義家を守った馬の跡に残った「稚児石」は穴場のスポットです。

二本松のおすすめ観光スポットで二本松城は外せません。二本松城は日本百名城の1つにも数えられる名城です。その城内にはかつて「三の丸御殿」が存在しました。「三の丸御殿」は慶応4（1868）年、二本松少年隊の悲話となる戊辰戦争二本松の戦いで、落城・焼失しています。

築城は応永21年（1414年）畠山満泰によるもので、二本松城跡は東北地方を代表する近世城郭として、中世城館から近世城郭への変貌がよくわかります。

二本松城周辺の見どころには歴史があります。まず、藩士の戒めとするため、自然石に刻ませた4句16文字の銘文「旧二本松藩戒石銘碑」です。

「箕輪門」は御殿と共に最初に建造した櫓門です。回遊式庭園の「るり池」、城址内に唯一残る江戸期の建造物「洗心亭」、裏門の跡「搦手門跡」などがおすすめです。さらに、「日影の井戸」は、日本の三井戸と呼ばれています。当時がしのばれる風情ある佇まいは穴場のおすすめスポットです。