益子焼陶器市の開催情報まとめ!アクセス・駐車場や人気作家をチェック!

益子焼陶器市の開催情報まとめ!アクセス・駐車場や人気作家をチェック!

栃木県の益子で行われる益子焼陶器市は、有田陶器市や笠間の陶炎祭などと並ぶ日本でも屈指の陶器市です。今回はそんな益子焼陶器市の開催情報や会場へのアクセス方法、駐車場などを、陶器市にも出店する人気の益子焼作家とあわせてご紹介しましょう。

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    記事の目次

    1. 1.益子焼陶器市とは
    2. 2.そもそも益子焼って?
    3. 3.益子焼陶器市の3つのエリア
    4. 4.益子焼陶器市の人気作家
    5. 5.益子焼陶器市の開催情報
    6. 6.益子焼陶器市でお気に入りの一品に出会おう!

    店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。

    益子焼陶器市とは

    Photo by Hetarllen Mumriken

    益子焼陶器市は春のゴールデンウィーク(春の陶器市)と秋の11月初旬の連休(秋の陶器市)に開催される、益子焼の展示販売イベントです。2019年現在、益子町内約50店舗の販売店が参加し、その他にも500張のテントが立ち並ぶ、町を挙げての一大イベントとなっています。

    今回は有名な有田陶器市や笠間の陶炎祭などと並んで、日本でも屈指の人気を誇る陶器市、益子焼陶器市の開催情報や益子焼の歴史、有名作家、益子町へのアクセス方法、便利な駐車場などについてご紹介したいと思います。

    なお、開催情報については2019年の開催情報を記述しています。2020年以降の開催情報については、随時益子町陶器市のホームページにアクセスしてご確認ください。

    1966年から始まる益子焼の祭典

    Photo by Hetarllen Mumriken

    益子焼陶器市は1966年(昭和41年)から始まり、50年以上の歴史を持ち、2017年の11月には100回目の開催を向かえた日本の陶器市の中でも屈指の歴史を誇る陶器市です。

    そもそも益子焼って?

    Photo by u-dou

    陶器市の詳細な内容や開催情報をご紹介する前に、陶器市の主役である、益子焼について簡単にご紹介させて頂きます。益子焼は栃木県芳賀郡益子町周辺で作られる陶器のことで、江戸時代末期に創始されました。

    当初は日用品が主流でしたが、次第に民芸品が多く作られるようになり、日本全国にその名を知られるようになりました。

    余談ではありますが、益子焼を創始した大塚啓三郎は笠間で陶芸の修行をしたと言われ、笠間焼は朝ドラ「スカーレット」でも有名な信楽の陶工の指導の下で創始されたと言われています。つまり益子焼のルーツは笠間焼とそのルーツである信楽焼にあると言えます。

    栃木県益子町が産地の陶器

    フリー写真素材ぱくたそ

    益子焼の産地である益子町は栃木県の南東部に位置する芳賀郡に属する町です。益子焼の他にイチゴ、柿、ぶどう、りんごなどのフルーツが特産品で、特にイチゴはイチゴ狩りが行えるスポットが複数あり、人気を集めています。

    また、それらの特産品も陶器市で販売されているとのことですので、陶器とあわせて地元の味も楽しみましょう!

    益子焼の歴史

    Photo by u-dou

    益子では昔から焼き物が作られていたという記録もありますが、現在にも続く益子焼の特徴が確立されたのは、江戸時代末期の嘉永6年(1853年:ペリー提督が浦賀に来航した年)に、大塚啓三郎が益子の地に窯を築き「益子焼」を創始して以降のことです。

    大塚啓三郎は江戸時代中期から陶芸が盛んな土地として知られた笠間(現在の茨城県笠間市周辺)で少年時代を過ごしました。そこで陶器作りの基礎を学んだと言われています。

    その後、大塚家の婿養子として益子の地に移り住んだ際に大津沢という場所に陶芸に適した土をみつけ、陶芸を行うようになったそうです。

    Photo by u-dou

    当初は一大消費市場である東京向けに、鉢や水瓶などの日用品を作ることで発展した益子焼ですが、大正時代以降は売上が伸び悩んだ為、柳宗悦や濱田庄司が提唱する民芸運動に賛同し、多くの陶芸作家が独自の工芸品の製作にも力を入れるようになります。

    その後も伝統を重んじながらも発展を続け、笠間焼と並ぶ関東屈指の陶芸品の産地となり、大規模な陶器市が開催されるようにもなり、今日に至っています。

    用の美として注目を集める

    Photo by u-dou

    益子焼を象徴する表現として「用の美」という言葉がありますが、この言葉も民芸運動から生まれた言葉です。民芸運動とは思想家の柳宗悦が「用の美」に着目したことから始まり、陶芸家の河井寬次郎、濱田庄司らがそれに加わりました。

    益子焼は元々日用の道具として発展してきた陶芸品でしたが、益子に移住した濱田庄司から民芸運動の影響を受け、次第に芸術品としても注目されるようになります。

    日用品の作成で培われた実用的な美しさを民芸品として芸術品に昇華した益子焼はまさに「用の美」を体現する陶器と言っても良いかもしれません。

    益子焼陶器市の3つのエリア

    Photo by Hetarllen Mumriken

    益子焼陶器市は大きく三つのエリアに分かれています。駅から最も近い東エリアから西に向かい中央エリア、西エリアの順に並んでいます。

    陶器市会場の各エリアの場所や何があるかなどの詳細については、益子焼陶器市の開催情報などを掲載している益子町観光協会のホームページに益子陶器市マップがありますので、益子町観光協会のホームページにアクセスして確認しましょう。

    なお、陶器市のどのスポットにどの作家が出店しているかの情報については「益子データベースプロジェクト」というサイトから確認ができます。開催情報を掲載する益子町観光協会のホームページからリンクされていますので、そこからアクセスしてみてください。

    城内坂~古窯いわした

    Photo by Hetarllen Mumriken

    東エリアの南方の「城内坂」から中央エリアの「古窯いわした」の辺りには、陶器店や工房、ギャラリーなどがたくさん立ち並んでいます。

    また、城内坂通りから路地(やきものの店詩器とうめの新館の間)を入った先にある「路地裏テント」では様々な作家の作品が展示販売されています。なお、この路地裏は私有地ですので、陶器市の開催中以外の立ち入りはできません。

    城内坂~古窯いわしたの周辺には、他にも東エリアに「TOKO PARK」、「PEACE SPACE」、「じゃりん小径」、中央エリアには「ヴィレッジましやま」、「夢HIROBA」、「くみあい広場」、「古窯いわした広場」などでテントが張られ、陶器市の展示販売会場となっています。

    参考館~つかもと広場

    Photo by Hetarllen Mumriken

    中央エリア北側の「益子参考館」(先ほどご紹介した民芸運動の中心人物の一人である濱田庄司の記念館)から西エリアにかかる「つかもと広場」の周辺には「つかもとテント市」や「よしざわ窯」などがあります。

    「つかもとテント市」には益子でも最大級の窯元である「つかもと」の敷地で開かれるテント市です。陶器や民芸品だけでなく、飲食店も出店していて、屋外飲食スペースもありますので、陶器市を見て回った後の休憩にはもってこいのスポットです。

    「よしざわ窯」は益子焼でも屈指の人気を誇る「よしざわ窯」の作品の展示販売所です。毎年大変込み合うので「よしざわ窯」が目当ての方は早めに訪ねましょう。

    益子駅前~城内坂

    Photo by u-dou

    最後に駅からのアクセスも良い、「益子駅前」から東エリアの「城内坂」周辺をご紹介します。鉄道を利用して益子焼陶器市を訪ねる人にとっては入口であり出口でもある場所ですので、必ず通ることになるでしょう。

    こちらは陶器を販売するスポットはあまりありませんが、飲食店や屋台パークが立ち並んでいますので、陶器市を回る前に腹ごしらえをしたり、陶器市を回った後の帰り際に食事や休憩をするのにはうってつけの場所です。

    益子焼陶器市の人気作家

    Photo by u-dou

    ここでは益子焼の人気作家の方々をご紹介します。海外進出も果し作品は幻の器とも言われるほどの人気作家である「山野辺彩さん」、日々になじむ器をコンセプトとして作品作りをしている「石岡信之さん」、ボーダー柄や迷彩柄のオシャレな作品を作る「佐々木康弘さん」です。

    女性目線で「あったらいい器」を作る「よしざわ窯」、西洋風のオシャレなデザインの器を作る「東峯未央さん」いずれも高い人気を集める作家さんです。

    なお、ここでご紹介する作家さんは山野辺彩さん(2014年までは出品)を除き、全員が益子焼陶器市に出品していますので、興味のある方はそれぞれのホームページやSNSなどにアクセスして事前に陶器市への出店情報を確認しておきましょう!

    山野辺彩

    Photo by prkbkr

    山野辺彩さんは福島県いわき市出身で1983年生まれの女性作家です。武蔵野美術大学在学中に陶芸サークルに参加し、卒業後に独学で陶芸の技術を磨き、2010年に初の個展を開きました。

    2015年には新宿伊勢丹で個展、近年ではオーストラリアでも個展を開き、海外進出も果たしています。益子焼の作家の中でも大変人気のある作家さんですので、その作品はすでに入手困難になっています。

    Photo by y.ganden

    また、益子焼陶器市にも2014年を最後に出店していません。出店していた頃は深夜から行列ができるほどの人気だったようです。現在作品を入手するには展示販売会の事前抽選で当選する必要があります。

    展示販売会の開催情報や山野辺彩さんの作品などは公式ホームページやツイッター、インスタグラム(ホームページにリンクがあります)から確認することができますので、ホームページにアクセスして確認してみて下さい。

    石岡信之

    Photo by Hetarllen Mumriken

    石岡信之さんは山形県出身で1978年生まれの男性作家です。大学4年時にわかさま窯の面接を受け、卒業後、若林健吾氏(わかさま窯:長野県出身)のもとで修行に入りました。その後2005年に独立して、現在に至ります。

    石岡信之さんは日々になじむ器をコンセプトとして作品作りをしていて、シンプルで洗練されたデザインと使い慣れた器のように手に馴染む素朴さが魅力です。

    石岡信之さんの作品は毎年春の陶器市(残念ながら秋の陶器市には出品されないようです)に出品され大変な人気を集めています。

    佐々木康弘

    Photo by Metro Centric

    佐々木康弘さんは秋田県出身で1981年生まれの男性作家です。2004年から益子窯業指導所で陶芸を学び、2006年には早々に築窯独立し益子焼の作家としてのキャリアをスタートさせています。

    佐々木康弘さんの作品はボーダー柄や迷彩柄でカラフルながら落ち着いた色合いが特徴です。とてもモダンでオシャレな作風なので和食だけでなく洋食用の食器としても使えます。

    現在では新宿伊勢丹などでも定期的に個展を開く、益子焼の人気作家の1人として活躍しています。益子焼陶器市にも毎回出店しています。

    佐々木康弘さんはツイッターやインスタグラムから作品や個展の開催情報、陶器市での出店場所などを発信していますので、事前に確認しておきましょう。

    よしざわ窯

    Photo by Hetarllen Mumriken

    よしざわ窯は30名ほどのメンバーで運営される生活陶器を製作販売する比較的小規模な陶器メーカーです。メンバーの3分の2が女性で構成されているため、女性目線で「こんな器があったら」を意識してデザイン、使い勝手、価格を兼ね備えた商品を製作しています。

    よしざわ窯は春秋両方の益子焼陶器市に出店している他、通販サイトのon the tableも運営しています。豊富な商品が取り揃えられていますが、人気の為、すぐに売切れてしまいます。販売方法が独自ですので、「はじめての方へ」を確認しておきましょう。

    on the tableではよしざわ窯の新着商品やキャンペーンの開催情報などを逐次発信していますので、サイトにアクセスして確認してみましょう。

    東峯未央

    Photo by tenaciousme

    東峯未央さんは茨城県出身で1982年生まれの女性作家です。2009年に栃木県窯業技術支援センターを修了して、笠間焼陶芸教室に勤務を経て、笠間で陶芸作家としてのキャリアをスタートして、2012年には茨城県鉾田市に築窯して、現在に至っています。

    東峯未央さんの作品は、白地に青の北欧的スタイル風のデザインがとてもオシャレな器、少し茶色がかった灰色のシックな器が人気で、かわいらしいシロクマやツバメのワンポイントがあしらわれているのが特徴です。

    笠間焼にも縁のある作家さんですが、益子焼陶器市にも出品しています。なお、作品や個展の開催情報、陶器市での出店場所などインスタグラムで発信されています。

    益子焼陶器市の開催情報

    Photo by _Yuki_K_

    最後に益子焼陶器市の開催日時や開催情報、アクセス方法、陶器市期間中に解放される有料駐車場、無料駐車場の場所などについてまとめて置きましょう。

    開催日時は参考として2019年のものを掲載しますが、開催日は例年春の陶器市はゴールデンウィーク、秋の陶器市は11月初旬の連休ごろに開催されています。

    開催時間も毎回9:00~17:00で共通しているようですが、念のため、開催日が近づいたら益子焼観光協会のホームページにアクセスして開催情報を確認しておくことをおすすめします。

    2019年の益子焼陶器市開催日時

    Photo by Hetarllen Mumriken

    2019年の益子焼陶器市の開催日時は「益子春の陶器市」が4月27日の土曜日から5月6日の月曜日までの期間、「益子秋の陶器市」は11月1日の金曜日から11月5日の火曜日までの期間で開催されました。開催時間はともに9:00~17:00です。

    アクセス・駐車場

    Photo by ume-y

    ここでは東京から陶器市が行われる益子へ向かう場合のアクセス方法と駐車場をご紹介します。まずは電車で向かう場合ですが、東京から秋葉原に出て、つくばエキスプレスで守谷へ行き、関鉄常総線に乗り換え下館、真岡鐵道に乗り換え益子に到着するのが最短のルートです。

    陶器市が始まる9:00前に益子へ到着するためには4:46の電車に乗る必要があり、所要時間は3時間半程度で、乗り換えは3回、運賃は約3000円となっています。

    Photo by macglee

    乗り換えが面倒な場合には秋葉原から発着している関東やきものライナーを利用するのがおすすめです。所要時間は3時間弱で運賃は2150円です。ただし朝一番の便は要予約で到着時間は10:50と少し遅めで、陶器市の開場時間には間に合いません。

    関東やきものライナーは陶器市の期間中だけでなく毎日運行していますので、泊りがけ前提であれば、前日の夕方の便で前乗りするのもおすすめです。

    フリー写真素材ぱくたそ

    最後に車でのアクセスと無料駐車場や有料駐車場をご紹介します。東京から車で益子へ向かう場合は練馬ICから関越自動車道を経て、北関東自動車道の真岡インターチェンジで降り、そこから益子へ向かうのがおすすめです。真岡インターチェンジから益子は25分ほどです。

    Photo by _Yuki_K_

    車で益子に行く際に注意しなくてはならないのは駐車場です。陶器市の中心部に近い益子焼窯元共販センターの駐車場が最大の駐車場ですが、有料(1日500円)にも関わらず午前中の早い時間に満車になってしまいます。

    他にも大小の有料駐車場(1日500円のところが多いです)、無料駐車場(比較的会場から離れています)がありますが、駐車できるかどうかはタイミングと運次第ですので、車で行く場合は駐車場を探し回る覚悟をしておいた方がよいかもしれません。

    益子焼陶器市でお気に入りの一品に出会おう!

    Photo by T.Kiya

    ここまで益子焼陶器市の開催情報などをご紹介して来ましたが、いかがでしたでしょうか?陶器市の魅力はなんと言っても、作家の方と会って話しながら陶器を選べることではないでしょうか?興味を持たれた方は次のゴールデンウィークに益子焼陶器市に出かけてみましょう!

    速水喜彦
    ライター

    速水喜彦

    歴史と酒と食べることが好きです。神社仏閣、歴史関連、日本酒、飲食店の記事を中心に執筆しています。

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