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にんにくのおすすめの選び方
ネギ属の多年草であるにんにく(大蒜)素材は、根元にある球根部を可食部とする香辛野菜です。独特の香りがあるにんにく素材ですが肉の臭み消しとして古くから重宝されてきたため、肉食文化が根付いている地域では香辛料の定番でもあります。
現在市場に流通するにんにく素材の大半は中国で栽培されたものですが、日本でもにんにく栽培で有名な産地もあり特産品としても人気です。そんなにんにく素材ですが、食材としてにんにく素材を使う場合は選び方にポイントがあります。
にんにく素材にはさまざまな品種がありますが、基本的に乾燥した状態で出荷されます。この時の乾燥具合が選ぶ際のポイントで、できるだけしっかりと乾燥されたものを使うのがおいしい食べ方のコツです。
さらに身が固いことや触った時にしまりがあるもの(シワが多いものはNG)を選びましょう。なおしっかりと乾燥したにんにく素材は皮部も真っ白です。もしも皮部に変色がみられるようなら乾燥状態に問題があるので、選ばないようにするのが良いでしょう。
生にんにくの食べ方
香辛野菜にする食べ方が一般的なにんにく素材ですが、生食にする食べ方ももちろんできます。薬味にする食べ方でも生のままスライスすることはよくありますし、生にんにく素材をみじん切りにして冷やした豆腐の上にのせる食べ方もあります。
ですからにんにく素材そのものを生のままで食べることは、基本的に「あり」です。ただし生の状態でのにんにく素材は臭いと表現される独特の強烈な香りがしますし、食した後も臭いが残ります。
とはいえにんにく素材には豊富な栄養成分が含まれていますから、食事で健康維持をすることを目的とするなら生での食べ方も良いでしょう。食べた後の臭いが気になる場合は、にんにく素材の中でもにおいがあまり強くない品種を選ぶことがおすすめです。
例えば別名ジャンボニンニクと呼ばれているエレファントガーリック種は、にんにく素材の臭いの元であるアイリン成分が少ないので生食での食べ方にも適しています。
もちろん含まれる栄養成分は一般的なにんにく品種と同じですから、栄養効果を期待して生食にする食べ方にもおすすめです。また保存法として人気の生にんにく醤油漬けなども、生食でのおすすめな食べ方といえます。
食べる時の注意点
にんにく素材を生食にする食べ方は決して無謀な食べ方ではないのですが、本当の意味での健康維持を考えるのであれば食べる量や頻度に注意が必要です。
毎日食べ続けることによってにんにく素材特有の臭いは口臭のもとになりますし、場合によっては体臭としてあらわれることもあります。またにんにく素材の栄養成分には体に刺激を与える成分も含まれるので、生だと体調面に不調が現れることも想定すべきでしょう。
特ににんにく素材に多く含まれるアリシン成分は内蔵への刺激が強いので、普段からおなかの調子があまりよくない人や胃が弱い人は避けた方が無難ともいえます。
さらに適量(生食での食べ方の場合は1日あたり1かけらが目安)を守って継続することも、にんにく素材を毎日生食にする際のポイントです。
にんにくの簡単で臭くない食べ方レシピ
独特な香りから香辛野菜としての食べ方が一般的なにんにく素材ですが、栄養も豊富ですし加熱するとにおいが変化するのもにんにく素材なのでレシピによってはにおいが気にならない食べ方もあります。
そこでにんにく素材を生食ではなく調理によってメイン食材にしたおすすめな食べ方を、簡単にできるおすすめレシピでご紹介しましょう。
にんにくのレンジ蒸し
生の状態のにんにく素材はしゃきしゃきとした食感ですが、にんにく素材を加熱調理すると食感がまったく違ったものに変わります。一般的によく使われる表現が「ジャガイモのような」でボイルしたてのほくほくした食感は美味です。
しかも加熱することによって臭いのもととなる成分が破壊されるので、食べても臭くないにんにくレシピとして人気があります。作り方はとても簡単です。
皮つき状態のにんにく素材をラップに包み電子レンジで約1分(量や大きさによって微調整が必要)加熱すれば、食べても臭くないにんにくレンジ蒸しが出来上がります。食べる直前に皮をむくだけなのでとても簡単ですし、お好みでポン酢をつける食べ方もおすすめです。
にんにくの丸焼き
バーベキューなどで楽しめる豪快かつおいしいにんにく素材の食べ方が「にんにく丸焼き」レシピです。丸焼きにする際にアルミホイルに包むことで蒸し焼き調理になりますから、丸焼き特有の香ばしいかりが付くだけでなくほくほくした食感も楽しめます。
自宅で作る場合はトースターを使うのが良いでしょう。作り方のポイントは、にんにく上部のみ切り落として使うことです。上部には強いにおい成分が含まれているので、そのままトースターで丸焼きにすると家の中ににんにく臭が漂います。
また上部を切り落としておけば、食べる際にひとかけらずつ分けて食べやすいです。アルミホイルに包んで15分を目安に加熱調理すれば完成ですし、食べる直前にバターをのせる食べ方もジャガバタレシピのような食べ方になるので人気があります。
にんにくをおいしい食べ方で味わおう!
香辛野野菜として味付けにする食べ方が一般的なにんにく素材ですが、レシピ次第では臭くないおすすめの食べ方もあります。にんにく素材は栄養豊富なので食材としての食べ方はおすすめですが、生での食べ方は体への刺激が強すぎるので食べ方や量に注意しましょう。