長崎旅行のおすすめスポット21選！定番グルメからカップルに人気の穴場まで

長崎市の南の海に浮ぶ端島（はしま）、通称「軍艦島」と呼ばれる小さな海底炭坑の島があります。岸壁が島全体を囲い、高層鉄筋コンクリートが立ち並ぶその外観が軍艦に似ていることから、そう呼ばれるようになりました。

平成27年に世界文化遺産に登録され、今では長崎のおすすめ観光スポットのひとつです。全盛期には約5300人の島民が暮らしていましたが、昭和49年の炭鉱閉山とともに島は無人となりました。

それから40年以上の時が流れて一般の人も立ち入れるようになってからは、多くの旅行客が上陸ツアーで軍艦島を訪れるようになりました。日本最古の鉄筋コンクリート造7階建てのアパート等、当時のままの姿を見ることができます。

長崎県佐世保市を中心とした約25kmの海域に、大小208の島々が連なる「九十九島（くじゅうくしま）」があります。島の密度は日本一で、一つひとつの島が独特の表情を持っていて、複雑に入り組んだリアス海岸と、島々が織りなす美しい自然景観が広がっています。

九十九島には208もの島がありますが、そのうち人が住む有人島は4島、他はすべて無人島です。穏やかで波静かな浦々は栄養豊富な漁場となり、養殖漁業にも適していて「九十九島かき」や、生産量日本一の「九十九島いりこ」「九十九島とらふぐ」など、豊かな海の幸を育てます。

島々の間を縫うように進むクルージングや、ヨットセーリング、シーカヤックなど、九十九島を満喫できる遊びが様々あり、カップルやファミリーのレジャースポットとしておすすめです。

長崎県平戸市街の北西にある「生月（いきつき）島」は、緩やかな丘陵が広がる、漁業が盛んな小さな島です。捕鯨とかくれキリシタンの島としても知られています。生月島は戦国時代からキリシタンの信仰があり、江戸時代に禁教令が出た後も、島民は密かに信仰を続けていました。

生月島には隠れキリシタンの歴史が残った観光スポットが多いです。独特の地形が生み出した景勝地もあり、旅行客にも人気の島です。灯台の上で絶景を眺め、珍しい形状の塩俵の断崖を観光して、キリシタンの名所を巡るなど、小さい島ながらも見どころが様々ある穴場スポットです。

「池島」は、長崎の観光できる離島の中では穴場となる島で、長崎県西海市の大瀬戸港や佐世保港からフェリーで行きます。周囲4kmの小さな池島は、かつて炭鉱の島として栄え、現在の廃墟的な景観から「第二の軍艦島」と言われるようになりました。

池島には、国内唯一と言われる、日本の近代化を支えてきた炭鉱現場を体験できる施設があります。トロッコに乗車し、元炭鉱員ガイドの案内で坑内を探検し、炭鉱機器の模擬操作体験などを行うことができ、島で一番の体験型観光スポットとなっています。

池島は、炭鉱体験や廃墟となった街並み観光を通し、ロマンや切なさといった他では味わえない独特の気分にさせてくれる、長崎の穴場のスポットです。

「長崎旅行」のおすすめ穴場スポットを4つ紹介します。穴場だからこその面白いイベントやグルメなど見どころの多い、長崎旅行でおすすめのスポットです。穴場スポットでは、おしゃべりを楽しみながら、またはゆっくり自分のペースで巡ることもできるので、カップルにもおすすめです。

穴場スポットとして、国指定の天然記念物とされている「七ツ釜鍾乳洞」、グルメも楽しめる「長崎オランダ村」、穴場婚活スポット「諏訪神社」、動物と触れ合える「長崎バイオパーク」を紹介します。

「七ツ釜（ななつがま）鍾乳洞」は西日本随一、国指定の天然記念物の鍾乳洞です。七ツ釜鍾乳洞近辺は昔海だったところで、通常の鍾乳洞とは全く違った特徴をもつ、世界でも希な鍾乳洞です。洞穴は全長1500m以上、今なお、その全容を確認できていない長大な鍾乳洞群です。

平均気温は一年を通して15度前後で洞穴内は夏でも涼しく、美しい流水が洞内を流れ、自然の神秘を感じさせます。地底探索ツアーも行われたり、遊覧船でも巡ることができるので、カップルや友達同士におすすめの穴場観光スポットです。

オランダの港町「ホールン」を忠実に再現したテーマパークが「長崎オランダ村」です。2001年に一度閉園し、2016年にポートホールン長崎として再開、その後長崎オランダ村の名称を復活させた、穴場観光スポットです。

外海にも内海にも面した、長崎県西海市の豊かな自然を活かしたテーマパークで、美術館や輸入雑貨のお店があります。また色々なグルメを楽しめる場所でもあり、地元の海や山の幸など新鮮食材を使った和食、イタリアンやフレンチのレストラン、バーベキューのあるフードコートなどが並びます。

漁船を使った遊覧船ツアーやシーカヤック、釣り体験などのレジャーもできます。広場ではイベントも開催されていて、カップルで訪れるのもおすすめです。

「諏訪（すわ）神社」は、長崎市民から「おすわさん」と親しまれている氏神様です。諏訪・森崎・住吉の三社が祀られており、 縁結び・厄除け・海上守護の神社として崇められています。江戸時代から続く秋の大祭「長崎くんち」は、豪華絢爛・異国情緒のある祭りで日本3大まつりのひとつです。

諏訪神社の楼門からの70余段つづく石段は素晴らしく、長崎くんちのときは旅行客や見物人で埋め尽くされます。和洋中の文化が混在した長崎の、日本的な風情がある神社です。