本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています
店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。
燻製を自宅で作ってみよう!
バーベキューやキャンプなどアウトドアを楽しむ際に手作りするイメージの強い燻製料理は、自宅でも簡単に作れる方法があります。燻製という調理方法で作られる食材はベーコンやハムなど身近なものも多く、独特の風味があり人気があります。
今回はお酒のおつまみとしてもおすすめの燻製料理について、詳しい情報を紹介します。家にあるものでも作れる燻製レシピや燻製におすすめの食材も必見です。
燻製の3つの種類
燻製には3つの種類があり、燻製を作るのに必要な時間や温度がそれぞれ異なります。まずひとつめは、15℃から30℃と燻製の作り方の中で最も低い温度で燻製を作る「冷燻」です。冷燻は温度が低い分、時間がかかり早くても1日、長くて約1ヶ月かかります。
冷燻はじっくり燻製を完成させる分深みのあるしっかりとした味わいになり、水分が少なく煙の殺菌効果の影響で長期保存も可能になります。冷燻はスモークサーモンや生ハムを作る時に最適な燻製方法です。
次に30℃から80℃の温度で燻す方法が「温燻」です。温燻はスモークウッドという燻製専用の木材と燻製器を使って、1時間から半日かけて行います。
温燻は豚バラ肉から作るベーコンを作る時におすすめで、他にもソーセージやロースハム、熱で溶けやすいチーズや固くなりやすい卵などを燻製する時にも最適です。木綿豆腐を温燻で燻すとチーズのような風味を楽しめます。
燻製の製法の中で最も高い温度で燻す方法が「熱燻」です。熱燻は80℃から140℃に達するほどの高温で、1分から数時間の短時間で食材を燻します。長期保存はできませんが、ナッツや加熱済みの肉類、ポテトチップス、ちくわ、たくあん、調味料などさまざまな食材を燻製にできます。
自宅でできるのは「熱燻」
3種類の燻製のうち自宅で簡単にできるのは熱燻です。温燻は燻製器という特別な道具が必要ですし、冷燻は温度管理が難しく時間もかかるため、自宅で燻製を作る方法としては不向きです。一方、熱燻はほとんど自宅にある道具で調理が可能で、時間もかからずにおいしい燻製を作れます。
自宅で燻製を作りたい人は手軽に燻製ができる熱燻に挑戦してみましょう。熱燻で作った燻製料理は簡単なのにも関わらず、しっかりとスモークの風味をまとっており、おいしいお酒のあてになります。
燻製を自宅で作る時に必要な道具
燻製を自宅で作る時に必要な主な道具は、フライパンとフライパンの蓋、金網、アルミホイル、スモークチップの5種類だけです。スモークチップ以外は自宅に常備している人も多く、燻製は自宅で簡単に挑戦できる調理法です。
燻製を自宅で作る時に使うフライパンは、出来れば中華鍋などの底が深いものがおすすめです。深底フライパンでもいいでしょう。フライパンの蓋はフライパンのサイズにぴったり合ったものにしましょう。
金網は自宅のフライパンより直径が数cm小さめのサイズがおすすめです。金網の上に燻製する食材を置くために使います。アルミホイルはナッツなどの金網の隙間から落ちてしまうような小さな食材や、チーズなどの溶けやすい食材を自宅で燻製する時に使います。
最後にスモークチップは燻製の風味を左右する重要なアイテムです。スモークチップにはたくさんの種類があり、自宅で燻製する食材との相性などを考えて選ぶと良いでしょう。最もオーソドックスで初心者にもおすすめなのは、どんな食材とも相性がいいヒッコリーのスモークチップです。
他にも比較的色々な食材と合わせやすく、短時間で風味をつけられるサクラやクルミのスモークチップも初心者向けです。特にサクラは日本人からの人気が高い種類です。
燻製の香りをマイルドにしたいならリンゴのスモークチップもいいでしょう。リンゴのスモークチップは癖の強い食材とは相性がよくありませんが、白身魚や鶏肉などの淡白な味わいの食材と相性抜群です。自分好みのスモークチップを見つけて、自宅での燻製作りを楽しんでみましょう。
自宅で燻製を作るのにおすすめの食材
燻製はサーモンやベーコン、ハム、チーズなど燻製の代表的な食材を始め、鶏肉やナッツ、豆腐、卵などの自宅にもよくある身近な食材、調味料やたくあんなどの変わり種の食材まで、自宅でも幅広く楽しめます。
数ある燻製におすすめの食材の中から、今回は自宅で燻製を作るのにおすすめの食材を紹介します。自宅で燻製を作るのにおすすめの食材を使って、自宅でおいしい燻製料理に挑戦してみましょう。
初心者は水分の少ない食材がおすすめ
自宅で燻製を作るのにまだ慣れていない初心者の人は、水分の少ない食材から始めてみましょう。水分が多い食材は、燻製にすると水分と煙が反応し、酸味や苦味などの原因となります。おいしい燻製を自宅で作るために、慣れるまではナッツやドライフルーツなどで経験を積みましょう。
また燻製は水分が飛び、食材の中の旨みの濃度をあげる食べ物です。はじめから水分が少ない食材の方が簡単に旨みを凝縮できます。自宅で燻製を作る際は、フルーツや野菜などの燻製に失敗しやすい水分の多い食材は慣れてから挑戦してみましょう。
定番食材はチーズや卵
自宅で燻製を作る時の定番の食材は、すでに加工してあり、味付けも必要ないチーズや卵です。特にチーズは自宅で燻製にすると、スーパーなどに売ってる安価なチーズが簡単においしく変身するのでおすすめです。
自宅で燻製にしたチーズはおつまみはもちろん、フランスパンに乗せて食べたり、カルボナーラやチーズリゾットにして贅沢に楽しむレシピもあります。そのまま食べる以外の活用法もたくさんあるチーズの燻製に、自宅で挑戦してみましょう。
もうひとつ自宅で燻製にする食材でおすすめの卵は、自宅でフライパンを使うなら固茹でのゆで卵がおすすめです。ゆで卵の燻製は自宅で作ると約10分ほどで完成します。おつまみが足りないときなどにも、さっとできる自宅で燻製にするのに便利な食材です。
自宅で燻製にしたゆで卵はみじん切りにしてサラダにしたり、うずらの卵を使えばピンチョスのようなおしゃれなレシピにも応用できます。
調味料も燻製できる
燻製といえば固形の食材のイメージがつよいですが、調味料も自宅で燻製できる食材です。おすすめは醤油や塩、黒胡椒、オリーブオイルです。自宅で燻製するならどれも10分ほどで完成します。自宅でフライパンを使って調味料を燻製する時は、平たいお皿に入れて燻製しましょう。
醤油を自宅で燻製するなら普通の醤油でもおいしいですが、出汁醤油が最もおすすめです。卵かけご飯や刺身の醤油として使うと、いつもよりコクと風味のある味わいを楽しめます。
自宅で燻製にした塩はゆで卵に、オリーブオイルはパンに付けるだけでもおいしく、贅沢なおつまみとなります。黒胡椒は潰したものよりホールの方が燻製の風味をまといやすいのでおすすめです。燻製にした黒胡椒はモッツァレラチーズと一緒に食べると、ワインの進む燻製調味料です。
フライパンで簡単!自宅で作るおすすめ燻製レシピ
フライパンを使った自宅でできる燻製レシピを紹介します。フライパンを使えば大掛かりな燻製器がなくとも、初心者でも簡単に燻製料理を作れます。
燻製を作るレシピはどうしても煙が出てしまうので、自宅で燻製を作る際は換気することを心がけましょう。また食材によっては長時間に渡って火を使うレシピもあるので、火元に注意をしながら料理することも大切です。
手順
自宅で燻製を作る手順は味付け、乾燥、スモークの順番です。自宅で作る燻製の最初の工程である味付けは、味のついていない刺身やゆで卵などに行います。チーズやソーセージなどの既に味がついているものは、味付けの手順は省いて構いません。
味付けは自宅にある塩を食材に振りかけるか、塩水につけるだけです。塩は少なすぎると食材が腐ってしまうので、多すぎるくらいの塩を使いましょう。塩を振って味をつけるなら、食材の約3%ほどの重さの量の塩が目安です。
自宅で燻製を作る際に最も重要なのが、乾燥の手順です。食材を風通しのいい場所に置いたり、キッチンペーパーで水分をふきとったりして、食材の水分をできるだけ抜きましょう。
食材が十分に乾燥したら、フライパンにアルミホイルをしき、その上に好きな素材を使ったスモークチップを入れます。その上に金網を置き、金網の上に乾燥した食材を乗せ、蓋をしてスモークします。スモークの時間は食材によって異なるので、注意しましょう。
色々な燻製を自宅で試してみよう!
燻製はさまざまな食材を使ってできる調理方法です。食材ごとに異なる風味や食感を楽しめるので、燻製作りに夢中になる人もたくさんいます。色々な食材の燻製を自宅で作ってみましょう。