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燻製は初心者でもハードルが低い調理法
燻製は元々傷みやすい食材を長期にわたり保存するための調理法ですが、今ではキャンプなどで普段とは違う食感や味わいを楽しむために燻製を作る方も増えています。専用の燻製器も販売されており、初心者が自宅でも気軽に楽しむことができるようになりました。
初心者が燻製を作るためにはちょっとしたコツを知っておく必要があります。幾つかのポイントを抑えておけば燻製初心者でも美味しい燻製を作ることができます。身近な食材を使って簡単に燻製を作ることができればきっと喜ばれることでしょう。
ここでは初心者が燻製を作るにあたり、必要な道具や美味しく作るコツをご説明します。また燻製初心者でも自宅で簡単に身近な食材を使って作ることができるレシピをご紹介します。
燻製に必要な道具
まず燻製を作る時に必要な道具ですが、基本的に必要なものは燻製器・スモークウッドかスモークチップ・温度計です。また網もあった方が良いでしょう。燻製器は燻製を作るための専用の鍋のようなものです。アウトドア用品を扱う店やホームセンターで販売されています。
燻製初心者が自宅で燻製を楽しみたい時には、温度計が付いているタイプや手軽に持ち運びができるタイプの燻製器がおすすめです。また自宅だけでなくキャンプやアウトドアで燻製を楽しみたい初心者には段ボールでできた燻製器もあります。
専用の燻製器がない初心者でも、自宅にある鍋やフライパンで作ることができます。その際には厚手の鍋とアルミホイル・網・スモークチップを準備しましょう。また鍋の代わりに段ボールや木を使って自家製の燻製器を作っている燻製初心者の方もいます。
さらに100均にあるボウルなどを組み合わせて燻製器を作ることもできます。燻製を作る際には温度管理が大切になるので、温度計もあった方が良いでしょう。燻製の作り方には3種類のやり方があり、初心者には高温で燻す熱燻法や40℃~80℃の温燻法がおすすめです。
燻製初心者におすすめの食材は?
様々な食材を燻製にすることができますが、初心者にとって作りやすい食材をご紹介します。生ハムやスモークサーモンのように40℃以下の低温で長時間かけて燻製にする冷燻法は、徹底した温度管理と設備が必要なため初心者には難しいでしょう。
もともと水分が少ないもの
初心者でも作りやすい燻製のレシピでは、元々水分が少ない食材が適していると言えます。また燻製にする際には食材の水分を抜くために一度塩漬けにします。そのためあまりにも水分の多い食材は燻製には向いていません。
さらにもともと水分が少ない食材やあらかじめ味が付いている食材は、下準備の手間を省くことができ大変便利です。水分が少ない食材でも冷蔵庫から出したばかりで水滴が付いているものはよくふき取ってから燻製にすることをおすすめします。
食材から出てくる水分は煙と反応して酸味やえぐみの原因になるので、こまめに拭き取ると良いでしょう。塩漬けした食材は塩抜きした後冷蔵庫で数時間から一日、ラップをせずにおいておくと表面が乾燥すると美味しい燻製を作ることができます。
定番はチーズ・たまご・ナッツ・ベーコン
水分が少なく、燻製初心者におすすめの定番食材の一つはチーズです。チーズはお肉や魚のように下処理が不要で味も付いているので、手間のかからないレシピとしておすすめです。また燻製初心者におすすめの食材として卵やナッツ・ベーコンが人気です。
初心者は鶏肉やウィンナーを燻製にするのもおすすめです。他にも豆腐やちくわなどの練り製品も燻製にするととても美味しいと評判です。さらにはポテトチップスやマシュマロなども風味が変わりとても美味しくなります。初心者でも簡単に作ることができ喜ばれるでしょう。
初心者でも簡単!自宅でできる燻製レシピ
今回は燻製初心者でも簡単に自宅で燻製を作るレシピをご紹介します。専用の燻製器を使わずフライパンで作るレシピです。初心者の方も是非挑戦してワンランク上のおいしさを楽しみましょう。
材料
まず必要な道具は蓋つきのフライパン・アルミホイル・スモークチップ・金網です。フライパンはできるだけ深さのある円錐形のものがおすすめです。またある程度厚みのあるフライパンが良いのですが、空炊きができないアルミ製のものや繊細な鍋は避けましょう。
スモークチップは桜チップが有名ですが、ヒッコリーやクルミなどのチップもホームセンターなどで販売されているので試してみてください。お肉なども含めどんな食材にも合うおすすめのスモークチップはヒッコリーです。初心者の方も是非使ってみましょう。
作り方
燻製レシピの基本的な工程は塩漬け・塩抜き・乾燥・燻製です。ここでは初心者でも簡単に作ることができる燻製ステーキを作ってみましょう。まずお肉の両面に塩こしょうをします。そして風通しの良い所に30分程置いて乾燥させます。
豚バラ肉の塊などを使う場合は、塩をすり込みラップに包んで冷蔵庫で1週間程置きます。お肉の塩漬けが完成したら次に塩抜きをします。よく洗い2~3時間流水に浸けておきます。
初心者の方でも作りやすいステーキ肉の場合は、塩抜きの工程は必要ありません。塩をふった後に出る水分はよく拭き取ります。フライパンにアルミホイルを敷き一握り程のスモークチップを置き、上に金網を置きます。
お肉の燻製の場合は80℃以上の高温で燻す「熱燻」が初心者には失敗が少なくおすすめです。お肉の油がチップの上に落ちないようにチップの上にアルミホイルを被せます。強火で加熱しある程度煙が出たら、お肉を網の上に置きます。弱火にして蓋をして10分程スモークしたら完成です。
その他にもナッツやチーズを熱燻してみましょう。スモークチップから煙が出るまでは強火で、煙が出てきたら中火から弱火にして10分程度スモークすると良いでしょう。初心者でも美味しいスモークチーズやナッツを簡単に作ることができます。
初心者で少し慣れてきたら、好みのハーブをチップの上に置いてスモークしたり、ザラメを置いてスモークしたりすると、香りや照りが出てさらにワンランク上の燻製レシピを楽しむことができるでしょう。
燻製初心者でも失敗しないコツ
ここで燻製初心者でも上手に燻製を作るコツをご紹介します。燻製方法には熱燻・温燻・冷燻の3種類があります。初心者の方が自宅で気軽に燻製を楽しむには熱燻と温燻がおすすめです。冷燻は温度管理や設備が必要なため初心者には向かない燻製方法です。
初心者には熱燻法がおすすめ
初心者に特におすすめの燻製方法は熱燻です。熱燻とは80℃以上の高温を保った状態で燻していく方法です。初心者が自宅やキャンプで楽しむなら短時間で完成する方が良いでしょう。熱燻は高温かつ短時間で仕上げる燻製方法なので、比較的簡単にでき初心者向けと言えます。
熱燻は高温を保ち続ける必要があるためスモークチップを加熱し続ける必要があり、自宅ではコンロの上で調理することになります。また熱燻で作った食材はあまり保存がきかないという難点があります。そのため初心者でも、自宅やキャンプで作ってすぐに食べる時に向いている方法です。
下処理はきちんと
さらに初心者が失敗しないコツは、塩漬けや塩抜きといった下処理の工程をきちんと行うことです。したがって、初心者の方はチーズや卵といった下処理をしなくても良い食材がおすすめです。肉や魚など下処理が必要な食材は手を抜かないことがコツです。
塩漬けの工程は下味をつけるだけでなく、防腐効果を高めることができます。塩漬けにした際に出る液体をきれいにふき取りましょう。また流水で塩抜きをした後はキッチンペーパーなどできれいに水分をふき取り、冷蔵庫や風通しの良い所で乾燥させるようにしましょう。
食材はじゅうぶん乾燥させる
最後に紹介する初心者が失敗しないコツは、よく乾燥させるという点です。食材の表面に水分が残っていると煙の成分と反応して、酸味やえぐみの原因になります。そのため冷蔵庫から出した食材は常温でしばらく置いて乾燥させる必要があります。
また燻している間に水分が出てきたら、こまめに拭き取るようにすると良いでしょう。食材はしっかりと乾燥させること、もともと水分の少ない食材を使うことなどに気を付けると、初心者でも美味しい燻製を完成させることができます。
さらに初心者が燻製を作ったらすぐに食べるのではなく、煙が抜けるまでしばらく放置するか次の日に食べると熟成したより美味しい燻製を味わうことができます。
燻製初心者から上級者を目指そう!
初心者には一見ハードルが高いように見える燻製ですが、おうちにある材料で簡単に上級者並みのおいしい燻製を作ることができます。燻製初心者でも専用の器具は必要ないということが分かりました。まず、おうちにあるフライパンなどで簡単に燻製を作ってみてはいかがでしょうか。
初心者もいつもと違ったスモークチーズやナッツを味わえば、その魅力にはまってしまうのではないでしょうか。きっと味わうときには素敵なゆったりとした時間が流れることでしょう。