本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています
店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。
燻製作りのマストアイテム【スモークチップ】とは?
スモークチップは燻煙材の一つです。スモークチップは「チップ」と省略して呼ばれる事もあります。スモークチップは屋外で炊飯する場合のほか、自宅で燻製を楽しむ際にも重宝します。使い方が分かれば、燻製初心者にもおすすめできる魅力的なアイテムです。
スモークチップとは?
スモークチップは木を小さく切り刻み、チップのような形にした燻煙材で、主に香りを付ける際に利用されます。スモークチップに使われる木の種類は決まっておらず、様々な種類のスモークチップがあります。複数のスモークチップを混ぜればオリジナルの燻製を楽しめるのも魅力です。
主な販売場所は、ホームセンターやネットショップ、100円均一などです。100gや300gなど、グラム単位でスモークチップを販売されているのが一般的です。価格は木の種類によって異なります。スモークチップの量を調整すれば、短期間で温度を80℃以上にできます。
スモークチップの量次第では、多くの煙を出して調理する事も可能です。料理をする際は、食材によってスモークチップの量や調理時間を考慮しましょう。複数のスモークチップがあれば、バーベキューや燻製料理の幅が広がるでしょう。
スモークチップとスモークウッドは何が違う?
スモークウッドとは棒状の燻煙材です。スモークチップはチップ上になっていますが、スモークウッドは原木がそのまま利用されています。スモークチップを使う際は直接本体に火をつけず、熱源を通す必要がありますが、スモークウッドは、直接火をつける事が可能です。
スモークチップとスモークウッドの大きな違いは、スモークチップが量を調整できるのに対して、スモークウッドは量を調整できない点です。そのためスモークウッドの方が調理時間は長めです。短期間で燻製をしたい場合はスモークチップをおすすめします。
時間を掛けて燻製をしたい場合はスモークウッドがおすすめです。スモークチップとスモークウッドのどちらを購入するか悩んだ時は、どのような燻製料理をしたいか、調理時間はどの程度確保できるかを考えて決めるといいでしょう。
手作り燻製の方法とスモークチップの使い方
スモークチップを使えば、キャンプ場や自宅でも手軽に手作り燻製が楽しめます。スモークチップは、食材によって火加減を調整します。火加減にはコツがあるので、使い方を事前に知っておくとスムーズに調理ができるでしょう。
手作り燻製の準備
手作り燻製にはスモークチップ、燻製機、カセットコンロやガスバーナー、丸型網、アルミホイルが必要です。燻製機がない場合は、土鍋やダッチオーブン、フライパンなどで代用できます。燻製機を代用する場合は取り扱い説明書を見て、スモークチップを利用できるか判断しましょう。
燻製器や鍋は燻製を始めると熱くなるので、鍋つかみがあると便利です。燻製に使う食材は、チーズやウインナーやソーセージ、卵、サラミなどがおすすめです。食材は新鮮な物を用意しましょう。燻製器を使う前に、食材は食べやすい大きさに切って下準備しておきます。
燻製器の使い方は、慣れるととても簡単です。鍋の底にアルミホイルを敷き、スモークチップを乗せます。チップ皿がある場合は、スモークチップをチップ皿に乗せるといいでしょう。その後、用意した熱源に火を付けます。
スモークチップの量と火の付け方
スモークチップの基本的な量は一つまみ程度です。食材の量や食材に合わせて量を調整してください。その後、スモークチップの下にある熱源に火を付けます。火を付けてから15分程度経つと、スモークチップから煙が出ます。網に食材を乗せ燻製させます。
スモークチップに直接火を付ける使い方は、やめておきましょう。万が一スモークチップに火が付いた場合は熱源を止め、スモークチップに蓋をしましょう。火が付いた部分が一部であれば、焦げていないスモークチップを引き続き燻製に利用できます。
食材から落ちる油が引火の原因になる場合もあります。何度も起こる場合は、スモークチップにアルミホイルをかぶせたり、スモークチップと食材の間に皿を置いたりするといいでしょう。
スモークチップからうまく煙が出ないときは?
煙が出ない理由は、大きく3つです。まず一つ目が湿気です。スモークチップを購入してからしばらく経っている場合は、湿気の影響を疑ってください。対策方法は、スモークチップを食品用乾燥剤と共に保管する、密閉度の高い容器で保管する事です。
スモークチップの湿気が確認できない場合は、火力が弱い可能性もあります。火力を見直すと、煙が出るケースもあります。ガスコンロを利用する際は、中火や強火が望ましいです。煙が出たら、適切な火力か確認しましょう。
スモークチップの量が多過ぎると、煙が出ない事があります。燻製する食材や量にあわせてスモークチップの量を見直しましょう。初めて燻製にチャレンジする場合は、スモークチップは少量にして様子を見ると成功しやすいでしょう。何度か燻製をすれば適量が分かるようになります。
スモークチップを使うときの注意点
モークチップを使用する際は、記載されている使い方を守りましょう。特に使用期限は味わいや質に影響します。使用期限が大幅に切れている場合、湿気を多く含んでいる可能性が高いです。湿気は、燻製が上手くいかない原因の一つです。
一度で使い切れなかったスモークチップは、乾燥防止剤と密閉容器内に保管するといいでしょう。チャック袋入りのスモークチップもあるので、活用してください。頻繁に燻製をしない場合は、一度で使い切れる量のスモークチップを購入する事をおすすめします。
自宅キッチンで行う場合は、火災に注意が必要です。また自宅で行うとスモークチップの臭いが残る場合があります。燻製の臭いが苦手という方もいるので、臭い対策は万全に取っておきましょう。自宅の庭で行う場合は、燻製の煙が近所迷惑にならないように風向きを確認してください。
燻製作りにおすすめのスモークチップの種類
日本では数多くのスモークチップが手に入ります。スモークチップは使われている樹木ごとに香りや色付きが変わります。
どのような香りなのかは、実際に燻製すると確かめられます。少量のお試しサイズを展開しているメーカーもあるため、様々な種類のスモークチップをぜひ試してみてください。
スモークチップの種類1:サクラ
サクラは、日本人好みのチップといわれています。牛肉、豚肉に使われることが多く、短時間の燻製にも最適です。サクラは香りが強く立つチップが多いので、癖の強い食材も上手く燻製できるでしょう。複数の食材をまとめて調理したい時にも便利です。
サクラチップでおすすめの食材は、ソーセージや手羽先、チーズ、豚バラ肉などです。サクラの甘みを感じる仕上がりは、幅広い世代から支持されています。花見のシーズンにサクラチップで燻製をした食材を食べながら花見をする人も少なくありません。
スモークチップの種類2:ヒッコリー
ヒッコリーとは、アメリカで古くから愛されてきた燻製チップです。癖がないので、ヒッコリーは幅広い食材に合わせやすいでしょう。癖の強い香りが苦手な場合は、ヒッコリーの利用をおすすめします。肉料理などの臭みを和らげる効果はサクラの方が優れているようです。
ヒッコリーにおすすめの食材は、ベーコンやハム、チーズです。燻製をした後は、ヒッコリーの渋みや酸味が感じられます。欧州では一般的なチップで、世界的な人気を誇ります。どれがいいか迷うという方におすすめしたいチップの一つです。
スモークチップの種類3:リンゴ
リンゴは、上品さが感じられる燻製チップです。リンゴの甘い香りが楽しめ、燻製後には酸味が感じられます。他のチップと混ぜて使うと甘い香りが他のチップの邪魔をしてしまう場合があるため、リンゴチップは単独での利用がおすすめです。
特に魚介類に使用すると、リンゴチップの良さが感じられるでしょう。海外では肉の燻製料理に利用されることも多く、特有の甘い香りで肉の臭いも気にならないと人気です。渋めのチップが苦手な方にも、リンゴチップはおすすめです。
スモークチップの種類4:ブナ
ブナは、食材に色が出て美味しく見えると人気です。色の薄い魚を燻製する際に多く利用されています。味わいはやや渋めです。欧州では、ベーコンやハム、ウインナーなど肉料理に使われています。欧州で食べた燻製料理を再現したい時にもおすすめです。
燻製作りには好みのスモークチップを用意しよう
スモークチップは、燻製を楽しみたい時に便利です。樹木によってさまざまな香りや色付けが楽しめるのが魅力です。スモークチップの使い方も簡単で、燻製機があれば手軽に本格的な燻製が楽しめます。お好みのチップを使い分けて、燻製料理を楽しみましょう。
※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。