【西条柿】は渋柿なのに甘い島根の名品！おすすめの食べ方や誕生の歴史をご紹介

「西条柿」はあまり聞き馴染みのない柿かもしれません。それもそのはず、あまり日持ちがしないという特徴がゆえに流通が難しいとされており、あまり出回っていない品種なのです。流通が難しいために希少な柿として位置付けられ、西条柿は知る人ぞ知る存在となっています。

流通の難しさには、そのデリケートな西条柿を長距離輸送ができないという点が挙げられます。そのためほとんどが地元のスーパーや直売所といった場所で販売されるため、西条柿の産地でしか味わえないとされているのです。

ですが昨今では通販による西条柿の販売も行われています。のちほどおすすめの通販商品をご紹介して参ります。西条柿のことを知れば知るほど食べたくなる魅力が詰まっているので、気になった方はぜひ通販なども利用してみると良いでしょう。

いま現在、西条柿が主に生産されているのは島根県です。西条柿の産地として日本一の島根県では、特産品として扱われています。島根県では他にもさまざまな特産品があるためスポットライトの当たりづらい食品かもしれません。今後は西条柿にも注目してみてください。

その中でも島根県出雲市平田地域では柿園が広がり、柿の栽培に適した環境が整っています。斜面が南向きであることや柿栽培に適した土壌、昔から代々受け継がれてきた柿づくりのノウハウなどがこの場所に集中しているのです。

日持ちの短い西条柿なので、新鮮な美味しいものを食べたいとあれば実際に島根県へ足を運ぶのが良いかもしれません。島根県へ行く機会がもてるのであれば、県産品である西条柿は食べておくことをおすすめします。

西条柿の産地日本一は島根県でしたが、西条柿が生まれた発祥の地は広島県です。東広島市で誕生したため、当時「西條」と呼ばれていた地名から「西条柿」と名づけられました。西条柿についての古い記録によると、およそ800年も前から西条柿が穫れていたことがわかっています。

戦国時代の柿は保存食として干し柿にすることで重宝されており、島根県に西条柿が伝わったのが当時の毛利氏側によるとされています。その戦場跡には樹齢500年を超える西条柿の木が今でも存在しているそうです。

非常に歴史の長い西条柿ですが脱渋が行われて広く知れ渡るまでは時間がかかったようです。今では通販などもあるため気軽に試せる方も増えましたが、遠方ではまだまだ西条柿を味わえる機会は少ないようです。中国地方であれば味わえるかもしれないので、探してみるのもおすすめです。

渋柿である西条柿ですが、その見た目や味にはどのような特徴があるのでしょうか。通常の柿とどのような点で異なっているのか、その特徴について詳しく調べてみました。

西条柿はもともと干し柿にして食べるのが一般的でしたが、昭和に入り脱渋が行われるようになり、そのまま食べる柿としても広まり始めました。渋を抜くことで柿自体にある糖度の高さに注目が高まり、次第に柿の中でも特に一級品として見られるようになったようです。

西条柿の果実は縦長で、側面には4つの溝が入っているため輪切りをしてみると花型のようになります。可愛らしい見た目でスイーツなどの飾りとしてもぴったりです。色は柿の中でも薄いほうで、果肉は硬くも柔らかくもないものの口に含めばほろっと崩れるような食感です。

西条柿に限りませんが、柿は大きいほうが甘いという特徴があるため、西条柿に関しても大きな果実のほうが甘くおすすめとされています。また西条柿は渋柿であるものの、糖度が約18度と高いため甘味が強くなっています。平均的な柿の糖度は約16度となっているので、その差は歴然です。

丁寧に管理され1年をかけてつくられる柿壺の西条柿であれば、糖度は平均して約20度以上となり非常に甘いことがわかります。その美味しさを裏付ける情報として、2012年の野菜ソムリエサミットにおいて西条柿は大賞を受賞し、日本一美味しい柿として認定されました。

甘い渋柿として人気の西条柿ですが、もとは干し柿で食べられており、渋を抜くことで生でも食べられるようになり、その味わいが評価されています。おすすめの西条柿の食べ方はどのような食べ方なのでしょうか。これから西条柿を味わう方はぜひ参考になさってください。

まず西条柿は皮むきのコツが必要となります。4つの溝が側面にあるため、通常の柿のようにくるくる回転させて皮を剥くといったことができません。西条柿の皮むきをするのであれば、溝に沿って刃を入れて縦に四等分に切りましょう。それから皮を剥くとキレイに皮が剥けます。

そして西条柿の渋に関してですが、西条柿は熟れていても渋が残るためドライアイスや炭酸ガス、アルコールやお湯などで脱渋する必要があります。

食べ方のおすすめとして、やはり人気なのが干し柿にする食べ方です。西条柿は品質がよく味わい深いため、干し柿にする最高級の原料としても人気が高いのです。

渋が抜けた熟れた西条柿であれば、冷蔵庫などで冷やして食べるのもおすすめです。冷凍してもシャーベットのような食感が味わえるので、また違った西条柿の楽しみ方ができます。

流通を慎重に行う必要がある西条柿ですが、通販で購入することも可能です。おすすめの西条柿の通販を行っているところと、中でも特におすすめしたい商品を2つご紹介していきます。西条柿を一度食べてみたいという方は、ぜひおすすめの通販から購入を検討してみてください。

まずひとつめにおすすめしたい西条柿の通販が「【フルーツまき】島根特産 西条柿 あわせ柿 冷蔵個装パック2.5kg」です。「フルーツまき」というさまざまな果物を扱うところでは、西条柿も取り扱いがされています。西条柿が丸ごと個包装された冷蔵便で届くものになります。

渋抜きを施した状態で届くため、食べ頃に合わせて開封をすれば美味しくいただくことができます。容量は2.5kgと大容量で、価格は税込み3240円です。形も可愛らしい西条柿なので、個包装されたこの商品は贈り物にもぴったりです。西条柿を試したい方はぜひトライしてみてください。

続いてのおすすめ通販が「【フルーツまき】島根特産 西条柿の干し柿 個装パック３個入」です。こちらは西条柿を干し柿にしたものが購入できます。先ほどと同様「フルーツまき」にて販売されている商品になります。価格は税込み1280円と手の出しやすい価格となっています。

干し柿になった西条柿はさまざまな料理にもおすすめで、そのまま食べる以外の調理方法も試してみることをおすすめします。西条柿の干し柿を使ったカナッペ、なます、チーズと合わせて食べるなどいろいろな楽しみ方ができます。

西条柿の干し柿が3個入っており、それぞれ個包装となっているため複数人で小分けするのにも適しています。送料無料ラインも設けられているので、ぜひ複数個合わせての購入なども検討してみてください。

西条柿の干し柿を使った料理のおすすめもしましたが、西条柿を使ったスイーツもまた人気がありおすすめです。贈り物にもぴったりなので、西条柿を試してほしい相手や柿が大好きな方がいればぜひ贈ってみてください。もちろんご自身へのご褒美にチョイスするのもおすすめです。

西条柿を使った大人気のスイーツが「【山柿庵】西条柿ミルフィーユ」です。西条柿は干し柿にして、間には有塩バターを挟んだ非常に相性の良いスイーツになっています。お茶請けとしてはもちろんのこと、ブランデーや辛口ワインと一緒に食すのにも向いています。

楽天市場などの通販で購入することができ、価格は税込み2700円で西条柿ミルフィーユが2本セットで購入できます。他にも本数の異なるセットなどが通販で展開されているので、西条柿のスイーツを楽しみたい方は検討してみましょう。

いろいろな食べ方が楽しめる人気の西条柿に注目してみましたが、いかがでしたでしょうか。西条柿が渋柿であることをすっかり忘れてしまいそうになるほど、見た目にも味にも魅力がたっぷり詰まっていました。まずは脱渋をした西条柿や干し柿をそのまま試して甘さを実感してください。

※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間によって取り扱いがない場合や価格が異なることがあります。