竹富島を水牛車に揺られてのんびり散策！予約方法やコースなどご紹介！

八重山列島に属する竹富島は、八重山列島の中心島・石垣島から約6km離れた人気の離島です。竹富島は本州や沖縄本島よりも台湾に近いこともあり、「国境近くの離島」とも言われています。

そんな人気離島・竹富島では、中国が由来といわれる水牛車で島内の集落をまわる「水牛車観光」が人気です。観光用の水牛車といえば竹富島のほかに由布島が有名ですが、竹富島の水牛車観光と由布島の水牛車観光には違いがあります。

竹富島の水牛観光は竹富島島内にある民宿が観光客の送迎サービスとして始めたことが由来といわれており、現在でも竹富島集落を観光コースとしているのが特徴です。これに対して由布島の水牛車観光は、西表島への往来用として使われています。

由布島と西表島の間は遠浅の海となっているので、昔から島の往来に水牛車が便利でした。なお水牛車の形も竹富島・由布島では違います。

集落内を観光コースとする竹富島水牛車は4輪タイプの水牛車ですが、海の移動がメインの由布島では主に2輪タイプの水牛車を使うのが特徴です。

そんな竹富島の水牛車観光は、ノスタルジックな竹富島の景色を牛車の上からのんびりと楽しめるところが最大の魅力といえるでしょう。

水牛車での集落観光が人気の竹富島ですが、島内には空港がありません。そのため竹富島に渡るには、近くにある石垣島を経由する必要があります。石垣島と竹富島は毎日フェリーが運航しているので、フェリーを利用することによって竹富島に移動することが可能です。

なお竹富島行きのフェリー乗り場がある石垣島には、本州からの直行便が発着する空港「新石垣空港」があります。新石垣空港から竹富島行きのフェリー乗り場までは車で約30分ですから、石垣島に到着した当日にフェリーで竹富島へ渡り、水牛車観光を楽しむことも可能です。

集落内をゆっくり見学できる竹富島の水牛車観光は、竹富島を訪れる観光客の多くが体験する人気レジャーです。そんな竹富島の水牛車に乗る方法を簡単にご紹介しましょう。

沖縄県内でも珍しい水牛車を目当てに訪れる観光客が多い竹富島ですが、水牛車のコースは島の集落になります。そのため下船したら、竹富島水牛車観光を行っている店舗まで移動しなければいけません。

ただし竹富島フェリー発着場には、水牛車観光を行っている店舗まで無料の送迎車があります。送迎車はフェリーを降りてすぐの場所に待機していますし、事前に予約をしなくても送迎車の利用は可能です。

竹富島水牛車観光の店は2社ありますが、フェリー乗り場で待機している送迎車はどちらの店舗にも利用ができます。ですから送迎車を利用する際は、ドライバーに利用したい竹富島水牛車観光の店名を伝えればOKです。

なお水牛観光の店では、店舗専用の無料送迎バスを待機させています。そのため利用したい店舗の無料送迎バスに乗車することも可能です。

フェリーを降りた後も送迎車で店舗まで連れて行ってくれる竹富島水牛車観光ですが、送迎車に乗車する際に利用する店舗名を伝えなければいけません。

そのため予約なしでも竹富島の水牛車観光はできますが、事前に利用したい店舗を決めておく必要があります。そこで店舗選びの際の参考として、各社の利用料金やコース内容をご紹介しましょう。

新田観光は、日本最南端にある寺院「喜宝院」や人気観光スポット「なごみの塔」のすぐ近くにある竹富島水牛観光の店です。竹富島水牛車観光のほかにレンタサイクルもありますから、水牛車観光後にレンタサイクルで竹富島島内の観光を楽しむこともできます。

竹富島フェリー乗り場～店舗の移動は、店舗専用の送迎バスの利用がおすすめです。水牛車観光は竹富島到着のフェリーに合わせて実施しているので、概ね1時間おきに出発します。

営業時間は9時～15時30分で、コース出発の最終時間は「15時30分」です。なお水曜日が定休日なのでご注意ください。

新田観光が実施している竹富島水牛車観光のツアー料金は、大人が税込み1500円、小学生以下が税込み750円です。なお膝にだっこできる幼児であれば、料金無料でツアーに参加ができます。

予約なしでも利用ができますが、満席になると受け付けが締め切られます。特に観光シーズンはツアー参加者が多いので、事前に予約をしておいた方が安心です。なお新田観光の竹富島水牛車ツアーは、参加予定日の1カ月前から電話で受け付けています。

新田観光が行っている竹富島水牛車ツアーコースは、竹富島の魅力や名所の解説を行うガイドと三線演奏がついています。

コース内では「安里クマヤ（民謡・安里屋ユンタのモデルとなった伝説の美女）の生家」「世持御嶽（ゆむちうたき）」「民芸館」など竹富島観光の名所とされるスポットにも立ち寄ります。なお新田観光の竹富島水牛車ツアー所要時間は「約30分」です。

竹富観光センターは、竹富公民館のすぐ近くにある竹富島水牛車ツアーの店です。人気の水牛車観光ツアーのほかにもレンタサイクルやグラスボートの利用ができますし、竹富島の名物料理が楽しめる「お食事処かにふ」もあります。

また竹富観光センターの近くには民宿も多いので、営業時間も9時～17時と長く、定休日も基本的にありません（ただし「お食事処かにふ」には定休日があります）。

ツアー参加料金は大人（中学生以上）が税込み2000円、子供（3歳以上～小学生）が税込み1000円で、2歳以下の幼児は無料でツアーに参加ができます。なお所要時間は約25分ですが、担当する水牛のペースによって多少ツアー催行時間が変わることもあります。

竹富観光センターの水牛車観光ツアーは、予約の受け付けをしていません。その代わり水牛車の台数が多いので、予約なしでも安心して利用ができます。

竹富観光センターの水牛車コースは、重要伝統的建造物群保存地区をメインに設定しています。「沖縄の原風景」といわれる赤瓦屋根の民家や石垣の路地もおすすめのビュースポットですし、至るところで見られる南国らしい季節の花々もコース上の見所です。

竹富島名物の水牛車観光は、ツアーに参加することで体験することも可能です。ツアーにもさまざまな種類がありますので、その中から特におすすめのツアーを3件ご紹介します。

竹富島水牛車観光とお食事コースは、竹富島行きのフェリーを運航している安栄観光の人気ツアーです。ツアー料金には竹富島水牛観光とランチのほかに、石垣～竹富島のフェリー往復料金が含まれています。

水牛車観光とランチの後は自由行動となっているので、ランチ後も竹富島島内の観光を楽しむことができます。水牛車観光の店舗と竹富港は無料送迎バスがありますから、フェリー乗り場までの移動も安心です。

「竹富島 水牛車・グラスボート＜昼食なし＞」は、竹富島でツアーをメインにしたフェリーを運航している「石垣島ドリーム観光」の人気ツアーです。

石垣島～竹富島のフェリーはツアー参加者専用となっていますし、完全予約制なので観光シーズンでも安心してツアーに参加ができます。

食事はついていませんが、竹富島観光で人気の水牛車とグラスボートが体験できますし、往復のフェリー乗車券もついているのでお得です。ツアーでは水牛車観光後が自由行動となっているので、レンタサイクルを利用すれば島内の名所めぐりもできます。

「＜竹富島＞水牛車コース 」は、石垣島・八重山の観光ツアーを数多く取り扱う「石垣島トラベルセンター」の人気ツアーです。石垣島～竹富島フェリー往復乗車券と竹富島水牛車観光がセットになったシンプルなコースで、水牛車観光ツアー後は自由行動となっています。

石垣島へ戻るフェリー時間が自由に選べますから、「竹富島でマリンレジャーと水牛車観光がしたい」という時にもおすすめです。ただしマリンレジャー利用の場合は着替えが必要です。（濡れたままでのフェリーおよび送迎車の利用はできません。）

竹富島の水牛車観光は、由布島の水牛車とは違い「沖縄の原風景」といわれる竹富島集落内をゆっくり観光することができます。

予約なしでも竹富島水牛車観光はできますが、竹富島行きのフェリー乗車券がついたお得なツアーもあるので、目的に合わせて選ぶのが竹富島水牛車観光のおすすめポイントです。

※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。