冷凍焼けした食材をおいしく復活させる方法を伝授!防止策や原因も

冷凍焼けした食材をおいしく復活させる方法を伝授!防止策や原因も

冷凍庫で眠っていた食材が「冷凍焼け」を起こしていたら、味も品質も劣化している可能性が高いでしょう。冷凍焼けした食材も無駄にしない、おすすめの解凍方法をご紹介します。肉や魚、野菜など、食品別おすすめ解凍法や、冷凍焼けさせない事前準備も確認しておきましょう。

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記事の目次

  1. 1.冷凍焼けした食材もおいしく食べられる方法とは?
  2. 2.冷凍焼けはどうして起こるの?
  3. 3.冷凍焼けから食材を復活させる方法&解凍方法
  4. 4.冷凍焼けを防止する方法
  5. 5.おすすめの方法で冷凍焼けを防ごう!

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冷凍焼けした食材もおいしく食べられる方法とは?

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冷凍庫は食品の保存に便利ですが、上手に使わなければ「冷凍焼け」を起こす可能性があります。冷凍焼けしている食材は、水分が蒸発し酸化が進んだ状態なので、変色し、食感もパサついて美味しく食べられないことが多いでしょう。

一度食材が冷凍焼けを起こすと、普段通りの方法で解凍しても美味しさは蘇らないでしょう。変色し品質が劣化した冷凍焼けを起こしてしまった食材も、美味しく食べられる方法をご紹介します。

そもそも冷凍やけとは?

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冷凍庫に保存していた食材に霜が降っていた場合、完全に冷凍焼けを起こしています。霜が降っていなくても、食材の色が変わっていたり水分が抜けてパサついていたら冷凍焼けを起こしているといえるでしょう。冷凍焼けは酸化と乾燥が重なって起こる現象です。

食材を安易に冷凍してしまうと酸化が進み、乾燥すると水分が飛んでしまいます。酸化によって食材が嫌な臭いを放ちます。食材を長期間冷凍庫へ入れっぱなしにしているのも、冷凍焼けを起こす原因です。

食品を冷凍保存する際は、事前に冷凍焼けを防ぐ準備をしっかりしてから保存するのが大切でしょう。

冷凍焼けの症状

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食材が冷凍焼けを起こすと見た目に変化が起こります。食材の色が褪せて退化し、変色するため、見た目にも美味しそうには見えないでしょう。また保存方法を間違えていると、食材に霜が降っている場合もあります。

冷凍焼けは酸化と乾燥から起こるため、食材の水分も抜けて食感はパサついているでしょう。冷凍焼けを起こした食材は見た目にも美しく見えず、酸化した嫌な臭いも付きます。普段通りに解凍して調理しても、パサついた食感や臭いは残り、おいしいと思えないでしょう。

冷凍焼けはどうして起こるの?

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冷凍庫に保存した食品が空気に触れて酸化し、乾燥によって劣化が進めば冷凍焼けと呼ばれます。冷凍庫の中は水分が蒸発しやすい状態なので、長く保存し続けると食材の質が落ちてしまいます。

また冷凍庫へ長い間食材を放置していると、隙間から空気が入り込んで酸化が進みます。さらに長期に渡ると乾燥も進むため冷凍焼けが起こるでしょう。また短期間でも、開け閉めすることが多い冷凍庫はその都度新しい空気が入り込みます。

ドアの開閉が多い冷凍庫では、一旦凍った食材から水分が出て傷む原因に繋がるでしょう。一定の温度を保てない冷凍庫では、冷凍焼けが起こりやすいと考えられます。

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頻繁に冷凍庫のドアを開閉したり、事前に食材に対策を施さなければ、短期間の冷凍保存でも冷凍焼けを起こしてしまうでしょう。

冷凍焼けから食材を復活させる方法&解凍方法

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冷凍焼けした食材は水分と同時に旨味も抜けてパサついた状態なので、そのまま調理してもおいしい料理を作れないでしょう。冷凍焼けした食材を少しでも元の状態に近付けるには、普段とは違った手順で解凍します。

完全に元の美味しさには戻らないものの、メニューによっては食材の美味しさを取り戻せるでしょう。冷凍焼けしてしまった食材を元の状態に近付ける、おすすめの解凍方法をご紹介します。

お肉

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肉は冷凍焼けを起こすとパサつき、煮ても焼いても食感が悪くなります。パサついた冷凍焼けを起こした肉は塩分の浸透圧を利用すれば、元の状態に近付けられます。まず肉と同じ重さの水と、水に対して3%の塩を用意してください。

まずビニール袋やジップロックに塩水を作り、その中に冷凍焼けを起こした肉を完全に浸けこみます。そのまま冷蔵庫の中で3日程度寝かせておきましょう。塩水の浸透圧により肉の繊維に水分が戻り、しっとりした状態に近付けられる解凍方法です。

ただ一度冷凍焼けして酸化した肉には、冷凍庫内や酸化そのものの臭いが残っています。肉の臭いが気になる場合は、臭みを消せるお酢を使用した料理などがおすすめです。

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また煮込み料理のカレーやシチュー、デミグラスソースなど、じっくり火を入れるメニューに冷凍焼けした肉を使えば、食感のパサつきもそれほど気にならないようです。

野菜

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冷凍焼けを起こしてしまった野菜は、火が通りやすい食材か否かで解凍方法を決めましょう。ネギや玉ねぎのみじん切りなど、すぐに火が通る野菜は冷凍状態のまま調理するのがおすすめです。

その他、かぼちゃやさつまいも、にんじんなどは煮込み料理に使うのであれば、凍ったまま使っても大丈夫でしょう。冷凍した野菜を炒めたい場合は、電子レンジで解凍しますが、水分が出る前には加熱を終えます。

瑞々しく水分が多い野菜は、冷凍焼けしやすい食材です。水分が抜けて乾燥すると野菜の食感も旨味も損なわれてしまいます。冷凍保存するにしても、生のままで良いキノコや凍った状態で調理に加えられるネギなどが好ましいです。

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また野菜は調理してから粗熱を取り冷凍庫へ入れると、冷凍焼けを防止する効果が高まるので、試してみてください。

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一旦冷凍焼けを起こした魚は元の美味しさを復活させるのが難しい食材といわれています。野菜と同じく調理してから冷凍したほうが、冷凍焼けを防止できるでしょう。

冷凍焼けした魚を上手に解凍するには、凍った状態でジップロックに入れたまま、流水に当てて自然解凍するのがおすすめです。または氷水を用意し、冷凍焼けした魚をジップロックごと浸けこんでも良いでしょう。

解凍時に魚から流れ出す水分は旨味の元です。なるべく魚の解凍時に出る水分が、流れ出さないようにするのがおすすめです。

冷凍焼けを防止する方法

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肉や魚、野菜でも、一度冷凍焼けを起こすと完全に元の美味しさに戻すのは難しいです。そのため最初から冷凍焼けさせない防止策を張っておくと良いでしょう。

冷凍焼けをさせないためには、冷凍庫へ入れる前から準備が必要です。簡単で自宅にあるものでできる冷凍焼け防止の準備をご紹介しましょう。

空気に触れさせないようにする

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冷凍焼けの防止には、食材を真空状態に保つのがベストです。食材が空気に触れ、酸化と乾燥が重なって冷凍焼けが起こります。食材を冷凍保存したい場合は、なるべく真空に近い密封状態を保ちましょう。

そのためにもラップで包む時は空気が入り込まないようぴっちり包み、ジップロックに入れたまま水に浸けると水圧によって真空に近い状態を作れます。ラップでぴっちり包んだ後に、アルミホイルで巻いても空気をブロックするのに効果的です。

急速冷凍する

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一気に温度を下げる急速冷凍は、食材の細胞を壊さないため美味しさを保てる冷凍保存方法です。食材の冷凍焼け防止にも役立つので覚えておきましょう。一般家庭の冷凍庫で急速冷凍を行うなら、食材をアルミのバットに並べる、アルミホイルで包むなどすると効果的です。

アルミは冷気を食材に伝えやすいため、スムーズに家庭でも急速冷凍が可能でしょう。アルミに包まれている食材は冷たさも一定に保立てやすいため、冷凍焼け対策や防止としてはおすすめです。

低温を保つ

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頻繁に冷凍庫の開閉が行われると、庫内の温度が上がってしまいます。通常冷凍庫内の温度は-20~18℃といわれていますが、開け閉めしていると常に外の空気が入り込み温度が上昇するでしょう。

冷凍庫内の温度が一気に上昇すると、冷凍した食材の表面が溶けて水分が出て鮮度が失われてしまいます。冷凍焼けを防止するには、なるべく冷凍庫内の低温を一定状態に保ち、食材の冷凍状態をキープするのが重要でしょう。

長期保存を避ける

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冷凍した食材は、なるべく早いうちに使い切りましょう。長く冷凍する程、冷凍焼けのリスクは上がります。冷凍庫内を開け閉めする回数も増え、食材が傷む原因に繋がるでしょう。一般的に、-18℃以下の場所では細菌は繁殖せず長期保存が可能といわれています。

1年程は保存可能といわれていますが、家庭の冷凍庫は常時開け閉めするため、常に-18℃は保てない場合が多いものです。長期保存ができる冷凍保存でも、美味しく食べられる期間は冷凍庫へ入れてから1~2週間と覚えておきましょう。

おすすめの方法で冷凍焼けを防ごう!

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たくさんもらった野菜や肉、魚など、冷凍すれば長期保存が可能です。ただし冷凍焼けを起こさないためにも、保存する前にはしっかり空気を抜く、アルミを使って急速冷凍するなどの事前準備をしておきましょう。

万が一食材が冷凍焼けしてしまった場合でも、おすすめの解凍方法を試して美味しく調理してみてください。

※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。

noko dtk
ライター

noko dtk

食べることが大好きでグルメ系の記事を書いています。レストランや居酒屋などの飲食系やスイーツ、自宅で楽しむグルメも。

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