【舞茸】を使ったダイエット向けレシピをご紹介！簡単なスープやおかずも

秋になると食べたくなるきのこ類、中でも舞茸は歯応えの良さとたっぷりの旨みで人気です。舞茸は特徴的な平たいかさを持ち、天ぷらや炒め物、炊き込みご飯と幅広く活躍してくれます。

スーパーの多くでお手頃に購入できる点も、舞茸の魅力と言えるでしょう。同じく安価で使い勝手の良いしめじや榎茸、椎茸と並びきのこ類のオールスターズと称しても過言ではありません！

低カロリーでヘルシーな舞茸は、ダイエットメニューの食材としても注目を浴びています。簡単に作れておいしい、舞茸を使ったおすすめのダイエット向けレシピをご紹介しましょう！

舞茸は、スーパーの野菜売り場にいつでも並んでいる印象があります。季節を問わず手に入れやすいことは、舞茸でダイエットメニューを作りたい側にとってはありがたいことです。とはいえ、旬を迎えた舞茸のおいしさが格別であることは言うまでもありません。

舞茸は元々、アジアやヨーロッパなどの比較的暖かい地域に自生していました。食感も香りも良い舞茸ですが人工的に栽培することが難しく、舞茸は長い間「幻のきのこ」と呼ばれていたのです。

ついに舞茸の人工栽培に成功したのは今から半世紀ほど前、1970年頃のことです。以降、舞茸はスーパーで1年を通して購入できるようになりました。舞茸の旬の時期は、9月から11月になります。よりおいしい舞茸でダイエットメニューを楽しみたいなら、秋から冬を狙うのがおすすめです！

ダイエットからは離れますが、舞茸とは雅びながらも不思議な名前です。どのようないきさつで名付けられたものなのか、気になるところではないでしょうか？

舞茸という名前の由来には、2つの説があります。舞茸はとにかくおいしいきのこです。自生する舞茸を見つけると嬉しさで踊り出したくなることから名付けられた、という説が1つ目になります。

2つ目は、舞茸の見た目から名付けられた説です。ひらひらとした特徴的なかさが蝶々が舞う姿に似ていることから、舞茸と名付けられたと言います。どちらの説にしても、先人が見た目に美しくおいしい舞茸を発見した際の喜びが感じられる由来ではないでしょうか？

舞茸は100gあたりのカロリーが約16kcalです。おいしい上に低カロリーな舞茸ですが、ダイエットにおすすめである理由はそれだけではありません。

舞茸には、ダイエット中に積極的に摂取したい栄養素がふんだんに含まれているのです！ダイエットにぴったりの舞茸の栄養をご紹介します！

舞茸に含まれるダイエットに効果が期待できる栄養素、まず挙げられるものは食物繊維です。食物繊維には、腸内の環境を整えてくれる働きがあります。腸内が正常に整えば体内の老廃物の排出が促されて、ダイエット効果に繋がることは言うまでもないでしょう。

舞茸に含まれる食物繊維は、特に不溶性のものが多いことが特徴です。腸内で膨らみ刺激を与える不溶性の食物繊維は、ぜん動運動を活発化させるためダイエット効果に繋がるとされています。

舞茸に含まれる食物繊維にはβグルカンと呼ばれるものもあり、やはりダイエット効果が期待できるとされています。βグルカンがダイエットに繋がるとされる理由は、糖質や脂質の吸収を抑制してくれる働きがあるためです。整腸作用もあり、ダブルでダイエット効果が期待できます！

ダイエット中に摂りたい栄養素と言えば、ビタミン類やミネラルも外せません。舞茸にはビタミン類やミネラルも豊富に含まれているため、ダイエットにおすすめです。

舞茸に含まれるビタミン類は代謝に関わるものが多く、ダイエット中に摂って損はない栄養素と言えるでしょう。糖質の代謝を助ける働きを持つ栄養素が、ビタミンB1です。ビタミンB1は摂取した糖質をエネルギーに変える手助けをしてくれて、疲労回復の効果も期待できるとされています。

舞茸のビタミンB2がサポートするものは、脂質の代謝です。脂質をエネルギーに変えてくれるビタミンB2も、ダイエット中には欠かせません。ビタミンB2は脂質から新しい細胞が作られる際のサポートも担うため、皮膚や粘膜の健康をキープしてくれる効果も期待できるとされています。

舞茸には葉酸やナイアシンも多く含まれており、やはりビタミンの一種です。葉酸やナイアシンにも代謝をサポートする働きがあります。とりわけナイアシンの含有量は、食物の中でも舞茸はトップクラスです。骨を健康に保つビタミンDも豊富な舞茸は、ダイエット向けの食材と言えます！

舞茸に豊富に含まれたダイエットにおすすめの栄養素を、できることなら逃さず摂取したいものです。舞茸の栄養素を上手においしく摂取できる、簡単な下ごしらえの方法をご紹介しましょう。

舞茸を洗ってもダイエット効果が期待できる栄養素は失われません。ただし、舞茸独特の食感や風味は失われてしまいます。ダイエットメニューに使う場合に限らず、舞茸は洗わないで調理しましょう。汚れが気になる場合は、キッチンペーパーで軽く拭くだけにすることをおすすめします。

舞茸を含むきのこ類は傷みやすい食材です。特に水分と乾燥に弱いため、購入後はなるべく早く使い切るようにしましょう。すぐに使わないのであれば、舞茸は冷凍保存がおすすめです！新鮮なうちに小分けしてラップで包み、冷凍できるジップ袋に入れて冷凍庫で保存しましょう。

調理する際には解凍せずに、凍ったまま使います。舞茸は冷凍された状態から加熱されることで細胞が破壊され、旨み成分が生み出されてよりおいしくなるのです！ただし、ダイエットに必須のビタミン類は、加熱する時間が長いと失われやすくなるため注意しましょう。

ダイエットにぴったりな食材である舞茸は、ダイエットメニューにぜひ取り入れたい食材です。しかしながら、舞茸を使ったメニューのバリエーションが少ないという人も多いことでしょう。

舞茸を使ったおいしくて、しかも簡単に作れるダイエット向けのレシピをご紹介します。まずは、ダイエット向けのおかずのレシピです。ダイエットメニューも毎日同じものでは飽きてしまいます。レパートリーを増やして、ダイエットのモチベーションを下げないようにしましょう！

和食系のおかずはヘルシーでダイエットにおすすめです。2人分で舞茸1パック、醤油・みりん・酒を各大さじ1、砂糖大さじ1/2、粉末の牛肉ダシ小さじ1/3、牛脂1個、水50ccを用意しましょう。牛肉から取ったダシや牛脂を加えることで、お肉が入っていなくても満足感たっぷりです！

鍋に醤油、みりん、酒、砂糖、牛肉ダシ、水を入れてひと煮立ちさせます。舞茸を小房に分けて加えたら、時々かき混ぜながら煮込んでいきましょう。牛脂を加えて煮汁がなくなるまで煮込んだら、甘辛がおいしいダイエット向けおかずの完成です！

ダイエット中のお肉メニューは、梅を使ってさっぱりとした風味のおかずに仕上げましょう。2人分で舞茸1パック、豚こま肉200g、梅干し3個、マヨネーズ大さじ1、砂糖小さじ2を用意します。下準備として豚肉には軽く分量外の小麦粉をまぶして、舞茸は小房に分けておきましょう。

梅干しは種を取り除き、粗めのみじん切りにします。フライパンにサラダ油を熱して、豚肉と舞茸を入れて炒めていきましょう。梅干し、マヨネーズ、砂糖を加えてさっと炒めたら火を止めます。舞茸だけではなく、豚肉や梅に含まれるダイエットに効果的な栄養素まで摂れるおかずです！

次にご紹介する舞茸を使ったダイエット向けレシピは、食べたい時にさっと簡単に作れるスープのレシピです。スープは調理中に溶け出した舞茸の旨みや栄養素を逃さず摂れます。ダイエット中の主食として食べても、舞茸のボリュームで食べ応えは充分です！

2人で舞茸と豆苗各1パック、卵1個、水500ml、粉末の鶏ガラスープ小さじ2、醤油小さじ1、塩コショウ少々を用意します。舞茸は小房に分けて、豆苗は根元を切り落として3等分にカットしましょう。卵は割って溶き卵を作っておきます。

鍋に水、鶏ガラスープ、舞茸を入れて火にかけます。沸騰したら豆苗を加えて、軽く煮込みましょう。強火にして再び沸騰させて、溶き卵を加えます。醤油、塩コショウで味を整えたら、舞茸と豆苗を使った、あっさりとした味わいのダイエット向けスープが完成です！

最後は、簡単な洋風のダイエット向けスープレシピです。2人分で舞茸2パック、玉ねぎ1個、水1200cc、粉末コンソメスープ小さじ2、バター20g、塩コショウ少々を用意しましょう。舞茸は小房に分けておき、玉ねぎは薄くスライスしておきます。

フライパンにサラダ油を熱したら、玉ねぎを入れて炒めます。きつね色に変わってきたら舞茸を加えて、軽く炒めましょう。水、コンソメスープ、バター、塩コショウを加えてひと煮立ちさせます。パセリをトッピングすると彩りが良くおすすめです！

舞茸はダイエット中に積極的に摂りたい、食物繊維やビタミン類などの栄養素が豊富に含まれています。和風にも洋風にも合い、手に入りやすくお手頃とメリット尽くしです！ご紹介したレシピを参考に、おいしい舞茸のダイエットメニューを作ってみませんか？