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かぼちゃの煮物を簡単にほくほくさせるレシピが人気
かぼちゃは見た目も味も存在感のある食材の一つです。おいしいかぼちゃの煮物が一品あると食卓が華やかになるでしょう。かぼちゃは収穫されてすぐの夏場と収穫後寝かせた秋~冬が旬とされており、国産品だけでも長い期間楽しめます。
かぼちゃの煮物は、味付けや食感などの好みは人それぞれですが、ほくほくになったかぼちゃの煮物は幅広い層から人気があります。夏場に収穫されてすぐのかぼちゃは水気が多く、ほくほくの煮物にするにはレシピのコツを知ることが重要です。
煮物のようにじっくり火を入れる料理は、食材の水気の扱い方や処理で食感や味が大きく変わります。かぼちゃの煮物をほくほくにするには、かぼちゃの水気と火の入れ方がポイントです。
固い場合はレンジも使おう
かぼちゃの煮物を作る時は、固いかぼちゃを適度なサイズにカットすることに手間が掛かるでしょう。生の状態から調味料と合わせて加熱することで味がしみやすくなりますが、かぼちゃの煮物を作る手間を軽減したいのであればレンジの活用もおすすめです。
かぼちゃのサイズにもよりますが、レンジに入る大きさのかぼちゃなら2分程度加熱することで柔らかくなります。加熱しすぎると煮物を作った際に煮くずれてしまったり、ほくほくの食感にならなかったりするので、様子を見ながら少しずつ加熱しましょう。
かぼちゃを1個丸ごとレンジで加熱した場合は、ヘタの根元にスプーンを差し込み回すとヘタが取れて包丁を入れやすくなります。
かぼちゃの煮物をほくほくさせるコツ1.調味料の裏ワザ
かぼちゃの煮物をほくほくにするコツの1つは、調味料を加熱前に使うことです。ほくほくのかぼちゃの煮物は余分な水分が抜けている状態なので、加熱前にかぼちゃの水分を抜いておくとほくほくの食感に近づきます。
手順としては、食べやすいサイズにカットしたかぼちゃを鍋に並べて煮物に使用する砂糖をまぶし、しばらく放置します。かぼちゃの水分を抜くために放置する時間は、1時間程度が目安です。かぼちゃから出た水分で砂糖が溶けたら、他の調味料を加えて加熱します。
砂糖はかぼちゃの煮物で使われる調味料なので、大きく味を変えることなく簡単にほくほくの煮物を作ることができます。放置時間が必要なので、他の料理と同時に作る時にもおすすめです。
砂糖をまぶした後の放置時間を短くしたい場合は、塩を使って短時間でかぼちゃの水分を抜くレシピもあります。食べやすいサイズにカットしたかぼちゃに塩を振り、揉んで水分を抜く方法です。砂糖と同様の原理でかぼちゃの水分が抜けて、ほくほくの食感になるでしょう。
塩は分子の大きさから砂糖よりも具材に浸透しやすく、長い時間放置して水分を抜くより短い時間で手早く水分を抜くことができます。全体の調理時間を短縮しながらかぼちゃをほくほくの煮物にするのであれば、塩を使っての処理がおすすめです。
塩を使ってかぼちゃの水分を抜いてほくほくの煮物にする場合は、塩味がかぼちゃについてしまわないよう揉んだ後にきれいに水で流すと、おいしい煮物になるでしょう。
かぼちゃの煮物をほくほくさせるコツ2.おすすめの火加減
かぼちゃをおいしいほくほくの煮物にするには、火加減も重要です。調味料の使い方と同様に、ほくほくの煮物を作るためには水分を上手く飛ばすことが調理のポイントとなります。火加減は2段階で使い分けること、そして落し蓋を活用することでかぼちゃの煮物はほくほくになります。
火加減は、皮を下にしたかぼちゃと調味料、水を加えてすぐは中~強火で沸騰させます。鍋の中が沸騰したら中火に落とし、水分を飛ばすことを意識した火加減で煮詰めます。煮詰める段階でキッチンペーパーなどを使って落し蓋をすれば、効率よくかぼちゃに火を入れられます。
落し蓋をすることで、沸騰中の煮汁の動きを小さく抑えて煮くずれを防ぐ効果と具材の上まで煮汁を届けて全体的に味がしみる効果が期待できます。
中火で煮込む時間は15分が目安で、煮汁の水分がほぼ飛んでいればほくほくの煮物の完成です。鍋の大きさやカットしたかぼちゃの大きさによってほくほくに仕上がる加熱時間は差があるため、少しずつかぼちゃの様子を見ながら進めましょう。
煮物は長時間煮込むイメージのある料理ですが、ほくほくの煮物を作る場合は水分を飛ばすために加熱することを意識すれば失敗しにくいでしょう。
かぼちゃの煮物をほくほくでおいしく作ろう!
ほくほくのかぼちゃの煮物は、家庭料理のレパートリーの一つとして知っておくと便利でしょう。今回ご紹介した方法は、新しい材料を加えたり複雑な手順を踏んだりすることなく試せるので、調理時間を短く済ませたい方にもおすすめです。
普段通りの食材と調味料のまま、調理方法を工夫してほくほくにしあげたかぼちゃの煮物を食卓に加えましょう。