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日本三大急流の一つ球磨川が流れる町
人吉には球磨川が流れています。日本三大急流の一つであり、観光としては船頭さんが巨岩や大小の荒波を巧みな舵捌きですり抜けて行く「球磨川下り」が人気です。
船上からは人吉の貴重な自然を満喫できます。「球磨川下り」は歴史も古く100年以上も楽しまれて来ました。15人ほどが乗ることができる木船を船頭と船の後ろで舵を握る2人だけで動力は使いません。
「球磨川下り」のおすすめコースはJR人吉駅から徒歩約20分のところにある人吉発船場から、約1時間をかけて温泉場へと向かう観光コースです。春は川沿いに満開の桜も見ることができ春の風物詩となっています。
このように球磨川は観光のスポットとして魅力いっぱいですが100年前は物資輸送の手段として利用されて来ました。鉄道が人吉を通るようになり輸送手段は船から鉄道に変わって行きました。
「人吉・観光」人気観光スポット
人吉の人気観光スポットはたくさんあります。鎌倉時代以降に相良氏によって栄えた城下町や球磨川を中心に発展した文化や芸術、国宝指定の神社や蔵造りの建造物など古き良き時代の面影があちらこちらにあります。
市内を観光するならば、JR人吉駅からレンタサイクルを借りて移動をする方法をお勧めします。気持ちいい風を感じながら観光することができます。
「国宝 青井阿蘇神社」
最大の観光名所「青井阿蘇神社」は大同元(806)年に創建され1200年以上の歴史があります。国宝の5棟社殿群は本殿・廊・幣殿・拝殿・楼門からなります。
茅葺の荘厳な佇まいは桃山時代を象徴する球磨地方独自の社寺建造物の特徴が見られる社殿となっています。黒・金・赤などの彩色を施し、社紋である鷹の羽や昇龍、瑞雲が彫刻されています。
内部は拝殿・神楽殿・神供所に分かれていて、ここには初代天皇神武天皇の孫にあたる健磐龍命(たけいわたつのみこと)、その妃である阿蘇津媛命(あそつひめのみこと)、御二人の子供である國造速甕玉命(くにのみやっこはやみかたまのみこと)が祀られています。
「青井阿蘇神社」の前にある三連アーチの赤い橋は「禊橋」と呼ばれ、6月から7月にかけては池一面に蓮が広がり、花が見頃を迎えます。
ここのおすすめは大神宮のすぐそばにそびえる大楠は神社の御神木で人吉市指定の天然記念物となっていて、高さ約20mを超える楠は人吉盆地では最大だと言われています。
「青井阿蘇神社」の境内には、稲荷神社、興護(おきもり)神社、宮地嶽神社、大神宮の4神社もあります。ぜひこちらも参拝しましょう。
住所 | 熊本県人吉市上青井町118 |
電話番号 | 0966-22-2274 |
「曹洞宗 永国寺」
「永国寺」は別名「幽霊寺」としても有名でその歴史は古く、今から約600年前、室町時代初期の応永15年(1408)に実底和尚により開山されました。「永国寺」は西郷隆盛が田原坂で破れて薩摩本陣に定めた寺としても知られています。
「永国寺」が「幽霊寺」と言われる所以は実底和尚が描いた幽霊の掛け軸があることからそう呼ばれています。和尚が球磨川に身を投げて非業の死を遂げた女性が幽霊なって現れた際に筆をとり描いたものです。観光で「永国寺」を訪れた際にはご覧いただきたいおすすめの作品です。
幽霊はその描かれた絵を見て自分の醜さに驚き、和尚の念仏で成仏したとされています。毎年8月には「ゆうれい祭り」が行われています。
「曹洞宗 石水寺」
「石水寺」は、応永24年(1417)に曹洞宗の寺院として永国寺の実底和尚の隠居寺として建立されました。おすすめは、門前の眼鏡橋と巨石をくり抜いた山門と海棠(かいどう)の古木です。ほかのおすすめは石板の版画「地獄十王図」「十六羅漢図」です。
特に観光の見どころは境内入口の脇にあり海棠は、開山記念に植樹されたと言われる樹齢500年以上の古木で、毎年4月に薄桃色の花を咲かせて観光客を魅了しています。