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缶詰は温めて食べることもできる
最近は缶詰もとても多くの種類があります。常温で食べても美味しいですが、中には温めることでさらに美味しさを増す缶詰も数多くあります。
しかし、最適な温め方を知らなければ、温める際に怪我をしてしまったり、事故に繋がってしまうリスクが高まります。また、別の皿に移して温めるという温め方もありますが、洗い物が増えてしまいます。
本記事では、缶詰をさらに美味しく、そして手軽に楽しむための上手な温め方を紹介していきます。日常生活で役に立つのはもちろん、キャンプの時などにも温め方を知っておくと、いざという時にとても重宝します。
缶詰の上手な温め方まとめ
電子レンジ、ガスコンロ、トースター等々、パッと思いつくだけでも私たちの身の回りにはたくさんの食品を温める際に使う機械があります。どの機械を使う温め方が最も安全で手軽なのか、また、注意すべき点はあるかを順に説明していきます。
缶詰の温め方①:電子レンジはNG
缶詰に限らず、食べ物を手軽に手早く温めたいと思ったとき、真っ先に出てくる機械と言えば、電子レンジでしょう。電子レンジで缶詰を温めることは、出来ないわけではありません。しかし、あまり良い温め方とは言えないのも確かです。
何故かというと、電子レンジを使った温め方をした場合、缶詰に一緒に詰まっている油や汁気のみが先に温まってしまうからです。すると、缶詰内の汁気が沸騰し、缶詰の中身が崩れてしまう他、水蒸気が発生するため缶詰内の圧力がどんどん高くなってしまいます。
封を開けて無い場合、最悪缶詰が爆発してしまうということも起こりかねませんので、電子レンジでの温め方はしない方が良いでしょう。
電子レンジでどうしても温めたいというときは、缶詰の封を開けてから電子レンジにかける、缶詰の中身を別の皿に移す等してから電子レンジにかけると良いでしょう。
缶詰の温め方②:コンロ使用時は直火にあててはいけない
動画サイトなどでキャンプの様子を写した動画を見てみると、缶詰にコンロや焚火の火を直接当てて、直火で温めるという温め方をしている方を多く見かけることでしょう。多くの方が行っている温め方であり、手間もかからず、洗い物も増えず非常に有用かと思えます。
しかし、缶詰を販売している大手の企業に問い合わせると、全社が口を揃えて「直火を当てて缶詰を温めるという温め方は非常に危険」と注意喚起をしているのです。
コンロで直火が危険な温め方と言われる理由が、缶詰の内部コーティングが溶けだしてしまう可能性があるからです。さらに、コンロの火力によっては缶詰のボディも溶けだしてきてしまうこともあります。
缶詰の中身が溶けた部分からあふれ出てしまうため、火傷の原因にもなりますし、そもそも缶詰内部のコーティング剤が混ざってしまいます。
また、電子レンジでの温め方で紹介したトラブルと同様に、急激な温度上昇で缶詰の中の汁気や油分が沸騰し、水蒸気の圧力に耐えきれず爆発してしまう可能性もあります。
缶詰に使われている内部コーティング剤は主にエポキシフェノール系の塗料やポリエステルが使われています。溶けだしてしまったとしても、透明であるため溶けだしているか否かが分かりづらく発見は困難と言えます。
しかし、コーティング剤が混ざり、一緒に食べてしまったという理由での健康被害が出たという報告は、今のところありません。ですが、情報が少なくまだまだ健康被害は絶対にないという確信的なデータがない状態となっています。
コンロで直火はメーカー側が禁止している温め方になっておりますので、正しい温め方を身に着け、回避できるならした方が良いでしょう。
湯せんは美味しく仕上がるのでおすすめ
缶詰の美味しさが最も引き出せる温め方として有力な方法は、湯せんでの温め方です。湯せんによる温め方だと、直火や電子レンジよりも温度上昇がゆっくりなため、時間をかけてじんわりと缶詰が温まっていきます。
電子レンジや直火では、急激に温度が変化するため缶詰爆発や缶・コーティング剤が溶けるといったトラブルの可能性がありますが、湯せんでの温め方であれば、全く気にしなくても良くなります。
温め方の具体的な手順は、まず手近な鍋にお湯を沸かします。湯の量は、缶詰が頭まで隠れるくらいであれば十分です。
お湯が沸騰したら、火を止めます。そして、缶詰を蓋を開けずに沸いたお湯の中にいれます。お湯に入れたら、あとは再点火などはせず、5分ほど放っておきます。
お湯から取り出す際は、多少冷めているとはいえ、お湯に手を直接入れると火傷をしてしまう可能性がありますので、必ず先にお湯を捨てるか、トングなどを使って缶詰を取り出すようにしましょう。
缶詰の温め方③:トースターでの温めはとても簡単
ご家庭によっては無い家庭もあるかもしれませんが、缶詰の温め方の中でも、トースターを使った温め方は簡単かつ様々なアレンジが出来るのでおすすめです。
トースターを使った温め方は、封を開けた缶詰をトースターに入れ、様子を見ながら加熱するだけです。湯せんと違い、他の調理器具が必要だったり、お湯を沸かしたりする必要が無いためトースターさえあるならば最も手軽な温め方と言えるでしょう。
さらに、湯せんと違い缶を開けて加熱するので、ちょい足しが出来る点も魅力です。塩コショウを加えてスパイシーさを出す、チーズをのせて焼き目を付けるなどは、トーストでの温め方を使った際にしか出来ないアレンジです。
湯せんで缶詰を温める時の注意点
湯せんでの缶詰の温め方を読んだ際、「火を止めてから入れる」という手順に疑問を持った方は多いのではないでしょうか。実は湯せんでの温め方のなかで、火を止めてからというのは、温め方の中で非常に重要なポイントなのです。
火を止めずに温めるのはNG
お湯が沸く前から入れてたら時間短縮になりそう、火を止めないでやればもっと早く温まりそうと考えた方もいることでしょう。しかし、温め方の手順に沿って温めなければ、直火や電子レンジで温めた場合と同じ問題が発生してしまう可能性があるのです。
缶詰の缶は非常に熱伝導が良い素材で出来ており、とても熱くなりやすいという性質を持っています。そのため、火を消さないとあっという間に温度が上がり過ぎてしまいます。
直火や電子レンジでの温め方で起こる可能性のある、缶詰の破裂や内部コーティングの溶解が湯せんでも起こりえるようになってしまうのです。せっかくこれらのトラブルを回避している温め方なので、しっかり温め方の手順に従い、缶詰を温めるようにしましょう。
キャンプ場で缶詰を温めたい時はどうする?
キャンプなどのアウトドアでは、洗い物を減らしたかったり、そもそも使える器具が限られている状況になりやすいため、ついコンロに直火で温めてしまったりするでしょう。
キャンプ動画でもコンロで直火する温め方が移った様子の映像が多いため、つい最適かと考えてしまいがちですが、缶詰メーカー側は禁止している温め方となっています。では、キャンプなどアウトドアな環境では、どのような温め方が推奨されているのでしょうか。
容器を移し替えて温めよう
缶詰メーカー各社が推奨している温め方は、別の鍋など違う容器に移してから加熱するという温め方です。手頃な鍋を持っていないという時は、アルミホイルを鍋のように形成して使うことで代用になります。
確かに、容器に移す温め方では洗い物は増えてしまいますが、鍋に開けることでトースターでの温め方の時以上にアレンジの幅は広がります。
コーンの缶詰ならば、バターを乗せてサッと炒め、醤油を一回しすれば、簡単バターコーンに早変わりしますし、サバ缶ならばオリーブオイルと鷹の爪、ニンニクをたっぷり加えて加熱すれば、お洒落で美味しいアヒージョに早変わりします。
他にも、缶詰はちょっと手を加えるだけで、あっという間にお洒落美味しいキャンプ飯に早変わりします。アイデアを出し合い、美味しい缶詰レシピを考えるのもまた、キャンプの醍醐味であるといえるでしょう。
キャンプの時だけでなく、缶詰はアレンジ次第で日常でも食生活を豊かにしてくれます。缶詰をただ食べるのに飽きてしまったら、色々なアレンジを試してみるのも良いでしょう。
缶詰の温め方をマスターして美味しく食べよう!
缶詰は温め方を知っていれば、さらに美味しく、そして安全に楽しむことが出来る保存食です。温め方によっては、アレンジを加え、缶詰とは思えないクオリティの料理にまで昇華させることも出来ますので、温め方をマスターすれば、楽しみ方が広がること間違いなしです。