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小布施は見どころ満載の観光地
小布施の街はどんなところでしょうか。歴史もある芸術の街です。静かでのんびりと散策できます。小布施のおすすめの観光スポットやモデルコースをご紹介します。
小布施町は長野県の北東に位置し、千曲川東岸に広がる街です。江戸時代から水路と陸路が交わる交通の要所として知られてきました。
特に千曲川の舟運が発達し、人・物・情報が集まる北信濃の文化的中心地でした。交通の要所である「逢う瀬」という言葉が現在の地名の由来とされています。
小布施では歴史を通じて人が行き交い集まる場所として独特の文化が育まれました。現在も伝統が受け継がれてきた栗菓子製造などの産業や文化が小布施の人々の中に息づいています。
小布施は千曲川と北信五岳(飯縄山・戸隠連山・黒姫山・妙高山・斑尾山)を望む広々とした所です。美しい風景と共に小布施の人々は農業を大切に守ってきました。
小布施は果樹生産にも適しており、りんごや巨峰の産地としても注目されています。また千曲川東岸に広がるエリヤは肥沃な土地のため、美味しくオリジナリティあふれる農産物が作られています。
小布施を人気観光地に押し上げた栗と北斎
小布施は人気の観光地として知られています。それはひとえに小布施名産の栗と葛飾北斎ゆかりの地だからと言っても過言ではないでしょう。
小布施と言えば栗の名産地として思い浮かべる方も少なくないでしょう。その美味しさは江戸時代から知れ渡っています。将軍への献上品になるほど「小布施栗」は有名でした。
町の南側を流れる松川が作った水はけのよい扇状地という地形と特徴ある酸性の土壌、そして北信濃の気候が美味しい栗を生み出しました。町のいたるところに美味しい栗を堪能できる観光スポットがあります。
小布施を観光地に押し上げたもう一つの理由は、葛飾北斎が愛した街だということです。葛飾北斎は日本を代表する浮世絵師で世界で最も名の知れた日本の芸術家です。
北斎は「富嶽三十六景」など数多くの作品を生み出しました。その作品は今でも多くの人に愛されています。ダ・ヴィンチなど西洋の文化にも影響を与えたとも言われています。
小布施は北斎が晩年に何度も訪れた街です。その作品を見ると80歳を超えてもなお、より良い絵を描くことに努力を傾けた様子が伝わってきます。小布施観光の名所となっておりご紹介するモデルコースに含まれます。
小布施へのアクセス
小布施へのアクセス方法は次の通りです。まず車で行く場合ですが上越自動車道の小布施スマートICで降ります。ただしETCを搭載していない車は須坂長野東ICまたは信州中野ICをご利用ください。
上越自動車道へは、東京方面から関越自動車道から入ります。名古屋・大阪方面からは中央自動車道から長野自動車道を経て上越自動車道に入ってください。新潟・金沢方面からは北陸自動車道から上越自動車道に入ります。
次に電車で行く方法です。東京・新潟・金沢方面からは北陸新幹線の長野駅で下車してください。大阪・名古屋方面からはJR特急しなのに乗り長野駅下車です。長野駅から長野電鉄に乗り小布施駅で下車しましょう。
小布施の玄関口である長野電鉄「小布施駅」には観光案内を中心とした総合案内所があります。おすすめの観光スポットや名所、モデルコースを教えてもらうことができます。
小布施の街を四季折々に楽しむ
小布施の街は豊かな自然に囲まれた花の街です。小布施の街の人たちは「外はみんなのもの」という理念を大切に守ってきました。日常生活に花を取り入れ美しい景観を保とうと努めています。
小布施町の花の街づくりの中で生まれたのが「オープンガーデン」です。各家庭で日々花を楽しみ、丹精込めて作った庭をお客様と共に楽しむことを目指してはじめられました。
その根底には「もてなしの心」があります。今では四季折々に美しい花を咲かせるお宅が観光名所となっています。ぜひ観光ルートの中に取り入れると良いでしょう。
「オープンガーデン」は個人のお庭を一般の人に公開する活動です。基本的に駐車場はありませんので、シャトルバスやレンタサイクルなどを活用するのがおすすめです。ルールをよく守り美しい自然を楽しみましょう。
小布施で訪れたい人気の観光スポット
小布施でおすすめの観光名所やスポットをご紹介しましょう。名産の栗を味わい、歴史や芸術に想いを馳せながら散策してみてはいかがでしょうか。
葛飾北斎や小林一茶ゆかりの古刹「岩松院」
小布施を訪れる時にぜひ立ち寄りたい観光名所はやはり「岩松院」でしょう。葛飾北斎や小林一茶と深いかかわりがあるお寺です。文明4年に開山された古寺です。
本堂の大間には21畳敷の天井絵があります。北斎晩年の大作「大鳳凰図」です。北斎が89歳の時に完成しました。今から160年以上前に作られた大作ですが今でもその色彩や迫力は色あせることなく残っています。
「大鳳凰図」には北斎が生涯描き続けた富士山が描かれています。この隠し絵は最近になり発見されたものです。ぜひじっくり観察して見つけてみるのはいかがでしょうか。
また「岩松院」は小林一茶とも深い関係があります。境内の池は小林一茶が病弱なわが子への声援の句とされる俳句を詠んだところです。「蛙合戦の池」と呼ばれています。
他にも「岩松院」には総ひのき造りの仁王門など、見る価値のあるスポットがたくさんあります。ぜひ静寂の中に見られる力強さを感じてください。ただ年間を通して法要や行事がある時には拝観できませんのでご注意ください。
住所 | 長野県上高井郡小布施町大字雁田604 |
電話番号 | 026-247-5504 |
葛飾北斎の肉筆画は必見!「北斎館」
「北斎館」は小布施を訪れた際には最初に立ち寄りたいスポットです。浮世絵師葛飾北斎の美術館です。北斎についてよく知ることができますので、その後の観光に役立つでしょう。
「北斎館」には小布施の街で北斎が描いた肉筆画・画稿・書簡が収められています。80歳を超えても衰えない巧みな筆さばきや色彩の美しさを鑑賞することができます。
常設の展示室には2基の祭屋台が展示されています。北斎が描いた二枚の天井絵があり訪れる人を魅了します。北斎について知るのにおすすめのスポットです。
住所 | 長野県上高井郡小布施町小布施485 |
電話番号 | 026-247-5206 |
心癒される美しい庭園「フローラルガーデンおぶせ」
次にご紹介するおすすめの観光名所は「フローラルガーデンおぶせ」です。花の街小布施を楽しむのに欠かせないスポットです。四季折々の美しい花を楽しめる場所です。
「フローラルガーデンおぶせ」には北斎の鳳凰図をモチーフにして作られた花壇があります。様々な花を組み合わせて作られておりまるで楽園のような美しさです。
春は園内の桜が見事に咲きます。夏には東屋で一休みしましょう。とても気持ちが良いものです。また個性的な花を集めた一角もありガーデニングのイメージを膨らませるのに一役買っています。
「花の館」では季節の鉢花やドライフラワーなどを購入することができます。小布施を訪れた際のお土産にすることもできるでしょう。
住所 | 長野県上高井郡小布施町大字中松506-1 |
電話番号 | 026-247-5487 |
小布施の名産品がそろう「道の駅 オアシスおぶせ」
小布施観光では「道の駅オアシスおぶせ」に立ち寄ることをおすすめします。小布施の名産品が数多く揃えられています。名産の栗を使った料理やスイーツを味わうことができます。
また地元の農産物などを販売していますので小布施の人々もよく利用しています。食事をすることもできますの小布施を訪れる際の楽しみにしてはいかがでしょうか。
小布施名産の栗がふんだんに入った栗おこわや栗コロッケはおすすめです。また「ソフト栗いむ」や栗おやき、「栗とりんごのパイ」など栗のスイーツも人気の商品の一つです。
お土産として買うことができる商品も数多く揃っています。中でも小布施の老舗5店の栗菓子もラインナップされていて手土産に最適です。他にもお酒や蕎麦など信州ならではのお土産が手に入るので大変便利です。
道の駅に隣接する小布施総合公園もおすすめのスポットです。のんびりと散歩を楽しんだり体を動かしたりしてリフレッシュすることができます。ドッグランもありますのでペットとの楽しい時間を過ごすのも魅力の一つです。
「道の駅オアシスおぶせ」は高速道路からも入ることができます。旬の野菜や果物、花を購入するために立ち寄る方が多くいます。ぜひ素敵な休憩時間を過ごしましょう。
住所 | 長野県上高井郡小布施町大字大島601 |
電話番号 | 026-251-4111 |
ここだけの地酒に出会える「桝一市村酒造場」
「桝一市村酒造場」は小布施の地酒を味わうことができるおすすめのスポットです。1755年創業の老舗酒蔵です。「北斎館」からほど近いところにあります。
杉玉の下をくぐって店内に入ると目の前に大きな酒樽がディスプレイされています。酒蔵自慢のお酒が並んでおり歴史を感じさせます。
店内には「手盃台」と呼ばれるカウンターがあり、桝一市村酒造場自慢の全銘柄を試飲することができます。蔵人姿の店員から粋な飲み方を教わりながらまったりとしたひとときを過ごすのも旅の楽しみではないでしょうか。
住所 | 長野県上高井郡小布施807 |
電話番号 | 026-247-2011 |
小布施を満喫する目的別おすすめモデルコース
それでは小布施の街を満喫するためのモデルコースをご紹介します。それぞれ好みや目的に応じて計画を立てることが出来ます。モデルコースには小布施の街でぜひ見ておきたい名所が含まれています。
小布施観光にとても役立つシャトルバスがあります。高速道小布施PAから町内の美術館などを結んでいます。1時間に1~2本運行しています。運航日や時間を確認しながら活用しましょう。
またレンタサイクルも活用できます。気持ちの良い風を感じながら花と緑あふれる小布施の街を散策するのは素敵な一日となることでしょう。小布施周辺の名所にも足を運ぶのに大変便利です。
小布施の名所・観光地を巡り知識欲を満たす!
まずは小布施観光の基本のモデルコースです。小布施観光の中心地である北斎館エリアと岩松院などを巡る山麓コースです。自転車がとても便利です。シャトルバスもありますのでぜひ活用しましょう。
北斎館から高井鴻山記念館へ
まず北斎館で知識を取り入れましょう。それから「栗の小道」を通り「高井鴻山記念館」行きます。「栗の小道」は短い小道ですがとても風情のある名所となっています。
小布施の古刹・岩松院と浄光寺を訪ねる
それから山麓エリアにある「岩松院」へと向かいましょう。北斎館の辺りから岩松院までは歩くと30分ほどかかります。自転車ですと約5分です。そして浄光寺で桜など四季の花を楽しみ名物の団子を食べて一休みすることができます。
おぶせミュージアム・中島千波館を見学
最後に「おぶせミュージアム中島千波館」で小布施町出身の日本画家中島千波の寄贈作品を楽しんでください。庭園が美しい美術館です。歴史や芸術に想いを馳せることができる至福の時間となることでしょう。
小布施を観光しながら栗三昧で食欲を満たす!
次にご紹介するモデルコースは、小布施の栗を堪能できる栗三昧のコースです。名所を巡りながら美味しい栗グルメやスイーツを楽しめる贅沢なモデルコースです。
小布施堂本店でお茶をして「花の街」を散策
まず「小布施堂本店」で栗菓子を楽しみましょう。和のイメージが強い栗菓子ですが洋菓子もあります。ぜひお気に入りの一品を見つけてください。
その後、栗の小径を通りオープンガーデンを見て廻りましょう。周辺には丹精込めて作られた美しいお庭がたくさんあります。ゆっくり見て廻るのも小布施観光の醍醐味です。
ランチは桜井甘精堂泉石亭の栗わっぱ
ランチには桜井甘精堂泉石亭の「栗わっぱ」がおすすめです。栗がゴロゴロ入った栗おこわもおすすめです。そしてぜひ敷地内にある「小さな栗の木美術館」にも立ち寄ってください。
「小さな栗の木美術館」は個人美術館で大正から昭和初期にかけての作品が展示されています。旧家の土蔵を改装しよく手入れされた日本庭園があります。心落ち着く空間となっており小布施の名所となっています。
美しい庭園を見た後はやっぱり栗スイーツ
その後「フローラルガーデンおぶせ」で美しい庭園を楽しみましょう。心癒された後は美味しいスイーツはいかがでしょうか。近くの「栗庵風味堂」には栗菓子がたくさん揃っています。美味しい栗菓子で一息つきましょう。
「小布施陣屋跡」周辺を散策するのもおすすめのモデルコースです。1700年ごろに江戸幕府によって築かれた陣屋です。現在は「日本のあかり博物館」が建てられており観光名所となっています。
日本のあかりの移り変わり、信越地方の特色や暮らしを知るうえで貴重な知識を得ることができます。ぜひ歴史を感じながら散策してみてはいかがでしょうか。
その後は「cafeエリゼヒカル」でのお食事はいかがでしょうか。見た目も楽しい新感覚の「NAMAプリンモンブラン」や「モンブランハンバーグ」など小布施ならではのメニューがあります。ぜひゆったりとした期間をお過ごしください。
小布施観光のメインに農園で栗拾いがしたい!
小布施に名産の栗拾いができる農園があります。町の中心地に近い場所と国道18号沿いの2か所です。予約が必要ですので、事前に問い合わせておくと良いでしょう。
住所 | 長野県上高井郡小布施町吉島2890小林農園 |
電話番号 | 026-257-4128 |
小布施の街をおいしく楽しく観光しよう!
小布施の観光スポットや名所についてご紹介しました。美味しい栗を堪能できる街です。また絵画や芸術に想いを馳せることができる名所です。ぜひゆっくりと花にあふれた街歩きを楽しみ美味しいものを発見してください。