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札幌の行列のできるぴーぷるぴーぷというお店とは?
北海道の札幌市はアイスが好きという県民性が高じて町ぐるみでパフェをPRしている町です。札幌市民はおやつやデザートはもちろん、お酒の後のシメでまでパフェをチョイスするほどのアイス好きで、たくさんのパフェが味わえるお店が軒を連ねています。
パフェ激戦区といっても過言ではない札幌市内のパフェを提供しているお店の中で、一際異彩を放っているお店が今回の記事でご紹介させていただくお店「ぴーぷるぴーぷ」です。
札幌市民、旅行者問わず、数多くの人がぴーぷるぴーぷのパフェを味わおうと訪れては、まさかの門前払いを食らってしまいます。何故門前払いを食らってしまうのか、一体どんなお店なのか、様々なぴーぷるぴーぷにまつわる疑問を解き明かしていきます。
パフェが食べられるお店・カフェというと、シック、クラシカル、可愛い等々系統は違えどお洒落なお店が多いという印象が強いでしょう。ぴーぷるぴーぷはというと、お洒落なイメージとは少し違う独特な雰囲気をしております。外観を知っていなければ、見つけることも難しそうです。
次項は、まずぴーぷるぴーぷではどのような絶品パフェを楽しめるかをご紹介していきます。札幌のパフェ好き達を唸らせる極上のパフェとはいったいどのような物なのでしょうか。
絶品ボリューム満点パフェを堪能できる!
ぴーぷるぴーぷで味わえるパフェはとにかくシンプルなところが特徴です。パフェというと、ゼリーやクッキー、コーンフレークの層がカップ下層にあり、上層のソフトクリームやアイス、生クリームの上には色とりどりのソースやフルーツがたっぷり乗っており見た目にも華やかな物が多いです。
しかし、ぴーぷるぴーぷは余計な飾りやトッピングは一切なしで、カップの中に入っているのは生クリームとアイスのみというシンプルさです。小細工は一切無く、生クリームとアイスの美味しさだけで勝負と言いたげな気概を感じさせるパフェです。
見た目も昨今のインスタ映えを狙った感じではなく、むしろ無骨で少し雑な印象すら受けてしまいます。ですが見た目に反して味は極上でたくさんのリピーターが全国にいるレベルです。
アクセス情報や営業時間
所在地は札幌の中央区、市営地下鉄すすきの駅からおよそ徒歩5分ほどの場所で営業しております。ぴーぷるぴーぷの近くには路線バスの停留所「資生館小学校前停留場」もあるため路線バスを利用して向かうことも可能です。資生館小学校前停留場からはたったの30mの場所となっております。
ぴーぷるぴーぷには駐車場がありませんので、車で観光をお楽しみの方や、車を主な移動手段にしている方は注意が必要です。近隣のコインパーキング等を利用するか、前述の通り非常にアクセスが良いので電車、路線バスを利用して来店するとよいでしょう。
営業時間は短めで、19時に開店し、閉店は24時となっております。札幌らしくシメパフェも味わえる営業時間です。ただ、アイスが売り切れた場合は早く閉店する可能性もあります。
旅行者は特に気を付けておいていただきたい事柄が、定休日です。ぴーぷるぴーぷは、日・月・火の3日間が定休日となっております。ぴーぷるぴーぷのパフェ目当ての際は、定休日に十分に気を付けて旅行の日程を組むようにしましょう。
また、次項で詳しく理由を説明させていただきますが、ぴーぷるぴーぷを訪れる予定の日は必ず「ぴーぷるぴーぷでパフェを食べる」以外の予定を入れておかないようにするか、予定をすべて終えてからぴーぷるぴーぷへ行くことをおすすめします。とにかく時間と心に余裕をもっておきましょう。
住所 | 北海道札幌市中央区南四条西6 1F・B1F |
電話番号 | 011-231-8052 |
ぴーぷるぴーぷは待ち時間が長い!
前項で時間に余裕を持っておくよう書かせていただいた理由は、とにかく待ち時間が長いからにつきます。あまりの待ち時間の長さに、極上パフェを目前に待ちきれずリタイヤする方も非常に多いです。
そしてぴーぷるぴーぷの独特のルールは、入店したときからすでに始まっています。リタイヤ者が多いためか、入店すると先ずマスターに「初めて?うちはすごく待つよ?大丈夫?」といった詰問を受けます。
ぴーぷるぴーぷのパフェにありつくためには「すごく待つ」の回答も十分に気を付けなければいけません。食べたいのであれば必ず「待てます!」と答えましょう。
かなり語気の強い圧のある独特なマスターですので、言い淀んだり、時間を気にする主旨の発言をしてしまうと「時間を気にするなら帰った方がいい」というお言葉を頂くことになります。
接客業の経験があるととても考えられない人気店らしからぬ対応ですが、歯に衣着せぬ接客がぴーぷるぴーぷ流なのです。郷に入っては郷に従えの気持ちで、入っていきましょう。独特ではありますが、しっかりルールを守っていれば問題はありません。
パフェの美味しさは勿論ですが、マスターの独特なペースに魅了される方も非常に多いのも事実です。独特過ぎてかなり好みが分かれますが、ぴーぷるぴーぷファンは、マスターの独特な雰囲気も楽しみに来ています。
最低2時間?待ち時間が長い理由とは
長い長いと言っても具体的にどのくらいの待ち時間なのかが気になると思います。様々なぴーぷるぴーぷ利用者の声を聴いていくと、2~4時間と待ち時間はかなり幅があります。しかし最低でも2時間はかかると覚悟しておくべきでしょう。
何故そんなに時間がかかるのか、と疑問に思う方は多いでしょう。時間がかかる理由はとても単純で、「1つ1つを全て注文が入ってから手作りしているから」です。
最近ではどんな飲食店でも、いかに早く食品を提供するかに尽力する時代です。時代の流れに逆らうかのようなぴーぷるぴーぷのマスターのこだわりですが、こだわりがあるからこそ、札幌中で人気となるほどの極上パフェが出来ているのです。
人気の裏付けともとれる待ち時間の長さですが、ぴーぷるぴーぷ利用者の話を聞いていると4時間以上待ったという方の話もちらほら聞こえてきます。
しかしマスターに「あとどのくらい?」などと聞くのも当然NGです。気にするくらいなら帰った方がいい、と言われてしまうのがオチです。ひたすら耐え忍ぶ必要がありますので、読書用の本や、スマートフォンは必須と言えます。
本であれ数冊所持していき、スマートフォンであれば充電を満タンにしておく他に、モバイルバッテリーなども準備しておくことをおすすめします。
ぴーぷるぴーぷの独特なルールとは?
ぴーぷるぴーぷに入って先ず1番に面食らう事柄が、壁に所狭しと貼られた張り紙の数々です。張り紙は全てマスターの手書きで、ぴーぷるぴーぷのパフェに対するこだわりから、ぴーぷるぴーぷでパフェを食べるにあたってのルールや注意事項が書かれています。
次項からは、張り紙に描かれているルールをご紹介していきます。独特なルールがとても多く、驚くことが多いですが、ルールをしっかり把握していないとぴーぷるぴーぷの極上パフェにありつくことが出来ませんのでしっかり予習しておきましょう。
風邪をひいている人は入店拒否!
ぴーぷるぴーぷ独特のルールの1つとして、風邪の人、咳をしている人は入店出来ないというルールがあります。食品衛生管理の面で見れば正当なルールと言えますが、ハッキリと入店拒否しているお店は非常に珍しく、独特と言えるでしょう。
風邪の感染拡大の阻止、感染予防の理由を問わずマスクの着用も禁止となっており、かなり衛生、感染症の面で気を使っていることが感じられます。
入店拒否されてしまいますし、待ち時間もとても長いので体調を崩されている方はしんどい思いをすることになります。体調が悪い方は素直に日を改めることをおすすめします。ぴーぷるぴーぷに行く前は、体調管理を怠らないようにしましょう。
スプーンをテーブルに置くと注文決定の合図!
ぴーぷるぴーぷの独特なルール2つ目は注文の仕方です。一般的なカフェや飲食店では、机に備え付けられているベルを使って店員さんを呼び出したり、店員さんに声をかけてオーダーを取ってもらうスタイルが普通ですが、ぴーぷるぴーぷではどちらでもない手段を使います。
どのようにオーダーをするのかというと、オーダーが決まり次第、声を張り上げたり手を上げたりせずに、そっとパフェスプーンを机の上に置きましょう。ぴーぷるぴーぷではスプーンが机に置かれた=注文決定の意思を示すサインとなっております。
また、メニューを選ぶ際にかなり目移りしやすい方や中々決めることが出来ない方は特に気を付けていただきたいのですが、ぴーぷるぴーぷでは一度注文を決め終えたら、変更・キャンセルが出来ません。
スプーンを設置する前に一呼吸おいて、しっかり選んだパフェで良いかを確認してからスプーンを設置しましょう。ぴーぷるぴーぷは非常に待ち時間が長いので、待ち時間を利用してゆっくり悩んでおくと良いでしょう。
ぴーぷるぴーぷの極上パフェの特徴は?
2時間をゆうに超す待ち時間と独特のルールがあるため、ぴーぷるぴーぷは非常にパフェを食べるまでの難易度が高いパフェショップと言えます。しかし、札幌のみならず全国的に人気のパフェショップとして話題となっています。
常連さんの姿も多く見られ、こんなにも難易度が高いにも関わらず連日ぴーぷるぴーぷにはずらりと並び、待つお客さんの姿が見られるほどの人気ぶりとなっています。
札幌には楽に美味しいパフェを味わえる人気のお店はたくさんあります。ですが、ぴーぷるぴーぷリピーターは迷うことなくぴーぷるぴーぷに足を運び、長い待ち時間を経てパフェを味わいに来ます。人々をこうも虜にする極上パフェとはいったいどのようなものなのでしょうか。
甘さ控えめ!こだわりの絶品パフェ
ぴーぷるぴーぷの極上パフェの特徴はとにかくシンプルイズベストと言えます。こだわりの素材と、じっくり時間をかけて手作りで作られたアイスとクリームは余計な甘さを添加せずに素材が持つ自然な甘さをしっかり引き出しています。
しっかりと甘さを感じますが、非常に上品で控えめな甘さです。こってりがっつりといった系統ではありませんので、甘い物が少し苦手でパフェを最後まで食べきるのが辛いという方にも非常に食べやすいパフェとなっております。
マスターが毎日6時間もの手間暇をかけて作り上げているアイスクリームは、少ししゃりしゃりとした氷の粒が残る食感で、例えるならばシャーベットのような食感です。
生クリームも混ぜ物は一切なし、といった感じの非常に控えめな甘さです。しかし、ぴーぷるぴーぷの生クリームやアイスはどれも厳選された素材からして極上の物を使っているため甘さが控えめでも苦にならないどころか、素材の魅力をハッキリと感じることが出来る逸品です。
ぴーぷるぴーぷのおすすめパフェ
ぴーぷるぴーぷは非常にパフェの品目が多いことでも有名です。種類はゆうに20種を超えております。中には季節限定のパフェや、恒常メニューでもマスターの時間の空き具合や気分で作られるパフェもありますので常に全種類が味わえるわけではありませんが品目はかなりの数です。
ここまで品目が多いと長い時間待った後の一品をどれにするか決めきれない方もいることでしょう。本項では、決めきれない!という方のために特に人気の高い、ぴーぷるぴーぷに行ったら是非食べていただきたい極上パフェを4つ、ピックアップしてご紹介します。
バナナパフェ
最初にご紹介させていただく極上パフェは、売り切れていなければいつでも食べることが出来る恒常メニュー、「バナナパフェ(650円)」です。一般的なパフェであれば、上にバナナがたっぷり乗っていることが多いですが、ぴーぷるぴーぷのパフェは、アイスの中にバナナが入っています。
バナナパフェに使われている自家製アイスの中には、たっぷりとバナナピューレが入っており、見た目にはバナナ感が一切無いにも関わらずしっかりとしたバナナの風味を味わうことが出来ます。
抹茶パフェ
次にご紹介させていただく極上パフェは、「抹茶パフェ」は季節限定メニューです。普通の季節限定メニューと少し変わっている点があり、春と夏に提供されており、春と夏で味わいが違います。
春に提供されている春抹茶パフェは、甘めの抹茶を使用しており、抹茶の持つ豊かな甘みを感じられます。特製の自家製バニラアイスにたっぷりとまっちゃが振りかけられており、アイスに負けずともよく調和する味わいが特徴です。
夏抹茶パフェは春とはまた違った抹茶の魅力を感じさせてくれます。夏抹茶パフェは苦めの風味の抹茶を使っており、抹茶特有の苦みを感じることが出来ます。
バニラアイスとの相性は言わずもがな抜群で、抹茶の苦みがバニラアイスの甘味を惹き立て、バニラアイスの甘味が抹茶の旨味を惹き立てるベストコンビとも言える組み合わせです。抹茶好きの方にはどちらも非常に人気の高いパフェです。
抹茶は摘む時期によって味が変わる面白い食材です。抹茶の特性も余すところなく活かしたパフェはまさに極上の一品です。是非、春夏どちらも足を運んで味わいの違いを堪能してみてください。
クリームチーズパフェ
ぴーぷるぴーぷのレアメニューといえば「クリームチーズパフェ(680円)」です。なんと「平日」の「マスターが暇なとき」にしか作られない特別なパフェで、平日に行っても確実に食べられる保証はどこにもないパフェです。
人気食材であるクリームチーズを使ったパフェで、甘みで誤魔化していない本物のチーズそのものの味が楽しめる、チーズが好きな方であれば気に入ること間違いなしの極上パフェです。
クリームチーズパフェを構成しているのは温められたクリームチーズと自家製バニラアイスというとてもシンプルな組み合わせです。クリームチーズは程よい塩気とチーズの濃厚な味わいで、ひんやり冷たいバニラアイスと最高にマッチします。
クリームチーズパフェは食べ方にもコツがあります。クリームチーズは、温めることで程よい柔らかさとなっているため素早く食べきる必要があります。冷めてしまうと、どんどんクリームチーズが固くなってきてしまいます。
ですので、冷たいアイスと混ぜたくなるところですが混ぜてしまうとクリームチーズが固くなってしまいますので混ぜずにそのまま食べましょう。
ブルーベリーパフェ
9月にしか食べることが出来ないぴーぷるぴーぷ屈指の人気パフェが「ブルーベリーパフェ(980円)」です。ブルーベリーパフェのために全国から札幌までわざわざ足を運ぶ方も多数おります。
マスターもブルーベリーパフェの提供が始まる9月が最も混む時期とおっしゃっており、待ち時間もいつもより長くなってしまうことが予想できるため、尚更時間に余裕を持って来店した方が良いでしょう。
パフェにたっぷり使われているブルーベリーは、札幌の東に位置しているフルーツの名産地、仁木町で栽培されています。マスターがわざわざ農場に足を運び、手摘みで収穫を行うというとても贅沢な人気パフェです。
多い年には80kg以上のブルーベリーをわざわざ手摘みで収穫してくるので、まさにマスターのパフェに対する情熱がなせる業と言っても過言ではありません。熱意に惚れ込み、毎年訪れる方も数多くいらっしゃいます。
非常に大きなパフェですが、ブルーベリーの絶妙な酸味と甘みはとてもバランスが良く、まさに極上の逸品にふさわしいパフェです。
セットになっているブルーベリーのコンポートは粒がしっかりと残っておりブルーベリーそのものの美味しさも十分に感じられる絶妙な逸品です。パフェに少しずつコンポートをかけながら食べるのがおすすめです。
ぴーぷるぴーぷが人気である理由の1つとして、手間と美味しさにそぐわぬリーズナブルな価格があります。札幌でパフェを食べると、平均して1杯1000円を超えるパフェがほとんどです。
対してぴーぷるぴーぷにパフェは一番高いブルーベリーパフェですら980円というリーズナブルな価格で提供されています。待ち時間が長い、独特なルールが多いなどマイナスに見える点もありますが、一見の価値は確実にある良店です。
ぴーぷるぴーぷにはカードがある?
ぴーぷるぴーぷの独特なルールの1つとして、パフェを楽しんだ後にもらえるカードがあります。たくさん集めれば集めるほど嬉しい特典が得られるシステムになっております。
手作り感溢れるカードはなんと5枚集めればドリンクが1杯無料になります。ドリンクに使わずにさらにたくさん貯めて行けば、10枚でケーキを、30枚でパフェをどれでも1つ、無料で味わうことが出来ます。
使うのを更に我慢し、もっと貯めていくと90枚でパイとクッキーのセットと交換でき、270枚でホールケーキと交換できるシステムとなっております。
中でもホールケーキは非常に人気が高く、カードを270枚貯め切ったぴーぷるぴーぷリピーターガチ勢の方々が、特典であるホールケーキの順番待ちをしているような状況となっているそうです。
ぴーぷるぴーぷでは、上記のおまけカードの他に、とある特定条件を満たさなければもらえないボーナスカードも存在します。
カードの名前は「クリーンカード」といい、同じテーブルに座っている人が誰も煙草を吸わなかったときのみ貰える仕様となっているカードです。なお、全くの他人と相席している場合も同じテーブルとみなされます。
禁煙をハッキリ促しているお店ではありませんが、周囲の方の迷惑やクリーンカードの配布、そして極上のパフェをじっくり味わうためにぴーぷるぴーぷでは煙草を吸わないようにすることをおすすめします。
大人気パフェを食べにぴーぷるぴーぷへ行こう!
札幌屈指のパフェショップ、ぴーぷるぴーぷは独特なルールとマスターのいる、絶品だけどちょっと変わったお店です。人気に恥じない美味しさですので、札幌を訪れた際は是非時間にしっかり余裕を作り、訪れてみることをおすすめします。