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世界一甘いお菓子といわれるグラブジャムン!
世界ナンバーワンと言われるお菓子があります。スイーツ界の中で最高峰に立つそのお菓子の名は「グラブジャムン」です。あまり耳にしないお菓子名ですが、グラブジャムンとはインドやパキスタンで美味しいと食べられている外国のお菓子です。
世界一と言われるのはその「甘さ」ゆえ。お菓子の中で世界一甘いと呼び名が高いのがグラブジャムンです。超絶に甘いグラブジャムンの世界をこれから覗いていきましょう。作り方や販売店、美味しい食べ方なども一緒にご紹介しますので、気になる方は要チェックです!
グラブジャムンって?
一言で例えるなら「ドーナツのシロップ漬け」、それがグラブジャムンです。まん丸にカリッと揚げたドーナツが、なみなみとシロップに漬けられている、そうイメージしてもらえば良いでしょう。現に日本で販売されているグラブジャムンはシロップ缶になっています。
脳天を突き抜けるような甘さ、キンキンに甘いとも表現されており、かなり甘いインドのお菓子としてトレンドに鋭い女子の間で噂になっています。
北インドからパキスタンで愛されるお菓子
世界で断トツトップの甘いお菓子グラブジャムンは、主に北インドからパキスタンで食べられています。海外のお菓子イコール甘い方程式が脳裏によぎる人もいるかもしれません。しかし、海外のお菓子すべてがグラブジャムンについで甘いわけではないのです。
外国製スイーツの中でもダントツで甘いのがインド産のお菓子です。インドスイーツを1度でも食べたことがある人は、おわかりでしょう。
インドの甘いお菓子の中でも特に甘い
グラブジャムンはインドの数あるお菓子の中で、最も甘いと言われます。そもそもインドのお菓子が甘いことを知っていましたか?食べたことがある人は、インドスイーツの甘さに衝撃を受けたことでしょう。インドのお菓子は甘いのです。
インドスイーツが甘い理由は多々あります。1つはインド人はお酒を宗教上の理由で飲みません。アルコールを摂取しなければ、人間の体は「糖分」を欲しがり自然と「甘党」になります。つまり食生活の理由により甘党が増え、結果甘いお菓子がインド中に増えていったのです。
それならば単に「甘いお菓子」になりますが、インドのお菓子は日本人からすると「甘すぎるお菓子」が多いです。ここにもう1つの理由が加わります。インドスイーツが甘い理由は「保存のため」です。インドは夏場には気温が45度ほどまであがります。
冷蔵庫が普及していない家庭で食材を守るためには、食材自体に保存性を持たせる必要があります。そのため食材や商品を甘くしています。食べ物は砂糖が50%以上含まれていると通常一般の細菌は増殖していけません。つまり食べ物を甘くすればするほど、腐りにくいことになります。
インドの人々は長年の習慣や風習からそのことを知っており、保存のために食べ物を甘くしているのです。店頭で売られるお菓子などは特に、日持ちがするように甘い商品になっています。総じて、インドのお菓子は甘いと言うわけです。
想像だけでは、甘いものは腐りやすそうなイメージがありますが、事実数字が出ている限り、糖分を多量に含む食べ物は腐らないのでしょう。日本のスイーツ、ケーキや和菓子などが腐りやすそうに思えますが、それは糖分が50%に達していないからと言えます。
現に甘いものが腐りにくい日本の例もあります。それが「おせち」です。おせち料理は、一昔前は「嫁入り道具」の1つと言われていました。おせち料理を一通り作ることができれば、一人前の女性として見られ、お嫁に行っても恥ずかしくないと言われた時代があったのです。
現在ではおせちを手作りする家庭は少ないですが、そのおせちの味を思い出してみましょう。おせち料理は「お酢」を使った料理もありますが、概ね味付けが濃く、甘いものが多いことがわかりませんか?一昔前は日本も冷蔵庫は普及しておらず、三が日はお店もお休みでした。
そこで考え出したのが「おせち料理」です。濃く甘い味付けをしたおせちは、日持ちするように作られ、三が日腐ることなく毎日少しずつ食べられるように作られています。昔ながらのおせち料理は甘からい味付けが多く、塩分糖分が多いと言われるのは保存のためです。
近年では減塩や糖分控えめの、既製品のおせちも販売されるようになってきており、高血圧の人や糖分を気にする人も安心して食べられるようになっています。昔のように保存を気にする必用もなくなったからです。
インドの食べ物や日本の食べ物で共通する「甘いもの」「保存」この2つは、このような点からも見ることができます。インドスイーツが激甘なのは、保存のためと言う合理的な理由があります。
また違う視点から見れば、かつてインドが経済的に苦しい国だったことも、インドスイーツが激甘になった理由がわかっています。この理由は日本にも通ずるものがあります。日本も同じことが言えますが、経済的に苦しい時代「砂糖」は非常に高価なものでした。
食料がなかなか手に入らなかった時代から、経済が発展するにつれてモノが豊かになり、インドには甘いスイーツ、食べ物がどんどんあふれるようになったと言います。日本でも戦前食料に乏しかった時代を過ごした人は、甘党が多いと言います。インドも同じことが言えます。
昔我慢してきた反動によって、爆発的に甘いスイーツや食べ物が増えたのです。またインドの代表的な食べ物に「カレー」がありますが、日本のカレーと違ってインドの本場カレーは舌がしびれるほどの辛さがあります。インド料理専門店のカレーでも、辛いと感じる人は多いでしょう。
日本のインド料理専門店の料理ですら辛さレベルはマックスなのに、本場インドで食べればその辛さは想像をはるかに超えます。しかしインドの人々も、辛い料理だけだとやはり舌にダメージがきて、あまり気分が良くないため、甘いものを好むようになったと言います。
とことんまで追求するのがインド流、辛ければ辛いほど良く、甘いのなら究極まで甘く、そうこうしているうちに、インド料理は大変辛くなり、インドスイーツは極限まで甘くなったと言われています。そしてその中でグラブジャムンは最も甘いインドスイーツになりました。
「ドーナツのシロップ漬け」と評されることも
グラブジャムンは「コア」と言うインドの乳製品をたっぷりの油で揚げ、砂糖水に浸したお菓子です。まさに揚げドーナツのシロップ漬けと言って良いでしょう。インドで出される際にはシロップに浸かってはいないようですが、日本ではシロップ缶で販売されています。
揚げた丸ドーナツの中までしっかり染み込んだシロップに揚げドーナツの甘みは、まさに世界一の何恥じぬものです。炭水化物に乳脂肪、油分に砂糖とまさにミラクルな組み合わせとなっています。
甘さがミラクルなお菓子グラブジャムンに興味がわいた人もいるでしょう。しかし気になるのがそのカロリーです。それほど甘いスイーツであればカロリーも相当なものでしょう。グラブジャムン1つのカロリーはなんと300キロカロリーもあります。
300キロカロリーはご飯お茶碗軽く1杯250キロカロリーを余裕で超えています。1つはそれほど大きいわけではないため、かなり高カロリーなことがわかります。
ただグラブジャムンの甘さは強烈ですから多くを食べることは叶わないでしょう。2つ、3つと食べればダイエットの天敵になることは間違いありません。
グラブジャムンの味は?
グラブジャムンはシロップ漬けなので、シロップの味がすると思う人もいるでしょう。実際グラブジャムンはどんな味だと思いますか?少しグラブジャムンの味についてご紹介していきます。
サーターアンダーギーを激甘シロップ漬けたような味
最もわかりやすい表現では、グラブジャムンは沖縄銘菓「サーターアンダギー」をシロップに漬けた味と言えます。表面サクサクの甘みある揚げドーナツを、たっぷりの砂糖水に浸した味です。食べた瞬間脳天を突き抜けるような甘さが体中を巡ります。
口に入れた直後だけでなく、噛めば噛むほどにドーナツに染み込んだシロップが口中に広がり、計り知れない甘さが広がっていく、魔性のスイーツです。グラブジャムン1つでブラックコーヒー1杯、2杯おかわりできそうな勢いでしょう。
単に揚げドーナツだけなら甘さも頑張れるところですが、強烈に甘いグラブジャムンの最大の敵はシロップです。砂糖と水が同量のシロップが甘くないはずありません。また使われている「ローズウォーター」が香りも甘くしており、この上なく甘いお菓子に仕上がっています。
カルダモンのスパイシーさも強烈
思わず声が出てしまうほどの甘さの後に残るのが、救いの「カルダモン」の香りです。カルダモンを使うことにより、清涼感あるすっきりした風味がグラブジャムンにはあります。ただ甘ったるいだけのお菓子ではなく、スキっとした軽さも感じられるインドスイーツです。
カルダモンはインドの代表料理である「カレー」にも使われるスパイスです。「ガラムマサラ」の原料にもなり、スパイス界の女王との異名も持ちます。ミント系のスーッとした香り、食欲増進や消化不良改善などの効果があると言われています。
グラブジャムンのレシピ
インドスイーツの中で最も甘い、世界一と評されるお菓子グラブジャムンに興味を持った人はいませんか?実際食べてみたいと思ったチャレンジャーもいるでしょう。しかし「頭痛がするほど」「背筋が凍るほど」甘いとなれば躊躇する人もいるのでは?
自分で作れば甘さも調節できる!
色々な意味で世界一のお菓子、グラブジャムンは自宅で作ることもできます。日本のインド料理専門店でもグラブジャムンを扱っているお店は少ないと言われています。インドに渡ってまで食べるのも骨が折れます。自宅で作れば簡単にグラブジャムンを体験できます。
甘すぎるのが怖い人でも自宅で作れば甘さを調節することができるため、気軽にグラブジャムンにチャレンジすることができるでしょう。グラブジャムンは通販で缶詰状で販売されていますが、無駄になるのを懸念する人は、手作りするのがおすすめです。
ではグラブジャムンのレシピをご紹介しましょう。準備するものは「薄力粉」「カッテージチーズ」「ベーキングパウダー」「スキムミルク」「カルダモンパウダー」「水」「砂糖」です。
まず薄力粉「大さじ3」、ベーキングパウダー「小さじ4分の1」、スキムミルクパウダー「1.5カップ」、カルダモンパウダー「小さじ4分の1」に、カッテージチーズを「4分の1カップ」加えます。
粉類を先に混ぜたほうが「ダマ」にならないので、先にパウダー状の材料を加えてから、水分を含むカッテージチーズを食わるほうが良いでしょう。混ぜ合わせまとまるようになってきたらボール状に丸めます。
熱した油の中にボール状にまとめて生地を入れ、弱火で表面がカリッときつね色になるまで揚げます。揚がったら油から取り出し、しっかり油切りしておきましょう。次に砂糖「2カップ」水「2カップ」で砂糖水を作ります。油切りしておいた生地を砂糖水の中に漬けます。
その後15時間から20時間ほど砂糖水の中にじっくり漬けておけば、お手製グラブジャムンの完成です。基本のグラブジャムンのシロップは、砂糖と水が同量ですが、好みに応じて食べやすいシロップ濃度に調節すると良いでしょう。
シロップへの漬け込み時間を短時間にすることで、さらに食べやすくなります。日本の身近な食材で作れるグラブジャムンのレシピは以上の通りですが、本格的に仕上げようと思うなら、シロップにお好みで「ローズウォーター」を加えます。
甘い香りがよりインドスイーツに近づけてくれます。生地についてですが、牛乳を煮詰め、脂肪分だけ取り出した乳製品をカッテージチーズで代用しています。この乳製品は自宅で作り出すのはなかなか難しいので、素直にカッテージチーズで代用しておいたほうが良いでしょう。
ただ本場のグラブジャムンのリッチテイストにより近づけようと思うなら、揚げ油をインドのバターである「ギー」に代えれば、コクのある仕上がりになります。
もっと簡単に手軽にグラブジャムンを作ってみたい人は、市販で「グラブジャムンのもと」が販売されています。作り方は簡単で、「もと」に水を混ぜてこねて成型して揚げるだけ。
非常に簡単にグラブジャムンを作ることができます。「グラブジャムンのもと」は通販などで販売されています。「小麦粉」や「カッテージチーズ」などを準備するのが面倒だと言う人は、販売されている「もと」を使って作っても良いでしょう。
グラブジャムンの美味しい食べ方
グラブジャムンは「サーターアンダギーをシロップに漬けたもの」と表現できます。日本で通販で販売されているグラブジャムンも、シロップ缶に入って運ばれてきます。そのまま食べても脳天直撃な甘さは変わらずですが、それでは食べにくい人もいるかもしれません。
そんなインドの衝撃スイーツを、日本人向きに、日本人アレンジして美味しく食べる方法を考えてみました。いくつかご紹介するので、自分の好みのアレンジメニューを試してみましょう。
温めて食べる
甘いスイーツをさらに温めるのは甘さに追い打ちをかけるのでは、と思う人もいるでしょう。しかし日本で販売されているグラブジャムンの缶詰のラベルには、温めることを推奨する一言が記載されています。シロップ缶のグラブジャムンは、缶詰を開けてそのまま食べられます。
ですがひと手間加えて電子レンジやトースターなどで温めることで、甘さが和らぐことはありませんが、「食べやすく」はなるようです。熱を加えると、グラブジャムンに含まれるスパイス「カルダモン」の風味が際立ちます。
実際甘さが減ることはないものの、スパイシーさが際立ち、その分甘みが脳天に直撃することがなくなるのです。グラブジャムンの美味しい食べ方その1は、とても簡単な食べ方、「温める」ことです。缶詰で甘すぎて美味しいと感じられなかった人も、この食べ方は簡単でおすすめです。
ヨーグルトと一緒に
美味しい食べ方その2として、ヨーグルトと一緒に食べる食べ方もおすすめです。この食べ方で用意するヨーグルトは加糖タイプではなく、無糖タイプを選びます。激烈な甘さのグラブジャムンを、甘いヨーグルトに入れて食べると、甘さが倍増するので注意が必要です。
甘みがないヨーグルトに、フルーツソースの代わりにグラブジャムンで甘みを加えると、ヨーグルトに甘みが加わり美味しい食べ方になるでしょう。グラブジャムンもスッキリしたヨーグルトに合わさって美味しく食べることができます。
朝食にヨーグルトを食べている人は、グラブジャムンを加えてみるのもおすすめです。グラブジャムンと無糖シリアル、プラスヨーグルトの食べ方も美味しいグラブジャムンの食べ方です。多くのシリアルは砂糖が入っていることが多いですが、グラブジャムン1つで充分な甘さがあります。
玄米シリアルやブランシリアルなど食物繊維たっぷりの無糖シリアルと、1つのグラブジャムン、無糖ヨーグルトの食べ方は、ヘルシー女子にもおすすめできる美味しい食べ方でしょう
コーヒーや紅茶のお供に
最もシンプルな食べ方は、「コーヒー」「紅茶」と一緒にです。3時のおやつ代わりにグラブジャムンを1つの食べ方です。毎日はカロリーが気になりますが、週2日、3日ほどなら目をつぶれる美味しいおやつです。グラブジャムンはご紹介してきた通り、甘みが強烈なスイーツです。
そのためコーヒーや紅茶はノンシュガーが美味しいです。いつもよりも濃いめにコーヒーや紅茶を淹れて、あえて苦みや渋さを出すことで、より美味しいグラブジャムンの食べ方になります。
グラブジャムンの美味しい食べ方を3選ご紹介しましたが、グラブジャムンの強烈な甘さはその他さまざまな食べ方が考えられるはずです。自分なりのグラブジャムンの美味しいアレンジ方法を考えてみましょう。
グラブジャムンはネットでも販売している
食べ方によっては多くの人が美味しいと感じられるグラブジャムンは、日本の多くのインド料理専門店すべてでスイーツやデザートとして出されてはいません。日本ではまだまだレアなインドスイーツです。しかし一部インターネット通販で販売されています。
ちまたで話題となっているグラブジャムンの本場の味を知りたい人は、今すぐ通販サイトをチェックしてみると良いでしょう。
通販サイトで缶詰で販売
大手インターネット通販サイト「Amazon」でグラブジャムンが販売されていることがわかっています。Amazonでグラブジャムンは缶詰で販売されており、1㎏で1600円ちょっとで販売されています。1㎏の重さはシロップの重さも含みます。
その他グラブジャムン関連商品として、「グラブジャムンのもと」も販売されています。手作りグラブジャムンを考えている人は、Amazonを利用するとすぐに希望する商品が見つかるでしょう。またAmazonと並ぶ大手通販サイト「楽天市場」でもグラブジャムンが販売されています。
楽天市場でもAmazonと同じく缶詰のグラブジャムンがお得なセット売りなどで取り扱われています。関連商品として、本格シロップ作りに欠かせない「ローズウォーター」も扱われています。ローズウォーターはグラブジャムン作り以外にも、その甘い香りで多く用いることができます。
最後にご紹介する通販サイトは「Yahoo!ショッピング」です。こちらでもグラブジャムンの缶詰の取り扱いがあります。多くの通販サイトでグラブジャムンは取り扱われていますから、生活のニーズに合わせてサイトを上手く活用しましょう。
甘党な人はグラブジャムンにチャレンジしてみては?
インドスイーツの中でも最も甘い、世界一と評されるグラブジャムンの概要がわかってきました。日本でも通販で缶詰入りのグラブジャムンを手に入れることができますから、自他ともに認める甘党さんは、1度この激甘スイーツにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?