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それから1週間ほど経つと、中央の雪の島が溶けてくる時期に入り、本来の水面が顔を出し始めます。水面が黒目のように見えるので、先ほどお伝えしたように龍が開眼したと言われています。龍の開眼からしばらくすると、ドラゴンアイの形は崩れ始めますが、水面の綺麗なライトブルーの色はより鮮明になっていきます。そして、完全に八幡平ドラゴンアイは終了します。
ドラゴンアイが終了した後も、ドラゴンアイがあった岸寄りの辺りにはまだ雪が残り、ライトブルーの水面はまだ残っています。しかし、中心部は完全に水面が広がる沼になっています。
このように八幡平ドラゴンアイは変化し、様々な表情を見せてくれます。ですが、再三お伝えしているように、気温や天気によってライトブルーの綺麗なドラゴンアイが続く期間は変化しますので、どの状態がどれだけの期間続くかは、誰にも分かりません。
確実にドラゴンアイを見るなら「気温や天気」が重要
天気や気温によっても左右されるのは、ドラゴンアイが出来る時期だけでなく、見え方も変わってきます。天気が曇りですと、ドラゴンアイのライトブルーの輝きがくすんだように見え、雪もキラキラしていません。龍の元気がないように見えます。
また、雪解けの季節に入ったとしても、山頂付近の温度が下がると粉雪が舞うこともあります。すると、八幡平ドラゴンアイの周辺はモヤがかかったかのようになりますので、前方の視界が悪く、どこにドラゴンアイがあるのかも分からない常態になります。
特に雪が舞うような日は、足元の状態も更に悪くなり、アクセスに苦労することが予想されます。やはり、ドラゴンアイを見るには、気温が少しでも高く、天気が安定している日にアクセスするのがベストと言えるでしょう。
八幡平のドラゴンアイを見たらぜひ!周辺の「名湯」へ
ドラゴンアイを堪能した後は、付近の温泉を楽しんでから帰るのはいかがでしょうか。岩手県の奥羽山脈は複数の火山で形成されていますので、温泉が多数湧き出しています。「鏡沼」に近い頂上付近にも、特徴のある温泉があります。温泉とドラゴンアイを組み合わせた旅行プランを、是非計画してみて下さい。
「藤七温泉」
岩手県はもとより、東北最高地の標高1400mに位置する人気の秘湯が、藤七温泉・彩雲荘です。岩手山や、ドラゴンアイのある八幡平を借景に温泉を満喫することが出来ます。泉質は単純硫黄泉で、お湯の色は濃い白濁に少し青みがかっています。浴場の種類も豊富で、混浴露天風呂も5つあります。
露天風呂は、タオルを着用して利用出来ますので、女性でも安心して楽しめるため、人気となっています。混浴が苦手な女性の方は、女性専用露天風呂もありますので、そちらの利用をおすすめします。
たくさんある浴場の中には、湯床が泥になっているものもあり、天然の泥パックを楽しめます。また、24時間利用可能になっているので、宿泊客は自分の好きなタイミングで温泉を堪能出来ます。
ドラゴンアイの帰りに立ち寄るのであれば、春から初夏のシーズンに訪れるべきですが、藤七温泉だけを目的にするならば、秋の紅葉シーズンに訪れるのがおすすめです。岩手山や八幡平、目の前に広がる景色が赤に染まる姿は絶景そのものです。
ただし、八幡平は10月下旬頃には雪がちらつき始めることがあります。その場合は、状況によって夜間交通規制をしている場合がありますので、彩雲荘を訪れる時は、アクセス状況に気をつけて下さい。
宿泊するのであれば、日の出前の早朝に露天風呂に訪れることをおすすめします。天気が良い時は、岩手山の朝焼けを見ることが出来ます。雄大な岩手山が太陽の光を浴びて輝く姿は、圧巻です。また、季節によっては雲海も出現します。まるで天空風呂に浸かっているような気分を味わえます。
「蒸ノ湯温泉」
続いてご紹介するのは、八幡平で最古の秘湯「蒸ノ湯温泉」です。300年も前から源泉から湧きつづける豊富な湯量を誇り、露天風呂や野天風呂を含む6つの浴場が完備されています。泉質は単純泉・弱酸性泉で、色は白いにごり湯の源泉かけ流しの天然温泉です。浴槽は優れた耐久性と湿気に強く腐りにくい特徴があるヒバ材を使用しています。
内風呂や内風呂からそのまま進める露天風呂は男女別ですが、屋根のない野天風呂は混浴なので、ファミリーで温泉を楽しむことが出来ます。野天風呂には、枡風呂・樽風呂・岩風呂などの浴槽があります。また、露天風呂でも女性が安心して温泉を楽しめるように、湯あみ着のレンタルサービスもあります。
蒸ノ湯温泉には、地熱を利用して、地面に直接茣蓙を敷いて横になるオンドルも設置されています。のんびりと旅の疲れを癒すことが出来ます。
蒸ノ湯温泉では、地元の食材をふんだんに使用した「蒸ノ湯式薬膳」を味わうことが出来ます。料理人が旬の山菜や山ぶどう、川魚など地元産にこだわった食材を自ら選び、和洋名問わず様々なジャンルの料理を提供してくれます。
また、旅館の女将自ら厨房に立って腕をふるっています。時折お食事処に顔を出すこともあるそうなので、こだわりの食事や温泉の話を聞くことも出来ます。女将の温かい人柄に惹かれ、ファンになるお客様も多いようです。なお、朝食は和食膳のみの提供です。