本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています
店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。
案内板からしばらく歩くと、少し開けた場所に出ます。すると目の前には八幡平ドラゴンアイの神秘的な現象が広がっています。あまりの美しさに言葉を失う観光客がほとんどだそうです。
八幡平ドラゴンアイが現れるのは雪解けシーズンの頃ですので、案内板から先の道はまだまだ雪が残っています。また山頂付近は気温が低く、地上の温度と15℃もの気温差がありますので、地上の気温感覚で八幡平ドラゴンアイに向かうのは控えた方が良いでしょう。
トレッキングシューズやスノーブーツなどのしっかりした足元と、真冬の装備をして、八幡平ドラゴンアイにアクセスしましょう。用意を忘れた場合は、八幡平山頂レストハウス横の「八幡平パークサービスセンター」で長靴を借りることも出来ます。
八幡平ドラゴンアイを見てそのまま引き返すのはもったいないので、せっかく時間をかけて訪れたのですから、是非八幡平の自然を思う存分味わうことが出来るトレッキングにも挑戦してみましょう。気温が安定している日ですと、気持ち良くトレッキングを楽しむことも出来ます。
八幡平ドラゴンアイの「鏡沼」の道をそのまま上ると、八幡平の頂上にアクセスすることが出来ます。展望台からは雄大な原生林の景色を見ることが出来ます。展望台から5分ほど歩くと、八幡沼を望む展望台に着きます。八幡沼は八幡平にある火口湖で一番大きい沼です。
また、岩手県の最高峰である岩手山を一望出来る「見返峠」など、八幡平には絶景を望めるポイントが沢山あります。お時間の許す限り、多くの展望台にアクセスすることをおすすめします。
奇跡的な確率!「八幡平ドラゴンアイ」ができるまで
八幡平ドラゴンアイが出来る「鏡沼」は積雪量の多い、山頂付近にあります。冬の間、雪の中に埋もれていた鏡沼に雪解け水が流れ込み、沼の縁から除々に湖面が現れてきます。沼の中心部は雪解け水が流れ込むのが最後になるので、中心に雪がぽっかり残った状態になります。こうして、龍の目のような姿の八幡平ドラゴンアイが現れます。
更に雪解けが進むと、雪の島の中央部分の雪が解け始めます。水面の黒い色が顔を覗かせたこの状態を「龍の目が開眼した」と言うそうです。
年によって積雪量や雪解けの状況が違うので、毎年綺麗な環状のドラゴンアイが出来るとは限りません。また、天気や時期などの影響により、地元の方でも毎回見ることが出来る保障はないと言います。それだけに、綺麗な八幡平ドラゴンアイを見られるのは、本当に奇跡だと言えるでしょう。
数週間?八幡平「ドラゴンアイ」が見られる貴重な時期
八幡平ドラゴンアイを見ることが出来る時期は、5月中旬から6月中旬の中の2週間程度だと言われています。もちろん年によって多少の前後はあります。
八幡平ドラゴンアイを見に行く計画を立てる場合は、八幡平市観光協会の公式HPにある「八幡平自然情報」で、ドラゴンアイの出現情報を確認することをおすすめします。随時八幡平ドラゴンアイの状態が更新されていますので、日取りを決める参考になります。
八幡平ドラゴンアイが出来て消えるまでの約2週間の間に訪れたとしても、天気や気温、雪解けの状況によって、本当に美しい八幡平ドラゴンアイが見られるのは数日間と言われています。
訪れた日が「龍の開眼」の時期に合っていたとしても、天候が悪い場合は景色が見えにくくなり、八幡平ドラゴンアイの姿を見ることが出来ません。よほどの強運がないと難しく、見ることが出来た人は本当にラッキーです。
様々な表情を見せる!「八幡平ドラゴンアイ」
ドラゴンアイは、訪れた時の状況によって、様々な表情を見せてくれます。まず初期段階には雪解け水が沼の付近に流れ込みます。雪の溶け方は、三日月状になるところから始まります。外側の雪が環状に溶けはじめる時期の水面は黄砂やチリなどが原因で黒くなっています。見方によっては、車のタイヤのような印象を受けます。
車のタイヤのように見える時期から少し日が経つと、水面がライトブルーに変化していきます。水面が黒く見える原因であった黄砂やチリなどの汚れが、水底に沈殿するためです。水面がライトブルーの状態が、ドラゴンアイの最盛期だと言われていますので、このタイミングで見るのが最適と言えるでしょう。