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山菜の代表格「わらび」
旬を告げる山菜にはいろいろなものがありますが、春山菜の代表格といえば「わらび(蕨)」でしょう。昔からさまざまな食べ方ができる食材として親しまれていたため家庭料理の定番でもありますし、水煮タイプもあるので一年中食べられるようにもなっています。
ちなみに和スイーツの定番であるわらび餅も、わらびから作られます。食材としてのわらびとは作り方が違いますが、いろいろなアレンジが楽しめるスイーツとしておすすめです。
わらびの下処理方法とおいしい食べ方
いろいろな食べ方で楽しめる春山菜・わらびですが、山菜種の中でも特にアクが強い食材でもあります。そのためいろいろなアレンジが楽しめるわらびですが、アク抜き作業を行ったうえで調理をするのが食べ方の基本です。
わらびの下処理方法
調理前に必ず行うアク抜き下処理作業は、重曹を使う方法がおすすめです。重曹なら安心安全に使えますし、手間もかからないので簡単にできる方法として人気があります。
わらびの下処理方法(アク抜き作業)
- 大きめの鍋にたっぷりの水を入れ、沸騰させる
- 沸騰したところで重曹を加え、全体を混ぜてから火を止める
- 重曹入り湯にわらびを漬け込み、落し蓋をして自然に粗熱が取れるまで待つ
- 十分に冷めたら水を取り替える
- 常温で1晩そのままの状態にしておけば下処理は完了
わらびのおいしい食べ方
アクが強い山菜種なのでアク抜き作業をしてから調理するが一般的な食べ方ですが、生の状態からでも調理はできます。生の状態から調理する場合は山菜特有のほろ苦さが楽しめますから、山菜らしさを楽しむ食べ方をするなら下処理なしの食べ方がおすすめです。
その代わり生食にする食べ方には適さないので、天ぷらやかき揚げなど油で揚げる食べ方が一般的な食べ方になります。下処理後は、醤油をかけるだけのシンプルな食べ方でもおいしいです。
わさび醤油やマヨネーズ醤油にする食べ方も良いですし、ポン酢やレモンなど酸味の強い食材・調味料に醤油を組み合わせる食べ方も人気があります。
おかずなら煮物料理がありますし、マヨネーズやバターとも相性が良いので炒めもの料理やパスタ料理に加える食べ方もおすすめです。
わらびのおすすめの食べ方と簡単なレシピ
春の山菜食材として昔から人気のあるわらび・蕨は、下処理が大変ではあるものの下処理さえきちんと済ませておけばいろいろな食べ方ができます。
定番の醤油を使った味付けも醤油に別の調味料を加えるだけで簡単にアレンジができますし、和え物料理にする食べ方も簡単わらびレシピとして人気があります。
昔ながらの定番わらびレシピもおいしい食べ方ですが、マヨネーズ×わらびやヨーグルト×わらびなど洋風にアレンジする食べ方も簡単にできておいしい食べ方としておすすめです。
おかずにぴったり「わらびの煮物」
鮮度の良いわらびが安く手に入った時にぜひ作ってほしいのが「わらびの煮物」です。醤油×わらびはとても相性が良いので醤油ベースの煮物は昔から人気がありますし、おかずになるわらびレシピなので作り置きしておけば弁当の隙間おかずにもなります。
下処理済みわらび | 200g |
油揚げ | 2枚 |
醤油 | 大匙4 |
みりん | 大匙6 |
料理酒 | 大匙4 |
水 | 1カップ |
わらびの煮物作り方
- 下処理済みわらびを3cm幅に切る
- 油揚げもわらびと同じサイズに切る
- 鍋に調味料と水を入れ、ひと煮たちさせる
- 中火にし、先に油揚げだけを約3分煮る
- 味が染みたところでわらびを加え、落し蓋をして約1分煮込む
- 火を止め粗熱が取れたら完成
相性抜群「わらびのマヨネーズかけ」
ほど良い酸味と優しいたまごの味が特長的なマヨネーズは、山菜のアレンジにも人気があります。その中でも特にわらび×マヨネーズは相性が良いので、いつものわらびレシピに変化をつけたい時の簡単アレンジ術として覚えておくと便利です。
なおマヨネーズかけは、組み合わせ次第でいろいろな食べ方ができます。そこで簡単にできておいしいわらびのマヨネーズかけレシピを3品ご紹介しましょう。
わらびのマヨネーズかけ・わさび風
- 下処理済みわらびを食べやすいサイズにカットする
- マヨネーズに少量のわさびを加える
- 切った下処理済みわらびを和えれば完成
わらびのマヨネーズかけ・ツナいり
- 下処理済みわらびはやや短めに切る
- マヨネーズにツナを加えしっかりと混ぜ合わせる
- やや短めに切ったわらびをツナマヨネーズにしっかりとからませれば完成
わらびのマヨネーズかけ・七味唐辛子添え
- ボイルした鶏ささみを食べやすいサイズに裂く
- 下処理済みわらびを3cm幅に切る
- ボウルに鶏ささみとわらびを入れ軽く混ぜ合わせておく
- マヨネーズに七味唐辛子を加えて混ぜ合わせたものを3に加え、全体を和えれば完成
わらびの保存方法は?
水煮タイプのわらびなら1年中手に入りますし基本的に常温保存なのでストック食材として便利ですが、生わらびならではの食感やほろ苦さなどを味わうことはできません。さらに食材ですから鮮度が良いものを使った方が、食べ方に関係なくおいしくなるのは当然です。
しかも生わらびは下処理さえ済ませておけば和え物料理にする食べ方から煮物にする食べ方、パスタ風や天ぷらなどにアレンジする食べ方などいろいろな食べ方で楽しめます。ただし保存をする際には注意が必要です。
鮮度落ちが早いうえにアクが必要に強いので、生の状態での保存は適していません。採取から時間がたつほどアクによって食味・味が悪くなるので、手に入れたらその日のうちにアク抜き作業をすることがおいしい食べ方のポイントです。
なおアクは水にさらすことによっても抜けるので、基本の下処理後もボウルに水を入れ水にさらした状態で冷蔵保存しましょう。ちなみに水にさらした状態で冷蔵保存をしても、概ね3日が消費期限の目安です。
わらびは食べ方が豊富!アレンジレシピに挑戦しよう
アク抜き下処理が欠かせないわらび・蕨ですが、正しく下処理をすれば簡単なアレンジでいろいろな食べ方が楽しめます。揚げ物料理にしてほろ苦さを楽しむ食べ方もありますが、下処理×簡単アレンジでもいろいろな食べ方ができるのでアレンジを楽しむのもおすすめです。