クセになる山菜【コシアブラ】のおいしい食べ方！天ぷらの簡単な作り方も紹介

コシアブラは、ウコギ科コシアブラ属に分類される植物の一種で、あまり市場に出回らないためとても貴重な山菜です。コシアブラはしっかりとした風味と、山菜特有のほろ苦さがあり、「山菜の女王」とも言われています。

同じく人気の山菜として同時期に食べられているタラの芽よりもおいしい、との評判もあり、季節の味覚として味わってもらいたい山菜です。

コシアブラの旬は、自生している地域によって時期はずれますが、東北地方では５月初旬頃から下旬頃にかけてが旬で、四国、近畿、中部地域は４月初旬頃に旬を迎えます。

旬になったら、おいしいコシアブラを手に入れて季節の味の食べ方を楽しみましょう。ここでは、コシアブラのおいしい食べ方としておすすめのレシピをご紹介します。

コシアブラをゲットしたら、早速おいしい食べ方を試して味わってみましょう。コシアブラの食べ方には様々ありますが、ここではレシピとして代表的な食べ方をご案内します。どのレシピもコシアブラのおいしさを最大限に味わえる食べ方です。

「ごま和え」は、シンプルにコシアブラのおいしさを楽しめる食べ方としておすすめです。材料は、コシアブラが12本、白すりゴマ大さじ2、砂糖小さじ1、醤油小さじ1です。作り方は、まずコシアブラの根元の固い部分を切り、さっと茹でます。

茹で時間は中火で2分ほどです。茹で上がったら水に10分ほどさらし、水気を絞ります。ボウルに入れ、そこに白ゴマ、砂糖、醤油を加えてよく混ざったら出来上がりです。コシアブラの独特の風味と苦味をダイレクトに楽しめる食べ方としておすすめです。

山菜は、天ぷらとしての食べ方も王道で人気です。さっくりとおいしく揚がる「コシアブラの天ぷら」の作り方をご紹介します。材料は、コシアブラが10個、小麦粉大さじ1、片栗粉大さじ1、衣用に小麦粉大さじ3、片栗粉大さじ3、冷水100CCです。

はじめに、コシアブラのはかまを取ってさっと洗い水気をしっかりと切ります。水気をとったら、小麦粉と片栗粉をよく混ぜ合わせたものをコシアブラをまぶし、余分な粉を払います。衣の材料を混ぜ合せたら、コシアブラを衣にくぐらせ、180℃の油で揚げます。

この時、コシアブラを揚げすぎないことが大切です。揚がったら塩を振って食べます。食べ方としておすすめなのは、やはり揚げたてです。サクサクとしたコシアブラの食感を楽しめます。

コシアブラの風味と苦味は、ご飯との相性も抜群です。ここではコシアブラのおいしい食べ方として「コシアブラとじゃこの混ぜご飯」をご紹介します。2人分の材料はコシアブラ2株、ごま油大さじ1、塩適量、ご飯茶碗に3杯、ちりめんじゃこ大さじ3、炒りごま大さじ1程度です。

はじめに、コシアブラを2分ほど塩茹でします。茹で上がったら粗熱を取り、細かく刻みましょう。次に材料を全て用意し混ぜ合わせていきます。ごま油に塩を加えてよく溶いておきましょう。ボウルにご飯を入れ、刻んだコシアブラ、ちりめんじゃこ、入りごま、塩を入れます。

さらに合わせたごま油と塩を入れ、よく混ぜましょう。混ぜたら出来上がりです。ご飯は、炊き立てのあたたかいものを使うのがポイントです。食べ方としてお椀に盛り付けてもいいですし、おにぎりにする食べ方もおすすめです。

コシアブラのおすすめの食べ方をご紹介しましたが、おいしく食べるために保存方法も確認しておきましょう。コシアブラは、あまり日持ちがしないので食べ方同様に保存方法も知っておくといい状態で調理することが可能です。保存方法は冷蔵保存と冷凍保存の2つがあります。

冷蔵保存する場合、ぬらしたキッチンペーパーや新聞紙などで包んでから、穴をあけたポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存します。コシアブラの香りを楽しむためにも2、3日で食べ終えるようにしましょう。

冷凍すると、ある程度長期保存が可能になります。すぐに食べない場合は、冷凍保存しましょう。保存の仕方は、まずコシアブラを硬めに塩茹でします。茹で時間は1分半ほどがいいでしょう。

茹でたら水にさらしてアクを抜き、その後キッチンペーパーでしっかり水気を拭き取ります。あとは小分けにし、ラップなどで包んでから保存袋に入れて冷凍保存します。冷凍保存の場合、保存可能な期間は2、3週間程度です。

山菜独特の苦味と風味を楽しめるコシアブラを味わってみましょう。ここでご紹介した食べ方は、どれも簡単に作れるおすすめのレシピです。おかずに、お酒のおつまみにご紹介した食べ方を試して、山菜の女王コシアブラのおいしさを体感してみましょう。