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春が旬の野菜「うるい」
春から初夏が旬のうるい(オオバギボウシ)は、ラッパのように丸まった葉が特長的な山菜食材です。うるいの若芽は葉部だけでなく茎部も食べられますし、葉が大きく開いた状態でも葉部だけをつめば食材として楽しむことができます。
本州中部地方以北で広く自生しているうるいは、地域によって収穫時期が違います。3月後半ごろから気温が上がり始める中部・関東地方の天然ものや露地栽培は4月~5月が旬ですが、東北地方以北または寒冷地域では5月~6月が旬です。
日があまりあたらず湿り気の多い場所を好む特性があるため湿地で見かけることが多いですが、生育条件があっていれば草原や林の中、岩場、沢などでも自生します。
なおうるいは山菜食材の旬が過ぎると真っ白な花をつけますが、花そのものも食材として楽しむことが可能です。花は葉部・茎部よりもさらにくせがないので食べ方もシンプルな食べ方ができますし、夏の天ぷらレシピとしても人気があります。
うるいの食べ方:下ごしらえ
うるいは、ほんのりと苦みがあります。しかしあくをほとんど含まないので、生食にする食べ方もできます。苦みといってもほろ苦い程度なので、食べ方を工夫すれば苦みが苦手な人や子どもにもおすすめです。
市販のハウス栽培種にはアクがなく苦みもほとんどないうるいもありますが、天然ものや露地栽培ものには若干のアクがあります。とはいえほうれん草のような強めのアクではなくどちらかというと小松菜程度のアクなので、下ごしらえも簡単です。
うるいの下ごしらえ
- ボウルに水を入れうるいの汚れを取る
- 水洗いをしたうるいは包丁で葉部と茎部に分けておく
- 鍋にたっぷりの水を入れ沸騰させる
- 沸騰した湯に塩少々を加える
- 先に茎部を約10秒ゆで、葉部を加えてから約5秒茹でる
- 氷水を入れたボウルに茹でたうるいを入れ冷ましたら、ざるにあげて水気をとる
うるいの食べ方:簡単レシピ
うるいはほとんどアクを含まないので、下ごしらえ処理をしなくても食べられます。特にうるいの若芽は天然ものでもあくが少ないです。ほろ苦さはありますが甘みもあるので、いろいろな食べ方ができる食材としてもおすすめです。
生食としての食べ方もできますからシンプルな食べ方がおすすめですが、山菜料理の定番である天ぷらや炒め物にする食べ方もおいしい食べ方として人気があります。
定番の食べ方「うるいのおひたし」
うるい・オオバギボウシのおひたしレシピは若芽の食べ方としてもおすすめですし、開ききった葉の食べ方としても人気があります。開ききった葉は若芽よりも若干苦みが強いですが、えぐみではないので下ごしらえをすれば気になりません。
なおスーパーなどで市販されているうるい・オオバギボウシの多くは若芽なので、春野菜をシンプルに楽しむ調理法としておひたしにする食べ方は人気があります。
うるいのおひたし作り方
- 「うるいの下ごしらえ」レシピを参考にしながら、葉と茎を分けて下茹でする
- ざるにあげた下茹でうるいは軽く絞って水気を切り、器に盛り付ける
- マヨネーズに醤油を少量加えて混ぜ合わせたものを添えれば完成
- お好みで七味唐辛子や鰹節を添えてもおいしい
おかずやおつまみに「うるいの天ぷら」
山菜食材の定番レシピである天ぷら料理も、うるいの食べ方として人気があります。ほろ苦さも天ぷらにすることでほとんど気になりませんし火の通りも早いので、天ぷら初心者でも失敗が少ないおすすめの天ぷら向け春食材です。
天ぷらにする場合、カットせずに丸ごと衣をつけて揚げるレシピと葉・茎を分けて天ぷらにするレシピがあります。部位によって異なる食感を楽しむなら葉・茎を分けるレシピがおすすめですが、短時間で火が通るので丸ごと天ぷらにするのもおすすめです。
なお丸ごと入れられるサイズの天ぷら鍋がない場合は、天ぷら鍋の代わりとしてフライパンを使ってみましょう。フライパンで揚げる場合は、揚げ油の量を注意することで天ぷら鍋と同じようにからっと仕上がります。
うるいの天ぷら作り方
- 水洗いで汚れを取ったうるいは2等分にする(切らずにまるごとでも可)
- キッチンペーパーを使って表面の水分を拭き取る
- ボウルに天ぷら粉と水を入れ衣を作る
- 天ぷら鍋に揚げ油を底から5cmの高さまで入れる
- 180℃になったら衣をつけたうるいをいれ揚げる
- からっと揚がったらバットに移し、油切りをして皿に盛り付ければ完成
食感がおいしい「うるいの浅漬け」
うるいは、食感を楽しむ食べ方も人気があります。特に若芽の白い茎部はしゃきしゃきという食感が魅力の1つなので、浅漬けレシピは食感を楽しむ食べ方としておすすめです。
うるいの浅漬け作り方
- うるいは水洗いで汚れを落とし、3cm幅に揃えて切る
- キッチンペーパーなどでしっかりと水気をとる
- ポリ袋にうるい、昆布(キッチンばさみで小さくカットしたもの)、塩を入れる
- ポリ袋の口を縛り、全体をしっかりともむ
- 10分程度寝かせる
- ポリ袋の底に水気がたまると味がなじんだと判断できるので、器に盛り付ければ完成
うるいは食べ方が簡単でおいしい春の野菜
うるいはほんのりと苦みがあるもののアクは少ないので、下ごしらえ処理も簡単ですしいろいろな食べ方が楽しめる食材としても人気があります。生食もOKなのでサラダレシピにも応用ができますし、山菜料理定番である天ぷらレシピもおすすめの食べ方です。