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キャンプ飯の定番!燻製は簡単にできる!
燻製の歴史ははるか2000年前まで遡ります。2000年程前、ローマ帝国を拠点としていたゲルマン民族が行なっていた、塩漬け法と干して煙を当てる保存法が組み合わさり、現代の燻製の原型ができたとされています。
当初の燻製は煙で燻しただけなので、煙臭くとても食べづらいものでした。しかし、塩漬け法と合わせることで、現代に近い燻製を作り上げることに成功します。
さらに、燻製の原型が出来上がった後すぐに、ヨーロッパでスパイスとハーブが発見され、世界各国にスパイスとハーブが広まりました。燻製にもスパイスやハーブを加えることで、より現代に近い燻製に仕上げたのです。
本来燻製は、食材の保存性を高める手段でした。しかし燻製は進化を続けるにつれ、保存法としてだけではなく、美味しさも追求されていき、今のような美味しい燻製料理を作り上げるに至ったのです。
燻製料理と聞くと、調理方法が難しいイメージがありますが、実は自宅やキャンプなどで簡単に作ることができます。
燻製作りに欠かせないのが燻製器です。燻製器は市販されているものもありますが、フライパンや段ボールでも代用ができます。しかし、初めて燻製料理に挑戦する人は市販の燻製器を使用した方が手間が少なくおすすめです。
燻製器の他に、燻製材も燻製料理には欠かせません。燻製剤にはスモークチップやスモークウッドがあります。これにより、食材に燻製独特の香りがつき、燻製料理をより美味しくしてくれます。
スモークチップやスモークウッドは、さまざまな種類があります。どのチップとどの食材を合わせるかで食材の風味が変わるため、色々な組み合わせを試しながら、より自分の好みの味わいを見つけるという楽しみ方もあります。
燻製器と燻製剤の他に、燻製料理に必要な道具は、燻製器を温める熱源です。燻製器によって必要となる熱源は異なります。最近では自宅のガスコンロやIHコンロ対応の燻製器も販売されているので、自宅で燻製料理を作ってみたいという人には、そちらもおすすめです。
本記事では、意外と簡単に作ることができる燻製料理の中から、卵の燻製にスポットを当てて紹介します。卵の燻製はキャンプ飯の定番であると同時に、お酒のおつまみとしても人気の高い燻製料理です。
簡単に作ることができるので、本記事のレシピを参考に、キャンプや自宅で燻製卵を作って、その美味しさを体感してみてください。
燻製卵作りで用意するもの
燻製卵のレシピを紹介する前に、燻製卵作りに必要なものを見ていきましょう。まず必要となるのは燻製器です。
初めて燻製料理に挑戦するという方や色々な燻製料理を作ってみたいという方は、市販されている燻製器を購入するのがベターです。燻製卵を作るために市販されている燻製器を購入する時は、熱燻製対応の燻製器であるかを必ず確認してください。
道具にお金をかけずに、身近にあるもので燻製卵を作りたいという方は、フライパンを燻製器として代用するという方法もあります。使用するフライパンは中華鍋のような、底が丸いものがおすすめです。
フライパンにアルミホイルを敷き、その上にスモークチップを乗せ、脚付きの網を置き、網の上に卵をセットし蓋をすれば、フライパン燻製器の完成です。燻製器を持っていない方や、自宅にある道具で燻製卵を作りたい方は、この方法を参考にしてみてください。
次に必要となるのが燻製剤です。燻製剤にはスモークチップを用意しましょう。燻製剤はアウトドアショップや通販で手に入れることができます。使用する種類は、サクラやヒッコリーなどがおすすめですが、好みのものでOKです。
これで燻製卵作りの道具の用意は完了です。次に燻製卵作りの材料を見ていきましょう。まず大切なのが燻製卵のメインとなる卵です。そして、忘れてはならないのが漬け汁です。
燻製卵は茹で卵をそのまま燻製するのではなく、茹で卵を漬け汁につけて味付け卵にしてから燻製します。燻製卵の漬け汁はお好みの味付けでOKです。おすすめの付け汁レシピは後述で紹介しますので、そちらも合わせてご覧ください。
燻製卵の作り方
燻製卵の作り方はとても簡単です。まず茹で卵を作り、漬け汁に漬けて味つけ卵を作り、乾燥させ、そして燻製にするという方法で作ります。自宅やキャンプで簡単に作ることができます。それでは、燻製卵のレシピを詳しく見ていきましょう。
卵を好みに固さに茹でて味付けをする
まず茹で卵を作ります。茹で卵のレシピは簡単なように見えて実はとても奥が深いです。茹で時間によって茹で卵の固さが決まりますので、好みの固さにするためには、どれくらいの時間茹でなければならないのかを知っておかねばなりません。
茹で卵を作る時には、まず鍋に卵全体がしっかりと浸かるくらいのお湯を沸かします。そして直前に冷蔵庫から出した生卵を静かに滑らせるように入れます。
肝心の茹で時間ですが、黄身がトロトロの状態は7分ほど、半熟の状態は9分ほど、固茹での状態は11分を目安にしてください。
お好みの固さの時間まで茹でたら、鍋から取り出し冷水に入れて冷やします。粗熱が取れてから水につけて冷やしながら殻を向いて茹で卵の完成です。
お好みの固さの茹で卵が出来上がったら、次は味つけ卵を作ります。味つけ卵の味の決め手となる漬け汁のおすすめレシピは後述で紹介しているので、そちらをご覧ください。
ジッパー付き保存袋に茹で卵と漬け汁を入れ、保存袋の空気を抜き、冷蔵庫で1日ほど寝かせます。この時、キッチンペーパーなどで茹で卵を包んでおくと、少ない漬け汁でも茹で卵をしっかりとつけることができます。
卵は鶏卵以外にもウズラやアヒルでもおいしい!
燻製卵で使う卵は鶏卵が基本ですが、その他の卵でも美味しく作ることができます。特におすすめなのはうずらの卵です。うずらの卵はスーパーなどでも簡単に手に入れることができ、一口サイズの燻製卵が作れるのでお酒のおつまみにもってこいです。
また日本ではあまり馴染みはありませんが、アヒルの卵の燻製もおいしいと評判です。鶏卵に比べてアヒルの卵は若干クリーミーだと言われています。通販を使えば簡単に手に入りますので、気になった方はアヒルの卵の燻製にも挑戦してみてください。
味つけ卵を乾燥させて燻製にする
冷蔵庫で1日ほど寝かして味を染み込ませた味付け卵を保存袋から取り出し、キッチンペーパーなどでしっかりと汁気を拭き取ります。お皿などに乗せ、ラップをせずに冷蔵庫や風通しの良い日陰で2時間ほど乾燥させます。
味つけ卵の表面が乾燥したら、いよいよ燻製作業に移ります。燻製器にスモークチップを一掴み分セットします。味つけ卵もセットし、熱源をつけ燻製にします。
燻製器を使用している場合には100度くらいで20分ほど、フライパンを使用している場合には、蓋をして煙が出始めてから弱火で20分ほどが目安です。フライパンの場合は燻製時間が過ぎたら火を止め、煙が落ち着くまで蓋をしたまま10分ほど待ちましょう。これで完成です。
燻製卵の味付けにおすすめの漬け汁レシピ
燻製卵の味の決め手となるおすすめの漬け汁レシピを2つ紹介します。漬け汁はお好みの味付けでOKですが、ここではスタンダードな漬け汁と、簡単に作れる漬け汁をピックアップしました。
スタンダードな漬け汁
まず紹介するレシピはスタンダードな漬け汁です。まずスタンダードな漬け汁を作って、そこから好みの味にアレンジするのもおすすめです。家にある調味料で簡単に作ることができるので、是非参考にしてみてください。
鍋に、醤油(100cc)・みりん(50cc)・日本酒(50cc)・にんにくチューブ(1cmほど)・水(100cc)を入れ、火にかけ煮立たせます。粗熱を取り、冷蔵庫で冷やしたら完成です。
簡単!自家製めんつゆ
次に紹介するレシピは簡単に作れる漬け汁です。めんつゆを使えば簡単に美味しい漬け汁を作ることができます。自家製めんつゆの作り方は、鍋に醤油(30cc)・みりん(30cc)・水(30cc)を入れ一煮立ちさせます。火からおろし粗熱をとったら自家製めんつゆの完成です。
もちろん市販のめんつゆもつけ汁として使うことができます。そのまま市販のめんつゆを入れるだけで美味しい味つけ卵に仕上がります。めんつゆ以外にも、市販の市販の角煮のもとや焼肉のタレを漬け汁としても、美味しく仕上げることができるのでおすすめです。
殻付きのまま作る燻製卵を紹介!
ここまでは茹で卵を使った燻製卵を紹介しましたが、最後に殻付き燻製卵の作り方を紹介します。味付け卵の燻製とは一味違った味わいを楽しめます。
まず生卵をしっかりと洗い、表面の水分を拭き取ります。ジッパー付き保存袋に生卵と漬け汁を入れ、冷蔵庫で1週間ほど寝かせておきます。寝かせた後は、保存袋に入れたまま常温に戻し、漬け汁ごと鍋に入れ、20分ほど茹でます。
茹で上がったら卵を取り出し、冷水につけ冷やします。漬け汁も粗熱をとり、常温に戻します。卵と漬け汁が常温まで冷めたら、再度保存袋に入れ冷蔵庫で1日ほど漬け込みます。
漬け込みが終わったら卵の水分をよく拭き取り、燻製器で2時間ほど燻して完成です。時間はかかりますが、売り物のような燻製卵が仕上がりますので、是非チャレンジしてみてください。
燻製卵を作ってみよう!
キャンプや自宅で簡単に作れる燻製卵のレシピを紹介しました。燻製器やフライパンがあれば誰でも簡単に作ることができるので、キャンプや自宅でぜひチャレンジしてみてください。