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タリアテッレとは?
タリアテッレとはパスタの種類のひとつで、平たく細長い形をしています。具体的には、幅が8mm、厚さが1mmほどです。日本のきしめんと見た目がよく似ており、日本人にも馴染みやすいパスタです。
一般的な細いパスタに比べて麺の表面積が広く、ソースがよく絡むのが特徴です。タリアテッレはカルボナーラやボロネーゼなど、こってりとしたソースと合わせるのがおすすめの食べ方です。
タリアテッレの歴史や似たパスタとの違い、簡単に作れるおいしいレシピなど、タリアテッレを詳しく紹介します。
発祥と名前の由来
タリアテッレはイタリア中北部にあるエミリア・ロマーニャ州のボローニャという場所で生まれました。タリアテッレは古代ローマ時代から存在していると言われており、約300年もの間愛され続けてきたパスタです。
タリアテッレにはクリームソースやミートソースといった濃厚なソースを合わせるのが主流です。ミートソースによく似たソースを使うボロネーゼという料理はボローニャという地名から来ています。本場ではタリアテッレを使ったパスタでないと、 ボロネーゼとは呼びません。
タリアテッレという名前は、イタリア語で「切る」を意味するタッリアーレ(tagliare)が由来とされています。タリアテッレを作る時、こねた生地を成型して平たいリボン状になるように切り分ける動作があるためです。
フェットチーネとの違い
タリアテッレに形状がよく似たパスタに、フィットチーネがあります。どちらも平らで細長いリボン状のパスタで、見た目はほとんど変わりませんが、タリアテッレの方が若干細く薄い形状となっています。
タリアテッレがイタリア北部で産まれたのに対し、フィットチーネはイタリア南部を中心に広まったパスタです。材料も異なり、タリアッテレは軟質小麦と卵を使うのに対し、フィットチーネは硬質小麦と水を使って作られています。
タリアテッレとフィットチーネは食感にも若干の違いがあり、タリアテッレはコシと弾力のある食感が特徴です。一方フィットチーネは、もちもちした弾力のあるパスタとなっています。
タリアテッレのおいしい茹で方
タリアテッレは一般的な細いパスタと比べて、薄い分茹で時間が短い傾向にあります。茹で時間に留意しながら、タリアテッレのおいしい茹で方を生パスタと乾麺に分けて、詳しく説明します。
まず生パスタのタリアテッレのおいしい茹で方を紹介します。大きな鍋にたっぷりのお湯を沸かし、お湯1リットルに対し塩小さじ1の分量で溶かします。オリーブオイルを垂らすと、麺同士がくっつきにくくなります。沸騰したら、タリアテッレを静かに鍋に入れ、20秒ほど待ちましょう。
20秒たてばタリアテッレを全体的に裏返し、1分くらい待った後、麺をゆっくり解します。麺がほぐれたら、そのまま触らずにさらに1分ほど茹でて、お湯を切って完成です。タリアテッレのような平たいパスタは、ちぎれやすいので、あまりいじらないよう注意しましょう。
次に乾燥パスタのタリアテッレのおいしい茹で方を説明します。乾燥したタリアテッレも生のタリアテッレと同じく、たっぷり鍋に水を張り、水1リットルに対し塩小さじ1を溶かして沸騰させます。
乾燥したタリアテッレをばらばらになるように入れ、くっつかないように軽くかき混ぜます。タリアテッレのゆで時間はメーカーにより異なりますが、約5分から8分が目安です。お好みの硬さに茹で上がったら、ザルにあげて水気を切りましょう。
タリアテッレの簡単おすすめレシピ
重たく味の濃いソースと合わせるのがおすすめのタリアテッレですが、重たいソースは作るのに時間がかかってしまうものが多数です。しかし、タリアテッレを使って簡単に作れるおいしいパスタのレシピもあります。タリアテッレの簡単でおいしいレシピを紹介します。
タリアテッレの明太子ソース
タリアテッレの明太子ソースは、明太子のプチプチ食感とバターの風味がおいしく、火を使わずに簡単にできるソースを使ったタリアテッレのレシピです。簡単にできるだけでなく、タリアテッレは腹持ちもいいので、時間のない日の昼食や夕食におすすめします。
タリアテッレの明太子ソースのレシピは、まずお好みの硬さにタリアテッレを茹で始めます。その間に明太子をばらし、たっぷりのバターや豆乳、醤油と混ぜ合わせておきます。タリアテッレと混ぜ合わせるとき、バターは自然に溶けるので、無理に溶かさなくても大丈夫です。
豆乳がない場合の代用食品は、牛乳や生クリームを使いましょう。牛乳を使うとさっぱりと、生クリームを使うとこってりとしたソースに仕上がります。
タリアテッレが茹で上がったらお湯を切り、明太子ソースと絡めます。仕上げに刻んだネギや海苔、粉チーズ、青じそなどお好きな具材をトッピングして完成です。もう少しボリュームを足したい場合は、加熱したきのこ類を混ぜるのがおすすめです。
タリアテッレの定番人気レシピ
タリアテッレの発祥地であるボローニャでは、タリアテッレはラグーソースやボロネーゼソースと絡めて食べるのが一般的です。他にもタリアテッレはカルボナーラとの相性がよく、タリアテッレを食べるなら濃厚でクリーミーなソースがおすすめです。
今回はタリアテッレを使った定番パスタである、ボロネーゼとカルボナーラの2つのおいしいおすすめレシピを紹介します。タリアテッレを使ったパスタで、いつもよりリッチな食事を楽しんでみましょう。
タリアテッレのボロネーゼ
タリアテッレのボロネーゼは、タリアテッレの生まれたボローニャ地方に伝わる伝統あるパスタ料理です。たくさんの香味野菜と牛肉を贅沢に使った、旨みたっぷりのボロネーゼソースをタリアテッレに絡めていただきます。
タリアテッレのボロネーゼの作り方ははじめに、にんにく、玉ねぎ、セロリ、にんじんなどの香味野菜をみじん切りにします。オリーブオイルをフライパンに熱し、刻んだ香味野菜を炒めましょう。弱火でじっくり炒め、野菜の色が変わるとより旨みが強く出ます。
野菜を炒め終えたら牛ひき肉を加え、火が通るまでしっかり炒めます。塩で味を整えたあと、赤ワイン、トマト缶を加え、煮込みましょう。煮込んでいる間にタリアテッレを茹で始めます。ソースは煮込むほど旨みが出ますが、焦げ付かないように注意しましょう。
ソースの味がもの足りなければ、コンソメやトマトケチャップで味を整えます。パスタが茹で上がればお湯を切り、茹でたてのタリアテッレを絡めて完成です。仕上げにパセリやバジルを飾ると、より豪華なメニューになります。
タリアテッレのカルボナーラ
カルボナーラは日本人にも馴染みの深いパスタですが、タリアテッレを使うとより本場で食べるカルボナーラに近づきます。麺が太い分、食べ応えのあるカルボナーラに仕上がり、食べ盛りの子供も大満足のメニューです。
タリアテッレのカルボナーラの作り方は、まずボウルに卵、牛乳、粉チーズ、塩コショウを混ぜ合わせておきます。牛乳の代わりに生クリームを使うと、より濃厚なカルボナーラソースが完成します。牛乳と生クリームの割合を調節し、お好みの濃さにするのもおすすめです。
次にみじん切りにしたニンニクを、バターを熱したフライパンで炒めます。オリーブオイルよりバターを使った方が濃厚な仕上がりになります。1口大に切ったベーコンを入れ、さらに炒めましょう。ベーコンは大きめに切った方が食べ応えのあるパスタに仕上がるのでおすすめです。
あらかじめタリアテッレはお好みの硬さに茹でて、お湯を切っておきます。ベーコンを炒め終わったら、フライパンにタリアテッレを加えましょう。ベーコンとタリアテッレが絡んだら、ボウルに合わせておいたカルボナーラソースをフライパンに加え混ぜ合わせます。
カルボナーラソースにとろみがつけば、器にもり、あらびき黒胡椒やパセリなどをおしゃれに散らして完成です。
タリアテッレを使っておいしい料理を作ろう!
タリアテッレは、イタリアンの本場であるイタリアの北部に位置するボローニャ地方で生まれたパスタの種類です。タリアテッレは、ラグーソースやクリームソース、ボロネーゼソースなどの濃厚なソースと相性がよく、おいしくておしゃれなパスタを簡単に作れます。
長い歴史のあるタリアテッレを使って、本格的でおいしいイタリアンを作ってみましょう。特別な日にもおすすめのおしゃれな逸品の完成です。