【鯛の塩焼き】をおいしく焼くコツを伝授！フライパンで簡単にできるレシピも

今回は、鯛の塩焼きの簡単で美味しい焼き方を紹介します。鯛の塩焼きといえば、お祝い事に活躍する料理です。正月に利用するケースが多いですが、それだけではなくお食い初めのメインの食材としても活躍します。また、結婚祝いや還暦祝いなどにもおすすめの食材です。

しかし、鯛の塩焼きを自宅で調理するのが難しいと考えている方も多いのではないでしょうか。最初から鯛の塩焼きを調理した状態で販売されているケースも多くなっているので、自宅で調理せず出来合いの高価な商品を購入しているという家庭も多いのではないでしょうか。

しかし、実は鯛の塩焼きは簡単に自宅でも取り組める料理です。フライパンで十分に調理でき、さらに様々なアレンジに活用することができます。ぜひ鯛の塩焼きに挑戦してみてください。

鯛はお頭付きで調理して食卓に用意することで、縁起の良さを演出することができ、お祝い事の場面を鮮やかに彩ってくれる料理です。鯛の塩焼きを上手に焼くポイントは、塩の使い方です。塩の振り方を正しくすることができれば、かなり調理しやすくなります。

鯛の塩焼きに使う塩は、天然の粗塩を使うことをおすすめします。加工されたものだと、純度が低くうまく焼けないことがあります。おいしさにも影響するので材料選びは大切です。

塩を少し高めの位置から全体的にまんべんなく振りかけることがポイントです。鯛の塩焼き全体に塩が及び、バランスよく焦げの発生を抑えながら焼くことができます。鯛の塩焼きで塩を振る目的は、味付け以外に臭みを取ったり、たんぱく質を凝縮する効果も期待されます。

鯛の塩焼きで全体にまんべんなく塩を振ることは、味付けと臭みを取ることがメインの目的です。しかし、まんべんなく塩を振る以外に、化粧塩と呼ばれる処置も重要になります。

化粧塩とは、尾ひれや背ひれ、腹びれなどにしっかりと多めに塩を付けることです。ひれの部分は、焼いている最中に焦げやすい箇所です。塩をしっかりとつけることで、調理中の焦げを防ぐ効果があります。焦げた箇所は炭になって散り散りになってしまうのでおすすめできません。

さらに、塩の処置をした後はアルミホイルで包んで焼くと、焦げの発生リスクをさらに防ぐことができます。また、塩を振りかけた後は、30分ほど放置し、出てきた水けをしっかりとふき取ってから調理を開始しましょう。鯛の塩焼きのおいしさを最大限に生かせる調理方法です。

続いて、鯛の塩焼きをフライパンで調理する簡単レシピを紹介します。鯛の塩焼きは、自宅の調理器具では焼くのが難しいと思っている方も多いかもしれません。しかし、実はフライパンがあれば十分に調理することができます。手間もそれほどかかりませんのでぜひ実践してみてください。

用意するのは、鯛と塩のみです。付け合わせに大根おろしやレモン、大葉などがおすすめです。鯛に塩をしっかりと振り、化粧塩を行ったらラップをして冷蔵庫でしばらく保管します。

30分ほど経ったらラップを剥がし、水分をふき取ります。フライパンを中火で温め、塩焼きを開始します。皮目の方から焼きはじめ、うっすらと焼き色がついたらひっくり返し、両面に焼き色が見えたら完成です。ただフライパンで両面を塩焼きするという簡単調理で鯛の塩焼きが完成します。

続いて、お祝い事に利用する鯛の塩焼きの基本的な調理レシピを紹介します。紹介したように、調理すること自体はフライパンでも十分可能ですが、下処理を正しくしないとおいしく食べられないことは注意する必要があります。下処理は慣れるまで難しい面もあります。

ただ、鯛の塩焼きに限らず、魚を一尾丸ごと調理する際には多かれ少なかれ必要になる下処理なので、一度覚えると様々な食材に応用することができるので、理解して損はありません。

お祝い事を彩る鯛の塩焼きをおいしく仕上げるために、下処理の仕方から調理の方法までしっかりと理解しましょう。慣れれば十分自宅で調理できる内容になっているので、ぜひ自分で調理した鯛の塩焼きをお祝い事に利用して、家族全員でおいしく楽しみましょう。

まず、鯛の塩焼きの調理の前の下処理について紹介します。下処理とはうろこを取り、えらと内臓を取り除く処置になります。うろこもえらも、鋭くとがっているケースがあるので、注意しながら対処しましょう。最初は、体全体を覆っているうろこを取り除く作業からになります。

うろこ引きを使って尾から頭に向かって大まかに取っていきます。そのあと包丁で尾から頭に向かってきれいに取っていき、水で洗い流します。次にえらを取り除きます。えらぶたを開き、包丁の刃先を入れてえらとかまをつなぐ膜、えらの付け根の関節を切ると取り出せます。

下あごから肛門まで切り込みを入れ、内臓を取り出したら水で洗い流し血を除きます。きれいにすべて取り除いた後は、しっかりと水けを切り、キッチンペーパーで拭きます。

下処理が終わったら、鯛の塩焼きの調理を開始します。焼く前に腹の部分にバツ印の切り込みを入れておくと、調理中に皮が破けるのを防ぐことができるのでおすすめです。

身とおなかの中に塩と酒を付け、ラップにくるんでしばらく冷蔵庫で保管します。そのあとラップを取り除き、出てきた水分をキッチンペーパーなどでふき取ります。尾びれや背びれなどに化粧塩を取り付け、オーブンやグリルを利用して焼き調理を開始していきます。

焦げ付きが発生していないか時々確認しながら調理を進めます。焦げが気になるようであればアルミホイルをかぶせてさらに焼いていきます。両面に焼き色がつくころまで調理できれば完成です。鯛の塩焼きは下処理が難しいですが、調理自体は難しくありません。

最後に、鯛の塩焼きを利用したアレンジレシピを紹介します。味の塩焼きは、もちろんそのままおかずとして食べても十分おいしいですが、少し手を加えるだけで簡単に別の料理に早変わりします。塩焼きの調理方法に飽きてきたという方は、ぜひアレンジレシピに挑戦してください。

今回は、鯛の塩焼きを使ったアレンジレシピのうち、広く利用されている定番の食べ方を紹介します。お祝いの目的で作った鯛の塩焼きをアレンジして使い切るのもおすすめです。

鯛の塩焼きを使ったアレンジレシピはSNSなどでたくさん公開されています。自分に合ったレシピを見つけて挑戦してみてください。塩焼きで調理した具材が別の料理に生まれ変わるのは意外性があり、普段と違った気分で料理を楽しむことができるようになります。

鯛の塩焼きを使ったおすすめアレンジレシピの1つ目は「鯛めし」です。ご飯に塩焼きのうまみがうっすらと染みておいしく仕上がります。お食い初めなどで余った鯛の塩焼きを家族全員で食べるときなどにおすすめの方法です。米としょうゆ、酒、塩などの調味料を用意します。

鯛の塩焼きの身を、骨が入らないようにほぐしながら取り出します。炊飯器に米を入れて、ほぐして取り出した鯛の塩焼きを混ぜ入れます。しょうゆ、酒、塩を入れて混ぜ、炊飯をスタートさせます。炊き上がったら器に盛りつけ、お好みで三つ葉などを乗せれば完成です。

鯛の塩焼きを使ったおすすめアレンジレシピの2つ目は「鯛茶漬け」です。食欲の出ないときでもさっぱりと食べられるおいしくあっさりしたアレンジレシピになります。だし汁の作り方がポイントになります。用意するのは、ご飯とだし汁、しょうゆと調理酒などになります。

普通にご飯を炊いておきます。だし汁を鍋で沸騰させ、しょうゆと調理酒を加えて茶漬け用のだし汁を完成させます。器にご飯を盛りつけ、その上にほぐした鯛の塩焼きの身を乗せます。その上から作っただし汁をたっぷりとかければ完成です。お好みで三つ葉などを乗せるとおしゃれです。

以上、鯛の塩焼きのレシピを紹介しましたがいかがでしたでしょうか。塩焼きは面倒だと感じている方も多いかもしれませんが、下処理を覚えれば様々な魚料理に活用できるのでおすすめです。鯛の塩焼きはお祝い事にぴったりのメニューなので自宅で作れると盛り上がります。

鯛の塩焼きのアレンジレシピもたくさん公開されています。食べきれなくて余った鯛の塩焼きも、様々なアレンジを加えて味わえるので、ぜひ挑戦してみてください。