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鯛でも作れる「ムニエル」とは?
お家でご飯を食べる機会が多くなると、色々な料理に挑戦してみたくなるものですが、なかなか魚料理に挑戦するのは難しいと思いがちです。
料理本やクッキングアプリなどを見ると、「舌平目のムニエル」とか、「白身魚のソテー」といったレシピを目にしますが、なんとなく「ムニエル」という料理を食べたことはあっても、実際には「ソテー」とどう違うのかと気になるかもしれません。
「ソテー」に使われる材料は調理時間を短くするために小さくカットされて、食材全てが一度に調理されます。また、ソテーは魚料理にも肉料理にも使われます。ポークソテーや、チキンソテーという言葉を耳にしたこともあるでしょう。
一方「ムニエル」は、フランス語で「粉屋」を意味する「ムニエ」という言葉に由来する調理法で、基本的には魚の切り身に塩やこしょうなどで下味をつけ、小麦粉や片栗粉を薄くまぶして、フライパンにオリーブオイルやバターを入れて両面を焼く料理のことをさしています。
小麦粉などの粉を魚の切り身につけて焼くことで、皮目がパリッと仕上がり、魚の身はふっくらとおいしく焼き上がり、鯛のような白身魚をはじめ、サーモンやカジキマグロなど、様々な種類の魚に使える調理法です。
鯛のムニエルを作るときのコツ
前述にムニエルとは、どんな調理法の魚料理なのかを簡単にご紹介しましたが、ここでは具体的においしい「鯛のムニエル」を作るときのコツをご紹介します。
冷たいフライパンから皮目を下にして焼く
鯛のムニエルを作るときのコツで大切なのは鯛の焼き方ですが、鯛を焼く前の下処理も必要になります。もし鯛が丸ごと一匹手に入ったら、まずは包丁の背などでウロコをこそぎとってさばきます。スーパーなどで購入した鯛の切り身は、既に処理されているのでそのままで大丈夫です。
次に必要な下処理は、焼く前に鯛に振る塩です。おいしい鯛のムニエルを作るためには、多すぎず少なすぎずちょうどいい加減の塩を振ることが大切です。
目安として鯛の切り身一切れ100グラムに対して、1グラムぐらいでよいので、ひとつまみ振ればよいでしょう。皮をパリっと焼くため、皮には塩を振らないようにしましょう。塩を振ることで、魚の余分な水分が出るのでそれをふき取ります。
次に鯛のムニエルを焼くときのコツですが、フライパンを温めてから焼くと鯛の表面に一気に熱が入って身が縮んでしまうので、冷たいフライパンから焼きはじめましょう。その際、切り身に皮が多くついている側を下にして焼きます。
できれば皮の部分がフライパンに接するように最初は2切れをお互いによりかからせて立てて焼くと、より皮がパリっと仕上がります。
皮から焼くと皮と身の間にある魚の臭みの元になる脂が溶け出すので、キッチンペーパーなどでふき取りながら焼いて魚の臭みを取り除きます。
バターをすくってかける
鯛のムニエルを作るときの最後のコツは、弱火で焼いている際に、溶けたバターをスプーンなどですくって鯛にかけながら焼くことです。
鯛の表面をカリっとさせるためには高温の油で焼く必要がありますが、バターは高温にすると焦げやすいこともあり、弱火でじっくり焼いていきます。
フライパンに接している面が焼けていく間に、溶けたバターをすくって反対側にかけることで、上からも徐々に火が通るため魚全体が均一に焼け、外側はパリっと中はふっくらとした鯛のムニエルになります。加えてバターの風味が全体にいきわたり、プロの味に近い鯛のムニエルになります。
鯛のムニエルの簡単レシピ
前述に鯛のムニエルを作るときのコツをいくつかご紹介しましたが、ここでは基本的な鯛のムニエルの簡単レシピをさらに詳しくご紹介します。
材料
まずは、鯛のムニエルを作るのに必要な材料からのご紹介です。鯛ときくと、お祝い事などの席によく用いられる高級魚・真鯛が思い浮かびますが、真鯛は、刺身や塩焼き、ムニエルなど様々な調理法で甘みのある味を楽しむことができるおすすすめの魚です。
真鯛以外にも金目鯛もおいしく、また黄鯛や平鯛など比較的安価な鯛が店頭に並ぶこともあるのでチェックしてみましょう。鯛のムニエル2人分に必要な材料は、真鯛などの鯛の切り身2切れ(200グラムぐらい)、塩小さじ1/3杯、胡椒少々、小麦粉大さじ1杯です。
鯛のムニエルに必要な調味料などは、オリーブオイル(もしくはサラダ油)大さじ1杯、バター15グラム、醤油大さじ1杯、パセリフレーク少々です。醤油は、鯛のムニエルの味付けに使います。
作り方
次に、鯛のムニエルの作り方をご説明します。最初に鯛の切り身の両面に塩を振ります。この時、皮をパリっと仕上げるために、皮には塩をふらないようにしてください。そのまま5~10分ほどおき、鯛の切り身の表面に出てきた水分をキッチンペーパーなどでふき取ります。
鯛の切り身の両面にこしょう少々を振ったら、その上から茶こしなどでまんべんなく小麦粉を振ります。皮に小麦粉をつけると焦げやすいので、余分な小麦粉と一緒に落としましょう。
冷たいフライパンにオリーブオイルを入れ、鯛の皮目を下にして入れます。火をつけ弱火で焼き始め、鯛の脂が出てきたら、キッチンペーパーなどでこまめに取り除き5~6分焼きます。皮目がこんがりと焼けたら身を裏返し、バターを鯛の切り身の外側や切り身と切り身の間に入れます。
弱火のまま焼き、バターが溶けてきたらスプーンなどですくって、鯛の身にかけながらさらに4~5分焼いて器に取り出します。
同じフライパンに醤油を加え、残っているバターと混ぜ合わせて醤油バターソースを作り、鯛のムニエルにかけます。パセリフレークをトッピングし、付け合わせにプチトマトとクレソンなどを添えれば鯛のムニエルの完成です。
味が決まる鯛のムニエルソースのレシピ
前述にご紹介した基本の鯛のムニエルのレシピのように、醤油を加えるだけでもおいしくいただけますが、ソースをひと手間かけて変えても、おいしい鯛のムニエルになります。
また、ムニエルソースを何種類か覚えておけば、鯛以外にも白身魚や鮭などのムニエルの味付けに使えるのでおすすめです。ここでは、味が決まるおすすめの鯛のムニエルソースのレシピをご紹介します。
レモンバターソース
最初にご紹介する鯛のムニエルソースのレシピは、さっぱりとしていながらコクのある「レモンバターソース」です。
鯛のムニエル用のレモンバターソース2人分の材料は、有塩バター30グラム、玉ねぎ1/4個、レモン果汁大さじ1杯、醤油小さじ2杯、黒こしょう少々、レモンの輪切り2枚、パセリ少々です。
レモン果汁は生のレモンを絞ってもいいですし、市販のレモン果汁を使うだけでも簡単においしいレモンバターソースができます。
ますは前述にご紹介したレシピで鯛のムニエルを作ります。次にムニエルソースを作ります。玉ねぎをみじん切りにし、鯛のムニエルを焼いたフライパンをそのまま使って、そこへバターと玉ねぎを入れ、玉ねぎを焦がさないように注意しながら弱火で炒めます。
玉ねぎがしんなりしたらレモン果汁と醤油を加えて混ぜ合わせ、黒こしょうで味を調えます。器に盛りつけた鯛のムニエルにレモンバターソースをかけ、レモンの輪切りとパセリを添えれば鯛のムニエルレモンバターソースの完成です。
ハニーマスタードソース
次にご紹介する鯛のムニエルソースのレシピは、旨みのある鯛にさらに甘味とちょっぴり酸味を加えてくれるハニーマスタードソースです。
鯛のムニエルハニーマスタードソース2人分に必要な材料は、粒マスタード大さじ2杯、バター20グラム、はちみつ大さじ1杯、マヨネーズ小さじ2杯、生クリーム大さじ2杯です。生クリームがなければ、牛乳50CCでも代用できます。はちみつは、風味は変わりますが砂糖でも代用できます。
まずは鯛のムニエルを、前述にご紹介した基本のレシピで焼きます。鯛を焼いたフライパンとは別のフライパンにバターを入れて温め、バターが溶けたらソースの材料を全てすべて加えて混ぜ合わせます。中火で混ぜながら加熱し、ひと煮たちしたら火を止めます。
器に盛りつけた鯛のムニエルにソースをかけ、パセリやクレソンなどを添えれば鯛のムニエルハニーマスタードソースの完成です。
鯛のムニエルは簡単でおいしい!
簡単でおいしい鯛のムニエルの作り方やコツ、味の決まる鯛のムニエルにおすすめのムニエルソースのレシピなどをご紹介してきましが、いかがでしたでしょうか。焼き方のコツをつかんで、ぜひおいしい鯛のムニエルを作って食べてみてください。