定番の味【黒豆】の煮方・レシピをご紹介！簡単にできる甘くない作り方も

おせちのお重箱に必ずといっていいほど入っている黒豆。一年に一度の風物詩だからといって、いざお家で作ってみようと思っても、なかなかお店のようなふっくらとしたおいしい黒豆を作ることができないことでしょう。黒豆が硬かったり、見た目の色が変ということがあるかもしれません。

そんな人にとっておきの情報、黒豆を上手に作る煮方があります。煮方のポイントを抑えることで、色々なバリエーションの黒豆を作ることができます。そこで本記事では、黒豆の煮方とおすすめレシピを中心にご紹介していきます。

基本的なレシピをはじめ、甘くない黒豆のレシピやコーヒー黒豆のレシピなどをピックアップしました。おせちにぴったりな黒豆の煮方とレシピをまとめましたので、参考に作ってみましょう。

また、黒豆の上手な煮方のポイントもお届けしていきます。黒豆の煮方とレシピをまとめていく前に、黒豆とはどんな食べ物なのかご紹介します。おせち料理に入っているとはいえ、どうして黒豆はおせち料理として食べるのでしょうか。

上記でも軽くご紹介していきましたが、黒豆はおせち料理に欠かせない食べ物となっています。一般的に黒豆の「豆」にはまめまめしく動くや、まめに心気配るといった意味があります。

そのようなことから、黒豆は縁起物といわれるようになり、今では黒豆はおせち料理に欠かせない食べ物となったと言われています。また、関東と関西では黒豆の煮方が若干異なることはご存知でしょうか。

関東では豆にシワが入るように煮て、反対に関西では豆にシワが入らないように煮ることが多いです。年をとっても丈夫な体で動けるように、といった意味合いも込められていると言われていました。

おせち料理の縁起物として食べられている黒豆ですが、実は日持ちもするからと言われて食べられている食べ物でもあります。ひと昔、お正月は台所作業をしないように、お重箱に常温で日持ちするものを詰めて三賀日過ごす風習がありました。

黒豆も常温で日持ちするものということから、一度にたくさん煮てお重箱に詰められていたようです。昔は黒豆は常温で1週間日持ちすると言われていましたが、今は冷蔵庫で保存した方が良いと言われているとのことでした。あらゆる理由から黒豆は、おせち料理の定番食べ物となりました。

おいしく感じる黒豆というのは、見た目がつやつやとした黒色で、ふっくらと柔らかいものです。そんなおいしい黒豆を上手に作るには、煮方に秘密が隠されています。黒豆の煮方・レシピをご紹介する前に、黒豆の上手な煮方のポイントをお伝えしていきます。

上手な煮方のポイントを抑えるだけで、お店のようなふっくらつやつやとした黒豆ができあがります。また、時間をかければかけるほどおいしい黒豆ができるので、しっかりと時間をかけた丁寧な煮方をしましょう。

基本的に黒豆は、水で戻す作業から始まります。水に浸ける時間はレシピによって異なりますが、プロの方が作ると最低でも12時間ほどかけると言われています。最低で12時間、一番マストが24時間となっているようです。豆の状態や、その日の気温なども吟味した方が良いでしょう。

豆を水で戻すという作業は、黒豆をふっくらと煮方させるための大切な作業となっています。しっかりと水分を含ませれば、煮方も簡単に時短に済ませることができます。どうしても水に戻す時間が短くなってしまった、という時にはしっかりと時間をかけた煮方をするようにしましょう。

黒豆の煮方にも、ちょっとした工夫をした方が良いです。黒豆を水に浸けるというのも大切なポイントですが、たっぷりの水で煮るというのも煮方のポイントとなっています。いくら水で戻したとはいえ、たっぷりの水で煮ないと、ふっくらとおいしい黒豆はできあがりません。

黒豆に対して水は6倍のものを用意しましょう。水はあればあるほど、ふっくらとした煮方をすることができるのでおすすめです。レシピ上でもたっぷりの水で煮るものが多いようです。本記事でのレシピもたっぷりの水で煮るという煮方をしているものをピックアップしています。

ふっくらとした煮方をする時、もうひとつポイントがあります。黒豆を煮る時、鉄材を入れるというのが煮方のポイントとなっています。黒豆にはアントシアニンと呼ばれる成分が含まれており、それが鉄と合わさることで、黒豆の表面がつやつやとなります。

一見、鉄材を入れるのは抵抗があると思われるかもしれませんが、しっかりと洗って布巾などに包んで加えれば、衛生面からみて問題ありません。黒豆の煮方中に入れても大丈夫という鉄材があるようなので、そちらを加えれば安心安全でしょう。

レシピ上では鉄材を入れない煮方もありますので、どうしても鉄材を入れたくないという時には鉄材を入れない煮方のレシピを参考にしてください。

はじめにご紹介するレシピ・煮方は、基本となるふっくら艶やかな黒豆です。レシピの中では定番の煮方となっており、基本的な煮方のレシピを覚えて損することはありません。基本レシピの煮方というのは、とても簡単になっています。

基本的な煮方のレシピなので、ひとつひとつポイントを抑えればOKです。基本的な煮方の黒豆レシピは、おせちにぴったりな甘しょっぱい味付けに仕上がっています。基本的なレシピなので、誰でも食べやすくなっています。おせちにぴったりな黒豆に仕上がっていることでしょう。

また黒豆の硬さも程よく、粒感はふっくら、そして外見はつやつやとしているのが特徴のレシピです。ベターな黒豆が作りたい時、レシピを参考にしてみてください。それでは、基本的な煮方の黒豆レシピをチェックしていきましょう。

基本的な煮方のレシピに必要な材料（2人前）は、黒豆100gに水600cc、醤油大さじ1、砂糖100g、塩少々、重曹小さじ1/3です。砂糖や醤油の量は、お好みの味に合わせて調節してください。甘めの黒豆が好きならば砂糖を増やすと、デザート感覚で食べられるでしょう。

まずは、黒豆を軽く洗ってください。鍋に黒豆以外の材料を全て入れ、軽く混ぜ合わせましょう。火をつけてひと煮立ちしたら、火を止めてください。火を止めたら直ぐに黒豆と鉄材を入れて、そのまま一晩蓋を閉めた状態で放置しておきましょう。

一晩経ったらその状態のまま火にかけてください。煮立ってきたら火を弱めて、アクを取りながら4時間ほど煮ていきます。黒豆がお好みの硬さや艶が出てきていたら鉄材を取り出し、火を止めましょう。

黒豆の粗熱をしっかりと取り、冷蔵庫で寝かしならが味を染み込ませてください。あとはお皿に盛り付ければ、基本的な煮方の黒豆のできあがりです。

続いてご紹介するレシピ・煮方は、重曹を使わない簡単黒豆です。基本的に黒豆は重曹を使って煮ます。しかし、重曹を使わなくてもおいしい黒豆はできあがり、その方が簡単に作ることができると言われています。重曹を使わない煮方のレシピでも、本格的な味に仕上がります。

また、見た目もつやつやとしてふっくら食感がしっかりと感じられる逸品です。色々なおせち料理を作る時には、重曹を使わない簡単レシピが一番ベターでしょう。それくらい簡単でおいしい黒豆のレシピとなっています。おうちで簡単に作りたい時、レシピを参考に作ってみましょう。

簡単な煮方で作れると言われていますが、水で戻すといった時間がかなりかかるので、いつまでに作りたいという時には逆算してから作り始めましょう。基本的なレシピと同じで、時間をかければかけるほどおいしい黒豆ができあがります。真心込めて黒豆を作ってみましょう。

それでは、重曹を使わない黒豆の簡単レシピをチェックしていきます。簡単な煮方のレシピに必要な材料（2人前）は、黒豆100g、水600cc、砂糖100g、醤油小さじ1/2、塩小さじ1/2となっています。黒豆さえあれば、誰でも簡単に作れるのが嬉しいポイントです。

まずは、黒豆を軽く洗いましょう。次に鍋に水と砂糖、塩、醤油を入れてひと煮立ちします。ひと煮立ちしたら火を止めて、黒豆を入れ蓋を閉めたまま一晩放置しておきましょう。一晩たったら、鍋を火にかけてひと煮立ちさせます。沸騰したら火を弱めて、アクを取りながら煮てください。

落し蓋をし鍋蓋をずらし乗せたら、弱い火で5時間ほど煮ていきます。水分が減って黒豆が柔らかくなったら、火を止めてそのままの状態で一晩放置させましょう。黒豆に味を染み込ませたら、重曹を使わない簡単黒豆のできあがりです。

ここからご紹介するレシピ・煮方は、甘くない砂糖控えめの黒豆です。砂糖ではなく、みりんで甘さ控えめにした黒豆です。甘くない黒豆はおかずとして食べることができ、甘いものが苦手な人でも食べやすいのが特徴となっています。また、甘くない黒豆レシピは圧力鍋を使って作ります。

圧力鍋があれば、基本的なレシピより短時間で作ることができるのでおすすめです。圧力鍋がお家にあるという方は、甘くない黒豆のレシピを参考に作ってみてください。急に黒豆が食べたくなった、という時にでも重宝するレシピとなっています。

反対に圧力鍋がない、という時には普段の鍋でも作ることができます。鍋で作る時には、基本的なレシピを参考にしてみてください。鍋で作ってもおいしい、甘くない煮方の黒豆ができあがります。

それでは、甘くない煮方をした黒豆のレシピを詳しくチェックしていきましょう。甘くない煮方をした黒豆のレシピに必要な材料（2人前）は、黒豆100gに水600cc、白だし大さじ3、ほんだし小さじ1、醤油大さじ1、みりん大さじ1、塩少々となっています。

まずは、鍋に黒豆以外の調味料と水を入れて、ひと煮立ちさせます。黒豆は軽く水洗いをし、煮汁の中に入れて半日ほど浸しておきましょう。次に鍋に入っている黒豆と煮汁を圧力鍋に移し替えてください。圧力鍋の蓋をして、一気に高圧にかけましょう。

圧力鍋が下がってきたら、黒豆が柔らかいことを確認し、タッパーなどに移し替えます。しっかりと粗熱をとり、冷蔵庫で軽く冷やしたら、甘くない煮方をした黒豆のできあがりです。冷蔵庫で一晩くらい寝かせた方が、黒豆にしっかりと味が染み込みおいしく食べられます。

最後にご紹介するレシピ・煮方は、コーヒー風味の黒豆です。おせちに入っているような甘い黒豆に飽きてしまった、という時にぴったりなアレンジレシピです。普段お家によくあるインスタントコーヒーで煮込んでいるので、あっさりと食べることができます。

黒豆自体ふっくらとしており、まるで栗を食べたような感覚になることができるレシピです。冷たくても温かくてもおいしい、黒豆のアレンジレシピとなっています。コーヒー好きにおすすめのアレンジレシピです。通常の黒豆より簡単な煮方で作ることができるのもポイントです。

また、コーヒー黒豆の煮汁もアレンジすることができ、煮汁を使ったアレンジレシピもあるので、参考に作ってみるのもおすすめとなっています。それでは、コーヒー風味の黒豆のアレンジレシピをこと細かくチェックしていきましょう。

コーヒー風黒豆のアレンジレシピに必要な材料（2人前）は、黒豆100gにインスタントコーヒー大さじ3、グラニュー糖80g、重曹小さじ1/2、塩小さじ1/2、水適量となっています。

まずは、黒豆をよく洗いましょう。圧力鍋に黒豆と全ての調味料を入れてください。黒豆がひたひたに被るくらい、水をたっぷりと入れていきましょう。水はたっぷり入れることで、ふっくらとしたコーヒー風味の黒豆ができあがります。

調味料や水が入ったら、蓋をして一晩くらい寝かせましょう。圧力鍋のスイッチを入れて、高圧で一気に煮ていきます。水分が軽くなくなり、黒豆が柔らかくなったら、圧力鍋を止めてください。

粗熱をしっかりととり、冷蔵庫で半日ほど冷ましていきましょう。しっかりと冷蔵庫で寝かせることで、味がしっかりと染み込みます。黒豆に味を染み込ませられたら、コーヒー風味の黒豆のできあがりです。

本記事では、黒豆の煮方とおすすめレシピをご紹介しました！定番のおせち・黒豆は煮方のコツを掴むだけで、ふっくらと簡単においしく作ることができます。おいしい煮方をマスターすることで、本格的な味わいの黒豆になります。甘くない黒豆レシピやコーヒー黒豆レシピもおすすめです。

定番おせちの黒豆の煮方とレシピを参考にしながら、おいしいおせち料理を作ってみましょう。ふっくら柔らかい、普段の日でも作りたくなるような黒豆ができあがります。