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薄口醤油の代用におすすめなのは?
ほぼ毎日のように普通に使う「薄口醤油」や「濃口醤油」は、常備されている基本調味料のひとつです。「切らしている」状況が考えにくい人が大半です。「そもそも醤油の代用品ってあるの?」という人も多いでしょう。
しかし、昨今の健康志向から「醤油の使用量を減らす」などの減塩に気をつけている人も十分に考えられます。醤油は必要でも少量で良いという人などは、醤油の代用品があれば事足りると考える人が居ても不思議ではありません。
そこで、薄口醤油についてやその代用品、そして簡単にできるおすすめ代用品レシピなどをまとめました。白だしや他の商品が薄口醤油の代用品として使えるものがあるかどうかが気になる人は、ぜひ代用品のチェックしてみて下さい。
薄口醤油とは?
そもそも、代用品を探す前に「薄口醤油とはどんな醤油?」と疑問になりませんか。その薄口醤油は、関西発祥の「薄口(色がうすい)の醤油」です。色がうすい見た目とは真逆で、濃口醤油より薄口醤油の塩分濃度は高めです。
薄口醤油の塩分濃度に関しては別途ご紹介します。薄口醤油は、元々淡い色をした醤油のため、煮物でも色がつきにくく穏やかな香りがあります。
その特徴を活かした、京料理を筆頭に、たけのこの若竹煮やおでんなど、食材本来の色や風味を壊さない出汁を使った料理に適しています。懐石料理など関西料理の普及に伴い、関西発祥の薄口醤油は現在では全国でも作られています。
薄口醤油の「色」は、そのまま関西のうどんやそばの「だし」の色がうすい理由にもなっています。薄口醤油は、製造過程での甘酒添加を特徴としています。米を糖化させることでできる甘酒により、口当たりが良い味わいの醤油になります。
濃口醤油との違いは?
薄口醤油と濃口醤油の違いは「原料」や「作り方」「賞味期限」が違います。「原料」の違いですが、ある意味薄口醤油は濃口醤油を素材としています。濃口醤油を作る材料に「米」や「甘酒」がプラスされたものが薄口醤油です。
「作り方」の違いについては、濃口醤油と比べ発酵や熟成温度を低めに設定しているので醸造時間の違いがあります。これは醤油の色を薄くするための工程です。「賞味期限」の違いですが、濃口醤油より薄口醤油(開封前)の賞味期限が半年短く設定されています。
これは、薄口醤油であっても放置しすぎると、酸化により色が濃くなります。これだと「色のうすさ」を売りとする薄口醤油の商品価値が下がります。開封後は1ヶ月を目処に使い切りましょう。
薄口醤油の代用【白だし】
「白だし」を薄口醤油の代用品とするなら、白だしの希釈を少々濃くすることで十分代用として使えます。「白だし」とは、白醤油や薄口醤油に出汁をプラスした調味液に「みりん」などで風味付けした調味液です。
煮物やスープ、みそ汁などの調理によく用いる白だしは、料理時の使いやすさは抜群といえます。足らない塩分をうま味で代用できるので、薄口醤油の代用品なら大変使いやすい代用調味料としておすすめです。
ちなみに「白醤油」は、薄口醤油よりもさらに淡い、小麦が原料とする、愛知県碧南地方発祥の琥珀色の醤油です。淡泊な味ながらも、他の醤油に比べ甘味も強く独特の香りを特徴としています。
料理に合わせて他の調味料を調整すればOK
前項でご説明の通り、基本的に白だしは醤油を元に「だし汁」や「みりん」に「砂糖」や「塩」などを加え作られています。その理由から、醤油以外の調味料記載がない料理レシピだと、仕上がり時の風味は薄口醤油を使ったときと比べるとどこか異なります。
「白だし」とはいえメーカーによって味が違う上に、単一メーカーから複数商品の白だしも販売提供されています。塩分濃度に違いがあり、だしの種類がカツオなど複数の商品があります。
このように書くと、白だしを薄口醤油の代用にすると「レシピ通りの味の再現は難しい」にも解釈できます。しかし、代用として使うなら、味見しながら料理に合わせ「だし汁」や「みりん」などで調整するといいでしょう。
例えば、白だしを使ったおすすめ薄口醤油の代用レシピで以下のような「茶碗蒸し」ができます。割ってかき混ぜた卵(1個:Lサイズ60g)に白だし(30ml)や水(180ml)、酒(10ml)やみりん(20ml)に塩(少々)を入れ、よく混ぜて「卵液」を作り裏ごしします。
器に裏ごしした卵液と、具材として、鶏もも肉(10g)や、かまぼこ(5mm2枚)に薄切り干ししいたけ(2枚)を入れます。干ししいたけは、別途砂糖と白だしなどで下味をつけると良いでしょう。
前もって沸騰した蒸し器に器を並べ、ふきんをかけ中火で10分間蒸します。その後、火を消しさらに10分蒸らして完成です。
薄口醤油の代用【めんつゆ】
「めんつゆ」を薄口醤油の代用として用いるなら、ある意味「白だし」と同様、めんつゆの希釈に気をつけることで薄口醤油の代用品として使えます。「白だし」と同様に「めんつゆ」は、濃口醤油に「みりん」や「砂糖」そして「出汁」をプラスして作られます。
出汁の種類の違いや味の好みによって、メーカーから多くの「めんつゆ」商品が販売提供されています。「白だし」と「めんつゆ」は材料だけで判断すると双方似ています。
前述の通り「白だし」は煮物や茶碗蒸しなど素材の色を残したい料理に向いています。一方の「めんつゆ」は色が濃い上にだしの香りが強く、ご存じの通りうどんやそばなど主に麺類に向いていますが、昨今は万能調味料としても大人気です。
塩分や色味に気を付ける
めんつゆには「ストレート」と「2倍希釈」「3倍希釈」など、複数のタイプがあります。もちろん希釈濃度が高い程、塩分濃度や色が濃いので、薄口醤油の代用とするなら「めんつゆ」のタイプに合わせて使い方を変える必要があります。
気になるのは「めんつゆ」の色でしょう。濃口醤油を元としているので「めんつゆ」の色は「焦げた茶色」です。「めんつゆ」を代用品として使うなら、味の代用においては、希釈を調整することで簡単に薄口醤油の代用ができます。
レシピの比率より甘みを抑え、少々塩分をプラスすることで味においても簡単に薄口醤油の代用となります。代用するにしても一度に大量の塩分を加えず、塩分調整しつつ「めんつゆ」を工夫して使えば、上手く代用できるでしょう。
濃口醤油で薄口醤油を代用する時の簡単レシピ
実は濃口醤油でも薄口醤油の代用品になります。「濃口醤油」より色が薄く塩分が強い醤油が「薄口醤油」なので、平たく言えば濃口醤油をうすめ、塩分を足すことで簡単に代用ができます。
薄口醤油代用のための具体的な比率としては、濃口醤油の量は半分とし、残りの塩分は食塩で補います。基礎知識として、醤油小さじ1(5ml)につき1gの塩分 、醤油大さじ1(15ml)につき3gの塩分が入っています。以上の情報を踏まえだ代用法レシピは、次のとおりです。
薄口醤油(大さじ1)の代用レシピは、薄口醤油15ml(大さじ1)に対して濃口醤油7.5ml(大さじ1/2)と食塩1.5g(小さじ1/4)を加ええるだけで代用できます。
食塩1.5g(小さじ1/4)の簡単な測り方は、すり切り5g(小さじ1)をすくい手にのせます。半分を落とし、さらに半分を落とすと1/4の食塩の量になります。測りを持ち出すのが面倒という人に、おすすめの方法です。
薄口醤油(小さじ1)の代用レシピは、薄口醤油5ml(小さじ1)に対して濃口醤油2.5ml(小さじ1/2)と食塩0.5g(少々)を加えるだけ代用できます。食塩0.5g(少々)の測り方は、親指と人差し指でつまんだ量が約0.5gになります。
濃口醤油は薄口醤油より醤油の風味が強く素材本来の風味が消される可能性がありますが、濃い色が気にならないなら、そのまま濃口醤油をストレートに代用できます。
逆に濃い色が気になる人は、濃口醤油と食塩があれば、薄口醤油の代用は簡単にできるので、万が一薄口醤油が切らしている時は、今回ご紹介の代用レシピを試してみて下さい。
薄口醤油がない時は身近なものを工夫して代用しよう!
タイミングが悪く薄口醤油が切れている時や、少量の薄口醤油が欲しい時など、薄口醤油の代用品があればサクッと使いたいものです。また、濃口醤油も薄口醤油のおすすめ代用品になるのもわかりました。
薄口醤油の代用品として濃口醤油のおすすめ簡単代用レシピや、今回ご紹介の「白だし」や「めんつゆ」などをおすすめ代用品を参考に、薄口醤油が欲しい時に代用として使ってみて下さい。