幻の逸品【天然舞茸】は通販でも購入できる！下処理の方法や簡単なレシピもご紹介

「天然舞茸」は、歯切れが良いきのこの一種として、古来から食用として親しまれています。発見した人が「喜びの舞」を舞いたくなるような、おいしいきのことして天然舞茸は知られていました。

その喜ぶ姿から「舞茸（まいたけ）」と名付けられた、といわれています。学名の観点から、舞う様に見える見た目（学名：frondosa）に因み「舞茸」と名付けられたという話もあります。「frondosa」は、ラテン語で「鷲が羽ばたく姿」との意味があります。

おすすめ秋食材のひとつ「天然舞茸」は、実は通販でも手に入ります。独時の食感と香りが印象的な「天然舞茸」の購入方法や、下処理方法、おすすめレシピなどを調べました。

「天然舞茸」の旬、というより収穫できる時期ですが、初秋（9月中旬）～秋（10月）とされています。もちろん、天候によって時期が変動しますが、収穫の時期は「秋」とみて間違いありません。

天然舞茸の収穫時期は、その年ごとの天候や気温などの自然条件に大きく左右されます。具体的な収穫時期が限られますが、それだけに、独特の香りや歯応えが十分に楽しめます。

初秋～秋頃に収穫時期を迎える故に、天然舞茸への虫や枯れ草の混入があります。これは天然自然の山での収穫された事を意味しています。もちろん、完全無農薬の証拠ともいえます。

昔から「天然舞茸」は、その希少さから「幻のきのこ」といわれていました。栽培されたものではなく、文字通り「天然舞茸」は山に元々自生していた天然の舞茸を意味します。

しかし近年では、その天然ゆえに収穫量が非常に少なくなっており、最近ではリアルに「幻のきのこ」としての存在感を強めています。

天然舞茸は、「幻のきのこ」とされる大変希少な食材ですが、一体どこで買えるの？と気になりませんか？また、買える場所によっては、今すぐにでも買いに行きたい人も居るでしょう。そこで、天然舞茸が一体どこで買えるのか、みてみましょう。
 

天然舞茸が買える店舗や施設として期待できるのは、生産者が作った農作物を直接取り扱う「直売所」です。舞茸の主な産地は「新潟県」で、全国の約60％のシェアを誇っています。

続いて「静岡県」や「福岡県」が続きます。主にこの3県の県内直売所であれば、天然舞茸が買える可能性があります。この3県以外の直売所も、もちろん提供される可能性があるのでチェックしてみてください。

また、その直売所スペースを兼ね備えた「道の駅」も、天然舞茸が買える施設として要注目です。数ある道の駅でも、例えば、長野県上水内郡に位置する「道の駅 しなの」には、産直販売スペース「地場産品直売所いっさっさ」があります。

秋になれば「地場産品直売所いっさっさ」に「天然舞茸」が並ぶことがあります。9月からの秋季時期に何かしらの理由で立ち寄る機会があれば、道の駅に是非立ち寄ってみてください。

舞茸の購入方法として、大注目なのは「通販」です。もちろん楽天やamazonなどのネットショッピングモールでも「舞茸」は購入できます。「天然舞茸」は「山菜屋.com」や「寿恵盛屋」などの専門業者や山菜通販サイト、全農が運営の「JAタウン」の直販サイトも購入できます。

ちなみに「山菜屋.com」の運営会社「山菜卸問屋 遠藤商店」は山形県鶴岡市に所在しています。一般的な実店舗はありませんが、通販サイトで天然舞茸を取り扱っています。

ネットショッピングモールでも「天然舞茸」は手に入る可能性がありますが、専門業者通販サイトがより確実です。一方で「雪国まいたけ」で有名な「株式会社雪国まいたけ」の公式通販サイトは、舞茸を素材とした健康食品を取り扱っています。

舞茸といえば「雪国まいたけ」のイメージがありますが、栽培ものを含めた「舞茸」そのものは、2021年9月現在サイト上では取り扱っていません。

天然舞茸の下処理方法ですが、スーパー等で購入の舞茸なら、気にすることが殆どない下処理です。しかし、天然舞茸となると下処理に対する考え方が全く変わります。その天然舞茸の下処理方法について、以下のようにまとめました。

まず天然舞茸を小さく小分けして、中に絡むゴミを排除しやすくします。ゴミ取りそのものですが、先に小分けした舞茸についた大きいゴミを手で取ります。

その後、ゴミが刺さる部分などを包丁でカットします。次の処理として、舞茸に付く虫を取り除きます。その方法は、ボウルに小分けしゴミを取った舞茸を入れ、天然舞茸が浸かるまで水を注ぎます。3～4時間程水に浸けます。

水に浸けることで、舞茸についた虫をあぶり出します。さらに、爪で軽くしごくことで、より小さいゴミやホコリを丁寧に取り除きます。これで天然舞茸の下処理が済んだことになり、調理できる状態になります。

保存方法は、下処理した舞茸を天日干しし、半乾き状態の舞茸をジップロックに入れ冷凍するだけです。調理する際は、冷凍のままでをおすすめします。

「天然舞茸」は、非常に貴重で希少な食材であるのがわかりました。独自の香りや味を楽しむためのした処理方法も知りました。次に知りたいのが「天然舞茸」を使ったおすすめレシピです。この章では、おすすめしたい「天然舞茸」をみていきます。

最初にご紹介のおすすめ「天然舞茸」レシピは「焼き舞茸」です。天然舞茸が手に入ったら、まずは「焼き舞茸」をおすすめする人がいるほどの絶品レシピです。作り方は次の通りです。

まずは、前述の下処理した天然舞茸（一株ぐらい）を耐熱容器に並べ、出し昆布（5✕5cm程）は料理用ハサミで細く切り、舞茸にかけます。次に醤油（15cc）とお酒（15cc）を舞茸にかけます。

オーブントースター（強火）で3～4分程焼き、舞茸をひっくり返しさらに3～4分焼きます。そして完成です。ポイントとしては、やはり天然舞茸の丁寧なゴミ取り（下処理）に付きます。購入できたら、是非やってみてください。

次にご紹介のおすすめ「天然舞茸」レシピは「舞茸の天ぷら」です。舞茸の天ぷらも舞茸料理の定番です。手順としては次の通りなので、他の秋食材といっしょに天ぷらを作ってみてください。

前準備として、前述でご紹介の下処理を施した天然舞茸を用意します。ボウルに小麦粉と氷水をいれ、サクッと混ぜ合わせ衣を作ります。そして天ぷら鍋に油を入れ、180℃まで熱します。

衣が入ったボウルに下処理した舞茸を入れ、衣をつけていきます。そして、180℃に熱された油に入れ揚げていきます。舞茸はすぐに加熱されるので、加熱時間は短時間でも十分です。

舞茸の天ぷらが仕上がるとパットに打ち上げます。揚がった舞茸の天ぷらを器に盛り付けます。別途天つゆを添えて、完成です。

最後にご紹介のおすすめ「天然舞茸」レシピは「舞茸ごはん」です。香り立つ天然舞茸なので、ご飯に混ぜ込みたい人も多いでしょう。「舞茸ごはん」の作り方は、以下の通りです。

事前準備として下処理した天然舞茸（160g）を用意します。米（約360cc）は洗っておき　1時間くらいザルにさらします。洗ったお米を炊飯器に入れ、定量より冷水を1割程少なめの水を入れます。

さらに醤油（24cc）や酒（24cc）塩（少々）などの調味料を炊飯器に入れます。さらに舞茸を入れ、米と共によく混ぜます。この「よく混ぜる」が、きれいに仕上がるための重要ポイントです。ここまでの工程を済ませたら、後は炊飯器のスイッチを入れるだけです。

コツとして、舞茸に含まれる水分を考慮し　お米を炊く為の水分は僅かに少なめにします。また、下処理した天然舞茸を炊く前に混ぜましょう。このタイミングを怠ると、お炊飯器の釜の中でお米が踊らず、生米状態になります。

天然舞茸はその希少さから実店舗では滅多にお目にかかりません。しかし1度でも食べたことがある人は、そのなんともいえない香りと食感が癖になりハマる人続出しています。季節が秋に差し掛かると、つい探す人も多いでしょう。

天然舞茸は栽培モノの舞茸と比べ香りも味も別格です。きのこ好きや料理好きは、機会があれば実食してみてはいかがでしょうか？きっとハマッてしまうことでしょう。

※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。