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栗は冷凍保存するとメリットたくさん!
秋の味覚を代表する食べ物の1つである栗は、様々な食べ方をすることができます。栗の歴史は古く、日本においては長野県や静岡県の縄文時代の遺跡でも栗が出土していることから、縄文時代の初期のころから、食用として使われていたことが分かっています。
秋に旬を迎える美味しい栗を少しでも長い期間食べるには保存方法が大切です。栗は冷蔵で保存していた場合は1ヶ月ほどの保存期間となっていますが、冷凍保存をしておくことで美味しさを長持ちさせたまま長期間保存をすることができます。
栗の冷凍保存の方法や日持ちする期間・解凍方法・冷凍した栗を使ったおすすめのレシピなどについて見ていきましょう。
栗の冷凍方法
さっそく栗の冷凍保存方法について見ていきましょう。栗を冷凍保存するには、生のまま冷凍保存する方法と、茹でたあとに冷凍保存する方法の2つの方法があります。栗は基本的には冷蔵庫で、湿気対策をして保存した場合の保存期間は約1か月となっています。
冷凍保存をすると日持ちする期間は2か月から3か月と冷蔵保存よりも長い期間、日持ちしますのでたくさん栗を購入したり貰ったりした場合は、冷凍庫で保存をしておくのがおすすめです。生で冷凍保存する方法と、茹でて冷凍保存する方法について詳しく紹介していきます。
生の場合
まずは栗を生のまま冷凍保存する方法を紹介します。皮付きで生のまま冷凍する場合は、キレイな布巾で1つずつ丁寧に拭きます。1つずつ栗をキレイに拭いたらまとめて新聞紙に包みます。
空気が多く入った状態で冷凍をしていると、栗がパサパサになったり、傷んでしまうことがありますので、栗を冷凍保存する際はなるべく空気を遮断して保存しておくようにしましょう。
新聞紙で栗を包んだあと、ジップロックなど密閉できる袋などに入れて空気を逃がしてしっかりと密閉をして冷凍庫で保存します。
皮あり・なし両方とも保存方法は同様となっており、皮あり・なしどちらも日持ちする期間は3カ月ほどになります。
茹でた場合
続いて栗を茹でた場合の冷凍保存方法を見ていきましょう。茹でて冷凍保存する場合は、皮のまま茹でて冷凍保存するのがポイントです。
皮のまま茹でて冷凍しておくのがおすすめなのには、味や食感が損なわれない・品質をそのままに長期間保存できる・皮が剥きやすくなるの3つのメリットがあります。
皮付きの状態で冷凍保存をしておくと、解凍をした際に外側の皮が柔らかくなって渋皮と実の間に隙間ができるため皮を簡単にキレイに剝くことができます。茹でる際には虫よけと甘さをアップさせるために下茹でを行います。
丁寧に処理をしておくことで栗をキレイに保存することができますので、手間はかかりますが丁寧に行いましょう。まずは、栗を水に1時間浸けて栗の中にいる虫を取り除きます。
なお、スーパーなどの市販品は1時間ほどで大丈夫ですが、栗拾いなどで採った栗は、中に虫がいる可能性が高いため半日ほど水に浸けておくのがおすすめです。
お鍋を用意して栗1kgに足しひて水1リットルを入れます。火は中火にして沸騰する前の泡が出てきたら弱火変えて1時間ほど丁寧に茹でます。
弱火にして時間をかけて茹でていくことで栗の甘みが増していきます。茹でている途中で水が減ってきたら水を足すようにしましょう。また茹でているとアクが出てきますので、えぐみの元にになるためアクはしっかりと取り除いていきましょう。
弱火で丁寧に茹でたら、栗をザルに移し替えて粗熱をとりペーパータオルで水気をキレイに拭き取ります。密閉袋に入れるときは栗同士が重ならないように並べていれるのがポイントです。
冷凍した栗を解凍する方法は?
続いて冷凍していた栗を解凍する方法を紹介していきます。冷凍した栗を解凍して料理に使ったりする際のおすすめの解凍方法を詳しく解説します。
常温で20~30分放置
紹介する冷凍した栗を解凍する方法は「常温で20分から30分ほど放置」することです。冷凍していた栗は常温で20分から30分置くことで、皮が剥きやすくなります。しかし、実が柔らかくなっているため強く持ちすぎると崩れてしまいますので、丁寧に剥いていく必要があります。
また冷凍した栗を解凍する時間は時期により異なりますので、室内の温度が高い場合などは5分から10分おきにチェックをするのがおすすめです。解凍できているかのポイントは、栗を触ってみて外側の皮がが柔らかくなっていたら剥いて大丈夫です。
栗の皮は、包丁を使うとキレイに取れるようになっています。尻の部分に包丁の刃元の角で切り込みを入れて、栗の頭の方にゆっくりと引っ張ていくと簡単に皮を剥くことができます。あらかじめ茹でて冷凍をしていた栗はそのまま食べたり調理したりすることができます。
凍ったまま調理するのもおすすめ
なお、冷凍していた栗は冷凍の状態のままでも調理することもできます。皮を剥いて冷凍保存していた栗などは冷凍の状態で調理を開始することができますので、晩御飯などのおかずやデザートづくりなど冷凍の状態から調理するのもおすすめです。
冷凍した栗を使ったおすすめレシピ
最後に冷凍していた栗を使ったおすすめのレシピを紹介していきます。秋を代表する味覚の1つである栗を使ったおすすめのレシピを代表して3つ見ていきましょう。
マロンペースト
1つ目に紹介する冷凍した栗を使ったおすすめレシピは「マロンペースト」になります。用意する材料は、栗400g・牛乳150cc・砂糖60gです。紹介した分量で焼く8人分のマロンペーストを作ることができます。作る人数分によって分量を調整しましょう。
冷凍した栗の皮を剥き、鍋に栗の実・牛乳・砂糖を入れて中火で熱していきます。熱していくと小さな泡が出てきますので、泡が出てきたら弱火にしてゆっくりと混ぜながら5分ほど更に熱します。
5分ほど熱したら火を止めて粗熱をとり、ミキサーに入れて滑らかになるまで撹拌するとマロンペーストが完成します。マロンペーストは、モンブランやブリュレなど様々な栗を使ったデザートなどに使うことができます。
また、マロンペーストと生クリームを混ぜてパンに挟み、フルーツサンドのようにしても美味しく食べることができます。
栗の渋皮煮
2つ目に紹介する冷凍した栗を使ったおすすめのレシピは「栗の渋皮煮」になります。必要な材料は栗500g・砂糖・重曹小さじ1杯です。砂糖は外側の皮を剥いた栗の60%の量が必要です。冷凍した栗を10分から15分ほど常温で解凍をして、外側の皮だけを取り除きます。
一部でも渋皮まで取ると、渋皮煮には使えませんので注意が必要です。生で冷凍していた栗はアク抜きをしっかりと行う必要があるため、鍋に水と重曹・栗を入れ栗を茹でます。茹でて冷凍していた栗もアクが残っている可能性がありますので、アク抜きをするようにしましょう。
アク抜きをしている鍋の他にもう1つ鍋を用意して、お湯を沸かしアク抜きをしている鍋の煮汁が黒くなってきたら、ザルに移し替えてすぐにもう1つの鍋に栗を入れます。
煮込んでいくと煮汁が少し透き通った色になりますので、半分ほど汁を捨てて水をつぎ足し温度を下げます。一度に冷やすと、割れてしまうことがありますので少しずつ温度を下げていくようにしましょう。
爪楊枝や竹串などで栗の渋皮の繊維をキレイにして再度煮込んでいきます。栗と水・分量の半分の砂糖を入れ煮込みます。アク抜きをして落し蓋をして20分ほど煮込んだら火を止めてそのまま冷やすと栗の渋皮煮が完成します。
栗ごはん
最後に紹介する冷凍した栗を使ったおすすめのレシピは、子どもから大人まで大好きな「栗ごはん」です。材料はお米2合・皮つきの栗300gから500g・塩小さじ1杯になります。分量は炊くお米の量に合わせて変更しましょう。
お米を洗って塩を入れて混ぜ、塩が溶けたら皮を剥いた栗を入れて炊飯器で炊いていきます。炊きあがったら、ざっくりと混ぜていくと栗ご飯が完成します。
栗を長期間保存したいなら冷凍で!
栗の冷凍保存の方法や解凍方法、冷凍した栗を使ったおすすめのレシピなどについて詳しく紹介をしてきました。栗は冷凍で保存をしておくことで、通常よりも長い期間味を保つことができます。
栗拾いでたくさん栗を持って帰ったりした際には、一度に食べきることが難しいので冷凍保存をしておくことで長い期間秋の味覚を楽しむことができます。栗を冷凍保存して様々なおかずや栗ごはん・デザートなどを作って楽しんでみてはいかがでしょうか。