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効果倍増!重曹と酢は一緒に使うとパワーアップ!
お掃除に使う洗剤はありとあらゆるものがあります。油汚れのひどいレンジ周りや換気扇等の洗剤、排水溝の洗剤、浴室用洗剤、トイレ用洗剤、窓拭き洗剤とあげたらきりがありません。
「混ぜるとキケン!」と洗剤の容器に表示が書いてあるように、いくら汚れをよく落とすことができても市販の洗剤には使い方に注意をしなければならないことがたくさんあります。
うっかり市販の洗剤が混ざってしまって気分が悪くなったり、病院に運ばれてしまったりする方も決して少なくないのです。またゴム手袋をしないと手が荒れてしまう洗剤も多いです。
一方で、体に優しいお掃除洗剤として今人気なのが「重曹」と「酢」です。重曹と酢を使った掃除方法は、健康には全く無害な安心できるものなのでリラックスしてお掃除をすることができます。
重曹と酢は素晴らしい効力があって、頑固な汚れもみるみるうちにピカピカに落としてくれます。市販の洗剤と違って手荒れを気にする必要もあまりありません。
重曹は100均に必ず売っていますし、スーパーや薬局、ネットでも容易に購入することができます。酢は砂糖の入っていないものならば、どの酢を使っても構いません。
重曹も酢もたとえ口に入ってしまっても無害なので安心して掃除に使うことができます。今日は重曹と酢を使ったお掃除方法のいくつかをご紹介しましょう。
重曹と酢の特徴
重曹、そして酢は身近にある調味料ですが、実は油汚れや水垢をたちまちのうちに落としてしまう驚きの力があるのです。重曹は消火剤、園芸など多様な事に使われますが、調理に使われるベーキングソーダという名前に馴染みがある方も多いことでしょう。
重曹は炭酸水素ナトリウムと言われる物質で、自然界に存在するもののため環境に優しいエコ洗剤として使われています。重曹をお湯に溶かしてスプレー容器に入れて、拭き取り用洗剤として使っている人はとても多いです。
重曹は酸性の汚れに強い
重曹は弱アルカリ性です。弱アルカリ性の重曹は酸性の汚れと中和して、油汚れを効果的に落としてくれます。また重曹は消臭効果もあって、研磨作用もあるのです。重曹は強力な汚れ落としとしてお掃除で大活躍してくれます。
重曹は皮脂の汚れにも効果があるので、入浴剤にもよく使われています。ニキビやかかとのざらざらにも効果があり、重曹風呂に浸かると肌がツルツルになります。
その理由は、重曹がアルカリ性のため、皮脂の汚れや毛穴やかかとに溜まった角質を落としてくれるからです。アルカリ性の重曹を掃除に使うと酸性の頑固な油汚れを溶かしてくれるというわけです。
水垢などのアルカリ性汚れを分解できる
一方「酢」は酸性なので、アルカリ性の汚れ、水垢や尿石を中和して落としてくれます。水垢のついたシンクやヤカンに、酢と水を 1:1 で混ぜたものをスプレーして布でふき取るとピカピカになるのです。
酢には独特の香りがありますが、乾けば臭いはすぐに飛んでしまいますし、嫌な臭いを消す消臭効果もあるのです。また酢は菌の繁殖を抑制する力があるので、雑菌によるヌメリを掃除する効果があります。
なので、水垢と雑菌でぬるぬるになっている排水溝を重曹と酢で掃除するのはとても効果的です。嫌な臭いのする排水溝もスッキリきれいにしてくれます。
掃除に使う酢は普通に購入できるどんな酢でも構いませんが、砂糖の入ったすし酢はベタベタが残るので避けてください。
どうして重曹と酢を一緒に使うといいの?
なぜ重曹と酢を一緒に使って掃除をすると良いのでしょうか?それはアルカリ性の重曹と酸性の酢がそれぞれ持つ役割が、一緒に使うことによって中和して、素晴らしい効果を生み出してくれるからなのです。
例えば重曹を使うとどうしても後に白い汚れが残ります。しかし酢水でふき取ると綺麗さっぱり重曹の白い跡は消え去り、ピカピカとした仕上がりになるのです。
二酸化炭素の泡が発生して汚れを浮かす
例えば油で汚れたガスコンロに重曹をふりかけてみましょう。重曹のかかったガスコンロに酢をスプレーすると、重曹は酢と中和されて二酸化炭素の泡を発生させます。この二酸化炭素の泡が、ガスコンロに付着した油汚れを浮かせてくれるのです。
人体やペットにも優しい
市販の塩素系の洗剤と酸性の洗剤を混ぜると、有毒な塩素ガスが発生してそれを吸い込んで死に至る危険性もあるのですが、アルカリ性の重曹と酸性の酢が合わさって発生するのは無害な二酸化炭素だけなので、人体やペットにも安心です。
もともと重曹はアルカリ性なので酸性の油汚れを中和することによって分解し、酢を混ぜることによって発生した二酸化炭素の泡が、汚れを浮かせて拭き取りやすくしてくれます。重曹と酢のコンビネーションは、体に優しく中和作用によって汚れを浮かし取る理想的な掃除方法なのです。
重曹と酢はどんな所を掃除するのが良いの?
それでは重曹と酢を使ってどのようなところを掃除すると良いのでしょうか?重曹の油汚れを落とす力と、酢の水垢や雑菌の繁殖を防ぐ力を使って、あらゆるところを掃除することができるのです。幾つかの例を挙げてみましょう。
排水溝の汚れ
台所のシンクや、洗面所・バスルームのぬるっとした排水溝の汚れを洗浄するのに重曹と酢は理想的です。
台所のシンクや洗面所・バスルームの排水溝に重曹を直接ふりかけてください。排水溝に重曹をふりかけたら5分ほど放置します。次に重曹の上に酢をスプレーしてください。重曹が酢によって中和されてモコモコと泡が出てきます。
重曹によって皮脂などの油汚れを中和させ、酢と混合することによって発生した二酸化炭素の泡で、汚れを浮き上がらせてくれるのです。重曹と酢にはどちらも消臭作用がありますし、酢は水垢を落として菌を殺してくれます。
水周りの雑菌の繁殖によって発生するヌメリは、市販の消毒剤や洗剤を使って洗い流している方も多いことと思いますが、重曹と酢はどちらも口に入っても無害なので、安心して使うことができます。
台所のシンクや洗面所・バスルームの排水溝の中にもたっぷりと重曹を入れて、泡が出るまで酢をかけたら15分ほど放置してください。最後にお湯で洗い流せば排水溝の掃除は完了です。洗面台やシンクについた水垢も、酢の力でピカピカに綺麗になります。
台所の油汚れ
台所で一番厄介なのは油汚れです。ガス台や周りの壁や換気扇のしつこい油汚れに辟易している方はどんなに多いことでしょう。市販の洗剤を使うのもいいですが、台所は食べ物を調理する場所なので有害物質も気になります。
口に入っても問題のない重曹と酢は、台所の油汚れを洗浄するのに理想的です。重曹と酢を使った台所の油汚れの掃除の方法をご紹介しましょう。
油で汚れてしまったコンロ台や換気扇に、まずは重曹をふりかけてください。汚れのひどい部分には、重曹を2、水を1の割合で混ぜて「重曹ペースト」を作って汚れている部分に湿布します。
よく絞った布で油汚れを拭き取るのもいいですが、頑固な汚れには酢をスプレーして二酸化炭素の泡で汚れを包んでしばらく放置してください。重曹もしくは重曹と酢の中和作用で発生した泡を30分ほど経ったら、よく絞った布でふき取ってください。
最後に酢を1、水を2入れたスプレーをかけて重曹のかかっていた部分を拭き取ると、白い汚れは綺麗になります。酢は水垢を落として菌を除去してくれるので衛生面でも大変理想的です。
酢の匂いが気になるかもしれませんが、すぐに乾いて酢の匂いは消えますし嫌な臭いを除去してくれるので、酢を使った拭き掃除を定期的に行うことをおすすめします。
ただ酢は大理石に使用すると、大理石が酢によって溶かされてしまってツヤがなくなってしまいます。また重曹もアルミに使うと黒ずみが発生するので、重曹と酢が使えないものについては注意が必要です。
重曹は鍋の焦げ落としに素晴らしい効果を発揮するのですが、重曹が使えるのはステンレスの鍋です。アルミだけではなく銅や真鍮は黒く変色してしまいます。
また、畳、ござ、ジュートなどの植物製品、無塗装の白木や無垢材のフローリングに重曹や酢を使うと黄色く変色してしまいます。重曹や酢は市販の洗剤と比べると安全性が高いですが、使えない材質のものもあるので注意が必要です。
重曹と酢を活用して家中ピカピカに!
アルカリ性の重曹を使って酸性の油汚れを落として、酸性の酢を使ってアルカリ性の水垢を落とす。アルカリ性の重曹と酸性の酢を混ぜて発生する二酸化炭素の泡で汚れを浮き上がらせる。最後に酢水で重曹の残した白い汚れを拭き取って、家の中はピカピカです!