今更聞けない【フードドライブ】の意味を徹底解説!フードバンクとの違いは?

今更聞けない【フードドライブ】の意味を徹底解説!フードバンクとの違いは?

食品ロス削減活動が浸透しつつある近年、フードドライブというシステムが注目を集めています。フードドライブとは、個々人で参加できる身近な食品ロス削減活動です。今回はフードドライブについて、フードバンクとの違いや寄付できる自治体なども併せて紹介します!

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    記事の目次

    1. 1.知ってる?【フードドライブ】
    2. 2.フードドライブって何?
    3. 3.フードドライブとフードバンクのシステムの違い
    4. 4.フードドライブを利用して寄付したい場合は?
    5. 5.大手スーパーなどにも広がるフードドライブの取り組み
    6. 6.フードドライブを利用してもったいないを減らそう!

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    知ってる?【フードドライブ】

    Photo byRitaE

    食品ロスは今や社会問題のひとつとして無視できない話題です。食品ロスを減らし、“もったいない”を無くすという活動が年々盛んになりつつあります。食品ロス削減活動を掲げる企業を目にする機会が多くなったと感じる人もいるのではないでしょうか?

    食品ロスを減らす活動の一環として注目されているのがフードドライブです。フードドライブは個々人ができる食品ロス削減活動として、フードバンク同様広がりつつあります。

    フードドライブを利用して食品ロス削減活動に積極的に参加することで心身ともにより豊かな社会を目指すことができます。食品の廃棄コストの削減や食べ物のありがたみを再確認できるなど社会にとっても個人にとってもメリットはさまざまです。

    フードドライブの意味や仕組みを解説!

    Photo byigorovsyannykov

    フードバンクやフードドライブは、食品ロス問題と同じくよく耳にするようになった言葉です。しかし、違いをしっかり説明できる人は多くないのが現状です。

    今回は、フードドライブのシステムについて紹介します。フードバンクとの具体的な違いやフードドライブへの参加方法などを説明していきます。システムの違いを理解すれば食品ロス問題にどのように参加すればよいかもわかりやすくなるでしょう。

    フードドライブは身近な食品から食品ロス問題を捉えられるシステムでもあります。家庭の“もったいない”から始まる社会全体の“もったいない“について、これを機に少しだけ考えてみませんか?

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    フードドライブって何?

    Photo byJerzyGorecki

    フードドライブとは、各家庭で余った食品を自治体や企業を通して食品が必要な人たちに寄付するシステムです。日本では現在徐々に浸透しつつある段階ですが海外では盛んに行われています。

    フードドライブは地方自治体や民間企業、大学のサークルなどどのような組織・団体でも取り組むことができます。大きな組織から小さなグループまで、社会貢献のために食品ロス削減活動ができるシステムです。

    各家庭で食べきれなかった食品を寄付することで食品が廃棄されることなく行き渡ります。食品の行き先は、生活困窮者やDVなど家庭の事情から避難をしている人、食事に不便を強いられている子どもたちといった本当に食べ物を必要としている人たちです。

    フードドライブは食品ロス削減活動ひとつ

    Photo bypasja1000

    フードドライブは食品ロス削減活動の一環も担っています。食品ロスは近年注目度の高い社会問題であり、食品ロス削減を大きく掲げて活動する企業も増えてきています。仕方ないと思われがちな食品ロスですが、引き起こす問題は深刻です。

    食品ロスが引き起こす問題とは主にゴミ焼却など廃棄処理から発生する環境問題や食料自給率の伸び悩み、食品への感謝の希薄化です。何気なく捨てた食品は積み重なれば大きな問題となります。

    Photo bySponchia

    食品ロスを廃棄する際の焼却エネルギーは地球温暖化を促進させる一因となりますし、食料の輸入に頼る日本では食品を捨てることは輸入にかけた時間や費用を捨てることと同義です。また、食品を簡単に廃棄することで食に対するありがたみが薄くなっていくことも問題として挙げられます。

    食品ロスを削減することは社会全体の利益に繋がります。フードドライブを通じて余った食品を必要な人に届けることは地球にも人にも優しい、よりサステナブルな社会を実現に近づくのです。家のテーブルになんとなく置きっぱなしのお菓子のひと包みで誰かを助けられるかもしれません。

    フードドライブの「ドライブ」は運転の事じゃない!

    Photo byFree-Photos

    フードドライブの「ドライブ」の意味は「寄付する」です。食品の寄付=フードドライブです。同じ使い方で海外ではClothing Drive=洋服の寄付やToy Drive=おもちゃの寄付などがあります。

    日本で主流な「ドライブ」はやはりフードドライブです。困っている人を支援する方法は募金などお金だけではありません。もらったけど食べなかったお土産や買い過ぎてしまった保存食品などなんとなく余った食品が大きな支援になります。

    フードドライブとフードバンクのシステムの違い

    Photo byCouleur

    フードドライブとフードバンクは、主に余った食品を募る対象が違います。フードドライブが家庭で余った食品を集めるシステムであるのに対して、フードバンクは企業や農家で余った食品を募るシステムです。

    フードドライブは運営団体・組織が様々で、各家庭から食品を集めることが主な目的です。地方自治体や地元のスーパー、ボランティア団体などどのような組織でも実施できます。集めた食品は地域の施設やフードバンクに寄付されます。

    Photo byMammiya

    フードバンクは企業や食品小売店などから食品を集め、必要な人に届ける仲介を果たす活動です。食品を引き取り、様々な場所へ届ける活動を主とするボランティア団体などが行っています。企業や小売店は食品の廃棄コストが削減されるなどのメリットがあります。

    フードドライブで集めた食品はフードバンクを介して必要な人に届けられる形が多いです。フードドライブ、フードバンク共に食品が届けられるまで時間を要するので寄付する食品は日持ちのするものが推奨されます。

    フードドライブを利用して寄付したい場合は?

    Photo bymonicore

    家庭の食品を寄付したい場合、近くでフードドライブを実施している自治体や団体を調べてみましょう。行政や地元のスーパー、JAなど意外と多くの団体が行なっています。

    フードドライブを実施している自治体は多い!

    Photo byjarmoluk

    フードドライブを行う団体で最も身近かつ実施確率が高いのが地方自治体です。自分の住む市区町村が主体となってフードドライブを実施している場合が多くあります。フードドライブをしたいならまずは地元の自治体を確認してみるのがおすすめです。

    市区町村のホームページに行けばフードドライブの実施場所や日時などが記載されています。実施場所は自治体によって指定されていることが多いです。食品を寄付したい場合は必ず詳細を確認するようにしましょう。

    Photo byFirmbee

    実施場所などと同じく、寄付する食品の詳細について記載していることもあります。賞味期限の指定や主に回収したい食品などが詳しく載っているので併せて確認するようにしてください。

    また、自治体によってはフードドライブを支援していることもあります。専用ののぼりや食品回収ボックスなどフードドライブに必要な物品をセットで貸し出しているので、フードドライブを実施したいと考える企業や団体は問合わせてみるのが良いでしょう。

    フードドライブを支援している団体もチェック!

    Photo byPexels

    フードバンク事業を行う団体はフードドライブをさらに広げる活動も積極的に行なっています。フードドライブを支援する団体は自治体の他にNPOなどのボランティア組織である場合が多いです。

    フードドライブはイベントとして大々的に行わなくとも実施できます。勤める企業の社内にフードドライブの食品回収ボックスを設置するなど気軽に取り組めるのがフードドライブの利点です。

    フードドライブを実施したいと思った場合は、自治体の他にフードバンク事業を行う団体に問い合わせてみるのも良いでしょう。フードドライブ実施の手順や注意点について説明してもらえます。フードドライブの支援団体は多くあるので気軽に問い合わせてみましょう。

    大手スーパーなどにも広がるフードドライブの取り組み

    Photo byAlexas_Fotos

    フードドライブへの取り組みは大手スーパーなどの大規模企業にも広がっています。ダイエーやイオンなど全国展開する有名スーパーもフードドライブ活動に積極的です。生活に馴染みのある場でフードドライブが実践されることで、食品の寄付のハードルが下がります。

    スーパー内にフードドライブのための常設ボックスや期間限定ボックスを置いている場合が多いです。近くのスーパーでフードドライブが実施されているか店舗や店員に問い合わせてみるのが良いでしょう。

    Photo byjarmoluk

    また、近年では大手コンビニもフードドライブ活動に取り組みつつあります。ファミリーマートはコンビニ内にフードドライブ専用ボックスを設置し、集めた食品はNPOなどを通して地域の団体や施設へ寄付する活動を始めました。

    コンビニのような身近な場所ならフードドライブへより参加しやすくなるでしょう。ちょっとした買い物のついでに余った食品を持って行って寄付することが可能です。コンビニをよく利用する若い世代の人も気軽に参加できます。

    フードドライブを利用してもったいないを減らそう!

    Photo byFree-Photos

    フードドライブとフードバンクは役割が違います。しかし、どちらも社会全体の豊かさに繋がる活動です。まずはフードドライブから各個人が積極的に取り組んでみましょう。フードドライブシステムを活用して食品ロスを減らし、みんなが身も心も豊かになる社会を目指してみませんか?

    tasosso
    ライター

    tasosso

    三重県出身、千葉県在住のtasossoです。趣味は映画を観ることと手作りのカードやアルバムを作ることです。レストラン勤務の経験からグルメ大好き、お酒も大好きです!みなさまがワクワクするような記事を書いていけたらと思います。よろしくお願いします!

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