お家時間で作りたい【サフランライス】の作り方を伝授！余ったときのアレンジも

上品に香る「サフランライス」は、鮮やかな発色でテーブルを華やかに演出します。サフランライスは世界一高価な香辛料といわれるサフランを使い色付けています。添えるライスをサフランライスに変えるだけで、食卓が一気に明るくなるでしょう。

カレーに添えるライスでお馴染みのサフランライスですが、上品で優しい味は様々なメニューにも合わせやすいでしょう。チキングリルや魚のソテー、カフェで人気のガパオライスなど、普段の料理をより見栄えの良いメニューへ変えてくれます。

エキゾチックで優雅な香りも、サフランライスの魅力です。クセのない味で食べやすく、鮮やかな色味で料理に華を添えるサフランライスの作り方をご紹介します。香り高く本格的に仕上がるサフランライスの簡単レシピを試してみてください。

エキゾチックに香るサフランライスは、希少なスパイスといわれるサフランで色付けています。ほんの一つまみで美しく発色するサフランを使った、サフランライスの上手な作り方をご紹介しましょう。サフランライスは普段使いのフライパンや炊飯器でも、本格的に仕上がります。

サフランライスを上手に炊くコツは、気持ち少な目の水分量とバターです。風味豊かでパラリとしたサフランライスを作れるでしょう。サフランを鮮やかに発色させる方法を覚えて、美しいサフランライスを作ってみてください。

香り高いサフランライスが炊けたら、合わせやすい献立やアレンジレシピにもチャレンジしてみましょう。

エキゾチックに香るサフランライスは、サフランを使い、白米を鮮やかな黄色に色付けブイヨンベースのスープで炊いた料理です。サフランライスはセーシェル共和国の料理といわれていますが、多くの国で食べられています。

日本で知られているのはインドのカレーに付け合わせているサフランライスでしょう。インドのサフランライスは、米にバスマティと呼ばれる香り米を使っています。バスマティとインドの油のギー、ローリエ、サフランを、ブイヨンスープで炊いたのが、インドのサフランライスです。

またインドを含むパキスタンやイランなど西アジアでは、サフランライスに似た料理も存在します。ブイヨンスープの代わりにバラ水を使うレシピで、砂糖や松の実、ピスタチオなどナッツが入るのが特徴です。

サフランライスと同じく香辛料のサフランで着色した料理で、西アジア各国で見られます。サフランは世界でも希少なスパイスの一つです。日本でポピュラーな黄色いライスは、比較的リーズナブルなターメリックを使ったターメリックライスが多いでしょう。

サフランライスの魅力は芳しい香りと鮮やかな色合いです。目を引く色鮮やかなサフランライスの黄色は、香辛料のサフランにより色づけられています。サフランには色素成分のクロシンが含まれ、水に溶かすと鮮やかな黄色に発色します。

水もしくはぬるま湯にサフランを20分程度つけておけば、華やかな色合いを出せるでしょう。白米をブイヨンスープで炊くときにサフランを一つまみ程度入れて炊くだけで、香り高いサフランライスを作ることができます。

一つまみで美しく発色するサフランは、世界で最も高価な香辛料といわれています。スパイスとして利用するサフランは、花に僅か3本のめしべの部分です。めしべを陰干しして乾燥させ、スパイスのサフランが完成します。

収穫量が僅かなサフランは、1gのスパイスを作るのに花がおよそ160個必要です。しかし花も1株当たり最大4つまでしか咲かない上に、開花するとすぐに枯れるといわれています。サフランは花ごと収穫するため、夜明けに咲いて枯れるまでの間スピーディに摘む必要があります。

収穫のタイミングが難しい他、サフランは収穫期も短いようです。サフランの収穫期は年に一度だけの秋中旬に、1～2週間だけといわれています。収穫量が少ないサフランは、収穫のタイミングも夜明けの開花から枯れるまでと短く、手摘みが求められるスパイスです。

収穫量と収穫期が短く、手摘みのタイミングが難しいのが、サフランが世界一高価なスパイスといわれる由縁でしょう。

古くはエジプトの王族を象徴する色でもあったサフランは、現在も希少なスパイスです。専門店でサフランは手に入りますが、高値なので普段使いには気が引けるでしょう。

店でサフランを見つけられない時や、気軽に家庭料理に使いたい場合は、ご紹介する2種類の方法を試してみてください。

サフランの代用品として使えるのが、同じ黄色に着色できる「ターメリック」です。サフランより手頃な値段で手に入るターメリックは、カレーを黄色く色付けるスパイスとして知られています。

カレー特有の香りが強くなく同じ色合いに着色するターメリックは、サフランの代用スパイスとして使えるでしょう。なお、ターメリックに含まれる色素成分は油に溶けやすいため、先に油で炒めると鮮やかな色味を出せます。

ターメリックライスを作る時は、先にスパイスを油で炒めて香りと色を出してからライスを入れると鮮やかに仕上がるでしょう。

手軽にサフランの風味を味わえる、市販の「サフランライスの素」もおすすめです。白米に混ぜて炊飯するだけで、簡単に本格的なサフランライスを作れます。市販のサフランライスの素にはソテーオニオンで下味が付いているため、炊きあがったサフランライスは風味も豊かです。

香り高く味わい深いサフランライスの素は、家庭料理のカレーライスやパエリヤを彩り良く見せてくれます。初心者でも簡単にサフランライスを作れる市販のサフランライスの素は、保存性が良いのも魅力です。

スパイスの扱いに慣れない人でも、市販品は保存しやすく加工しています。ストックしやすく手軽にサフランライスを楽しめる市販品と、スパイスのサフランを用途によって使い分けると良いでしょう。

いつもの献立に華を添えるサフランライスは、炊飯機やフライパンで簡単に作れます。水を少なめにしてパラっと仕上げるのが、おいしいサフランライスの作り方のポイントです。

パラリと本格的に仕上がる炊飯器・フライパンを使ったサフランライスの簡単な作り方をご紹介します。

パラっと理想的に仕上げるならフライパンでサフランライスを作るのがおすすめです。リゾットとほぼ同じフライパンの作り方は、簡単で覚えやすいでしょう。フライパンで生米から炒めて煮る簡単な作り方で、具沢山のサフランライスを作ってみてください。

フライパンを使ったサフランライスの作り方で用意する材料は、生米2合、玉ねぎ半分、ベーコン50g、パプリカ4分の1個、バター大さじ2、サフラン一つまみ（5本程度）、シナモン小さじ半分、塩コショウ、水550mlです。

先に50mlの水にサフランを入れ、30分程放置して色を出しておきます。玉ねぎをみじん切りに、ベーコンとパプリカは1㎝角に切っておいてください。フライパンにバターを熱し、玉ねぎがしんなりするまで炒めます。

生米とベーコン、パプリカ、シナモンをフライパンに加え、軽く塩コショウして炒めます。米が透き通ったら、先にサフランで色を出した50mlの水と残りの水500mlをフライパンに一気に入れ、強火で煮立たせましょう。

一旦沸騰したらフライパンに蓋をして中火で10分、とろ火に変えて5分程煮込みます。火を止めて蓋をしたまま5～10分蒸らせば、フライパンを使った簡単なサフランライスの完成です。具沢山のサフランライスは具から味が出るため、コンソメを使わない作り方ができます。

よりシンプルにサフランの香味を楽しむ場合は、具なしの簡単なレシピでサフランライスへアレンジしても良いでしょう。簡単に炊けるサフランライスの作り方のポイントは、生米をフライパンで炒める時に透き通るまでしっかり炒めることです。

フライパンで生米に良く火を通すと、芯が残らずパラリとアルデンテのサフランライスを作れるでしょう。

普段使いしている炊飯器でも、美味しいサフランライスを簡単に炊けます。より簡単で手軽なサフランライスの作り方は、米と市販のサフランライスの素を一緒に炊飯器で炊く方法です。

スパイスのサフランを使う場合は、バターとローリエを加えて風味豊かに炊き上げると炊飯器で本格的なサフランライスを作れます。炊飯器で作る場合の材料は、米2合に対しサフラン一つまみ（5本程度）、有塩バター大さじ2、塩小さじ3分の1、ローリエ1枚、水です。

米は研ぎ、炊飯器の窯に入れて水を2合のメモリに合わせて入れてください。サフランを窯に入れ、30分～1時間浸しておきます。炊飯器の窯にバター、塩、ローリエを入れ、全体を混ぜ合わせてから炊飯しましょう。

炊飯が終わったらローリエを取り出し、窯の底からすくうようにざっくりかき混ぜれば、風味豊かなサフランライスの完成です。炊飯器でサフランライスを炊く場合は、水をメモリよりやや少なく入れるとパラっと仕上がります。

また炊飯器のレシピで使うバターはオリーブオイルに変更可能です。バターや水加減を調節して好みの硬さや食感のサフランライスを炊飯器で作ってみてください。

上品に香るサフランライスは、献立に添えると華やかさを演出してくれます。エキゾチックにも香るサフランライスはブイヨンベースのクセのない味で、幅広い洋食に添えられるでしょう。サフランライスを添える献立で最も知られているのは「カレー」です。

深い色味のカレーにサフランライスを添えると、一気に献立が華やぎます。欧風カレーやキーマカレー、ドライカレーなど、幅広いカレーの献立とサフランライスは相性が良いでしょう。

またインドの料理であるタンドリーチキンの献立のライスとしても、サフランライスはお馴染みです。カフェメニューとして人気のガパオライスにも、サフランライスを添えると献立に華やかさが増します。魚介を贅沢に使ったパエリアも、サフランライスを使う献立として有名です。

深い色味でコク深いスペアリブの献立にも、サフランライスの鮮やかな色味が華を添えてくれるでしょう。その他ハッシュドビーフやドリア、リゾットなども、サフランライスの色味が映える献立です。上品で優しい味わいのサフランライスは、幅広いメニューに合わせやすいでしょう。

テーブルを鮮やかな色合いでおしゃれに演出してくれるサフランライスを、普段の献立に取り入れてみてください。

香り高いサフランライスが余った時は、美しい色味を活かして「サフランライスのカリフォルニアロール」へアレンジしましょう。アボカドやエビ、クリームチーズを巻き込んだ子供も食べやすいサフランライスのアレンジロールです。

アレンジに必要な材料としてサフランライス300g程、サーモンの刺身80g、アボカド半分、クリームチーズ50g、サニーレタス3枚、とびこ40g、白ごま、のり2枚を用意してください。先にアボカドは種と皮を取り除き、細長く切っておきます。

サーモンの刺身とクリームチーズも細長く切っておきましょう。平らな皿の上にのりを敷いてサフランライスを敷き詰め、ラップを被せます。ラップの上に巻きすを被せ、抑えながら皿ごとひっくり返します。

のりの上にサニーレタスを敷き、サーモンとアボカド、クリームチーズを乗せて、ラップごと巻きすで巻いてください。一旦ラップを外してサフランライスの表面に白ごまをまぶし、再びキュッと巻いて、ラップごと包丁で適当な大きさにカットします。

ラップを外してとびこをトッピングすれば、サフランライスのカリフォルニアロールアレンジの完成です。鮮やかなサフランライスととびこの色味が映える、美味しくて見栄えするカリフォルニアロールは、巻く具材を自由にアレンジできます。

家族の好きな具を巻いて、オリジナルのアレンジカリフォルニアロールを作れるでしょう。アレンジレシピはラップで最後に形を整えるので、巻きすを使ったことがない人にもおすすめです。

サフランライスの色を活かしたアレンジレシピで、いつもとは違う豪華なカリフォルニアロールを作ってみてください。

目を奪われる鮮やかなサフランライスの色味と芳しい香りは、食卓に華やぎを与えてくれます。フライパンや炊飯器でも作れるサフランライスは、少なめの水分でパラっと仕上げるのと本格的です。料理に彩りを添えるサフランライスのアレンジも試してみてください。

※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。