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1870年には、アメリカ人コープランドが横浜にスプリング・バレー・ブルワリーを創設してビールの醸造を始め、居留外人向けに販売しました。1872年には、大阪で渋谷庄三郎が日本人で初めてビールの醸造を始めました。
1872年以降全国で次々とビールの醸造と販売を始め、一時は100社前後のビール会社ができるほどでした。ただこの時期は国産ビールに比べ舶来ビールが幅を利かせていました。
1887年代に入ると産業革命による近代化が本格的になり、近代的なビール会社が各地に誕生します。現在に至るビール会社のほとんどはこの時期に新たな出発をしています。1983年から1987年の間に、国産ビールの生産量は輸入ビールの約2倍になりました。
その後、日本のビール業界は第一次世界大戦での好況や昭和初期の不況を経て、戦後ビール会社が自由に出荷、販売できるようになるとビアホールが各地で復活し、冷蔵庫の普及とともに家庭でもビールが楽しまれるようになりました。
現在でも、様々なビールの種類や楽しみ方が増え続けています。最近では、ビール工場の見学ができる施設等も増え新しい角度でビールを楽しむこともできるようになっています。
広島でこだわりのうまいビールを飲むならここ!
広島にはうまいビールが飲める店が多くありますが、中でも歴史あるこだわりの生ビールが飲めるお店があります。ビール好きの人でも、驚くこだわりが詰まったお店です。それでは早速広島でこだわりのうまいビールが飲める店をご紹介します。
広島生ビールの原点「ビールスタンド重富」
広島電鉄市内線銀山駅から徒歩5分にある「ビールスタンド重富」は、広島生ビールの原点を引き継ぐ店として知られています。重富では、丁寧に手入れされたビールサーバで注がれるアサヒ生を味わうことができます。
店内は立ち飲み席のみでフードメニューはありません。営業時間は二時間で一人二杯までしかのむことができません。うまいビールを味わるために作られたビールスタンド重富のアサヒ生はどのような生ビールなのでしょか?
ビールの注ぎ方で味が変わる!
ビールスタンド重富でしか飲めない人気のアサヒ生ですが、重富のこだわりのアサヒ生はスイングカランという蛇口のビールサーバで注がれます。通常ビールサーバは液体と泡を蛇口を倒す向きで切り替えますが、スイングカランには液体を出す方しかありません。
ビールスタンド重富のアサヒ生の泡は注ぐときの勢いだけで作られています。注ぎ方で泡が作られているため、通常のビールよりも注ぎ方が大切になります。
注ぎ方によって違いがでるため、ビールスタンド重富の生ビールは注ぎ方で味の違いを楽しむことができます。同じビールが注ぎ方だけで味が変わるというのは驚きです。
ビールスタンド重富のビールはアサヒ生一種類にもメニューが3種類あります。こだわりの注ぎ方がメニューになっているからです。通常メニューは、「一度注ぎ」「二度注ぎ」「三度注ぎ」です。
1935年頃主流であった「一度注ぎ」は、泡がグラスに収まりきらない見た目です。ビールが喉を駆け抜けるような爽快感を味わうことができます。
「二度注ぎ」は、柔らかな泡になっており一度注ぎの爽快感にうまみをプラスした味わいです。日本人の味覚が生み出したであろう繊細な味になっています。
もちっとした泡を楽しめる「三度注ぎ」は、注ぐのに4分かかります。炭酸が苦手な人にもおすすめで甘みが増してやわらかい味わいになっています。
職人技で注がれる生ビールは、待っている間も目で楽しむことが出来ます。重富には裏メニューもあるため、通常メニューを制覇した後是非楽しんでみてください。