そうめんチャンプルーが食べたい！簡単レシピや失敗しない作り方は？

メディアに登場してから、日本各地で食べられるようになった沖縄の郷土料理が「そうめんチャンプルー」です。夏に食べるそうめんは冬の鍋に値するほどの美味しさです。そうめんチャンプルーは、そうめん最大の魅力であるつるっと喉越しはそのままに、具材の旨味とボリュームを加えた1皿です。

沖縄で「チャンプルー」は「混ぜこぜにする」との意味があり、多種類の野菜や肉を炒め合わせた料理を指します。つまりそうめんチャンプルーは、そうめんと他の具材を一緒に炒め合わせた1皿と言えるのです。

そうめんをつゆにつけて、あるいはぶっかけ状態でしか食べたことがない人は、そうめんチャンプルーにチャレンジしてみましょう。たっぷり夏野菜や缶詰、肉などをそうめんチャンプルーに加えると、ボリューミーで栄養満点の1皿が完成します。

誰でもマスターできる簡単レシピで、失敗知らずのそうめんチャンプルーを作りましょう。そうめんチャンプルー基本の作り方は、そうめんを茹でてフライパンで具材とともに炒め合わせるだけの、シンプルレシピです。あらゆる具材との相性が良いのも、そうめんチャンプルーの魅力でしょう！

夏が旬の夏野菜を使った、体が嬉しいそうめんチャンプルーの作り方をご紹介します。2人分のそうめんチャンプルーは、2束のそうめんを使います。ゴーヤ半分とにら1本、豚バラ肉200gの野菜も肉もボリュームたっぷりのおすすめのそうめんチャンプルーです。

最初にゴーヤのワタをスプーンで取り、薄くスライスします。にらは短すぎない程度にカットしましょう。そうめんをたっぷりのお湯で時間通りに茹で、ざるにあげて流水でしっかりぬめりを取ります。ぬめりを取った後ごま油を大さじ1回しかけ、そうめん全体に和えます。

フライパンにごま油を熱し、豚バラ肉を炒めます。肉の色が変わったら、ゴーヤとにらを加えて炒め、最後にそうめんを加えてサッと全体を合わせます。塩コショウで味を整え、風味付け程度に醤油を加えれば完成です。

冷蔵庫ストックでも、簡単に美味しいそうめんチャンプルーを作ることが可能です。ストック食材の人気者、「ツナ缶」「卵」はそうめんチャンプルーにうってつけの材料です。ツナ缶は汁ごと使うのがおすすめです。

ツナ缶の汁（オイル）が、そうめんの表面をコーティングし、そうめん同士がくっつくのを阻止してくれます。卵とともに炒めれば、ツナの旨味を丸ごと卵が閉じ込めてくれるでしょう。

その他缶詰でおすすめなのが「スパム」缶です。薄くスライスしたスパムをそうめんチャンプルーに加えると、肉の旨味あふれるそうめんチャンプルーが完成します。塩分が多く含まれるスパムは、そうめんチャンプルーに加えるだけで味が整うお手軽な缶詰です。

そうめんチャンプルーの失敗談で圧倒的に多いのが、「全体がべちゃっとなる」「そうめん同士がくっつく」の2つです。そうめんチャンプルーに挑戦した誰もが、1度は通る道でしょう。上手に作る人のそうめんチャンプルーは、そうめん1本1本がパラリとほぐれる美しさです。

初チャレンジでも、そうめんチャンプルーに失敗しないポイントを2つピックアップしましょう。1つ目は、茹でたそうめんを少しのごま油で和えておくことです。2つ目はフライパンで炒め合わせる際に、そうめんにはあまり火を入れず、他の具材とサッと合わせる短時間で済ますことです。

茹でたそうめんは、時間が経過するとどうしてもでんぷん質が出て、1本1本がくっつきます。そのため水でぬめりを取ったらごま油を加え、そうめん1本ずつにごま油のコーティングをしましょう。香ばしい香りも食欲をそそりますし、そうめん同士がくっつかずおすすめです。

またそうめんはすでに茹でて火が通っているため、フライパンで一生懸命炒めなくても良いです。長時間そうめんを炒めると、逆に水分がなくなりパサついてしまいます。弱火でじりじり炒めると、水分が出てべちゃっとなるため、中火～強火でサッと合わせるのが正解です。

肉の旨味とたっぷり野菜で、1皿完結するおすすめメニューが「そうめんチャンプルー」です。基本の塩コショウ味や味噌味、ピリ辛味までそうめんチャンプルーのバリエーションは豊かです。栄養バランスも満点のそうめんチャンプルーに、後は汁ものを加えれば最強でしょう！