そうめんの絶品アレンジまとめ！家にあるものでできる人気レシピは？

夏になると頻繫に食べたくなるメニュー、家庭によっては毎日のように夏の食卓に並ぶメニューと言えば、そうめんです。さっぱりとしたのど越しと、ひんやり冷えた麺とつゆは、夏の火照った体を冷やしてくれる夏にぴったりのメニューです。

しかし、そんな美味しいそうめんでも毎日続いてしまえば、心の底から美味しいとは思えなくなってしまうものです。飽きが来てしまうと分かっていつつも、美味しさや用意の楽さから、つい夏場はそうめんに頼ってしまうという家庭もあるでしょう。

そんな方々のために、本記事では夏の間、そうめんのマンネリ回避に役立つ、作って楽しい、食べて美味しいそうめんのおすすめアレンジレシピをご紹介します。

そうめんはとてもシンプルな食材です。だからこそ、そうめんは様々な食材と併せやすいですし、多種多様なアレンジが可能です。

和洋中どのような風味とも相性が良いため、アレンジがとても豊富で、中には驚くような組み合わせのアレンジも見られます。アレンジレシピを見てどんな味になるのかを想像するのも、思わぬ相性の良さを持つアレンジレシピを考えるのも、非常に楽しいのがそうめんの持つ魅力です。

本記事では、中でも特にお手軽感が魅力の人気そうめんアレンジレシピをご紹介していきます。家にあるものを使って作れるという点を重視し、誰でも気軽にチャレンジ出来るアレンジレシピを集めました。

アレンジレシピの紹介に入る前に、先ずはそうめんの美味しい茹で方をご紹介させていただきます。そうめんはシンプルだからこそ、茹で具合が美味しい仕上がりに直結します。

そうめんを茹でる際に気を付けるポイントは、最初と最後にあります。先ず1つ目は、茹でるときのお湯の量です。目安は100gにつき1リットルの水です。鍋は、余裕を持ってそうめんが収まるような大きめなサイズのものを使いましょう。

茹で時間はそうめんのメーカーや種類によって異なりますので、そうめんのパッケージ裏面をよく見て、時間をしっかり守るようにしましょう。

茹でるときだけでなく、そうめんは茹で終えた時の処理も非常に重要です。コシのあるつるんとした美味しいそうめんに仕上げるためには、冷水でしっかり〆ることがポイントです。

茹で上がったそうめんをザルに移し、水で粗熱を取ります。ここまでは、ほとんどの方が行っているでしょう。粗熱がしっかり取れたらもうひと手間、冷たい流水でよくそうめんをもみ洗いすることで、コシのある美味しいそうめんに仕上げることが出来るのです。

最初に紹介する人気そうめんアレンジレシピは、韓国版の冷麺のようにそうめんをアレンジしたレシピです。韓国ではビビンククス、日本ではビビン麺と呼ばれており、ビビンバのように麺・タレ・具を混ぜ合わせて食べる人気メニューです。

キムチを使ったピリ辛アレンジレシピで、ひんやりそうめんにキムチの辛みによる刺激がたまらない人気アレンジレシピです。

具の自由度も高いので、家にあるものを使って作りやすい他、キムチの量を調整することで旨辛に仕上げることも出来るので、辛い物が苦手な方がいる家庭でも作りやすいアレンジレシピです。

レシピの材料は、1人前（そうめん100g）の前提でご紹介していきます。材料は、キムチ（50g）、きゅうり（1/2本）、ハム（2枚）です。好みに応じて、きゅうりを水菜に変えたり、ハムを鶏ささみに変えたりとアレンジも可能です。

タレ用調味料は、コチュジャン（大1）・ゴマ油（大1）・白いりごま（大1）・酢（大1/2）・醤油（大1/2）・砂糖（大1/2）です。辛い物が苦手な方は、コチュジャンの量を調整すると良いでしょう。

作り方はとても簡単です。先ずは、調味料をボウルに入れ混ぜ合わせておきます。ボウルは、後々茹で終わったそうめんなども入れて混ぜるので、大き目な物を使いましょう。

次に、ハムやキュウリを千切りにします。5cmほどの長さに切っておくと食べやすいのでおすすめです。切り終えたら、調味料入れたボウルに入れましょう。そうめんが茹で上がったら、しっかり余分な水分を切って、同じくボウルに入れましょう。

調味料・麺・具材の全てがボウルに入ったら、そうめん全体にタレが絡むようにボウルで混ぜ合わせ、出来上がりです。器に盛り付け、最後に仕上げのトッピングをしましょう。

ビビン麺は、様々なトッピングと幅広く相性が良いので、アレンジの幅が広いのが特徴です。トッピングの定番、卵は半熟、温泉、生、どの状態でも相性抜群です。第2の定番トッピングである海苔も、普通の海苔でもいいですが、韓国のりも香ばしさが増すのでおすすめです。

他にも、もやしのナムルやミョウガ、トマトやオクラなどもおすすめのアレンジ食材と言えます。酒と醤油で軽く味付けした茹でささみも相性抜群です。

辛い物が好きな方は、さらに追いキムチ、追いコチュジャンをしても良いでしょう。家にあるものに応じてシンプルにも、豪華にも楽しめる人気メニューです。トッピングをたくさん用意して、好きなものを乗せて食べるアレンジバイキング形式にしても楽しいでしょう。

次に紹介するアレンジレシピはかなりの変わり種です。なんと、そうめんがもちもちのお餅に早変わりしてしまうという驚きアレンジレシピです。

お中元でそうめんをいっぱいもらってしまって食べきれなくてお悩みの方や、家にあるものでおやつを作りたいのにそうめんしかない！という方に試していただきたいおすすめアレンジレシピです。

一口サイズのお餅が約15個出来る材料でご紹介します。主な材料は、そうめんは茹でたもの（270g）と片栗粉（大3）です。お餅状になったそうめんをさらに茹でるため、お湯と、茹で上がったそうめん餅を冷やすための氷水も必要になりますので、予め用意しておきましょう。

タレは、みたらしでご紹介していきます。みたらしダレの材料は、醤油（大1）・2倍濃縮めんつゆ (大1/2）・砂糖（大1と1/2）・みりん（大1と1/2）・片栗粉（大1/2）・水（50ml）です。

作り方は単純ですが、少々力と根気がいるアレンジレシピです。茹で上がったそうめんに片栗粉を加え、そうめんをひたすら潰すように混ぜていきます。

そうめんは茹でたての温かいものを使った方が潰しやすいです。残り物をアレンジする場合は、冷たい状態ではなく少し温めてからの方が潰しやすくなりますのでおすすめです。潰していくと、少しづつ餅のように固まっていきます。そうめんの形が無くなるまで根気強く潰しましょう。

よく練れたら、餅を1口大に丸めていきます。手にくっつきやすいのが、手に水を付けながら作業するのと作業がしやすくおすすめです。丸めたら、沸騰したお湯に入れて茹でていきます。お湯に入れた餅が浮かび上がってきたら茹で上がった合図です。すくい上げて、氷水で冷やしましょう。

みたらしのタレは、調味料を全て鍋に入れ、弱火で火にかけながらゆっくり混ぜることで出来ます。とろみがついてきたら完成です。タレは、電子レンジで加熱することでも作れますので、やりやすい方で行いましょう。

最後に、冷やした餅をタレに絡めて完成です。包丁等の刃物を使わないアレンジレシピですので、お子さんと一緒におやつ作りをするときにもぴったりなアレンジレシピです。

本記事では、みたらしタレのアレンジレシピで紹介させていただきましたが、他にも様々な味でアレンジが可能です。きな粉や黒蜜でも良いですし、醤油を塗って少し焼き、海苔を巻くいそべ餅風アレンジも可能です。

好みや、家にあるものに応じて幅広いアレンジが可能な点も魅力です。アレンジの際は、そうめんの味が結構するアレンジレシピですので、少しタレの味を濃いめに作っておくと、さらに美味しく食べられますのでおすすめです。

最後に紹介するそうめんアレンジレシピは、かなり本格的にも関わらず、材料はなんとほとんどの家にあるもので作れてしまうという本格お手軽レシピです。

酸辣湯麵とは四川料理の1つで、酢やトウガラシを使った酸味と辛味を楽しむスープ料理のことです。日本では、スープに麺を加えて麺料理として楽しむ独自の変化が加えられ、人気を博しています。

スパイシーで食欲をそそりますし、ひんやりして食べやすいので、夏にぴったりな人気そうめんアレンジレシピと言えます。

そうめんは1人前100gと想定して、材料をご紹介していきます。酸辣湯のメインであるスープの材料は、水（200ml）・鶏ガラスープの素（小1）・溶き卵（1個分）・水溶き片栗粉（大1）・料理酒（大1）・しょうゆ（大1）・塩こしょう（適量）です。

具材として、シイタケやニラ、小ネギがあるとさらに美味しく仕上がりますのでおすすめです。しかし、酸辣湯麵のアレンジレシピは、あくまで「家にあるもので作れる」がコンセプトですので、無くても大きく支障はありません。

酸辣湯の酸味を出すための調味料は、酢とラー油です。酢（小1）、ラー油（小1/3）を、一番最後に後入れしますので、忘れずに用意しておきましょう。

先ずは、具材を切っていきます。生しいたけを使う場合であれば、石づきを落として5㎜幅を目安に切ります。生しいたけが無い場合でも、干ししいたけで代用可能です。干ししいたけならば、水で戻しておきましょう。家にあるものがどちらかによって多少手順が変わります。

ニラや小ネギも、ある場合は食べやすいサイズに切っておきましょう。小ネギは、最後に散らすための物ですので、小口切りにしておきます。

次にスープを作っていきます。鍋に水と鶏ガラスープの素を入れ、沸騰させます。この際、干ししいたけを使っているならば、水を干ししいたけの戻し汁に差し替えても良いでしょう。

沸騰したら、料理酒、しょうゆ、塩こしょうを入れます。ここで全体の味が決まりますので、スープの味の味見をしながら塩こしょうを入れ、味の調節をしていきましょう。味が決まったら、水溶き片栗粉を入れ、スープにとろみを付けます。

最後に溶き卵を加えます。溶き卵は、箸を伝わせるようにゆっくりと円を描くように流し入れると、卵がふわっとした仕上がりになるのでおすすめです。

スープが出来上がったら、粗熱を取った後、冷蔵庫で冷やします。案外冷やすのに時間がかかりますので、冷やし酸辣湯そうめんのアレンジレシピにチャレンジする際は、いつもの時間よりも少し早めに準備を始めると良いでしょう。

スープを冷やす間に、そうめんを茹でましょう。そうめんとスープの両方がしっかり冷えたら、いよいよ盛り付けです。器に水けをしっかり切ったそうめんを入れ、スープをかけます。最後に酢とラー油をかけ、小ネギを散らしたら完成です。

好みに応じて酢やラー油の量を変えたり、ラー油を食べるラー油に置き換えてみるといったプチアレンジも可能です。好みや家にあるものを使って、アレンジを楽しんでみましょう。

レシピを見ながらアレンジを楽しむのも良いですが、家にあるもので作ろうと思うと、どうしても足りない物が出てくる時があるでしょう。そんな時に知っておくと便利なのが、そうめんと相性の良いアレンジ食材を把握しておくことです。それだけで、グンとアレンジの幅が広がります。

常備菜ランキングを作ったら必ず上位にいる人気者と言えば、ツナ缶です。そのまま食べても美味しいし、手を加えても美味しいツナ缶は、たくさんのアレンジレシピに登場するアレンジレシピの強い味方です。

そうめんにも相性抜群で、めんつゆとマヨネーズと共に混ぜ合わせるだけでも十分なアレンジレシピとなります。ミョウガや大葉、柚子胡椒を加えることで、さらに夏によく合うさっぱり風味にアレンジも可能です。

ダイエットにも人気がある納豆キムチも、そうめんと相性抜群です。納豆キムチをそうめんに乗せ、めんつゆをかけるだけという簡単アレンジが出来る優れものです。

納豆キムチだけでも十分に美味しいですが、さらにオクラや長芋を加えることで、ねばねば食感が美味しいスタミナアレンジレシピへも早変わりします。

本記事で紹介させていただいたアレンジ以外にも、そうめんにはたくさんの人気アイデアアレンジがあります。

何かを乗せるだけ、かけるだけ、和えるだけで様々なアレンジが可能な食材がそうめんです。ついつい登場回数が増えてしまい、飽きやすいそうめんを美味しく楽しむために、様々なアレンジを試してみてはいかがでしょうか。