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本州四国連絡橋・鳴門大橋とは?
「本州四国連絡橋・鳴門大橋」とは、兵庫県の南あわじ市福良丙 (淡路島門崎)と徳島県の鳴門市鳴門町土佐泊浦(大毛島孫崎)間の鳴門海峡の最狭部を結んでいる超大型の吊り橋で、正式名は「大鳴門橋(おおなるときょう)」といいます。
鳴門大橋は、全長が1629m、幅25m、主塔の高さは約144mの上下二層式の橋で、1973年の構想当時は上部が片側3車線の道路、下部は後々四国新幹線を通す鉄道路線として考えられていました。
本州と四国を結ぶ神戸淡路鳴門自動車道として併用もされている鳴門大橋は、車線の幅が一般道路と同等であり地形上風もが強いため、自動車道でありながら最高速度は当初は時速60kmでした。現在は時速70kmまでと制限されています。
本記事では四国における本州四国連絡橋・鳴門大橋の役割やアクセス、見どころなどについてご紹介しますので、ぜひ鳴門大橋観光の参考にしてください。
四国に渡る橋の総称「本州四国連絡橋」3つの内の1つ
本州と四国を結ぶルートには「神戸淡路鳴門自動車道」、「瀬戸中央自動車道」、「西瀬戸自動車道」の3つのルートがあり、そのルート上に架かっている橋を総称して「本州四国連絡橋」と呼びます。
「瀬戸中央自動車道」には1988年(昭和63年)に有名な「瀬戸大橋」が開通し、「西瀬戸自動車道」(通称は瀬戸内しまなみ海道)には、平成11年に「来島海峡大橋」(くるしまかいきょうおおはし)が完成して、全線が開通しました。
「神戸淡路鳴門自動車道」には、本州と淡路島を結ぶ全長3911mの世界最長のつり橋「明石海峡大橋」があり、夜になると美しくライトアップされ、「パールブリッジ」とも呼ばれています。「明石海峡大橋」は平成10年に完成しました。
「本州四国連絡橋・鳴門大橋」は同じ「神戸淡路鳴門自動車道」のルートに属する全長1629mの吊り橋で、「明石海峡大橋」より先に昭和60年に完成し、四国地方と近畿地方の交通の要となっています。
「鳴門大橋」は昭和60年に開通し景観が美しいと有名
3つの「本州四国連絡橋」の中でも1985年(昭和60年)6月8日に開通した「鳴門大橋」は、展望台や遊歩道から望む景観が美しいと評判です。そのため徳島県を代表する観光スポットの1つでもあり、有名な「鳴門の渦潮」を、橋の真下に見下ろすことができます。
また、橋そのものも鳴門の渦潮と合わせて、徳島県のシンボルともいえる建造物として県民からも愛され、撮影スポットとしても人気です。
鳴門大橋の橋桁下部には遊歩道も設置され、足元から「鳴門の渦潮」を見たり、展望台から鳴門海峡の大パノラマを一望することもできます。
鳴門大橋を渡るにはどのルート?
本州と四国を結ぶルートは、前述のように「神戸淡路鳴門自動車道」、「瀬戸中央自動車道」、「西瀬戸自動車道」の3つのルートがありますが、「本州四国連絡橋・鳴門大橋」を渡る際の詳しいルートをご紹介しましょう。
本州側の神戸の舞子から「明石海峡大橋」を渡る必要がある
本州から四国へ行くために鳴門大橋を渡るには「神戸淡路鳴門自動車道」のルートを利用することになります。
本州側の神戸西ICから神戸淡路鳴門自動車道に乗り、布施畑JCT、垂水JCTを超えて舞子を通り、「明石海峡大橋」を淡路島へ向かって渡ります。その後、淡路島をさらに南下して淡路島南ICまで進みます。ここから「鳴門大橋」を渡り、徳島県の鳴門北ICへ到着するのです。
「明石海峡大橋」は1985年(昭和60年)開通の「鳴門大橋」に13年遅れて、1998年(平成10年)に開通しました。本州と四国を結ぶ橋として地域の生活になくてはならないものであり、同時に多くの観光客が利用し、経済の発展へとつながっています。
高速料金・明石海峡大橋の料金がかかります
「鳴門大橋」を渡るためには、前述のようにまず淡路島まで「明石海峡大橋」を渡ることになりますのでその通行料金がかかります。
神戸側の垂水ICから淡路ICまでは、現金では普通車2410円ですが、ETC利用で平日は910円(休日割引あり)なのでETC利用がおすすめです。淡路ICから、淡路島南ICまでの料金は、普通車は現金で1780円、ETC利用で平日1640円、休日は890円です。
つづく淡路南ICから鳴門大橋を渡って鳴門北ICまでの料金は、普通車は現金で1200円、ETC利用で平日690円、休日580円です。
なお、垂水ICからどこのICでも降りずに直接鳴門ICまで行く場合は、現金で5240円、ETC利用で平日2910円、(休日2460円)ですからETC利用の方が2330円もお得なので、だんぜんETC利用をおすすめします。(料金は全て2020年1月現在です。)
鳴門大橋への観光する為のアクセス方法
本州から鳴門大橋を観光するには、前述のように明石海峡大橋を淡路島へ渡る必要がありますが、ここでは、鳴門大橋までのアクセス方法を自動車利用の場合、バス利用の場合についてご紹介します。
車の場合
自動車で鳴門大橋へ行くには、東京方面からは東京ICから東名高速道路、新東名高速道路、伊勢湾自動車道、新名神高速、名神高速、阪神高速、草津JCTで阪神高速道路を進み垂水JCTまで行きます。
そこから神戸淡路鳴門自動車道に入り、明石海峡大橋を渡って淡路島を南下し、鳴門北部ICまで6時間45分ほどです。大阪からのアクセスは、 阪神高速道16号大阪港線、3号神戸線ルート3 を進んで垂水ICまでいき、あとは東京からと同様で、約1時間10分です。
バスの場合
本州から鳴門大橋へ行くには、関西空港、大阪、京都、神戸、名古屋などから高速バスも出ています。関西空港からは、第二ターミナル、第一ターミナルから「関空リムジンバス」で、淡路島の東浦IC、津名一宮IC、洲本IC、志知と進み高速鳴門まで行くと、大人料金は片道3800円です。
大阪からはJR大阪バスターミナルから「阿波エクスプレス大阪号」を利用し、USJを通って鳴門公園口まで行くと、大人料金は3300円です。京都からは「阿波エクスプレス京都号」で、JR京都駅から名神大山崎、名神高槻を通って、鳴門公園口まで大人料金は3950円です。
神戸空港からは、「阿波エクスプレス神戸号」を利用し、JR新神戸駅、三宮バスターミナル、高速舞子と進み、鳴門大橋を渡って鳴門公園口へ行き、大人料金は片道3100円です。
なお、鳴門公園口は降車のみしかできませんので、1つ先の高速鳴門バス停から乗車すれば、それぞれの方面へ戻ることができます。
鳴門大橋の観光スポットはここ!
鳴門大橋へ観光するのなら、ぜひ訪れたい観光スポットがたくさんあります。ここでは、鳴門大橋や有名な鳴門の「渦潮」などについて知ることができるおすすめの観光スポットをいくつかご紹介します。
うずの丘「大鳴門橋記念館」
淡路ICから車で40分ほど南下し、淡路島南ICから車で約2分ほどの鳴門大橋手前にあるうずの丘「大鳴門橋記念館」は、淡路島側から鳴門海峡の絶景を一望できる高台にあり、玉ねぎのオブジェが目印の観光施設です。
入ってすぐの1階ロビーには、3人まで座れる大きな玉ねぎをくりぬいたようなイス「おっ玉チェア」が2玉、設置されています。 「玉ねぎカツラ」をかぶって記念撮影するとインスタ映えすること間違いなしでしょう。
「大鳴門橋記念館」では、全国ご当地バーガーグランプリで1位、2位になった「あわじ島オニオンビーフバーガー」や、展望からの絶景を楽しみながら淡路の「生うに」などのグルメが味わえ、淡路島特産のお土産はもちろん、鳴門の「渦潮」について学ぶことができる施設などもあります。
グルメからエンターテインメントまでたっぷり楽しむことができるので、鳴門大橋を渡る前に立ち寄るのもおすすめです。
屋上フロアには展望台
「うずの丘 大鳴門橋記念館」にはいくつか展望台があり、屋上フロアにある展望台からは「南淡自然八景」に選ばれた絶景を眺めることができます。さらに望台の階段を一番上まで登っていくと「鳴門大橋」の淡路島側と徳島側の両方を見ることができます。
2分ほど歩いていくと、「うずしお展望台」もあり、ここからはあの有名な「鳴門の渦潮」が見られることもあります。
渦潮を勉強できる体験型の「渦潮科学館」
「鳴門の渦潮」について一度は耳にしたことがあると思いますが、「うずの丘 大鳴門橋記念館」内にある「うずしお科学館」では、遊んだり体験したりしながら渦潮について勉強することができます。
「うずしおゾーン」では、自然界の渦潮を同じように発生させる、世界でも非常に珍しい「水理模型」を見ることができます。また、天井からつりさげられた巨大な球状のスクリーンに、壁面のスクリーンの映像が連動して映し出され、渦潮の仕組みを学ぶこともできます。
他にも、太平洋側と瀬戸内海側の海面の高低差を使って滑る「うずしおスライダー」や、中に入って渦の大きさが体験できる「うずめくサークル」など、こどもから大人まで楽しめる設備もたくさんあります。
淡路の名産品玉ねぎの「玉ねぎキャッチャー」
淡路の名産品として、甘くて柔らかい玉ねぎが有名ですが、施設内には、ゲームセンターでおなじみのクレーンゲーム「玉ねぎキャッチャー」があります。その名の通り、本物のねぎを取り上げる「UFOキャッチャー」で、各種メディアでも紹介されて人気となりました。
玉ねぎは結構重いので、ことのほか難しいそうですが、玉ねぎ1個をゲットすると、景品として、なんと淡路島産の「潮風たまねぎ」1.5㎏と交換してくれますので、ぜひ一度はトライしてみたいものです。
なお、「うずの丘 大鳴門橋記念館」は入館無料ですが、「うずしお科学館」は、入館料として大人500円、中高生200円 、小学生100円が必要です。
住所 | 兵庫県南あわじ市福良丙936-3 |
電話番号 | 0799-52-2888 |
「大鳴門橋架橋記念館(エディ)」
JR鳴門駅から徳島バスに乗り、鳴門公園で下車して徒歩3分、 神戸淡路鳴門自動車道鳴門北ICから車で5分ほどのところにある「大鳴門橋架橋記念館エディ」は、渦と橋をテーマに大人から子供まで楽しめるミュージアムです。
施設内には、 体験型アトラクションや徳島の観光パンフレットが揃った情報コーナー、徳島観光をビデオで疑似体験ができたり、鳴門大橋の仕組みを紹介するコーナーなどがあり、屋上のパノラマ展望台からは、鳴門海峡や鳴門大橋が一望できます。
映像や体感型シュミレーターがある
館内の2階には、シアター全周360°の4Kプロジェクターを使用した直径約9m円形シアターawaが設置され、躍動感あふれる阿波踊りや壮大な鳴門の海の様子など、徳島の豊かな自然や文化を、大迫力の画面で楽しむことができます。
また、渦の迫力を270インチのハイビジョンで映像化した「うずしお劇場」や、シュミレーションで海中と空中から大鳴門橋を体感できるアドベンチャーシミュレーター「うず丸」も目玉の一つです。
他にも、まるで鳴門の海の中に飛び込んだような全方向プロジェクターボックスでは、部屋の中央にLEDライトによる渦潮があり、大型メガホンに向けて手を叩いたり、音を立てると、「光の渦潮」が湧き上がる「Play The Eddy!」も人気です。
さらに数分に1度の割合で、部屋全体が連動して、まるで自分が大きな渦の中に入ったように感じられるショータイムもあり、訪れる人を飽きさせません。
鳴門大橋を徒歩で渡ることができる「渦の道」
「渦の道」は、2000年4月に開設された、鳴門海峡に架かる大鳴門橋の橋桁下部に設置された延長約450mの遊歩道で、徳島県を代表する観光地のひとつです。展望台からは世界三大潮流の1つといわれる鳴門の渦潮を45mの高さから覗き込むことがでます。
遊歩道の足元に透明なところが何箇所もあり、そこから見える渦は迫力満点で、スリルある空中散歩が楽しめるのでおすすめです。
なお、「大鳴門橋架橋記念館(エディ)」の入館料は大人620円、中高生410円、小学生260円で、「渦の道」とのセット料金は通常 大人1120円のところ 900円になるのでお得です。
住所 | 徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦 鳴門公園内 |
電話番号 | 088-687-1330 |
鳴門大橋の渦潮を間近でみるには観潮船がおすすめ
迫力ある鳴門の渦潮を見るには、前述の「渦の道」を歩きながら真下をのぞき込むのもいいですが、観覧船で渦潮の間近まで近づいて見るのもおすすめです。
観覧船には大型、小型の2つのタイプの観覧船があります。ゆったりと渦潮の真上まで進む大型観覧船「わんだーなると」は、所要時間30分で、40分ごとに出港します。予約不要なので、時間がうまく合えば乗船できおすすめです。
鳴門海峡は潮の流れが激しいため、大型の観覧船は小型船に比べ揺れが少ないので、小さなお子様やご年配の方にも安心です。 さらに船の二階の一等船室なら、展望デッキからゆったりと迫力満点の渦潮を見ることができます。
水中展望室のある高速小型観覧船「アクアエディ」は、デッキから見るだけでなく水面下1mの渦を間近で見られ、上から見る渦潮とは違う景観も楽しめます。なお所要時間は25分で、30分ごとに出港しますが予約が必要です。
料金は「わんだーなると」は大人1800円、子供900円のほかに一等船室利用の場合は大人1000円、子供500円の追加料金が必要です。「アクアエディ」の料金は大人2400円、子供1200円です。
渦潮のおすすめ時期
世界三大潮流の1つといわれる鳴門海峡で発生する渦潮は、瀬戸内海と紀伊水道の干満差によって激しい潮流が起こる「自然現象」です。
鳴門の迫力ある渦潮を見るのには、新月や満月の前後数日間に訪れる潮の干満差が大きい「大潮」の時期が最適です。特に春と秋の大潮時には世界一とも言われるほどの直径20mにも達し、迫力満点の渦潮が見られるのでおすすめです。
なお、うずしお観覧船のホームページには鳴門海峡における潮流の北流時(満潮)と南流時(干潮)の最速時刻を示してある「月間潮見表」がありますので、参考にするのもいいかもしれません。
鳴門大橋の絶景ポイントならここ!
鳴門大橋が間近に見える鳴門公園には、鳴門海峡や渦潮などの絶景が見える展望台がいくつかあり、それぞれの場所からは違った角度で鳴門大橋を見ることもできます。ここでは、鳴門公園で鳴門大橋や鳴門海峡の絶景が堪能できるおすすめの展望台を2箇所ご紹介します。
鳴門公園千畳敷展望台
鳴門公園バス停から歩いて10分ほどのところにある「鳴門公園千畳敷展望台」は、鳴門大橋の西側の側面を眺めることができ、渦潮もみえる絶景スポットです。展望台の手前には、食事処や鳴門名物のわかめやちくわなどの土産店が立ち並び、鳴門公園で一番賑やかなスポットです。
鳴門大橋周辺の展望台の中で一番アクセスが良く、「千畳敷」という名の通り、半島になった標高40mの平坦な部分にあり、アップダウンも少ないので、お子様や高齢の方にもおすすめの展望台でもあります。
昔から渦潮が見える名所であり集合写真の撮影場所として使われ、現在は自撮りにも人気のインスタ映えスポットで、展望台内にある食事処では、名物の鯛丼や、ハモのたれづけ丼なども味わえます。
お茶園展望台
鳴門公園バス停から歩いて5分ほど、大鳴門橋の徳島市側のたもとにある「お茶園展望台」は、その昔阿淡藩主蜂須賀候が、お茶屋を設けて鳴門の渦潮を観賞した場所だったことから名づけられた展望台で、蜂須賀家の別荘跡には、「渦見茶屋」が建っています。
大鳴門橋架橋記念館エディ東側に位置する「お茶や展望台」は、鳴門の渦潮と鳴門大橋の両方が見られる絶好のビューポイントで、晴れていれば鳴門海峡を行きかう船や淡路島も見渡すこともできます。
鳴門大橋付近を散策する際の休憩ポイントとしても最適で、こじんまりとしていてあまり観光客も多くない場所なので、鳴門海峡の絶景が見える穴場スポットとしておすすめです。
住所 | 徳島県鳴門市鳴門町 |
電話番号 | 088-684-1731(鳴門市うずしお観光協会) |
鳴門大橋からダイナミックな渦潮を見よう!
「本州四国連絡橋・鳴門大橋」や周辺の見どころについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。淡路の地を訪れ、ぜひ鳴門大橋からのダイナミックな渦潮や景観を楽しみましょう。