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神田明神とは?
神田明神の正式名称は「神田神社」で、奈良時代に創設され、1300年の歴史を持つ東京都千代田区にある神社です。
御祭神は一ノ宮、二宮、三ノ宮にそれぞれ別の神様が祀られており、一ノ宮には縁結びの神様である「大黒様」、二宮には商売繁盛の神様である「恵比須様」、三ノ宮には勝負運の神様である「平将門命」がいます。
一ノ宮、二宮、三ノ宮でそれぞれ別の神様が祀られていますが、神田明神の実質上の御祭神は、三ノ宮に祀られている勝負運の神様「平将門命」だとされています。
神田明神の伝説
神田明神の始まりは、出雲系の氏族が730年に神田明神の御祭神である大黒様を祀ったことだと言われています。
935年に平将門の乱で敗死した平将門の首を京から持ち去り神田明神の近くに埋めたところ、平将門の祟りによって疫病が蔓延します。
そこで祟りを収めるために平将門の供養を行い、1309年から神田明神の御祭神として平将門を祀るようになりました。
また、平将門の乱を鎮圧するために「成田山新勝寺」で動護摩の儀式が行われたことから、平将門を御祭神とする神田明神の崇敬者は、成田山新勝寺への参拝はタブーだとされています。
国の有形文化財にも登録
神田明神は、本殿や拝殿、東門、西門、宝庫などの8つの建造物が国の夕景文化遺産に登録されています。これらは、江戸幕府の開府から400年記念の平成15年に、文化財に登録されました。
神田明神はとても歴史ある建物なので、国にも文化財として大切にされている貴重な神社なのです。
住所 | 東京都千代田区外神田2-16-2 |
電話番号 | 03-3254-0753 |
神田明神のご利益とパワースポットについて
神田明神は強力なパワースポットとしても有名で、さまざまなご利益をいただくことができると言われています。
神田明神には一ノ宮、二ノ宮、三ノ宮にそれぞれ別の神様が祀られており、違うご利益を持っているので、たくさんのご利益をいただくことができます。
神田明神のパワースポットのご利益や、神田明神内にあるパワースポットなどについて、ご紹介していきます。
神田明神のご利益内容
神田明神の御利益には、夫婦円満、縁結び、厄除け、仕事運、勝負運、金運、健康などのたくさんのご利益があると言われています。
神田明神には、大黒様、恵比須様、平将門命の神様が祀られているので、これだけの種類のご利益を叶えることが可能になっているのでしょう。
そのため、新しい縁が欲しい方、受験生、仕事に悩んでいる方や勝負事などがある方などが、ご利益をいただくために神田明神にお参りにやってきます。
パワースポット1:夫婦の石の獅子
神田明神の正面の右側には、石で作られた凛々しい夫婦の獅子である、獅子山が堂々と立っています。
獅子山は夫婦の獅子が石山から自分たちの子供を落とし、強くなるための試練を与えている様子をあらわしたもので、夫婦の獅子は崖の上から落とした子供を見落ろしています。
わが子に厳しい試練を与えている夫婦の獅子はとても威厳があり、力強さやパワーを感じることができます。
獅子山の子供の獅子は、1923年に起こった関東大震災で一度紛失してしまい、1990年に再建され、現在の獅子山の姿になっています。
パワースポット2:魚河岸水神社
魚河岸水神社は、神田明神内に作られた小さな水神社で、弥都波能売命が御祭神として祀られています。
はじまりは徳川家の武運長久と大漁安全を祈って作られたもので、日本橋魚市場にとってとても大切な神様として、現在まで祀られてきました。
パワースポット3:祭祀殿
神田明神の祭祀殿は、1階部分が神田明神でのイベントを執行するための祭祀殿となっており、2階、3階部分は神田明神の資料館となっています。
資料館2階では神田明神で有名な日本三大祭り、江戸三大祭りのひとつである神田祭についての貴重な資料やジオラマなどが展示されています。
3階部分には神宝などが展示されており、江戸時代の綿絵の展示もあります。土日祝日の10時から16時まで開館しており、大人3300円、小人、学生200円の見学料がかかります。
パワースポット4:獅子山の滝
神田明神の正面に鎮座している獅子山には、すぐそばに美しい小さな滝があります。堂々とした夫婦の獅子と美しい滝は、神田明神に訪れた人たちの心を魅了します。
獅子山の小さな滝の水の流れは、夏の暑い時期にも体も心も涼めてくれ、すがすがしい気分にさせてくれます。
パワースポット5:江戸神社
江戸神社は神田明神の社殿の裏に立っていますが、江戸最古の地主神と呼ばれており、神田明神よりもさらに古い歴史を持っています。
江戸神社の御祭神は、須佐之男命の三天王の1人である、建速須佐之男命です。須佐之男命の三天王には、建速須佐之男命と大伝馬町八雲神社、小船町八雲神社がいます。
神田明神の御朱印について
神田明神の御朱印は2018年1月から新しいデザインになっており、左側に神田明神の神紋、右側にご神殿の中の写真が御朱印帳に貼り付けられます。
神田明神には、縁結びや厄除け、商売繁盛、勝負運、開運などの数々のご利益があり、神田明神の御朱印にも、同じご利益を期待することができます。
ラブライブとコラボ御朱印帳
神田明神は実はアニメ「ラブライブ」の聖地となっており、神田明神にはラブライブとコラボした御朱印帳も販売されています。
ラブライブの御朱印帳には、表紙にラブライブのキャラクターがデザインされており、神田明神でしか手に入れることができないため、ラブライブのファンの方も多く訪れます。
ラブライブの御朱印帳は2000円で販売されており、その他にも、神田明神では絵馬やカステラまんじゅうなどのラブライブとのコラボ品も販売されています。
御朱印の受付時間・初穂料
神田明神の御朱印の受付時間は、9時から16時までとなっています。正月などの参拝者が多くなる時期には受付時間に変更がある場合があるので、注意しましょう。
御朱印の受付場所は平日と土日祝日で異なり、平日は御神殿の左側にある鳳凰堂1階の神札授与所で御朱印をいただくことができます。
土日祝日は、神札授与所ではなくご神殿の左側にある資料館受付で、御朱印をいただくことができます。
神田明神のお守りの種類と効能
神田明神はたくさんの種類のご利益がありますが、それぞれのご利益に特化したお守りや、他にはない珍しいお守りなどの数多くのお守りを取り扱っています。
どのお守りもご利益があると評判で、多くの人が神田明神に訪れるとお守りをいただいて帰ります。
神田明神のお守りの中で、神田明神独自のお守りや効果の高いお守りなどを、ご利益の内容と一緒にご紹介していきます。
1:将門様御神札
「将門さま御神礼」は、神田明神の実質上の御祭神である「平将門命」の御神得をいただけるお守りで、このお札を家に置いておくことで、災難から家庭を守ってくださいます。
2:しごとのおまもり
神田明神の「しごとのおまもり」は、仕事運を上昇させてくれるお守りです。「しごとのおまもり」は普通のお守りとは少し違い、3点がセットとなっています。
仕事の縁も運んでくれる大黒様のお守り「大黒様縁結び御守」、ほとんどの仕事に関わっているインターネット問題から守ってくれる「IT情報安全守護」、名刺入れの3点となっています。
色も黒色、赤色、茶色の3種類から選ぶことができ、気に入った色のお守りで仕事運をアップさせましょう。
3:勝守
神田明神の「勝守」は勝負ごとに勝つことができるということでとても有名で、神田明神でも人気のお守りのひとつです。
「勝守」は、徳川家康が関ヶ原必勝の祈願を叶え、江戸の鎮守となった逸話を元に作られたもので、絶大なご利益をほこっています。
4:縁結び御守 小
神田明神には縁結びの神様である大黒様が、一ノ宮で祭られており、縁結びのご利益を得ることができます。
縁結びのお守りも販売されており、「縁結び御守 小」は鈴がついている小さなお守りで、とても可愛らしく、ストラップとしても利用することができます。
神田明神の縁結びのご利益は、男女の仲はもちろんですが、仕事の縁も運んでくれるので、縁結びのお守りはさまざまな場面で助けてくれることでしょう。
5:IT情報安全守護
神田明神の「IT情報安全守護」は、インターネット社会となってIT化が進んだ現代ならではのお守りで、平成14年頃から神田明神で本格的に授与が始まりました。
インターネットは個人情報の漏洩などの問題が多く、その他にもウイルスやコンピュータの不具合で、悩まされている人も多い事でしょう。
「IT情報安全守護」は、神様の力を借りて、そんな解決が難しいコンピュータの問題から身を守ってくれるというお守りです。
IT関連のお守りは他の神社にはなかなかなく、現代ではどんな生活をしていてもコンピュータとつながっているので、IT問題から身を守ってくれるお守りはとても心強いです。
神田明神のIT情報安全守護を持っていると、ITのビジネス運が良くなったという人も多く、とても評判の高いお守りです。
一度インターネットで漏洩してしまった個人情報は、削除することはなかなか難しいので、神田明神の神様の力をお借りして、個人情報を守りましょう。
神田明神のお祭りについて
神田明神では、有名な神田祭をはじめとして、神田明神納涼祭、将門塚例祭、だいこく祭など、年間で40以上のイベントが開催されています。
どのイベントでも神田明神には多くの人が訪れ、大人気ですが、神田明神で行われるイベントの中でも有名な神田祭と、比較的新しい神田明神納涼祭についてご紹介していきます。
神田祭
神田明神では、毎年5月の中旬になると、「日本三大祭り」、そして「江戸三大祭り」としてよく知られている「神田祭り」が開催されます。
神田祭りの歴史は江戸時代にまでさかのぼり、徳川家の縁起の祭りとして盛大に行われるようになり、現代にまで受け継がれてきています。
現代の神田祭は、朝の8時に神社を出発し、神田明神に祀られている大黒様、恵比須様、平将門命の鳳輦などが行進します。
13時ごろに仮屋で休憩と神事が行われ、16時ごろに武者行列、山車、御輿などが追加され、19時ごろに神社へと戻ります。
神田明神納涼祭
神田明神納涼祭は2019年時点で4回目を迎える祭りで、3日間にわたって盆踊りや約30店舗もの屋台、露店が出店し、神田明神の夏を賑やかに盛り上げてくれます。
江戸時代から続いている神田祭に比べると歴史は浅いですが、盛り上がりは神田祭にも負けず、毎年多くの人が神田明神納涼祭に訪れます。
神田明神の参拝時間とアクセス
神田明神には参拝者用の駐車場も用意されており、電車の駅からも近いということで、アクセスも便利なところも人気な神社の理由のひとつでしょう。
車、公共機関のどちらでもアクセスしやすくなっているので、遠くから神田明神に参拝に訪れた方も安心です。
神田明神への車でのアクセス方法、公共機関でのアクセス方法などについて、駐車場情報や最寄り駅などを詳しくご紹介します。
車でのアクセス
神田明神へ車でアクセスする場合、首都高速都心環状線の「神田橋」出口、もしくは首都高速1号上野線の「上野」出口からすぐの場所に、神田明神はあります。
2つの首都高速出口のすぐ近くにあるので、神田明神は車でも道に迷いにくく、とてもアクセスがしやすくなっています。
神田明神内には参拝者用に駐車場も完備されており、神社正面の鳥居を通り、随神門右側の脇門を通ると、神社の北側に駐車場があるので、車でアクセスする方はぜひ利用しましょう。
公共の交通機関でのアクセス
神田明神へ公共機関でアクセスする場合は、電車の駅も近くにたくさんあり、バスの停留所もあるので、遠方から訪れる方も非常にアクセスがしやすいです。
神田明神へ電車でアクセスする場合、JR中央線・総武線の「御茶ノ水駅」の聖橋口からは徒歩5分、JR京浜東北線・山手線、地下鉄日比谷線の「秋葉原」駅の電気街口からは徒歩7分の距離にあります。
東京メトロ丸ノ内線の「御茶ノ水」駅、東京メトロ千代田線の「新御茶ノ水」駅、東京メトロ銀座線「末広町」駅の聖橋口からはそれぞれ徒歩5分の距離にあります。
どの駅からも距離はほとんど変わらないので、利用しやすい路線で神田明神へアクセスしましょう。
バスを利用して神田明神へアクセスする場合、都バスの「神田明神駅」停留所を下車して徒歩1分ほどの距離にあり、バスでもアクセスがしやすくなっています。
神田明神に一度行ってみよう!
神田明神はとてもアクセスのしやすい場所にあり、ご利益の種類も多く、効果もとても高いので、パワースポットとして非常に有名です。
さらに、アニメ「ラブライブ」の聖地ということもあり、グッズもたくさんあるのでファンの方も多く訪れ、祭りなどは見ごたえもあるので、アニメを知らない人でも十分に楽しめます。ぜひ一度神田明神へ訪れて、たくさんのご利益をいただきましょう。